奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

マクロ20倍

2007年11月30日 19時13分33秒 | FF11
先のバージョンアップで一気に20倍と化したマクロ。これまでは非常に苦労してやりくりしてきたのだけれど、いきなり20倍ということで戸惑いもあった。
20のBookでジョブの数も20。自然な成り行きで、一つのBookに一つのジョブが妥当だろう。もちろんジョブごとに必要な量は異なるので、一つのジョブでも一杯になるものもあれば、スカスカな所も出てくる。それでも分かりやすさを優先してこの方式とした。

いきなりマクロを開いても整理が覚束ないため、まずはEXCELを使って表を作る。今回、Bookにはタイトルを入れられるようになったが、更に直感的に分かりやすくするためにはSetにも名前を入れたいところだ。そこで便宜的にEXCELの表に、Setごとの目的を記した。
まず全ジョブに移動用を1セット用意した。インスニなどこれまで手動だったが一括してマクロに変更。ジョブレベル的にサポでまだインスニが使えなくても、一応揃えておく。また、2時間アビもこのセット(各BookのSet10)のCtrl+10に揃える。各ジョブごとに使用頻度も異なるので、使ううちに通常のセットに組み込むこともありそうだけれど。

次に基本となるSetを考える。ここでポイントとなったのがサポジョブ。どうせ枠はたくさんあるのだから、サポごとにしよう、と。例えば赤の場合、サポ黒、白、暗、忍で、それぞれ二つのセットを用意した。メインとなる片方のセットはどのサポでも大差はない。もう一方のセットはサポの特徴を発揮できるようにした。
今回、「/macro」コマンドが追加され、Setの移動をマクロで行えるようになった。だから、メインを一つに統一し、サポ部分をこのマクロで移動させる手も大いにある。赤のサポに青や学者などもっといろいろと組み込むのであれば、その手がいいと思う。ただ、現時点ではそこまで多様なサポを使う機会も少なそうだし、またスタンや精霊の印、空蝉などを使うのに一々飛ぶ必要があるのはちょっと不便そうだ。もちろんサポを変えるごとに組み替えたりする手もあるが、それだとマクロが増えた利点を生かせてない気もする。

各ジョブにソロ用のSetを作ることも考えていたが、赤の場合はサポ忍のSetに組み込んだ。他のジョブでも特にソロ用が必要なものは意外と少ないと感じるようになった。
ソロで戦闘する際にそれ用のマクロが欲しいジョブが少ないといったところか。これもまた今後の課題だけれど。

魔法を使うジョブはこれまでは無理に1つのSetで済ませていたが、やはり2つは欲しい感じだ。更に、黒や召喚は、サポもあまりバラエティがないため、サポで分けずに魔法をマクロに詰め込んでみた。特に召喚士では神獣の召喚マクロに「/macro」を組み込んで、それぞれの召喚獣ごとにSetを使う形にした(戻る時も「/macro」を使えるので便利)。さすがに1召喚獣に1Setとはいかないが、マクロをふんだんに使えると何だか楽しそうに思えてくるから不思議だ。

一方、前衛系は思ったほど必要なマクロがなく、一つのサポに一つのSetで事足りる印象だ。もちろん小まめな着替えをするのならもっと必要なのだろうが。これなら、複数のジョブを一つのBookに押し込んでもいいな、と思ったが、とりあえずは初期の方針を貫くことにした。

新ジョブの踊り子や学者はもう少しレベルを上げてから考えることとする。学者はサポで有用そうだけど、これも現時点では見送り。まあ実際に使うようになってからでいいし。一方、既存ジョブの場合は低レベルでも将来使えるアビリティなどを組み込んであったりする。まだ上げていないジョブは前衛が多く、魔法を使うジョブが少ないというのも背景にある。使えないアビリティを組み込んだところで場所を取らないからだ。
その最大の例外と言えるのが青魔道士で、これは現在思案中。サポもいろいろ使うので、どういう形に収めていくのがいいか。レベルや状況によってセットする青魔法も違ってくるし。

昨夜はその考えたマクロを実際に登録する作業を行ったが、思いのほか時間が掛かった。これまでの「切り取り」→「ペースト」から「コピー」→「ペースト」に変わったり、行単位、マクロ単位だけでなく、Book単位やSet単位でのコピーが可能になったにもかかわらず、である。最終的には実際に使いながら試行錯誤して微調整を行うことになるが、登録する作業においても、使いやすさや細かな修正を行ったし、またジョブによっては「/recast」コマンドを組み込む必要があったりと手間が掛かった。
ようやく全体の半分ほど、主によく利用するジョブの分を終わらせた時にはすでに深夜だった。

残り半分ほど。
12月になれば倉庫を復活させ、パンパンになっている鞄に余裕ができる。それまではあまり目立った活動もできそうにないので、さっさとマクロの登録を終わらせてしまいたいところだ。まあ12月って明日だけどね(笑。


