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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

もったいない

2022年11月10日 | 研究
11月に入ってさまざまなコンクールの結果が入ってきました。
まず直近なのは、エコ関係のコンクールの決勝大会。
なんと今週13日の日曜日に東京で開催されるため、
国際大会で頑張ったメンバー2名が日帰りで参加してきます。
また23日には、フローラお馴染みの科学技術アイデアコンテスト。
嬉しいことに今年も全国から寄せられた100件以上のアイデアの中の
上位9つに選ばれ、決勝審査に臨みます。
いつもなら秋の京都に行けたのですが、2年連続コロナでオンライン。残念です。
また来月は、上旬に仙台で開催される環境関係の大会の表彰式に全員で参加。
この3つの大会は、いずれも発表が伴うものです。
したがって今フローラでは、パワーポイントの製作に日々追われています。
嬉しいことか、悲しいことか発表する研究は、みんな異なるテーマ。
そのため作ったパワーポイントは、1回きりの使い捨てです。
使うのはお金でなく、頭と時間なので
なくなることはありませんが、何だかもったいないですね。
11月以降に開催される大会の予選結果はまだわかりませんが
これからも嬉しい情報が入ってくると期待しています。
コンテストはフローラにとって年末ジャンボ。
当たれ!宝くじ。


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間違ってませんか

2022年11月10日 | 環境システム科
草花温室に行くと目に入ってくるのがこの価格表。
名農祭のために作ったものだと思いますが
シクラメンやハボタンなどの価格がついています。
目を疑うのがシクラメンの価格。3桁です。
インターネットで調べるとわかりますが
4桁の価格設定が当たり前です。
さらに小型のシクラメンなどは500円で2鉢買えて、さらにお釣りがきます。
品質が良いので人気の名農の草花ですが、価格もかなり魅力的です。
この価格を知っている卒業生は、
職場に飾りたいとよく温室にいらっしゃいます。
なぜ名農の農産物や草花は、こんなに手頃な価格になるかといえば
市場価格に設定しているから。
特別に安価にしているのではないのです。
市場では卸売業者がこの価格で競り落とし、利益をつけて小売店へ販売。
小売店はこれにさらに利益をつけて価格を再設定するため
消費者に渡る時には4桁になってしまうのです。
工業製品と違い、自分で価格設定をできない農産物。
しかし農業高校がこのようにお求めやすい価格で販売できるのは
道の駅や産直センターと同じで中間に業者が入らないからなのです。
生産だけではなく自ら売る攻めの農業経営が求められている現在、
名農は将来の経営者にお手本を見せているのです。
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この木なんの木

2022年11月09日 | 学校
昭和60年、緑化推進運動で内閣総理大臣賞を受賞した名農。
昭和43年に川端から現在の高台に移転してから行ってきた
環境緑化活動が認められたものです。
先輩方が20年以上かけて植栽した樹木のおかげでキャンパスは小さな森。
今でこそ見なくなりましたが、昔は職員室の窓から
遊びに来たリスを見ることもできました。
晩秋の今、さまざまな木々が紅葉しはじめていますが
正門から坂道を登ってきて最初に目に入るのがこの大きな樹木。
少し赤くなっています。さてこの樹は何でしょう。
名前はメタセコイア。生きた化石といわれる大樹です。
1930年代、常緑樹のセコイヤに似た樹木の化石が日本で発見されます。
それが2300万年から260万年ぐらいまでの新生代の層からで、
セコイヤとはちょっと違うということで「変わった」という意味の
メタをつけてメタセコイヤと名付けられました。
その化石でしか存在しかなかった樹木が、
なんと1940年代に中国で自生しているところを発見されます。
この不思議な話がブームとなり世界中で栽培されるようになったといいます。
大先輩たちが贈ったプレゼントは今もなお
赤いシンボルツリーとして、晩秋の名農を見守っています。
なおメタセコイヤの花言葉は「平和」。
混乱の1年だった今年にぴったりのメッセージです。
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お久しぶりです

2022年11月09日 | 研究
先日、新聞社から取材を受けました。
なぜなら、この新聞社主催の科学コンテストの
県審査で塩害抑制研究が最優秀を受賞したからです。
すると新聞記者さんがメンバーを見てびっくりしています。
実は今年の2月、ある大会でフローラハンターが
環境大臣賞を受賞した際に、取材でやってきた記者さんだったのです。
こちらはあまり覚えていなかったのですが
取材した記者さんとメンバーはお互い覚えていたようで
和やかに取材が進んでいました。
聞き耳を立ててみると、国際大会で活躍した二人が
なんだか饒舌に語っています。
ひと夏、一生懸命取り組んだものが
今もしっかり記憶されているようで、頼もしい限りです。
最後はメンバー全員で記念写真。
これも以前、記者さんがきた時と同じ光景です。
さて三和土チームも赤土流出抑制研究でエントリーしていましたが
お話ではこちらは優秀賞。どうやらワンツーフィニッシュのようです。
この取材記事は明日10日、青森県の読売新聞に掲載される予定です。
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温室はお花畑

2022年11月08日 | 環境システム科
環境システム科の草花温室です。
今年もたくさんの皆さんが名農祭でシクラメンを買い求められました。
人気なのは価格はもちろんですが、品質の良さ。
小さな苗から丈夫に育てて皆さんに提供しています。
よく見ると白や赤の他に、ピンクやバイカラーのものなどいろいろあります。
また花弁もフリル状になったものから、フリンジの入ったものなどさまざま。
目移りして花を選ぶのに困ってしまいますが、それも楽しいこと。
皆さん、じっくり品定めして購入されたようです。
名農祭はもう終わりましたが、音質にはずいぶんあるので、
まだ販売してくれるかもしれません。
気になる方は問い合わせしてみてください。
さて閉科した園芸科学科から草花部門を引き継いだ環境システム科。
今まで溶接や電気工事士の資格を取得できる工業というイメージがありましたが
草花を担当したことから国家試験のフラワー装飾技能士を取得する人も増えてきました。
きっとこれからどんどん女子も学ぶようになるはずです。
名農祭が終わると温室でも主役交代が始まります。
今度の主役はサイネリア。卒業式のステージを飾る花です。
外は寒いのですが温室内は春。
機会があったらぜひ覗きに来てみてください。
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