あったかいんだから

全国募集を行っている名久井農業高校。
嬉しいことにたくさんの方が、静かな里山での暮らしに
興味を持っていただき、問い合わせや訪問が続いています。
ただ確かに静かな里山は癒されますが、都会に比べると交通網は見劣りします。
でも嬉しいことに南部町には地元の青い森鉄道の駅が数カ所あります。
また学校の最寄り駅から新幹線がとまる八戸駅まではわずか12分。
つまり東京まで続く大動脈にあっという間につながる距離にあるのです。
さらにチェリバスという南部町を走るピンクの里バスもあります。
この行き先をご覧ください。名久井農業高校の正門前にとまります。
驚くことに名農生ならバスは無料。このあたたかなご支援。びっくりしませんか。
このように地域をあげて名農を応援してくれているのです。
目の前に見えるのは優しい姿の名久井岳と馬淵川に包まれたのどかなフルーツの里ですが
振り向くと新幹線。東京まで3時間というこの適度な田舎具合が最高なんだ。
昔、FLORAの誰かが話していたのを思い出しました。
「百聞は一見にしかず」。現在、秋祭り真っ最中の名農ですが
今日もオープンスクール。県外から中学生が来校されます。

撤収か

春からお世話になってきた名農が誇る大型水耕温室。
しかし7月中旬から忙しくなり、長い間栽培を休止していました。
今はもう9月。国際大会も終わったので、片付けてもいい頃です。
そんな温室に集まったのは３年生のFLORA。
何やら栽培装置を抱えては外に出て行きます。
しかし撤収するわけではありません。
FLORAはもう一度だけ栽培しようとしているのです。
作物は定番のレタス。それに焼肉でお馴染みのサンチュです。
これから秋に向かうので冷涼な気候を好むこれらの葉菜類には
居心地がいいと思ったからです。また初めてのホウレンソウも考えています。
2〜3年生に1人4株植えの装置を1台貸し出し、
レタス、サンチュ、ホウレンソウの中から４株植えてもらいますが
もう実験ではないので、調査もありません。
そこでこれもFLORAダービーにしたいと思うのですが、何で競えばいいのでしょう。
いろいろ考えられますが、やはり売り上げ額。
円/gを事前に決めておくなど方法の詳細は未定ですが
これが一番ファイトするのではないでしょうか。
植え付けは9月中旬から下旬。戦いの秋が始まります。