『アルタナの神兵』インプレッション

2007年11月23日 19時46分25秒 | FF11
過去の新規ディスクと比較して盛り上がりに欠けるように感じられるのは何故だろう。
昨日も書いたように、その一因がリトライ祭りにあることは否めない。LSメンバーのうち登録に成功した者が半数にも満たない状況では盛り上がりようがないというのも真実だ。しかし、これはアトルガンでも同様だった。そのアトルガンはリトライ祭りがあったにもかかわらず、恐らく過去の追加ディスクのうちで最も成功した拡張だった。

ジラートは、初の拡張ディスクということで、否が応にも盛り上がった。新ジョブの追加が目立ったが、同時に三国ミッションの追加やレベルキャップの開放も行われ、やりたいことが一気にたくさんできた。それもあってジラートミッションへの関心がかなり後回しにされるほどだった。
プロマシアでは、全く逆の展開となる。新ジョブもなく、新規エリアもわずか。劇的な変化に乏しい中、極めて難易度の高いプロマシアミッションにプレイヤーの関心が集中した。多数の批判も寄せられたが、あの苛酷なプロミヴォンは今となってはいい思い出と言えよう。始めからある程度のミッションの量が用意されていたことも良かった。
アトルガンは、リトライ祭りという大きなトラブルが発生した。結果的にはアトルガンへ向かうプレイヤーがある程度分散されることとなり、良かった面もあったが、リトライに明け暮れた人々にとってはなんの慰めにもならないだろう。だが、そんなマイナスを払拭するだけの魅力がこの追加ディスクにはあった。新ジョブの追加、新規ミッションはもちろんのこと、ビシージとアサルトはこれまでにない新しいコンテンツとして盛り上がった。ビシージはその後何度も何度も修正され、ようやく完成形に近づいたと思う。アサルトも数多くの新たなものが追加され、その評価が分かれる部分もあるものの、新装備などで興味を惹きつつ、手軽に楽しめるコンテンツとして成功したのは事実だ。

そして、アルタナ。
もちろん踊り子と学者という新ジョブについてはこれまで同様多くのプレイヤーを惹きつけている。問題はそれ以外にある。
これまでプレイヤーの拠点はジュノにあった。アトルガン発売により、それが白門へと変化した。今回追加された街は過去の三国であり、分散されている点や機能の面で拠点としては見劣りがする。三国から過去の三国への移動はさほど手間のかかるものではないが、過去の三国に行くメリットが乏しいのは事実である。
鍵となる新コンテンツのカンパニエは、魅力的となる可能性を秘めているのは確かに事実だが、現状では何から手をつけていいか見えてこない。現在ヴァナには数多くのコンテンツがあるが、カンパニエを行う楽しみが伝わってこない。最初のきっかけとなるであろう報酬が物足りないし、複雑なシステムが面倒そうに感じられるのもマイナスだ。アトルガンで傭兵になればロッカーが使えるようになったが、アルタナで傭兵になってもカンパニエに参加できるくらいしかメリットがない。戦績消費で移動面のサービスなどは使えるようになるが、それでも白門拠点ではあまりメリットに感じられない。
少なくとも現時点では、過去の世界を手間暇かけてまで駆けずり回るメリットに乏しく、新規エリアも今までにないような目新しさを感じない点では魅力に欠ける。カンパニエに参加したいとプレイヤーに思わせるものを早急に生み出さないと、あっという間に過疎化しそうな状況だ。
アトルガンによって狩場までの移動が格段に楽になり、レベル上げも容易になった。アルタナの世界が新たな狩場となるかどうかも現時点では否定的と言わざるを得ない。移動の手間一つ取ってみても、わざわざ新エリアに足を伸ばそうとは思わないだろう。
カンパニエは可能性としては面白くなりそうなものがあると思っている。それだけに、もう少しどうにかできなかったのかとの思いが募る。徐々に変えていくことができるのはオンラインゲームのメリットではあるが、だからといって未完成で実装させていいというわけではあるまい。リトライ祭りが再燃したことも含め、今回のディスクの正直な感想は、準備不足の一語に尽きる。最近開発や運営で比較的いい流れがあっただけに非常に残念に思ってしまう。


『アルタナの神兵』冒険記

2007年11月22日 21時49分11秒 | FF11
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発売日:2007-11-22
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のんびりとインしようと思ったら、いきなりのバージョンアップでファイルチェックはなんと17000オーバーという状況に唖然。先日のバージョンアップでも残り時間8時間とか表示されたこともあり、どれだけ掛かるかかなりやきもきした。実際は1時間と少しで終了。
いよいよイン。最初の目標は踊り子の獲得。ジュノでクエストのオファーを受け、サンドに行ってジュノに戻る。あとは過去のジャグナーへ行くのみ。ネットの情報も見ながら、バタリアから過去へ飛ぶ。

