奇想庵@goo

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NFL第17週に向けて

2006年12月31日 02時15分30秒 | アメリカンフットボール
いよいよレギュラーシーズン最終週となってしまった。
今シーズンも波乱に次ぐ波乱で、かなり予想外の出来事もあったが、プレイオフ出場チームは比較的予想の範囲内な感じ。ただ最終週での残る椅子の争いは、全く予断の許さない熾烈なものとなった。もうここまでくると有利不利というよりも、まずは目先の勝利を確実にものにできるかだけだしね。

ジャイアンツは、一足早く土曜日に試合。最近7試合を1勝6敗と惨憺たる内容のジャイアンツだが、勝てばかなりプレイオフに近付く。相手は既に圏外に脱落したワシントン。QBキャンベルを起用しているが結果は出ていない。ジャイアンツにとっては与しやすい相手だが、イーライの力では勝利が確実とはとても言えないだろう。

カロライナはQBデロームが復帰し、一縷の望みに掛ける。ジャイアンツの敗戦が条件だが、開幕前の優勝候補の面目を保ちたいところだ。対するニューオーリンズは既に第2シードが確定。モチベーションは維持しにくい状況だが、プレイオフにモメンタムを持ち込むためには実は大事な試合と言える。1週空くだけに、主力の温存は裏目に出る可能性も高い。

ダラスは地区優勝を目指してデトロイトと対戦。まず負けることはないと思うが、勝ってなおかつフィラデルフィアの敗戦待ちとなる。TOが相変わらずチーム内に不協和音を奏でているのが心配だ。

セントルイスは圏外のミネソタとの対戦。条件的に最も厳しいチームの一つだが、勝たないとチャンスはない。土曜日の結果にもよるが、モチベーションで上回るセントルイスの有利は動かない。

連敗して崖っぷちに立たされたジャクソンヴィルと、首の皮一枚で繋がっているカンサスシティが直接対決。ともに勝っただけではダメで、他の複数のチームの敗戦を待たねばならない立場。それでも勝利しなければチャンスも訪れないだけに、死闘となるのは間違いないだろう。ジャクソンヴィルの課題はQB。レフトウィッチのあとを受けたギャラードだが、安定感は低い。ランニングアタックが強いだけにパスが安定すればプレイオフコンテンダーになれるだけに残念。カンサスシティはそれなりに安定した力は発揮している。ボルチモア、サンディエゴと好調なチームに連敗したものの、攻守のバランスもかなり取れてきた。ただ攻撃の爆発力が影を潜めているのが心配だ。試合はホームの利をもってKCの勝利を予測する。

脅威の快進撃を続けるタイタンズは最終戦までプレイオフの圏内にとどまった。破竹の6連勝はもうひとつ白星を積み上げるだろう。QBヤングは決してパサーとしては優れていると言い難いが、状況判断に優れ、何よりランの能力に秀でている。ヴィックが出てきた頃とよく似た状況だ。ただし、勝利してもプレイオフは非常に難しい立場だ。もしプレイオフ進出となれば、奇跡の名に値する。ミュージックシティにまたミラクルは起きるのだろうか。
対戦相手のニューイングランドは、プレイオフ進出が決まり、勝敗が意味のない立場となっている。次週からプレイオフの戦いが始まるだけに主力は温存させておきたいだろう。

勝てばプレイオフ進出が決まるジェッツは地元でわずか2勝どまりのオークランドを迎える。攻守にわたって課題の山積するジェッツだが、QBペニントンが初めてフルシーズンスターターということでシーズンをいい形で乗り切れそうな気配だ。スタッツは決して褒められたものではないが、チームを勝利に導く働きという意味ではもっと高く評価すべきQBだ。彼が負傷退場でもしない限りまず勝利は手に出来るだろう。

デンバーに敗戦し苦しくなったシンシナティ。勝てばまだチャンスは大きいが、自力のみでは出られないところまで追い詰められた。守備でビッグプレイが生まれなくなったことに加え、最大の武器であるオフェンスの不振はかなり深刻だ。QBパーマーの出来があまり良くないことが原因だが、それでも彼でいくしかない。いかに彼にリズムよくパスを投げさせるかが課題だろう。対戦相手は圏外となったピッツバーグ。チームがバラバラな様相を呈している昨シーズンの王者相手に自分たちの戦いができるかどうかが鍵となる。シンシナティが常にリードをする展開に持ち込めるかどうかが注目だ。

続いて夕方のゲーム。

サンディエゴはアリゾナ相手のホームゲーム。バイウィークは決まっているが、第1シードを取るためには勝ちたい試合だ。モメンタムという意味では必ずしも勝たなければならないということはないが、このところQBリヴァースのパスの調子が悪いので、この試合でリズムを掴んでおきたいところ。また、HCショッテンハイマーはプレイオフに弱いというジンクスがあるので、なるべく自然な形でプレイオフに突入したい。主力温存作はプレイオフに黄信号だ。

ボルチモアはまだ第1シードの可能性もあり、また最低でもバイウィークは欲しいため、どうしても勝ちたい試合だ。ただ圏外とはいえバッファローは侮れない相手。接戦になれば、足元をすくわれる可能性も高い。ベテランが多いため、怪我や疲労の蓄積が心配だが、プレイオフでの経験も豊富なので非常に怖い存在でもある。

インディアナポリスはマイアミ戦。シンシナティに勝ち、勢いを取り戻すかと思われたが、ヒューストンにまさかの敗戦でチーム状況が相当ひどいことが窺える。できればバイウィークを取って建て直しを図りたいところだが、マイアミ相手にも決して余裕は持てないだろう。

