今朝の「とくダネ!」のオープニングトークで小倉智昭が、昨日先頭打者本塁打のプロ野球記録を塗り替えたジャイアンツの高橋由伸1番起用への疑問を喋っていた。スポーツファンとして知られ、特に筋金入りの西武ファンの小倉にしてこういう意見が出ることに複雑な思いがした。
今シーズンの高橋は打率.330で打撃成績4位、本塁打23本はセ・リーグ2番目と絶好調だ。特に長打率.621はトップの成績を誇る。一方で盗塁数はわずかに1個。特別足が遅いわけではないが、走塁技術などは1番バッターとしては見劣りするのも事実だ。
昨日の勝利で久しぶりに首位の座を奪還したジャイアンツ好調の主要な要因に私は高橋一番を挙げる。確かにこれだけ好調な高橋の前にランナーを貯めたいという考えも理解できる。しかし、これはランナーが少ない状況が多いがゆえに達成できた数字とも見ることができる。
更に言えば、日本流の打順の考え方の固定観念に捉われすぎていることがここから窺える。古くはそうでもなかったがV9達成以後比較的その時の打順の役割がベストなものとして定着してしまった。よく言われることだが、メジャーでは最もいいバッターを3番に据えることが多い。日本でもアメリカ人の監督は最も信頼できるバッターを3番に置く。4番をありがたがるのは迷信のようなものだ。
もちろん日本人の監督にも打順を固定観念で見ない人はいる。仰木監督はその代表だった。打順は現在いる野手の組み合わせから生まれるものだ。それ以上でも以下でもない。掛布、バース、岡田のクリーンナップを揃えたタイガースで1番に真弓を置いたように、クリーンナップを打てる選手の多い今のジャイアンツで高橋1番は非常に理に適っている。
セオリーとはある局面における最善の策の事だ。まず前提となる状況判断があり、それを踏まえて初めてセオリーが語られなければならない。1番打者がどうあるべきかではなく、特定の打線の中での1番の役割は何かが意味のある問いかけとなる。
基本的にアンチジャイアンツだが、高橋1番起用だけは原監督を全面的に支持している。むしろ、この打順が代わることがジャイアンツ低迷のきっかけになるだろうと予測している。
今シーズンの高橋は打率.330で打撃成績4位、本塁打23本はセ・リーグ2番目と絶好調だ。特に長打率.621はトップの成績を誇る。一方で盗塁数はわずかに1個。特別足が遅いわけではないが、走塁技術などは1番バッターとしては見劣りするのも事実だ。
昨日の勝利で久しぶりに首位の座を奪還したジャイアンツ好調の主要な要因に私は高橋一番を挙げる。確かにこれだけ好調な高橋の前にランナーを貯めたいという考えも理解できる。しかし、これはランナーが少ない状況が多いがゆえに達成できた数字とも見ることができる。
更に言えば、日本流の打順の考え方の固定観念に捉われすぎていることがここから窺える。古くはそうでもなかったがV9達成以後比較的その時の打順の役割がベストなものとして定着してしまった。よく言われることだが、メジャーでは最もいいバッターを3番に据えることが多い。日本でもアメリカ人の監督は最も信頼できるバッターを3番に置く。4番をありがたがるのは迷信のようなものだ。
もちろん日本人の監督にも打順を固定観念で見ない人はいる。仰木監督はその代表だった。打順は現在いる野手の組み合わせから生まれるものだ。それ以上でも以下でもない。掛布、バース、岡田のクリーンナップを揃えたタイガースで1番に真弓を置いたように、クリーンナップを打てる選手の多い今のジャイアンツで高橋1番は非常に理に適っている。
セオリーとはある局面における最善の策の事だ。まず前提となる状況判断があり、それを踏まえて初めてセオリーが語られなければならない。1番打者がどうあるべきかではなく、特定の打線の中での1番の役割は何かが意味のある問いかけとなる。
基本的にアンチジャイアンツだが、高橋1番起用だけは原監督を全面的に支持している。むしろ、この打順が代わることがジャイアンツ低迷のきっかけになるだろうと予測している。