出たのは過去のソロムグ。雰囲気が違う。地図はそのまま使えるようなので、かなり楽。とりあえずバタリアへ向かうこととする。
カブトやトカゲは練習以下で、現在のソロムグと変わらない感じ。しかし、途中ゴブの集団を見かけ、それらは楽~丁度といったところ。その後ロランを横切りバタリアへ。南の古墳入り口で、地図クエのオファーを受け古墳に入る。しかし、3ヶ所のうち2ヶ所しか見つけられず、先にジャグナーへ向かうことにした。
ネットの情報で、ブンカール浦を抜ける必要があるような情報を見かけたので、目的地の湖ではなくそちらを目指した。ブンカール浦はマップのないエリアで非常に広大。雰囲気はミザレオ海岸に近く、細い通路でつながっている感じだ。そんな中、ピクシーを発見。丁度くらいの強さだったが、手は出さない。つか、手は出しづらい(笑。アトルガンのように見破りがあるモンスターなども見当たらず、迷いながらも先へと進み、ようやくジャグナーに戻った。そこから湖を目指すが、タゲる場所には塀が邪魔で行けないことが分かった。湖の周囲を歩いて、ランペールの墓方向へ出ると、ロンフォールに出ることが出来た。再び戻って、櫓を落ちてようやく目的の場所にたどり着いた。だいじなものを得て、デジョンでジュノへ。こうして新ジョブ踊り子をゲットした。
もう一つの学者は必要なアイテムがまだ高騰していて落ち着いてからでいいかと見送り。

次の目標はウィンへ行って傭兵となること。ところが、バタリアから再び過去へ行こうとしたら行けない。調べると、ワープは過去から使えば現代からも利用できるようになるらしい。ちょうど移送の幻灯のようだ。そして、過去からのワープを開けていない場合、最初に飛ばされたところのみ開通していることとなる。私の場合はソロムグだ。ここは要塞を抜けた先にワープがある。LSではまだアルタナの登録に成功する者がおらず、人数も少なくて手を借りれない状況。とりあえず同じような人もいるだろうと予測してソロで移動。実際、ほとんど待ち時間なく便乗で抜けることが出来た。
今度の向かう先はウィン。まずメリファトから。ラフレシアを発見。意外と小さい。ここのワープを探したけれどなぜか見つけられず。仕方なくタロンギに抜ける道をたどるが、その先は行き止まり。カルゴナルゴ城砦に行くも最初のところはすぐに行き止まりだった。ようやく城砦の内部に侵入し一路南を目指す。ここもかなり広かった。そして、ついにサルタバルタへ到着。ここでは小さくて緑色をしたカエルを発見。そして、ようやくウィンへたどり着いた。

だが、傭兵になることができない。調べてみると紹介状が必要らしい。ウィンの場合はクロウラーの巣。そこで、再び移動となる。これまでリスクを考慮し黒魔道士でいたが、移動速度の向上のために詩人にチェンジ。ところがウィン国内ではマズルカが効果なし。それでも他のエリアではマズルカが有効だったので、サルタバルタのワープを開放して、今度はロランベリーを目指す。
カルゴナルゴ城砦を順調に抜けたつもりが、行きとは違う場所に出てしまった。それがなんとソロムグ入り口近くのメリファト。かなりのショートカットができた。
ソロムグを抜けてロランへ。ここのワープも開放し、クロウラーの巣に着いた。ここで空LSのパーティと合流し、紹介状や地図クエを行った。その後、古墳の地図クエを終わらせ、バタリアのワープも開放し、要塞の地図クエまで済ませて、ウィンへと帰還した。こうして「コブラ傭兵団」の一員に晴れてなれたというわけだ。

インタビューで前回の教訓を生かすと言っていたが、今回もリトライファンタジーが発生し、人はなかなか増えない状況。発売日と解禁日をもう少しずらせばいいのにと、前回と同じ事を思ってしまう。
また、カンパニエ発生中は、NPCが消えたりするのでクエストの進行が滞る。仕方ない部分もあるのかもしれないが、これはちょっと煩わしい。
もう少しいろいろと分かってきたら、不満な点なども出てくるかと思うが、今のところはやはり未知の冒険にワクワクドキドキといった感じだ。それでも、みんなが楽しめない環境にあるという点は残念に思う。これじゃあ素直に喜べない。次があるなら、もっと抜本的な対策を取ってもらいたいものだ。


『のだめカンタービレ』19巻

2007年11月21日 19時13分53秒 | のだめカンタービレ
のだめカンタービレ #19 (19) (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ #19 (19) (講談社コミックスキス)
価格:¥ 410(税込)
発売日:2007-11-13


このところ青春群像劇っぽくなっている『のだめカンタービレ』。特にこの19巻はのだめ&千秋に大きな変化が見られず、描かれているのは、ターニャ、ユンロン、清良らの面々。現実の厳しさや挫折といった側面がクローズアップされた巻とも言えよう。全体のバランスとして押さえておきたい部分であり、読み応えはあったが、物足りなさも残ってしまうのは致し方ないところだろう。前巻もルイやフランクが描かれたが、一方で主役二人にも大きなイベントがあった。二人の今後やのだめのピアニストとしての将来がどうなるか興味が引かれるだけに、そちらの動きがどうしても気になるだけに、もう少し進展して欲しかったのが惜しまれる。