4連敗でプレイオフ戦線から脱落したと思われたが、アリゾナに続いてシンシナティを撃破し自力でのプレイオフ進出の権利を手に入れた。QBカトラーがいいとは言い難いが、堅い守備とランアタックで活路を見出している。対戦相手はサンフランシスコ。圏外となったが、予想以上の活躍を見せたチームだ。デンバーにとっても簡単に勝てる相手ではない。地の利を生かしてミスを少なくすることが勝利の条件となるだろう。

カロライナ相手に何も出来ずに終わってしまったアトランタ。まだプレイオフのわずかな可能性を残しているが、攻守に課題が多い。対するフィラデルフィアはここに来てモメンタムを掴んでいる。いまNFCでは最も勢いがあるチームだ。フィラデルフィアにとっては勝てば地区優勝となる。ホームフィールドアドバンテージを考えれば、是非とも勝ちたい試合だ。好調の要因はQBガルシア。昨年の経験を生かして頼りになるバックアップQBを獲得していたフロントの勝利でもある。アトランタが勝つためには、攻撃陣の健闘が必要。QBヴィックが怪我もあって調子を落としているだけに、周りのサポートが必要なのだがイージーな落球が目立つなどチーム全体の士気が低いのが心配だ。

サンデーナイトはグリーンベイ対シカゴ。シカゴは第1シードが確定。グリーンベイはQBファーヴのラストゲームの可能性がある。
この試合の開始までにグリーンベイのプレイオフの可能性の有無ははっきりしているだろう。できることなら、勝てばプレイオフ進出という状況でファーヴが試合をして欲しいところだ。勝敗に関係ないシカゴだが、おそらくあまり気持ちを緩めずに戦ってくるだろう。守備やスペシャルチーム主導で勝ち抜いたチームだけに、彼らの気持ちを切らさないようにコーチたちは努力しているはずだ。NFL最強の守備を相手に、プレイオフを賭けて、ファーヴが戦うことになれば、後々まで語り継がれるような試合になるかもしれない。
忘れもしない、冬のソルジャーフィールドで、スクランブルに出たファーヴがゴールゾーンを目指してバイロンに頭から飛び込んだ姿は今も目に焼きついている。闘志、気迫を前面に出し、無骨だがとてつもなくタフなプレイヤー。満身創痍になりながらも、フィールドで戦い続ける姿は本当にかっこいい。
弱小チームを強豪に甦らせ、スーパーボウルにも勝利した。そして、再び弱小チームに堕ちていく中であがき、もがき、苦しんでいる。もう一度プレイオフの舞台に彼を立たせたいという思いは、私だけではないはずだ。フットボールの神様に夢を託したい。


おもしろいもの

2006年12月30日 01時33分24秒 | アニメ・コミック・ゲーム
私は「おもしろいもの」が好きである。まあ誰だってそうだとも言えるけれど、人より早くそういったものを見つけることが好きである。

一種の「嗅覚」みたいなものだと思う。
例えば、アニメだと『エヴァ』に出会った。いっぱしのアニメファンなら放送開始前から話題になっていたからたいしたことではないだろうが、いっぱしとは言えないアニメファンだったので、かなりの幸運に助けられたとも言えなくもない。
ゲームでは、『ダビスタ』を発売日に購入した。発売時はひっそりとした感じだったが、その後どんどん人気となっていった代表格のゲームだ。発売前の雑誌の小さな記事に、求めていた競馬ゲームの真髄を感じ取り、わくわくしながら発売日を待ったものだ。
そして、『ガンパレ』。なんとなく発売前に気になって発売日に購入。その後、口コミでどんどんと広がっていったある意味伝説のソフト。いくつかの偶然が重なってこのソフトと出会い、人気が少しずつ拡大していく様をリアルタイムに感じて自分にとってもかけがえのない作品となった。

ここまでビンゴすることはなくても、ブレイクする直前や直後に作品と出会い、単に作品内にとどまらず、周りの盛り上がりや熱狂自体も楽しみの一部として感じることが好きだし、そのために嗅覚を研ぎ澄ますようにしていた。そうした状況まで含めて「おもしろいもの」が好きなのである。

ところが、ここ数年そうした出会いと無縁となった。
年齢的についていけなくなった部分はもちろんある。FFXIばかりやってて他に目を向けていないことも大きな理由の一つだ。ビッグヒットというものが見えにくくなっているし、ネットの影響で情報量が膨大となりその中から見つける労力が大変なことも原因だ。
でも、やっぱり一番の要因は自分の中でそういう出会いに鈍感になっていたせいだ。『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメ放送時に面白いとわざわざ教えてもらったのに関心を示せなかった。たら・ればは言っても仕方ないが、当時にすぐに関心を持っていたら、もっと楽しめていたかもしれない。
『涼宮ハルヒの憂鬱』を読んで、この作品に限らず、いろいろと乗りそこねたものがたくさんあったのにという思いを強くした。短い人生、本当に「おもしろいもの」に出会う機会なんてたかがしれている。「おもしろいもの」に、まさにドンピシャのタイミングで逢えるなんてそうそう訪れないのだ。

