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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

今年の冬は

2022年11月08日 | 学校
とうとう立冬も過ぎました。
これは朝のグラウンド。霜が降りて真っ白です。
朝陽に輝いてきれいなのですが、この時の気温は4℃。
キリッと身が引き締まります。
調べてみると今年の青森の初霜は10月26日。
これは昨年に比べてなんと22日も早く
平年に比べても6日も早い降霜だったようです。
長期予報ではラニーニャ現象はこの冬も続くと告げています。
ラニーニャになると冬型の気圧配置が強まるので
東日本は気温が低くなりやすいといいます。
霜が降りるのが早かったように今年は冬が早く訪れるようなので
スタッドレスタイヤに早く履き替えたいと思います。
するとまたいつもの鳴き声。
見上げると10数羽のハクチョウの編隊が
低空飛行で頭上を通り過ぎました。
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予定通りいった試しがない

2022年11月07日 | 研究
さて今日は11月7日。2週間ぶりの課題研究です。
名農祭や収穫感謝祭で長らくお休みしているうちに
もう11月も初旬を過ぎてしまいました。
予定では今日は馴化温室の掃除。
なぜなら青森県の平均的な降霜は11月8日。
もたもたしたら凍えながらの掃除になるからです。
ところがです。計画は思い通りにいった試しはありません。
またまた新聞社の取材に緊急対応しなければならなくなったのです。
それはこの新聞社主催の科学の甲子園と呼ばれるコンテストの
青森県審査で最優秀を受賞したから。
FLORA HUNTERSは昨年に続く2連覇です。
しかし新聞社は記事にするのを急いでいるようで、
どうしても今日じゃないと間に合わないとのこと。
コンテストの主催者だからこちらは断るなんでできません。
そんなことで今日の課題研究は急遽取材対応となります。
次回はすでに別の予定が入っています。
いったいいつ掃除できるでしょう。焦ってきました。
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儲かりまっか

2022年11月07日 | 環境システム科
ここにあるのはお財布。なんと4つもあります。
中には小銭だらけですが、ちゃんとお金が入っています。
これは環境システム科2年が生産販売したハツカダイコンの売り上げ。
4つのグループに分かれているので、お財布も4つあるのです。
本当は各人にお金の管理をして欲しいのですが
学校内で紛失しても困るので、管理だけはこちらで行っています。
今はどうかわかりませんが、商業高校ではお金のやりとりを学ぶ際、
お金も商品もないので紙に描いた擬似商品、擬似貨幣を使っていました。
しかし農業高校には自ら栽培した商品があります。
また栽培した青果物は、大昔から校内などで販売してきました。
そんな文化があるので、農業高校のビジネス学習は
本物の商品とお金を使えるのです。
この売上金から生産原価である種子代や
販売費及び一般管理費である袋代などが引かれます。
果たして固定費は、変動費はどれぐらいでしょう。
教科書ではピンとこない経営の学習ですが
具体的に自分の数値を用いると、驚くほど理解できます。
もちろん経営の改善点も見えてきます。
検定も終わったので、じっくり分析してみましょう。
儲かりまっか?ボチボチでんな。
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発泡煉石

2022年11月06日 | 環境システム科
環境システム科の温室で不思議なものを見つけました。
それがこれ。プランターから野菜のようなものが芽を出しています。
プランターの周囲にはパイプがあり、そこからかん水しているようです。
これは自作の水耕栽培装置。さすがは環境システム科。
こんな装置は朝飯前に作ってしまいます。
面白いのがプランターの中に入っているのは土ではなく
ハイドロボール。日本語では発泡煉石といいます。
レンガで出来た丸い中空の粒状の園芸資材で、知っている人も多いはずです。
かつて発泡煉石でキノコを栽培したことがあります。
キノコは土やオガクズが必要不可欠なイメージがありますが
意外とそうでもありません。オガクズがわりに
フスマなどの栄養分を添加したら、あとは菌糸が伸長できればいいのです。
発泡煉石ではエリンギやタモギタケ、ナメコを栽培しましたが
問題なく成長しました。栽培後は洗浄、殺菌すると再利用可能。
樹木の伐採やオガクズの廃棄問題に貢献できるアイデアとして
これまた高く評価をいただいたものです。
さてこのプランター。もう11月なのに無加温で大丈夫なのでしょうか。
またこんなに水をかけて根腐れなど起きないのでしょうか。
ちょっと心配です。
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リンゴの唄

2022年11月06日 | 学校
今、フルーツの里「南部町」では晩生種のリンゴ収穫が始まっています。
先日、沖縄にプレゼントしたのは、紅玉やシナノスウィート、ジョナゴールドなどの中生種。
いずれも知名度の高い品種です。
しかし青森では「大きなねぶたは後から出てくる」というように
これから出てくる晩生種はもっと有名。ふじ、王林、シナノゴールドなど
現在の日本リンゴの代表となるものばかりです。
晩生種は収穫時期に雪がちらつく中の作業というイメージがありますが
最近は温暖化の影響か初雪が降るのも遅くなっています。
今年の冬は早いという天気予報がありましたが、果たしてどうなることでしょう。
文化祭も終わり、おそらく名農でも収穫作業が急ピッチで進んでいるはずです。
さて可愛らしいリンゴはいろいろな歌になっていますが
中でも年配の方が口ずさむのがズバリ「リンゴの唄」。
1945年、戦後第1作目の映画「そよかぜ」の主題歌なのでリアルタイムには知りませんが、
「赤いリンゴに唇よせて〜」で始まる歌は知っています。
この歌の歌詞を作ったのがサトウハチロー氏。
ご存知、名久井農業高校の校歌の歌詞も作ってくださった日本代表する詩人です。
「小さな秋みつけた」「うれしいひなまつり」などの童謡で有名ですが
同じサトウハチロー氏の歌詞に加藤和彦氏が曲をつけると
「悲しくてやりきれない」というフォーククルセダースのヒット曲になります。
3年間、コロナにより声を出して校歌を歌えない今の3年生。
将来、同窓会を行ったら歌えるのでしょうか。
卒業式まで4ヶ月。最後は素敵な校歌を自分の声で歌って欲しいものです。
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