女王の貪欲さ

2007年11月20日 21時54分23秒 | スポーツ
先日の東京国際女子マラソン。
野口みずきが素晴らしいレースで優勝した。実はこれまであまり彼女を評価していなかった。もちろん、オリンピックの金メダリストであり、現在の日本記録保持者という輝かしい実績は認める。ただどうしても、高橋尚子と比べて見劣りする印象があった。高橋の勝ちっぷりの凄さは他の日本人選手ではとうてい及ばない。そのため、どうしても低く見がちになっていた。
レースでは実力はありながらもここ一番で結果を残せないでいる渋井陽子を応援していた。しかし、またもや中盤で失速し、勝負弱さを露呈した。その後コスゲイを振り切った野口が大会新記録で優勝を果たした。

北京オリンピックの選考レースとなったこの大会だが、大阪、名古屋と比べてタイムが出にくく、また今回は残り2枠しかないということを考えれば、この大会に挑むという選択はかなり無謀な感じを持っていた。過去に高橋がそれで失敗したこともまだ記憶に新しい。11月ということで寒暖の差が激しく、前回のように寒すぎたり、今回のように暑かったりする気象条件も不利に働く。そして、最大の難所である長い上り坂の存在。一応、ここで失敗しても名古屋あたりで再挑戦が可能というメリットはあるものの、それは事実上非常に困難な道のりであり、このレベルの試合では不可能に近いとも考えられる。
そんな背景もあり、たとえ勝利しても代表選考に漏れる可能性が強いと見ていた。実際、スタートからペースは決して速くはなく、大会記録よりもかなり遅れてのラップタイムだった。このままなら渋井も野口も選択を誤ったと見なせると思ったのだが。
それを払拭する走りを野口が見せた。35kmからの5kmを17分を切るタイムで走り切った。上り坂を上り坂と感じさせないまでの走り。後半どうしたってロスタイムが出るというそれまでの常識を打ち破るような驚異的な走りに圧倒された。
このコンディションで大会新記録。内容も文句のつけようがない。これを上回ろうと思ったら世界新記録でも出さないと無理だろう。あと2レースあるものの当確と言っていい野口の走りだった。

五輪で金メダルを取り、日本新記録も出した。夏冬どちらのレースでも結果を残し、これ以上何を望むのかと端から見れば思えてしまう実績を作り上げた。そして、その後怪我に見舞われ、年齢的なものを考えてもそろそろピークは過ぎたかに見えた。だが、このパフォーマンスはそうした見方を吹き飛ばすものだった。それを支えているのは彼女の意欲だろう。どこかで満足してしまったら、もうこんな走りはできない。まだ、より高みを目指す飽くなき意欲がひしひしと画面から伝わってきた。もともとそうした面はあったが、長いレース間隔のうちに純化されたのか、この東京でそれが爆発したように思えた。

女子フィギュアのワールドグランプリシリーズ、スケートフランスで浅田真央が見せた涙もまた強い意志を感じるものだった。ショートプログラムでトップに立ちながらも、その内容に満足できずに涙した。シニアデビューしたシーズンはほとんど大きなミスもなく活躍し、グランプリファイナルを軽々と制した。だが、昨シーズンはグランプリファイナルも世界選手権もあと一歩届かずに終わってしまった。それは他の選手が優れているというよりも、彼女自身のミスによる。そして、そのミスはより高い次元へと進化するために自らに課した結果のものだ。
日々進化し、有望な若手が次々と現れる世界で、トップを守ることは容易ではない。より高いものを常に目指していなければ、あっという間に追い越されてしまうだろう。それを誰よりも自覚しているからこその涙だったのだろう。今シーズン、ショートプログラムもフリーもまだ彼女が満足する演技は出来ていない。しかし、バンクーバーまでの長い道のりを考えれば、今はそのためのステップを少しずつ確実に消化していく時期なのかもしれない。今だけでなく将来まで見据えて、高みを目指している姿が感じられた。

彼女たちだけでなく世界の最先端で戦う者たちは、そうした貪欲さなしには勝負ができないことを知っている。彼ら、彼女らの姿を見て、改めて人間の凄さが感じられ、また、それが最も端的に現れるスポーツの面白さもまた実感できる。スポーツはスポーツの中にこそその面白さがある。それが感じられる試合をもっと見たいものだ。


NFL2007 week10を終えて

2007年11月18日 22時23分11秒 | アメリカンフットボール
★AFC East

New England(9-0)

9連勝スタートと無敵を誇るペイトリオッツ。9週のコルツ戦こそ辛勝だったものの、他は相手チームを圧倒する内容で、パーフェクトシーズンの夢も膨らむ。その原動力は3人の新加入WR。特にモスのミラクルキャッチは一気にモメンタムを得ることとなっている。現状死角らしきものは見当たらない。怖いのは怪我というところか。

Buffalo(5-4)

1勝4敗から4連勝で白星先行となった。ただ5勝中3勝が低迷する同地区下位2チームから上げたもので、今後のスケジュールは決して楽ではない。エースQBであるロスマンが復帰したが、正直NFLでは通用しない印象を持っている。控えのエドワーズはパサーとしては非力だがクォーターバッキングではむしろロスマンより優れている。将来的には新たなQBが欲しいところだろう。