スニーカー文庫などのヤングアダルト系は、私がまさにその世代の頃は朝日ソノラマ文庫やコバルト文庫くらいと数が限られていた。その後スニーカー文庫などが創刊され、それなりに読んでもいたのだが徐々に離れていった。そして、ガンパレがきっかけで面白いSFなどを紹介してもらう機会があり、そこで様々なヤングアダルト系の作品を知ることとなった。当時はまだあまり日が当たらず、ヒット作以外はすぐに店頭から消える時代。だが、ろくに読むことなくまたも関心は他に移ってしまった。
ここ数年、このジャンルを扱ったムック本などが出版され、コミック化やアニメ化も増えて、かなり日の当たるようになってきたが、それでも手を出さずにいた。そしてようやく『涼宮ハルヒの憂鬱』を読んだ。
『スレイヤーズ』は読んでいたし、この分野にもっと関心を持っていてよさそうなのにと悔やんでも後の祭り。後悔ばかりしていても仕方ないので、次にブレイクしそうな作品を、と言いたいところだが、なかなかそこまで目が回らないのが現状だが。

で、アニメを見ようというのが最近のテーマだったりする。基本的に地上波では見れない体質となってしまっている。特に深夜枠だと時間変動があるため録画を撮り続ける事すら難しい。ガンパレード・オーケストラの時も若干遅れて放送していたキッズステーションの助けを借りたし、それ以前に最後まできちんと地上波で見たのは絢爛舞踏祭まで遡ることになる。(ハガレンは途中から見たのでカウントしない)
もっぱら見るのはスカパーとなるわけだが、年間でも片手の指を越えるかどうかという数が平均で、今年も、攻殻機動隊2nd Gigs、ゼロの使い魔、蟲師、くじびきアンバランス、リングにかけろ、それに今も見ているケロロ軍曹と桜蘭高校ホスト部といったところ。当然本放送より遅れていることが多く、というか遅れているかどうかも定かでないくらいだ。

先日たまたま地上波で深夜にチャンネルを回していたら、アニメの次回予告(タイトルのみ)と提供を知らせるときの止め絵を見て、初めて『ゴーストハント』がアニメ化していることを知った。それだけの情報量で直感したのもなんだが、この作品は小野不由美の原作だけでなく、コミック版も目を通しているくらい好きな作品。マイナーなのでアニメ化とは予想もしていなかったが、へぇ~アニメ化かぁと思っていた。それが今月からスカパーのAT-Xで放送されることを知り、スカパーは開局直前から加入しているが初めてAT-Xに入った。
アニメ版ゴーストハントについては、うーん、、、、といった感じだが、これだけ見るんじゃもったいないので、他の作品にもチャレンジ。それが『Fate/stay night』。人気の高さは知っていたし、アニメ化されたときに見てみたいと思っていたが実現しなかった。

いわゆる18禁のエロゲに関してはパソコンを初めて買った直後に何本かプレイした経験はあるが、それ以後は全く無縁となってしまった。エロゲであってもゲーム性を求めてしまうので、それに見合うものに出会えなかったわけだ。特にノベル系のゲームは、18禁に限らずゲームとして出す意味があるのかどうかどうしても感じてしまい『かまいたちの夜』以来手を付けなくなってしまった。
そのため同人から世に出た『月姫』のヒットの仕方に興味は持っても作品にまでは手を出せなかった。『Fate/stay night』が高い評価を受けてもそれは変わることはなかった。

アニメを見始めて、まだ4話程度だがかなり引き込まれている。『Fate/stay night』は年明けにはPS2版も出るが、どうせなら原点であるPC版をやってみたいなと思っていたりする。メモリ不足なのでまともに動くか心配だったりするし、それ以上に、今更感もある。更には、ここまで長い前振りをしてしまうほどにエロゲのノベル系に手を出すことに抵抗も感じる(笑)。年末だの新年早々だのにエロゲかよって思うしね。
昔はエロゲだろうとボーイズラブだろうと面白ければオールOKって感じだったのに(それもどうかと思うが)、最近は一歩を踏み出すことに躊躇うようになっちゃったね。プレイしたら感想を書く価値はありそうなので、決断したらいつか記事を書くでしょう。


nikori.com

2006年12月25日 20時50分40秒 | インポート
ニコリと提携したパズル有料サイト「パズルジャパン」が今年の夏に閉鎖され、非常にがっかりしたのをよく覚えている。そこを知って半年間会員となったが、更新することなく閉鎖の憂き目にあった。
で、久々にニコリのサイトに行ったら、ニコリが運営する有料のパズルサイトがこの12月10日にスタートしたのを知った。それが、nikori.comだ。

お試し問題をいくつかやってみたが、フラッシュを利用していて、パズルジャパン時代より解きやすい感じがした。
ロジック系ペンシルパズルとして独自の進化を遂げているニコリとの出会いはかなり昔だが、買える場所が限られるため、最近は触れる機会がネットだけになってしまっていた。その機会が閉ざされて残念だったが、今回の復活は素直に嬉しい限りだ。

最近は「数独」のヒットで話題となったが、やはり「スリリン」や「カックロ」といったハードなものが好み。至福の時間を過ごせるわけだが、ただあっという間に時間が過ぎてしまい、究極の無駄な時間の使い方とも言える。まあそれが贅沢なんだけどね。


大袖

2006年12月24日 03時53分55秒 | FF11
ここ数日スパムトラバが大量で、こんな辺境のブログに何がしたいんだか、と思う今日この頃いかがお過ごしでしょうか(意味不明。

さすがに年末で訳もなく忙しく、せっかくBBUnit問題が解決したのになかなかログインできていない。まあしばらくFFXIから離れる気持ちになっていたら、故障じゃなくなって気持ちの整理をつけ損ねたって気もするが。そんなわけで、サルベージもまだ行ってないし、なんか数日インしなかっただけで、ウラシマ気分を感じてしまうほどだったり。

