奇想庵@goo

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アニメ感想:まかでみWAっしょい! 第4話「なんか犯罪みたいなんですけど。」

2008年10月31日 01時25分31秒 | 2008秋アニメ
もう何でもあり。巨大ロボットも秋葉原ぶっ壊しても太陽にほえろごっこも何でもOK。ノリだけで成立しているがそれが許される作品とも言える。
榮太郎が便利すぎるという気はする。能力的にも何でもできるし、性格的にもトラブルメーカーで趣味のために生きているキャラだし。彼を使えばどんな展開でも成立させてしまう。それだけに使い過ぎると食傷的になりかねないが。
もうちょっとテンポ良く展開して欲しい気はした。全体にちょっとくどい感じが残る。この辺りは好みの問題かもしれないが。
何でもありだと目立つキャラと食われるキャラの差が激しくなるのも事実だが、まあ今回はそこそこどのキャラにも出番があった。「メガネ」こと鈴穂はこういうノリだと目立たなくなるけど、他はまあそこそこ。「ハーレム」こと拓人の存在感の薄さもまあ仕方ないっしょ。


アニメ感想:とらドラ! 第5話「かわしまあみ」

2008年10月31日 01時24分10秒 | 2008秋アニメ
川嶋亜美登場。当然一癖も二癖もあるキャラクター。表裏のある性格に周りが右往左往する……という展開にしないところがなかなか面白い。
竜児と大河がファミレスで偶然北村とその幼馴染である亜美と出会い、北村と竜児が席を外している間に、亜美の本性に腹を立てた大河が彼女を張り倒す。それを北村に知られて大河が落ち込むという展開で十分にストーリーが成り立つが、そこに軸点が置かれない。実は北村は亜美の本性を知っていてそれを竜児に見せていた。これから描かれるのは大河ではなく亜美の方となる。
この作品はとことん「ずらす」ことに力点を置いている。竜児と大河はカップルではなく共に他に好きな人がいるし、主要登場人物はどこかずれているキャラクター性となっている。登場するネタが古いのもある意味ずれていると言えるし(苦笑。
こうした「ずれ」によって物語性が生まれ、青春の葛藤を巧みに描いている。人生は思うようにならないという感じが醸し出されているとも言えるだろう。見た目に反して本当に面白い青春アニメだよ、これは。


アニメ感想:喰霊-零- 第3話「邂逅砌」

2008年10月31日 01時23分15秒 | 2008秋アニメ
ハイテンションで突っ走ってきたが、第3話から回想シーンに突入。しばらく続きそうなので『ベルセルク』か!とつっこみたいところだが、それはともかく。
できることならあのノリでキャラクター皆殺しでどこまでいけるか見てみたいという気持ちも捨て切れないのだが、現実的にはなかなか難しいであろうだけに、とりあえずの回想突入は仕方が無いところだ。
相変わらず演出や作画は頑張っているけどちゃちな印象。物語も精一杯作られてはいるが、平均レベル。独創的というわけでもなく、ユニークな視点があるわけでもなく、必要な点は押さえているがそれだけという感じだ。もうちょっとひとつひとつの見せ方に工夫ができないかと思うのだが、今はこれが精一杯なのだろうか。
絶体絶命の場面で止まっているだけに、それをあっさりと抜け出してしまえば作品のテンションは大きく下がる。回想部分からそこへどう繋げていくか非常に注目しているが、かなりの難易度だと思う。うまくやってくれればそれだけでこの作品の評価はかなり高まるが、さて……。


アニメ感想:ミチコとハッチン 第1話「さらばだ!非情のパラダイス」

2008年10月31日 00時43分28秒 | 2008秋アニメ
なんとなく感じたのが、宮崎アニメっぽさ。ミチコの脱獄シーンはそうでもないが、ハナが里親の下で虐げられながらも健気に生きている様にちょっとそんな感じを受けた。
里親だから虐げられるという構図はどうかと思うが、ミチコの力によってやり返すのではなく自分の力でやり返した点は良かった。
破天荒なミチコとハナの母子の出会いが描かれた第1話は非情によく出来ていた。でも、これからどうなるのか全く予想不能。どういう方向性へと進んでいくのか楽しみでもあり不安でもある。
なお、ミチコは真木よう子、ハナは大後寿々花が声を担当している。共にアニメの声優は初めて。ハナはそうでもないが、ミチコは若干の違和感があった。ひどいというほどではないが、もう少し見ないと評価できない。


アニメ感想:のだめカンタービレ 巴里編 Lesson2

2008年10月31日 00時42分13秒 | 2008秋アニメ
指揮者コンクールをわずか1話で終わらせるとは予想していなかった。確かにのだめと千秋の関係を描く上ではさほど重要なものではない。1クールと短い中ではもっと重点的に描きたいことがあるのも理解できる。1期には見られなかった大胆さを感じることができた。
脚本、演出、構成どれをとっても1期よりいいと思う。原作を忠実になぞることが大切と思うなら不満を感じるかもしれないが、押さえるところは押さえつつ、スピーディに描き切った。テンポがいいし、文字を使ったオチの見せ方もいい感じだった。音楽の良し悪しを絵で見せようという姿勢もある意味大胆だ。
巴里編は音楽よりも人間関係、特に青春の苦悩のような部分が強く出ているだけに、今後それをどう描いていくかが気になるところだ。今回のような大胆さをこれからもどんどんと出していって欲しい。