N.Y.Jets(1-8)

まさかここまで低迷するとは。QBペニントンに責任を押し付けているきらいがあるが、プレーコールのまずさを始め、ラッシングの欠如、守備の弱さなど問題山積でその中でペニントンはなんとかゲームをコントロールしようと無理していた感じだ。クレメンツに代えてそれが一気に改善できるとは思えないが、来期以降に向けて若いクレメンツに経験を積ませるという判断は理解できる。

Miami(0-9)

9連敗だが、なんと5試合が3点差負け。QBグリーン、RBブラウンを失ったが、それでもそこまで弱いチームとは思わない。課題の一つは采配か。リスクを背負わなければ、試合を制するのは難しい。勝負弱さの克服にはHCキャメロンの決断が必要だろう。

★AFC North

Pittsburgh(7-2)

ブラウンズ戦で15点差をひっくり返し、頭一つ抜け出したスティーラーズ。ビッグ・ベンが本来の調子を取り戻し、チームに勢いをつけている。残りのスケジュールも比較的楽だが、注目は14週のペイトリオッツ戦だろう。ここでモメンタムを得れば、一昨年の再現も十分あり得る。

Cleveland(5-4)

開幕戦のひどい内容を見て、辛いシーズンを予想していたが、QBアンダーソンの活躍もあって白星を先行させ、いい雰囲気で戦えている。スティーラーズ戦の敗北は惜しかったが、今後のスケジュールはかなり楽なので、プレイオフは手に届きそうな感じだ。ただ守備が期待ほど成果を上げていないのが心配の種。HCクレネルの手腕が今こそ問われている。

Baltimore(4-5)

昨シーズン改善されたかと思われた得点力不足がまたもチームを苦しめている。QBマクネアは怪我がちで安定せず、控えのQBボーラーも相変わらず。新戦力のRBマゲイヒーもブレイクするほどではない。残り7試合のうち6試合が勝率5割以上の相手と、スケジュールも非常に厳しい。即効性の改善策が見当たらないだけに守備が今以上の結果を出すしかないだろう。

Cincinnati(3-6)

期待されていたものの予想外の低迷に苦しんでいる。守備は元々弱かったが、開幕戦こそアグレッシヴな出来を見せたが、その後は壊滅状態。攻撃はRBルディ・ジョンソンの不振やサードWRヘンリーのサスペンションの影響が出て、爆発的な得点力が影を潜めた。チームとしてどのように建て直すかが今後の課題だろう。

★AFC South

Indianapolis(7-2)

7連勝後の2連敗で危機感が漂う。昨シーズンも中盤失速し、プレイオフで再加速したが、それが再現できるかどうか。残りスケジュールはそう厳しくないので、プレイオフは問題ないと思うが、それも怪我人の状況次第かもしれない。層の薄さが指摘されていたところに大量の怪我人が出たことでこの苦境に陥った。その中でどう戦うか非常に見物だ。

Jacksonville(6-3)

6勝と結果は残しているが、決して内容は褒められたものではない。二人の優秀なRBに支えられた攻撃は機能しているが、パスに不安は残る。スタッツのいいQBギャラードよりQBグレイの方が安定は感じるが。守備もパスディフェンスに課題があり、追う展開になってしまうとかなり苦しくなるだろう。プレイオフに進出するだけの地力があるかどうかは微妙に感じてしまう。

Tennessee(6-3)

得点力に課題を残すが、守備やスペシャルチームなど鍛えられたいいチームに仕上がっている。QBヤングの勝負強さもあって、プレイオフも目指せる位置にいる。ただジャガーズ同様安定感には欠けるきらいも。ラッシングゲームが安定するかどうかが今後の鍵を握るだろう。また、ヤングの負傷も怖いのだが、それでもスクランブルなしには勝利は呼び込めないかもしれない。

Houston(4-5)

連勝スタートで期待されたが、その後は失速気味。WRジョンソンの負傷が痛かった。QBシュアブの負傷の穴をQBローゼンフェルズが良く埋めている。問題は守備。開幕戦は素晴らしかったが、その後はなかり苦労している。これが改善されないとなかなか勝利は覚束ない。今後のスケジュールも決して楽ではない。今シーズンは5割を目指し、来期への足がかりとしたいところだ。

★AFC West

San Diego(5-4)

AFCの優勝候補の一角と目されながらよもやの低迷。タレントを擁しながらのこの結果は新任HCターナーの責任をまず問わねばなるまい。QBリヴァースはいいQBだがパサーとしてはそう優れているわけではない。彼をどう活かすかが重要だが未だそれができていない。また、後半の得点力不足が深刻だ。残りスケジュールも厳しいだけに、早急な対応が必要だ。

Denver(4-5)

10週目にしてようやく完勝。大敗も多く、得失点差はAFCで最悪。それでも5割近い勝率はさすがだろう。QBカトラーはまずまずの数字だが、素晴らしいプレイをする反面ポカも多い印象がある。期待のRBヘンリーは物足りない成績だろう。そして、最大の課題は守備。タレントが揃っている割に結果に結びついていない。まだまだ地区優勝を狙える位置にいるが、HCシャナハンがいかに建て直せるかにかかっているだろう。