で、久々のヴァナは麒麟戦。今回はフルアラに毛が生えた程度の人数で、しかもスタートが先にするとこがあって1時間押しとなり、結局2戦予定が1戦で終わりというハプニングもあったものの、ようやく念願の大袖をゲット。・・・ってホントは別に念願ってわけでもなかったのだけど(苦笑。

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空LSの三種の神器と言えば、白虎佩楯、麒麟大袖、クリムゾンクウィスと言い切っても過言ではないだろう。佩楯はその性能が抜きん出過ぎて、装備できるジョブでは必須というか、レアなのにこれ一択と言われかねない代物。クリムゾンクウィスはただ一点、移動速度+12%という性能が人気となっている。この二つの脚装備がエクレアなのに対して、大袖は競売こそ出せないものの売買可能で、全ステータス+10という性能を誇ってはいるが、命中+がないことなどから、決してこれがベストと言える装備ではない。

佩楯はかなり欲しかったので取れて嬉しかった。クリムゾンクウィスは赤でも装備可能なので非常に欲しい一品。それに比べて大袖はさほど欲しいとは思ってなかったが、欲しくないわけでもなかったし、ポイント的に取れる位置にあったため、迷いながらもゲットした。一番欲しいクリムゾンクウィスは、他に希望者もいるし、なによりドロップ率がダントツで悪いため、現時点で希望してもいつ取れるやらという状況。なので、まずは大袖といった感じだ。

ただサルベージ導入に伴い、新規セット装備が追加され、その性能はシャレにならないほどのもので、最終装備っぽい香りまで漂ってしまう。空やリンバス、裏などの装備品がかすれてしまうほどだ。ちょっとやりすぎって気もするし、AF2のコンプよりは入手も楽そうかなぁと思うと、そのうちみんな同じ装備になってしまいそう。まあいい装備の追加は嬉しいけど、複数ジョブ持ちからすると、どの装備が欲しいかという問題も出てくる。複数の種類というのは現実的ではないし、コンビネーションがついているので、セットでこそ効果的なのは明らかだし。


くじびきアンバランス

2006年12月23日 17時49分14秒 | アニメ・コミック・ゲーム
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で、「げんしけん」からスピンオフしたTVアニメ版「くじびきアンバランス」も見終わった。まあ人に薦められるレベルの作品とは思わないが、感想などを。
OVA版は短いながらも破天荒なノリが楽しかったが、TV版はキャストはもちろん、設定もかなり大幅に変えたものとなった。よくある何でもありの世界観の中で、地味に心の動きを描こうという姿勢は分かるが、正直全く成功していない。場面場面のシナリオや演出には見るものがあったりもしたのだが、それが作品全体の基調とミスマッチしたまま終わってしまった印象だ。

笑いとシリアスは両立する。過去最も成功させた「こどものおもちゃ」に限らず、うまく相乗効果が発生すればその魅力はとどまることをしらない。本来のくじアンは、ラブコメとドタバタが渾然一体化したものだった。その落差をうまくつけることができれば、面白い作品になっていたと思う。
結果はどちらも中途半端で、とりとめのない作品に終わった。ちょうど「桜蘭高校ホスト部」と平行して見ていたので、その出来の違いに余計気付かされてしまう。

この作品の唯一の成功は、次回予告。げんしけんメンバーが語るという方式はスピンオフ企画だからこそできたことだ。DVDの販売でもげんしけんOVAをつけるように、結局はげんしけん頼みに終始した。作り手側が冒険したことは認めるが、残念ながら力量不足というしかない。


げんしけん完結

2006年12月23日 17時26分34秒 | アニメ・コミック・ゲーム
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アニメから入ったクチだが、アニメ以上にコミックは楽しめた。
文科系のぬるいサークル活動のまったりした雰囲気。オタクの独特のニオイを如実に醸し出している。まあいろいろと身につまされる部分もあったりで、しかし、ある意味そうした立場の者にとって理想の環境であり、理想の展開であった。そういう意味ではまさに願望充足だったりするが。

全9巻で大団円という形はいかにも青年誌という感じか。個人的にはストーリー展開よりも細部の描写をもう少し徹底して欲しかった気もするが、「アフタヌーン」誌であってもこれくらいが限界にも思える。
ちなみに、雑誌での進行は見ていないので知らないが、1巻が2002年12月に刊行され、完結した9巻が2006年12月刊となっていて、主人公・笹原の大学生活と同じ4年間で物語も書き終えられている。シチュエーションに違いはあるが、昔「翔んだカップル」で用いられた手法だ。今、というもののリアリティをうまく描くために効果的に取り入れられている。

オタの端くれとしては、学生時代ならともかく、こういうコミュニティはある種の羨望の的ではある。まあネットが代用になってるとも言えるけれど。


BBUnit大騒動

2006年12月21日 14時10分44秒 | FF11
以前の記事にも書いたが、電源を入れても入らなかったり、すぐに切れたりするトラブルが頻発していたBBUnit。それでも、何度か本体の電源をつけたり消したりしていると、なんとか電源は入ったし、いきなり切れるという症状も電源が入ってしばらく経過すれば起きなくなるので、これまでだましだまししながらなんとかもっていた。

ところが、19日にバージョンアップのためにインしようとしたら、これまで以上に立ち上がらない。これはとうとう・・・と思いつつ、何度も繰り返し、最後はBBUnitの電源コードの差込プラグを押さえてようやく立ち上がった。立ち上がってからは安定して、バージョンアップは無事に成功。その後、電源を切って外出。

そして、夜。リンバスLSで導入されたばかりのサルベージに行くという予定がされていて、楽しみにしていたのだが、今度は前回以上に電源が入らない。手ごたえらしいものが全くないままに時間が過ぎていき、集合時間にも間に合わず、結局繋がらないままその日は諦めるしかなかった。

