アンバランス

ちょっと古いカメラで遊んでみました。
ボディーはとても小さなコンパクトデジタルカメラ。
でもミラーレス一眼レフなので、レンスを交換することができます。
そこで試しに取り付けてみたのは、
従来の大型の一眼レフカメラのズームレンズ。
特別大きなレンズではありませんが、
ボディーが華奢なためなんともアンバランスです。
しかし撮影してみると、どちらもさすがは一眼レフ用。
きれいな映像が撮れました。
とはいってもこれを普段使おうか思うかといえばNO！
ボディーが軽くレンズが重いので構えにくいのです。
やはりそれぞれお似合いというものがあるようです。
さて秋は発表シーズン。
それぞれのエンバーの活動写真を撮りためていますが
どこにどんな写真が眠っているのかわかりません。
忙しくなる前に使える写真を整理しなければなりません。

Storytellerのすすめ

各科には学科を代表するプロジェクトがあるものです。
これは南部太ねぎの栽培研究。
失われつつある在来種の復活と継承に挑む取り組みは
生物生産科はもちろん近年の名農を代表する優れた活動です。
FLORAはよく農業クラブのプロジェクトに取り組む際、
まず現状の課題の確認とアイデアが成功した際の予想される結果を考えます。
つまりまだ始まってもいないのに、
このアイデアを採用するときっとこうなるはずだという
ハッピーエンドのストーリーを想像するのです。
そしてみんながハッピーで終わるには何を調べ
どのように時間列を組み立てると、
よりドラマティックに展開できるかを考えたものです。
なぜなら農業クラブでは研究というよりは
プロジェクト活動というように生徒の活動に重きを置くから。
したがってどのように失敗して、どのように乗り越えていったかなど
心情も描かないと評価されないからです。
だからこそ絶滅寸前の伝統野菜を発掘して
地域の皆さんとともに復活させているサクセスストーリーは心を打つのです。
半年後、2年生たちは来年の農業クラブ県大会出場をかけて
校内大会に臨むことになります。活動が一段落する晩秋から冬。
storytellerになり切ってデータを机上に並べて、
心を打つ配列を組み立ててみてはいかがでしょうか。

TEAM FLORA PHOTONICS 復活か

ハクサイ栽培を始めた2年生。
今回はちょっと工夫をしています。
それがLED。彼らにとっては新鮮ですが
大先輩であるTEAM FLORA PHOTONICSにとってはいつもの風景。
とにかく植物を見つけてきては、青や赤のLEDを照射しては
その変化を楽しんでいたからです。
PHOTONICSとは光工学の意味。
結成時のロゴの「I」の文字は発光ダイオードの形でした。
さて彼はハクサイに照射していますが、
大きくなることだけを期待しているわけではありません。
植物体のある成分量を減らすのが目的です。
理屈だと減少するはずですが、相手だって生き物。
うまくこちらの期待に応えてくれるとは限りません。
実はそこが植物研究の面白いところなのです。
ところで彼が測定しているのは光量子量。
光の明るさですが、一般的なルックスではありません。
同じ光でも植物が光合成のために吸収する波長は決まっています。
彼は植物が使える光量を測定しているのです。
探すとすぐ光量子計が出てくるあたり、
PHOTONICSが今も生きていることがわかります。

修了検定

久しぶりに大型水耕栽培温室に登場したFLORA HUNTERSの3年生。
おなじみのミスト装置の前で何やら作業しています。
実は現在、FLORAでは秋のFLORAダービーを兼ねて
ミスト栽培腕試し大会を始めたのです。
まず1人に1台、４株植えのミスト装置を貸し出します。
栽培できるのはレタス、サンチュ、ホウレンソウ 。
それぞれ栽培の難易度が違うので、うまく栽培できた際にもらえるポイントも
野菜によって異なります。一発逆転をハイリスクな野菜を選ぶのか
それとも安定を図るのかは、プレーヤーの考え方次第。
これの自由度が楽しいのです。条件はミストで育てることだけ。
噴霧回数、装置のセッティングも自分でアレンジすることができます。
黙ってみていましたが、残暑を気にしてかミスト装置の位置を
基準より少し高めにするメンバーもいれば
万が一ミスト装置が故障して止まってもいいように
なんとミスト２台というツインエンジンを搭載した男子もいました。
これはFLORAのミスト栽培修了検定。
自分の力とアイデアで栽培できたらもう一人前です。

祝80周年

学校の玄関前にずらりと並んだのはネットメロン。
「祝80周年」と描かれています。
とはいっても絵の具で書いたものではなく
メロン自体の生み出す網目模様で描いたものです。
メロンは大きくなる途中に果実にひび割れが生じます。
それをカサブタで埋めるかのようにネットができるので
この時期に消毒した針などで突きながら文字を書くと
このようにネットができ文字として浮かび上がらせることができます。
昔、農家がお客様から注文を受けて
希望の文字や図柄のネットメロンを販売するサービスをしていましたが
やはりかなり高額だったのを覚えています。
玄関に飾るだけあってなかなかの出来。
しかし期間限定なので、来校された際はぜひご覧ください。
さて80周年の式典は11月16日（土）。
FLORAはこの日、祝賀会でストックホルムの報告を行う予定です。
どのようなストーリーで発表しようかまだ決めていませんが
オールメンバーで登壇できたらと考えています。