Kansas City(4-5)

得点はNFL全体で下から数えて二番目。守備は健闘しているだけに、課題ははっきりしている。軸となるRBジョンソンが不調の上に負傷。RBホームズの復活が救いとなった。QBヒュアードは元々こんな実力だろう。ようやくQBをクロイルに交替。この若いQBの活躍にプレイオフを賭けることとなる。WRボウがブレイクしているのは明るい話題だ。

Oakland(2-7)

5連敗で今シーズンも厳しいものとなった。地区内の他のチームも低迷しているだけにチャンスもあったのだが、それを生かせそうにない。QBマッカウンもカルペッパーもピリッとせず、ラッセルの登場が待たれるところ。RBファーガスのアベレージ5.0ヤードは素晴らしい。

★NFC East

Dallas(8-1)

ペイトリオッツには敗れたものの、勝った試合の内容は良く、NFCでは最も頂点に近いチームだ。特に得点力の高さは秀逸。QBロモは押しも押されぬスターとなった。WRグレンの穴を感じさせないWR陣だが、なかでもWRオーウェンスの存在が大きい。気になるのは不必要なペナルティが目立つことだ。規律という面でHCフィリップスの統率力が問われるだろう。

N.Y.Giants(6-3)

連敗スタートの後6連勝と波に乗った。ただ相手に恵まれたのも事実だ。RBバーバーの穴が十分に埋まったとはいいがたい。ラン攻撃自体は三人の優れたRBでカバーできているし、レシーバー陣は健在だが、QBマニングが窮地に陥った時にフォローする存在としての彼は偉大だった。守備はパスラッシュがいい成果を出している。

Washington(5-4)

HCギブスの目指すラッシングゲーム主体の試合展開はできている。ただ開幕連勝後に勝ち負けを繰り返し、チームとしての勢いは得られていない。もうワンランク上のチーム力になるには、やはりQBキャンベルの成長が必要だろう。チームの窮地を救えるようなプレイができれば、勝利はついてくる。

Philadelphia(4-5)

期待されたシーズンだったがここまで苦しんでいる。強かった時期から大きくメンバーが変わったわけではないが、強さが感じられない。QBマクナブはスタッツは悪くないが、力強さに欠ける。課題はレシーバーで、信頼できるターゲットがいない状況だ。ジャイアンツ戦で見せたOLの崩壊は改善されたが、守備は期待はずれと言わざるをえないだろう。

★NFC North

Green Bay(8-1)

生きた伝説とも言えるQBファーヴの勢いに支えられて地区首位の座をひた走っている。その原動力となっているのが守備だ。失点でリーグ3位と絶好調。ラッシングゲームでもRBグラントがここに来ていい結果を出している。スケジュールは楽とは言えないが、地区優勝はもちろん、バイウィークも狙える位置にいる。13週のカウボーイズ戦が特に注目だ。

Detroit(6-3)

NFCのシンデレラチームに挙げられるライオンズ。勝ちゲーム負けゲームでの内容の差が激しい印象もあるが、この成績は立派の一言に尽きる。ホーム負けなしはNFCではライオンズだけ。今後のスケジュールは非常に厳しいが、ホームでのパッカーズ戦カウボーイ戦にプレイオフが掛かっていると言ってもいいだろう。

Chicago(4-5)

昨シーズンスーパーボウル進出チームが苦しんでいる。ある程度予想していたが、攻撃面での改善が不十分という結果だ。昨年神がかっていた守備やスペシャルチームでの得点力だが、それに頼っては続かない。QBをグロスマンからグリーシーに代えても成果はあまり出ていない。ラッシングゲームなども物足りない状況だ。それでも今後の戦い方次第でプレイオフの目は残っている。

Minnesota(3-6)

勝ったゲームは素晴らしい内容なのに、それが持続しない。期待のルーキーRBピーターソンは想像以上のブレイクをしているのに、それが勝利に結びついていない。ジャクソン、ホルコム、ボリンジャーといったQB陣はどれもパッとせず、レシーバー陣も力不足。パス攻撃が機能すればかなり力を発揮できそうなだけにもったいない感じだ。

★NFC South

Tampa Bay(5-4)

好スタートを切りながらRBウィリアムスを負傷で欠き、一気に苦境に立ったバッカニアーズ。以前ほどの守備力はないが、それでも守備とQBガルシアの肩でなんとか首位の座をキープしている。残り7試合中4試合が地区内の対戦であり、それが鍵となる。どこも本調子ではないので、ここを乗り切ればプレイオフが見えてくるだろう。

Carolina(4-5)

エースQBデロームを失ったパンサーズ。ここに来て3連敗で、特に攻撃が低迷している。QBカーも怪我が多く、大ベテランのQBテスタバーディに頼らなければならない有様だ。自慢の守備も好調とは言いがたく、ロースコアで勝ち切る戦いができていない。スケジュールも楽ではなく、このまま沈んでしまう瀬戸際と言っていいだろう。