翌日も何度か試みたが、もう気持ちはメーカー修理しかないだろうと思っていた。そして、今日。PlayStation.comで修理に出す手順を確認し、「お客様カルテ」を印刷し、とりあえずBBUnitを外そうとした。で、コンセントを抜こうとしたとき、なんとなく思いついて、コンセントを差し込み直してもう一度だけ電源を入れてみた。すると、まるで嘘のようにBBUnitの電源が入った。

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最も単純な解決法。コンセントを入れ直せ、という電化製品に対する基本事項を試してなかったばかりに、意味のない苦労をしたものだ。位置的に簡単に触りにくい場所にコンセントの差し込み口があったというのは言い訳に過ぎない。そもそも電源の接触不良が今回のトラブルの原因ではないかと思っていたのだから、真っ先に試すべきであった。

まあ無駄な修理に出さずに済んだことを僥倖と感謝しよう。もう年内のプレイは絶望視していたし、サルベージにも出遅れたなぁと思っていたが、まあなんとかなりそうだ。電源周りのトラブルがこれで完全解決したとすれば、まだしばらくは持ちそうだ。PS3なりPC買い替えなりするまで耐えてくれれば助かるのだけど・・・まあいつまでかは分からないが。トラブルの対処法を全て試せという教訓を改めて得た年末の出来事となったわけだ。


クエスト

2006年12月14日 16時51分36秒 | FF11
ミッションは三国オールランク10、ジラート・プロマシアは完了し、アトルガンも実装分が既に終わっている。クエストもそれなりにやり込んでいるつもりだが、実際には棚上げにしているものも多い。

現在、クエストリストに掲載される数は、未実装と思われる「再会の暁」を除いて497。このうち、サポジョブ獲得クエと太公望クエの2つは、片方を受ければもう一方は受けられないので、実質的に一つのキャラクターがクリアできる最大値は495となる。
で、今日の時点で私のメインキャラクターがクリアしたクエストの数は395。およそ4/5が終わったわけだ。

未クリアの100のクエストの内訳を見てみると、その約1/3の34がAFクエスト。受けることができないものがほとんどだが、取り直し中の忍者や、クエストが発生した侍、あと少しのモンク、放置したままのシーフは、やる気さえあればそう苦労せずにできそうだ。
WSクエストは残り8種類。短剣、片手剣、片手斧、両手斧、片手刀、片手棍はクリア済み。両手棍がもう少しスキルを上げると受けられる。戦士でスキル上げすれば両手槍や両手鎌なども受けられるが、両手武器のスキル上げはかなり大変なので、今のところ放置している。
アトルガンジョブはまだ低レベルなので当然ながらこれらの限界突破クエストは受けられない。
他に特徴的なものとしては、三ヶ国の「退魔の報酬」クエストも未クリア。やる機会がまずないし、手間の割りに報酬はいまいちでやる気も起きにくい。また、獣人4種の帽子クエストも、ゴブリンを受けただけの状態で放置中だ。
そして、召喚獣クエストの「改」もやっていない。実装されたときにはもうやる理由がなかったから仕方がない。

残りは42。ここからは各国別に見てみる。
サンドリアでは、「平穏なる日々を」が未クリア。カップボードさえ買えばクリアは容易だと思うのだが、なんとなく手を付けずに来た。インフレのうちにやっておけばよかったと思うクエストだ。太公望クエストもほとんど諦めた状態。コツコツ型は苦手だ。「ドラギーユ城の休日」は乗り遅れた感じ。まあ報酬が倉庫の肥やしになりそうなせいもあるが。

バストゥークは放置気味のものが多い。キングトリュフさえあればクリアできる「常連客」、黒鉄鉱が報酬の割りに合わない「黒の技」、なんとなく放置したままの「あの日の約束」、そして、レベル的にクリアが困難な「グスタベルグ観光案内」。観光案内は、新ジョブ追加の時がチャンスだったのだが、気がつけばレベル5をあっさりと越えてしまい、受けられるジョブがなくなってしまった。
「ひとりでできる?」は難易度の高さゆえに放置。同じく難易度は高いが、クリアしたいと思いながらやっていないのが「ムバルポロスを探れ」だ。レベル制限があると人集めの困難も数倍に跳ね上がってしまう。

母国ウィンダスでは、アイテム取りが面倒な「錬金術の実験」となかなか機会のなかった「スーパードクターO」が未クリア。

ジュノでは、端から諦めている黒帯クエ「武に賭けた想い」やまあ遠い遠い目標くらいな感じのマートキャップクエ「光とともにあれ」が当然のことながら未クリア。彫金の合成アイテムが手に入らない「故郷に錦を」、降魔の油のドロップ率がしゃれにならないくらい低い「消えた銀星号」、フェローのレベル制限解除クエである「心のシグナル」、倉庫キャラではクリアした「逃げ出したチョコボ」も未クリア。

その他エリアは、セルビナ・マウラ・タブナジアなど。なぜかセルビナの「根性試し」はやったことがない。試すだけの根性がないせいか。レベル制限付き護衛クエである「巨大な影の正体」もやる機会がない。「古の秘術」はやりたいと思っているが、ヨヴラ(クラゲ)退治をやったことがなくてまだ手を付けていない。そろそろゴルゲットが欲しいのだけど。「罪狩りたちの舞踏曲」「罪狩りたちの鎮魂歌」も未経験。鎮魂歌のために舞踏曲をまずはクリアしておきたいのだけど、シャウトも見かけないし、なかなか機会がない感じだ。
「神在月」はやってみたいがこれもシャウトはめったに見ない。フルアラなので主催する元気もないしね。「ズィーロゾックの帰還」は最後のNM戦が残っている。ズヴァで鍵取りかスキル上げでもあったらついででできればいいけど…。「鐘楼の名残」はとてもやってみたいクエだが、報酬が微妙というかゴミ。