アニメ感想:CHAOS;HEAD 第3話「contact 接触」

2008年10月31日 00時21分17秒 | 2008秋アニメ
ここまでほぼ主人公の一人称視点で描かれていたのに、三人称の視点が混ざったのは残念。現実と妄想、リアルとバーチャルの境目が曖昧となる点がユニークな作品なのだから、その辺りの描写は徹底して欲しかった。
油断するとただのサイコ系アニメになってしまう。その意味でこの3話の出来はよくなかった。もっと現実感覚を揺さぶって欲しいのだが、このレベルを保てるかどうか微妙な感じになってきた。「その目誰の目?」ってフレーズとしてインパクトが弱いのも辛いところだ。


アニメ感想:黒塚-KUROZUKA- 第4話「埴輪人」

2008年10月31日 00時20分10秒 | 2008秋アニメ
正直厳しい。作画や演出はそこそこ頑張っているとは思うが、残念ながら面白いとは感じない。キャラクターに見る者を惹きつけるだけの力が無い。設定も最初はインパクトがあったが、3話以降は目新しさを感じない。この作品の売りとなるストーリーも、希求してやまないというレベルには思えない。
4話を経てもなお、主人公が何を求めているか伝わらない。黒蜜への愛を語るほど二人の間のエピソードが描かれていない。物語の展開の上で押さえるべきところを押さえていないため、物語に没入できない。第三者的にストーリーを眺めるだけで、次の展開を知りたいという思いは湧かない。
厳しい言い方になるが作り手の自己満足で描かれてしまったように見える。黒蜜をもう少し魅力的に描いていれば違ったかもしれないが、ミステリアスという以外の印象をここまで持てなかった。もっと歴史の闇を描くような方向性を期待していたのだが、義経である意味が全く窺えないものになってしまっているのが残念だ。


アニメ感想:純情ロマンチカ2 第3話「三度目の正直」

2008年10月30日 23時55分08秒 | 2008秋アニメ
第3話開始時と終了時で変わったのは、イチゴがサクランボになっただけ。何かが劇的に変化したわけでも、何かの決着がついたわけでもない。まあウサギさんの過去が垣間見れたのでそういう回ってことだけれど。
美咲は本当にいい子だ。いい子過ぎて自分の意思をちゃんと言えなかったりする。まあだからドラマが生まれるとも言えるが、お約束過ぎるというのも事実。そういう主人公と言ってしまえばそれまでだが、もう少し自立させてあげても良さそうにも映る。1期の頃に比べ精神構造が心もち女の子っぽくなりすぎてるように感じてしまうせいだけれど。二人の関係がユートピア的に成立し、ちょっとした波風を描くだけでOKとするならばそれでいい。物語として二人の関係を次のステージに上げようというのなら今のままではダメだろう。1期はユートピアを作るまでだったから面白かったが、それを維持するだけなら2期が必要かどうか微妙なところ。もちろん十分に面白いから見ているわけだが、突っ走って欲しいというのが正直な気持ちだ。


アニメ感想:伯爵と妖精 第3話「メロウの島」

2008年10月30日 23時52分39秒 | 2008秋アニメ
謎解きや妖精の存在が今のところ取ってつけたようであるのは否めない。戦闘の描写よりもエドガーがリディアを口説く場面の方に力がこもるのは当然なんだけど、話の面白さやこの作品の特徴であるはずの妖精をうまく話に絡める演出にはもっと力を入れて欲しいと思う。
話の運び方は悪くないが、それは原作の力に拠るところだろう。印象としての話に過ぎないが、コミックやラノベよりも少女小説は物語の根幹はしっかりしていると思う。アニメとしてそれを描き切れるかで作り手の力量が問われる。原作は未読ではあるが、原作の魅力を十分引き出せているようには感じない。場面場面の見せ方が紋切り型で創意工夫が伝わってこない。美男子たちの見せ場だけ力を入れておけばいいという雰囲気が透けてくるようではどうかと思うのだが。


アニメ感想:今日の5の2 第4話 13時間目「ミズカケ」14時間目「キセカエ」15時間目「ウエシタ」

2008年10月29日 23時58分17秒 | 2008秋アニメ
エンディング曲が替わってしまって残念。ノスタルジーを売りにした作品ではなかったけれど、それでもあのエンディングで救われてたのに。
今回は全体にイマイチといった印象。もともと決して高く評価している訳ではないが、ヒネリがなさ過ぎるように感じた。「萌え」系と呼ぶにはキャラクターの個性が弱く、エピソードも精彩を欠き、どうしてもエロ頼みって感じになってしまうわけだが、それだけに演出の出来不出来で印象がガラッと変わりそうだ。もうちょっと見せ方に工夫がないと、淡白であっさりと話が流れてしまうことになる。