New Orleans(4-5)

昨シーズンのシンデレラチーム。開幕戦を見て今季の低迷を予測したが、ようやくそこから持ち直しつつあるかと思われた。しかし、ホームでラムズに今季初勝利を献上するなど不安も残る。RBマカリスターを怪我で失い、RBブッシュに負担がかかっている。WRもコルストン以外頼りにならない。それ以上に大きな課題が守備にあり、その建て直しが果たせなければプレイオフは厳しいだろう。

Atlanta(3-6)

バイウィーク明けから2連勝でこの成績まで持ち直した。まだ地区優勝の目もあり、11週のバッカニアーズ戦の結果によっては楽しみが残る。レフトウィッチに明け渡したQBの座は彼の負傷で再びハリントンに。スタッツは悪くない。ターゲットがWRホワイト以外に頼れる存在がいないことがハリントンの不幸だろう。

★NFC West

Seattle(5-4)

強いとは思わないが地区内が弱いため相対的にいい順位となるシーホークス。今シーズンもそれが当てはまる。5勝のうち3勝が地区内で稼いだものだ。総失点リーグ2位という好成績も、49ナーズとの2試合でわずか3失点という結果が導いたものだ。残りのスケジュールもそうタイトではないので、地区優勝の可能性は高いが、物足りなさの残るものとなりそうだ。

Arizona(4-5)

3点差以内が2勝3敗で、苦しみながらもいい戦いを繰り広げている。二年目のQBライナートが不調で、ベテランQBワーナーと併用。ライナートの負傷に続きワーナーも故障でどうなるかと思われたが、ワーナーが怪我を押しての出場を続けている。この間の3連敗は辛かったが、ようやく建て直せた印象だ。格下に安定して勝てるほどの実力はないので、一戦一戦が重要となる。このチャンスを生かせるかどうか注目だ。

San Francisco(2-7)

開幕連勝スタート後7連敗。原因はリーグダントツの最少得点にある。QBスミスの大スランプが引き起こした。これまで弱小の49ナーズで奮闘してきた彼がようやくチーム力が向上した矢先のこの体たらくに驚かされた。RBゴアが昨年ほどのランが出来なかったり、WR陣が物足りないなどの理由もあるだろうが、ここまでひどい出来になってしまうとは。当面はQBディルファーに任せるしかないだろう。

St.Louis(1-8)

もともと守備力は低かったが、今シーズンは攻撃まで破綻し、低迷した。7点以下が4試合と特にロードでひどい成績だった。QBバルジャー、RBジャクソン、WRブルースらが相次いで負傷したりしたせいでもあるが、高齢化もあって魅力的な攻撃が展開できなくなっていたしわ寄せが一気に現れたとも言える。攻守共に課題が多く、建て直しには時間が掛かりそうだ。


紅茶

2007年11月14日 15時55分50秒 | 日記・エッセイ・コラム
最近またぞろ紅茶にハマっている。いや、ほんの少しハマりつつあるってくらいだけど。
きっかけは、当然の如く『マリみて』である。お茶のシーンがあちらこちらにあって、それに影響されてしまった。思えば、初めて紅茶に興味を持つようになったのも、新井素子の小説がきっかけだったので、そういうものだろう。

もともと家にあったティーバッグを飲み干してしまった。これまでたいてい「もらいもの」だったので、自分で紅茶を買うということはなかった。今回は、家捜ししてティーサーバーが見つかったので、茶葉を買おうと思い近くのスーパーへ。
そこそこ大きなスーパーだが、紅茶のコーナーはほんの一角に過ぎない。コーヒーと比べて半分以下は仕方ないところだろう。その、紅茶コーナーの大部分がティーバッグで、茶葉はほんの一、二段にひっそりとある程度。
とりあえず缶入りの高いヤツは無視して、銘柄入りの茶葉数種が購入対象といったところだ。85g入りで五百円ちょっと。さて、どうするか。
もちろん、アールグレイとかプリンスオブウェールズとか名前は知っているものの、いざ一つの茶葉を買うとなると迷う。予備知識もほとんどないし。一度はプリンスオブウェールズを籠に入れたものの、思い直して、結局5種類のティーバッグが入った物を買ってしまった。

そもそも自分一人しか飲まないのに茶葉からというのはどうかという思いもあったし、味の差も分からないのでいろいろと飲み比べたいという思いもあった。まあ素直に手間隙を考えればティーバッグに落ち着いたとも言えるだろう。次に買うときは茶葉にしようと決意を秘めて店を出た。
と言う訳で、今から紅茶を淹れよう。今日の気分はオレンジペコ。一日の中でゆっくりお茶を飲む時間のなんて贅沢なことか。


アニメ・秋の新番組【感想】

2007年11月01日 21時40分11秒 | アニメ・コミック・ゲーム
アニメも秋の新番組がスタートした。諸事情が重なってその感想を書く機会がなかったので、ここでまとめて書いておこう。辛口なのはお約束ということで。