辺境は、カザム・ノーグ・ラバオ。なぜか放置が「王への挨拶」。報酬も悪くないし、イフ釜の危険度もさほどでもないのになぜクリアしていないか自分でも疑問だ。「みんなで怨み」はNM戦なので機会がない。報酬も微妙だしね。「オポオポ王への道」は残る一つのアイテム古の岩塩が取れないでいる。ソロで取りに行けないのでどうしても後回しになってしまう。「落とし主は誰だinカザム」はカザムから飛空艇に乗ることがないため未クリア。
「大いなる力宿るモノ」はまだ召喚士がレベル50なのであえて放置。フェンリルの報酬待ちの状態なので取ろうと思えば比較的楽に取れるのだけど。ラバオの「太公望は死なず」「折れぬ魂」は釣り師じゃないので絶望的だ。

アトルガンは面倒なクエストが多い。その代表が「バラカフ回想録」。最初の撮影で時間掛かって、もう次を回る気力が萎えてしまった。「苦闘打開作戦」はその前の「弱点分析作戦」を1ヶ所しか終わらせていないので受けられない。PT必須なのでなかなか回る機会がないしね。
「シャララト日和」は白蜜3つ競売で買えばいいだけだが報酬が報酬なのでつい放置。「にわか雨~君の面影を探して」も報酬が金庫を圧迫しそうで放置したまま。競売で普通に買えそうなのに。「COOK☆ルン」も報酬がしょぼすぎてやる気起きず。「その女、性悪につき」は依頼人に報告すればクリアだが、これまた報酬がゴミなので放置している。「トトルンのトレジャーハント」はNMがソロだときつそうなので手を出していない。
残るは「アシュタリフ号威力偵察」「宮廷絵師護衛指令」「アシュタリフ号船長暗殺指令」の連続BF戦。2回敗北してなかなか立ち直れない威力偵察をなんとかクリアしたいのだけど、どうしたものか。バージョンアップ前には、と思うのだけどいちいちナシュモまで受けに行く気力が湧かないのが問題だ。

さすがに全クエストクリアなんてものは微塵も考えてないが、9割程度まではクリア率を上げたい感じ。ちなみに私が思う最も難易度の高いクエストは、恵比寿竿クエ「折れぬ魂」。次がからくり士の限界クエ「力と覚悟」で、その次がマートキャップクエかな(笑)。まあ黒帯クエもほぼ互角だと思うけれど。


プレイオフ ピクチャーNFC編

2006年12月10日 21時10分41秒 | アメリカンフットボール
続いてNFC編。こちらはAFC以上にワイルドカードレースが大混戦だ。

○ Chicago Bears 10-2
既に地区優勝を決めたシカゴ。ホームフィールドアドバンテージ争いでも有利で、今後のスケジュールも非常に楽。むしろモチベーションの持続の方が課題となりそうだ。問題はやはりQBグロスマン。攻撃が機能しないばかりか、ターンオーバー連発ではチームのモラルにまで響く。プレイオフではQBが勝敗の大きな要素となるので、彼では戦い抜くのは厳しいだろう。

○ Dallas Cowboys 8-4
現在NFCで最も勢いに乗っているチーム。その原動力は言わずと知れたQBロモ。ずば抜けたものはないが、安定感と落ち着きがあり、何より勝負運がある。プレッシャーを受けた時のプレイにやや難があるが、レシーバー陣が優秀なのでかなり助けてもらえそうだ。スケジュールは厳しいのでまだ地区優勝も安全圏ではないが、この勢いを持続できればプレイオフでも楽しみな存在になるだろう。

○ New Orleans Saints 8-4
今シーズンのシンデレラチーム。現在、少なくともNFCではナンバーワンのQBブリーズの存在が全てと言ってもいい。攻撃は決してタレント豊富とは言いがたいが、ルーキーRBブッシュがユニークな使われ方で相手を翻弄し攻撃のアクセントになっている。守備は決して強いとは言えないが、チームのモメンタムがプラスに作用して大崩れせずに戦っている。14週のダラス戦がプレイオフを見据えた試金石となりそうだ。

○ Seattle Seahawks 8-4
QBハッセルベックとRBアレキサンダーが復帰。苦しみぬいたシーズンだが、地区優勝はかなり見えてきた。ただ昨シーズンは対抗馬となるチーム不在のプレイオフだったのに対し、今シーズンは強力なライバルがひしめいている。スーパーボウルにたどり着くには、新たにモメンタムを手に入れる必要があるが…。

○ New York Giants 6-6
4連敗と完全に失速したジャイアンツ。怪我人が相次いでいることも原因だが、それ以上にQBイーライ・マニングの不調が大きい。スケジュールも厳しく、早急に立て直せるかが注目だ。イーライにそれを求めることは難しいそうだ。

○ Philadelphia Eagles 6-6
QBマクナブを失い、今シーズンも消えていくかと思われたが、カロライナを下してなんとか踏ん張った。QBガルシアは経験豊かでチームの戦術にも適している。彼のリーダーシップがチームにケミストリーを生み出せれば巻き返しも十分に可能だろう。

○ Atlanta Falcons 6-6
QBヴィックは相変わらず好不調の波が激しい。スクランブルは素晴らしいがパスは標準以下。ただハマれば相手がどこであろうと勝利する力があるだけに、まだまだプレイオフの目はある。攻撃スタイルを変えようという意思は感じるがそれが成功しているとは言いがたい。

