花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

粉末天然界面活性剤

2024年09月15日 | 研究
これは2年生の研究。
ムクロジなど天然サポニンを含む植物で
農薬を泡にして散布するプロジェクトです。
1学期、飛散しにくいこと、使用する農薬が減ることなどを
確認し、実際に除草剤で薬効が変わらないことも証明しています。
特に除草剤は株全体を泡で覆わなくても、
葉面から吸収された薬品で全体を枯らすことができるので
とても便利でした。農薬を泡にする発想は、昔アメリカのメーカーが発案し
日本でも研究会が発足したそうです。確かに昔の資料はありますが
近年の研究は見つかりません。
どの資料を見ても泡にするのは起泡剤という化学合成した界面活性剤が必要。
2019年にBubble Boysが考案したのも機能性展着剤が必要不可欠でした。
その昔、界面活性剤による環境汚染が問題になりましたが、
それらが原因で、頓挫してしまっているのかもしれません。
その点、2年生は天然物で泡にするもの。安全です。
さてこの試験管、一度泡にするために使ったムクロジの果皮と
サイカチの鞘を乾燥させ、粉にしたものに水を加えもの。
このようにまた泡になります。泡になる植物は世界中にあります。
またこのように粉末にすると世界中どこでも使えるようになります。
FLORA2年生のたった1人の女子が取り組むプロジェクトです。
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反省文

2024年09月15日 | 環境システム科
これは先週のFLORA HUNTERS。
果樹や秋野菜を研究している名農生はこれからが本番。
収穫の秋を迎えますが、FLORAはご覧のとおり机に向かっています。
実はFLORAは、国際大会に出場した年は報告書を作成してきました。
本の中には研究論文はもちろん、彼らの感想が詰め込まれます。
国際大会で感じたこと、国際大会に代表を送り出すため
春からサポートしてきたことなど体験者じゃないと書けません。
今年、11月に名農80周年の式典があるので
なんとかそれに間に合わせようと執筆を始めたというわけです。
先生方には冗談で、今FLORAは反省文を書いていると伝えていたので
何かやらかしたのではないかと思っているのか、誰もやってきません。
それをいいことにストックホルムのお土産である
バイキングの帽子をかぶっては、みんなで写真も撮っていました。
ところがこんな時に限って突然、ドアが開きました。
なんと地元中学生が学校見学に来たとのこと。
「え!」と思いましたが、もう遅い。
中学生がドアの前に立っているではありませんか。
変な帽子を被って写真を撮っているFLORAを見て
かなり危ない集団と感じたかもしれません。反省文もんです。
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