今季は時間的な制約もあって、早々に見限った作品が多い。また、録画して放置しているものも少なくない。特に『機動戦士ガンダム00』はまだ一話も見ていない。

アニメ・秋の新番組【関西編】」で取り上げた順にコメントしていこう。

○D.C.II

見送り。一応シリーズもののようなので。

○BLUE DROP ~天使達の戯曲~

なんとか見続けている状況。1話を見た時はちょっと辛いかなと感じたが、ギリギリ許容範囲内といったところ。目新しさも感じられず、これといった特徴がない印象だ。

○スケッチブック ~full color's~

美術部を舞台に日常系アニメといえば『ひだまりスケッチ』があるが、比較するとかなり辛いものがある。つかみの部分がなくて、楽しめるレベルに達していない。時間的余裕がないので切ってしまった。

○ナイトウィザード The ANIMATION

一話を見てもういいかと。この手のお約束な作品には飽き飽きしている。

○灼眼のシャナII

続編なので、見送り。

○ご愁傷さま二ノ宮くん

一話を見ておしまい。「願望充足系」は食傷気味。

○Myself; Yourself

一話を見て、二話以降はまだ見ていない。『キミキス』よりは良さそうに見えたが、『School Days』クラスのインパクトがないと見る気が起きない。もう一話くらい見て判断したいところだが……。

○キミキス pure rouge

恋愛をテーマにしたゲームは興味が無いし、そのアニメ化も。一話を見て、二話以降は棚上げ中。

○メイプルストーリー

一話を見た。ネトゲが元だが、正統派の少年冒険アニメって感じ。対象年齢がとても低そうなのだけど、それでいいのかちょっと疑問。

○しゅごキャラ!

割と面白い。テンポもいいし、主人公もいい感じ。ただインパクトには欠ける印象。もっとはっちゃけてくれれば面白くなりそうだけど。

○獣神演武

一話を見て、いまいち乗り切れず。ありがち感が漂って、先に期待できずに断念した。

○レンタルマギカ

かなり期待していたのだけど、三話ほど見てもういいかと。キャラ、設定、世界観などどれも物足りなさが強く残った。

○DRAGONAUT ─THE RESONANCE─

見続けているが微妙なところ。このままお約束の枠内の展開ならば見なくなるのも時間の問題だ。

○ef ─ a tale of memories

一話を見て終了。この手のものは全く面白いと思えない。

○素敵探偵ラビリンス

一話のみ。アイデアは面白そうなところもあるが、作品が幼稚すぎてそれが生かされそうにない。

○みなみけ

日常系。インパクトのある面白さではない。ハズレの部分もあって、手放しで褒められる作品ではないが、楽しめるレベルは維持しているだろう。

○BAMBOO BLADE

二話程度見たが、もういいかと。スポ根でも、ギャグでも、ラブコメでもなく、中途半端。ヌルさを楽しめるほどのセンスある作品でもないし。

○プリズム・アーク

Aパートで限界。ゲームならまだしもアニメでここまでベタだとついていけない。

○もっけ

二話程度見た。悪くはないが、良くもない。『蟲師』あたりと比べるのは酷だけど……、もう少し何かこれというものが欲しかった。

○こどものじかん

物議を醸す作品だが、それだけのインパクトがある。ヤバさの中に真っ当なテーマがちゃんとあるのが魅力でもある。ある意味ここまでしないと陳腐化してしまうのかもしれない。今季ナンバーワンであるのは間違いない。

○げんしけん2

基本的に原作通り。「いろはごっこ」がロリショタじゃなくなってるけど(笑。第一期を見て原作を読み、そしてアニメ第二期という流れとなった。どこまでオリジナリティを出せるか興味深いところだが、今のところそれはほとんど感じられない。

○CLANNAD

Aパートすら持たずに撃沈。正直語る言葉がない。

○もやしもん

関西ではまだ2話までしか放送されていないが、なかなか面白い。原作の着眼の面白さをアニメでもうまく表現している感じ。

○しおんの王

一話のみ。将棋と囲碁の違いはあるが、こういうのを見ると『ヒカルの碁』の偉大さがよく分かる。

○逆境無頼カイジ

『賭博破戒録カイジ』の途中まで原作を読んだ。やはり最初の限定ジャンケンは非常にインパクトがあった。そういうわけで、まずは懐かしさが感じられた。カイジ役の萩原聖人の声がどうかと思ったが、徐々に馴染んでいった。ただ今更アニメで見たいかというと微妙なところ。


「こどものじかん」「もやしもん」「げんしけん2」「みなみけ」を除くとかなり微妙な感じ。これといったインパクトのある作品が少なく、全体に地味な印象。
これ以外では「電脳コイル」「ハヤテのごとく!」「スカイガールズ」しか見ていないし、「電脳コイル」を除くと見続けるか迷っている作品だったりする。
今年はアニメ観賞に力を入れてきたけれど、やはり見て楽しめる作品はごくわずかということを改めて実感した。もちろんいくつかの作品は見るべき価値があったと思うが。今季が低調なので、来年以降はもっとハードルを高くして、絞っていくべきと思うようになった。語りたいと思わせるアニメがほとんどない現状では致し方ないところだ。