○ Carolina Panthers 6-6
RBフォスターのケガはもう恒例行事。問題はQBデロームの不調だ。リーダーシップはあるが、パサーとしての能力はそれほど高くない。特に視野の狭さは彼の弱点だが、思い切りの良さが救ってきた。それが現在噛み合っていない感じだ。建て直しができるかどうかが鍵だろう。

○ Minnesota Vikings 5-7
いい開幕スタートを切りながら、QBジョンソンの不調もあって勝ち星が伸ばせなかった。器用さもあって優秀なQBなのだが、メンタルが弱い気がする。流れが悪くなると立て直すのが難しいQBだ。プレイオフの可能性はあるが、難しいだろう。

○ St.Louis Rams 5-7
アリゾナによもやの敗北でプレイオフ争いは厳しい状況となった。スケジュール的にはまだチャンスを感じるのだが、チームに勢いが感じられない。リーダーシップを発揮するプレイヤーが欲しい場面だが、それを担うべきQBバルジャーはいまひとつ頼れない。

○ San Francisco 49ers 5-7
どん底の状態から、QBスミスが成長し、RBゴアが出てきて、攻撃ではあとは頼れるWRが欲しいところ。守備に課題を残すものの、先が楽しみとなってきた。残り試合を3-1で乗り切れば、来シーズンに向けたモメンタムとなるだろう。

○ Washington Redskins 4-8
QBキャンベルの育成が残り試合の課題だろう。まだプレイを見たことがないので評価は不明。チームについてはつかみ所がない感じ。昨年のようなランと守備との噛み合わせがうまくいってないのだろう。

○ Green Bay Packers 4-8
偉大なるQBファーヴ。残念ながら今シーズンのプレイには衰えを感じずにはいられない。もちろんこの成績の責任はファーヴよりも周りのプレイヤーの力不足が大きい。もう一花咲かせてやりたいが、このチームの建て直しには時間が掛かりそうだ。

○ Tampa Bay Buccaneers 3-9
この低迷はQBシムズの負傷によるものではなく、チーム力の問題だろう。正直今のこのチームにHCグルーデンは合っていない。早急の課題は、攻撃以上に守備の世代交代だ。

○ Arizona Cardinals 3-9
ルーキーQBライナートの苦悩は続く。RBジェームズを獲得し、WRボールディンはリーグ屈指のレシーバーとなった。それでもOLの弱さが攻撃を作れなくしている。タレント的にはかなりいいものがあるだけに惜しいチームだ。守備もまだまだ補強が必要だろう。

○ Detroit Lions 2-10
QBキトナのスタッツはそう悪くないのに2勝止まり。攻撃も守備も課題は多いが、それ以上に歯車が噛み合っていない感じだ。数年前に将来性を感じさせるチームだったのに、結局伸ばしきれずに元の木阿弥になってしまった。

既に地区優勝を決めたシカゴを始め、現在地区首位のチームは2差あるためかなり高い確率で地区優勝となりそうだ。プレイオフ争いは、6勝勢4チームが潰し合う形のため、5勝のチームにもまだ可能性はある。8勝8敗でもプレイオフチームが出てきそうだ。
プレイオフの展望は、NOとダラスの一騎打ちと予想する。ともに勢いがあり、QBの質も高い。シカゴはQBが足を引っ張りそうだ。


プレイオフ ピクチャーAFC編

2006年12月10日 18時28分46秒 | アメリカンフットボール
NFLもいよいよ佳境に入った。12月、レギュラーシーズンも残り4週。昨年のピッツバーグのように、ここで勢いをつけることが、ポストシーズンを戦う上でも重要となる。
時間的に余裕がなく、週ごとの雑感が書けなかったので、ここで各チームの今後の展望をしてみる。第14週のサースディゲームは無視(笑)。13週までの結果をもとに見ていこう。

【AFC】
○ Indianapolis Colts 10-2
昨年同様、開幕から快進撃を続けていたが、ダラスに黒星を喫し、更に13週にはテネシーにまさかの逆転負け。ここにきてチームのモメンタムを失うことは昨年の二の舞を予感させる。ルーキーRBアダイの活躍は光明だが、QBマニングにやや精彩を欠く印象を持つ。この流れを変える何かは、チームの中から生み出していかなければならないだろう。

○ San Diego Chargers 10-2
チーム力は安定していたが、QBリヴァースがどんなパフォーマンスを見せられるかが鍵だった今シーズン。期待以上の彼の活躍でスーパーボウルも見え始めた。攻撃の原動力はもちろんLT。彼の記録的な活躍がチームにモメンタムを生み出している。この好調を維持していけるかが今後の注目だ。ポストシーズンに弱いジンクスを持つHCショッテンハイマーの悲願が叶うのか。

○ New England Patriots 9-3
寒くなるにつれ調子を上げてくるNE。戦力面では高い評価はされていないが、それでも勝てるチーム。残り対戦カードも楽で、ホームフィールドアドバンテージを巡る争いがポイントとなりそうだ。鍵を握るのはOL。まだ不安を残すユニットがQBブレイディをしっかり守りきれるか。

○ Baltimore Ravens 9-3
自慢の守備力がこれからの戦いに生きてくる。課題の攻撃も、QBマクネアは経験豊か。ポストシーズンを戦い抜ける実力はあるが、起爆剤が欲しいのも事実。不安材料は主力の高年齢化だけに、若手の台頭が求められている。

○ New York Jets 7-5
強さは感じないが、しぶとくプレイオフ戦線に残っている。これもひとえにQBペニントンがケガをせずに出場できていることが大きな理由となっている。RBではルーキーのワシントンがよく頑張っている。守備も決して強くはないが、よく健闘している。スケジュールが比較的楽なので、接戦をきちんと制していけばチャンスは十分にあるだろう。

○ Cincinnati Bengals 7-5
昨年のシンデレラチームで、今シーズンも注目されたシンシナティだが、苦しみに苦しんでなんとかプレイオフ戦線に生き残っている感じだ。昨シーズン守備でのビッグプレイがチームに勢いを与えたが、CBオニールの負傷などもあって今シーズンはターンオーバーを取れずにいる。爆発的な攻撃力もなりを潜めているが、ここに来てようやく少し明るい兆しが見えてきた。スケジュールは厳しいが本来の力を見せられれば、昨年のピッツバーグのような活躍も期待できる。

○ Jacksonville Jaguars 7-5
守備力の高さとランアタックの安定性でここ数年いい成績を残しているジャクソンヴィル。しかし、インディアナポリスと同地区ということもあり、その壁が常に大きく聳え立っている。QBギャラードはそこそこのパフォーマンスを見せているが、レフトウィッチ同様チームを化けさせるだけの力はない。スケジュールも厳しく、プレイオフ進出はかなり困難と言わざるをえない。

○ Denver Broncos 7-5
ついにプラマーを諦め、QBカトラーをスターターに据えたデンバー。1試合見ただけで評価はまだ下せないが、今シーズンこれ以上勝ち星を延ばすのは難しそうに思える出来だった。守備も強く、ランも非常にいいだけに、パッシングゲームさえ改善できれば頂点も目指せるチーム。しかし、問題は決してQBだけの責任ではなかった。

○ Kansas City Chiefs 7-5
QBグリーンの復帰がチームにモメンタムをもたらすことにならなかったのが辛いところ。RBジョンソンが復調し、攻撃の形はできてきたが、それが得点に結び付いていない印象だ。スケジュールも厳しいだけに、13週のクリーヴランド戦の敗北は非常に手痛いものとなった。

○ Buffalo Bills 5-7
攻守ともにそこそこ。攻撃ではRBマゲイヒーがいまひとつ。QBロスマンはそれなりのパフォーマンスだが、ブレイクするほどではない。守備も悪くないが、あと一歩物足りない感じがする。

○ Miami Dolphins 5-7
QBハリントンとなって長く苦しんだがようやく攻撃が噛み合ってきた。とはいえ、今シーズンのプレイオフ出場は絶望的で、来期以降に向けた戦いが必要となる。ハリントンで行くのか、カルペッパーか、それとも新たなQBの獲得なのか、チームの方向性が問われる時期だ。

○ Pittsburgh Steelers 5-7
昨年のスーパーボウル覇者の低迷。QBロスリスバーガーにその責を求める声が多いが、確かにキャンプの欠場などで呼吸が合わないという問題もある。しかし、それ以上にこのチームの低迷の原因ははっきりしている。それはモチベーションの低さだ。1ヤードに賭ける貪欲さが積もり積もって勝利へと繋がるスポーツなのに、昨年まで見られたそれが今シーズンは感じられない。最高のモチベーターであるHCカウアーをもってしてもそれは変えられないことをまざまざと示して見せたシーズンだった。

○ Tennessee Titans 5-7
オープンデート後4勝2敗。ボルチモア戦も1点差の惜敗で、フィラデルフィア戦ではマクナブを壊し、マニング兄弟相手に2試合連続のサヨナラFG勝利。現在AFCで最もモメンタムを持ったチームと言えるかもしれない。原動力はルーキーQBヤングとRBヘンリー。特にヴィンス・ヤングは初スターターの頃と見違えるほどで、かなり落ち着いたプレイができるようになった。パサーとしての評価は高くないが、ヴィック同様に窮地でのスクランブルが活路を切り開いている。このタイプはハマると活躍するが、脆さもあって安定した勝利が掴みにくい欠点を持つが…。少なくとも今はノりにノっているのは事実だ。

○ Cleveland Browns 4-8
KC相手にアップセットを演じてみせたものの、チーム力の低さは改善されていない。フライに代わるQBアンダーソンがどのようなパフォーマンスを見せられるか注目だ。守備の再建も含めて、クレネル就任2年で成果は見えていない。

○ Houston Texans 4-8
ドアマットチームで勝てない原因をQB一人に押し付けてもいつまで経っても改善しない。クリーヴランドのティム・カウチの姿が重なって見えてしまうQBカーだが、ランニングアタックが確立しないとHCキュービアックのオフェンスも機能しそうにないだけに、カーを変えても状況はよくはならないだろう。それでももう少し結果を残さないと来シーズンのQBの座が危ういのも事実。残り試合で、NEやコルツ相手に奇跡を起こせるか。

○ Oakland Raiders 2-10
QBブルックスがケガから復帰しても、チームの規律のなさはどうしようもない。まずは戦う集団へとメンタル面から立て直さなければ当分この位置から抜け出すことはできないだろう。

各地区トップの4チームはほぼ当確した感じ。残る二つの椅子を7勝のチーム5つが争っている。その中では、NYJとシンシナティが有利、対抗はKC、Jaxとデンバーはかなり不利だ。
プレイオフの展開はホームフィールドアドバンテージが鍵を握りそう。昨年のようにロードで勝ち続けるのはめったにあることではない。コルツ、ペイトン・マニングの意地も気になるが、現時点では本命SD、対抗NEと予想する。