奇想庵@goo

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NFL2007week03

2007年09月30日 22時01分17秒 | アメリカンフットボール
◎Dal 34-10 Chi

前半は両チームとも攻撃が振るわずジリジリするような展開。後半になってカウボーイズが本来の持ち味を発揮し一気に突き放した。QBロモとWRオーウェンスとのホットラインは現在NFL屈指と言っていいだろう。
ベアーズはQBグロスマンではこれが精一杯。いつまでこれを続けるのだろうか。

◎NYG 24-17 Was

前半17-3とリードしていたレッドスキンズだが、後半はふがいない戦いで逆転負け。ランが十分に機能せずボールコントロールが出来なかったのが敗因だが、手痛い一敗となった。
ジャイアンツは今シーズンの初勝利。QBマニングの出来が良かったとは思わないが、こうした勝利を拾っていくことが今後に繋がるだろう。RBワードはかなり安定した走りを見せた。

◎Car 27-20 Atl

ファルコンズはミスで自滅した印象。QBハリントンは決して悪くないと思うが、リーダーシップを発揮できなければQBレフトウィッチの出番も早まりそうだ。
パンサーズはRBフォスターのランが機能して勝利した。QBデロームのパスは安定に欠ける印象だ。負けが込むような事態になればQBカーの出番も出てきそうだが……。

◇Jac 23-14 Den

共にランでボールコントロールするチーム同士。しかし、それが出来たジャガーズと出来なかったブロンコスと明暗がはっきり分かれた。ブロンコスの敗因は2度の自陣でのファンブルロスト。だが、深刻なのはランが出なかったことだ。RBヘンリーが35ヤードでは厳しい。
ジャガーズはQBギャラードが12回で52ヤードのラン。QBレフトウィッチを放出し、ギャラードが名実共にエースとなったが負傷が心配となる数字だ。

◇Cle 24-26 Oak

先週の爆発がまるで嘘のように攻撃はパッとしなかったブラウンズ。特に前半はクリブスのキックオフリターンTDまで苦しんでいた。後半は2本のドライヴでTDを奪い追い上げを見せたが逆転を狙うFGをブロックされてジ・エンド。。
レイダースはQBマッカウンが負傷で後半はQBカルペッパーが登場。スタッツ的には二人共にQBはあまり目立ったものではなかった。攻撃を支えたのはRBジョーダン。HCキフィンにとってNFL初勝利となった。

◎Cin 21-24 Sea

ベンガルズにとって先週に続き手痛い敗戦となった。先週崩壊していた守備は立て直せたが今度は攻撃のリズムが悪かった。4つのターンオーバー、10のペナルティ、RBルディ・ジョンソンが17回のキャリーでわずか9ヤードのゲインとチームの勢いを削ぐプレイが目立った。そのためQBパーマーのロングパスが増え、それがインターセプトに繋がる悪循環だった。
シーホークスもWRバールソンの落球が目立つなど決していい内容ではなかったが、RBアレキサンダーのランを軸に手堅いフットボールを見せた。今後に向けてチームのモメンタムをどうつけていくかが課題だろう。

◎Ari 23-26 Bal

前半は3-20と一方的な結果となり、カーディナルスはQBをワーナーに変更。これが功を奏し残り2分を切って同点にまで追いついた。OLは以前に比べると改善されているが、レイヴンズの圧力にQBライナートを守れなかった。プレッシャーの中での判断の早さには定評のあるワーナーならではの追い上げだった。
レイヴンズは最後はQBマクネアがきっちりドライヴして決勝FGを決めて勝利。しかし、前半の流れからするともう少し余裕を持って勝たなければならない試合だったと言えるだろう。

◎Mia 28-31 NYJ

獲得ヤードでは圧倒したドルフィンズ。ようやく攻撃が機能し、QBグリーンのパスは300ヤードを超え、RBブラウンも100ヤード超のラン。しかし、それが勝利に結びつかない。詰めの甘さがこの結果をもたらした。つまらない反則も目立った。
ジェッツはRBワシントンのKORTDなどで奪ったリードを守りきった。執拗なラン攻撃が功を奏した形だ。スタッツは目立たないがやはりチームリーダーであるQBペニントンの復帰が非常に大きい。OLが彼を守れるかどうかが今後のポイントとなってくるだろう。

◎Buf 7-38 NE

現時点ではNFL最強チームがペイトリオッツであることに異存はないだろう。攻守に渡ってほぼ完璧とも言える状況だ。特に攻撃は新たに加わった3人のWRが非常に有効に機能している。これをいかに止めるかが今シーズンの他の31チームの課題とも言える。やや個人の能力に頼っている点がこのチームらしくない印象でそこが衝くべきところかもしれない。
エースQBロスマンがいきなり負傷退場したビルズ。しかし、替わったルーキーQBエドワーズはペイトリオッツ守備相手に健闘した。チーム力の差は歴然としているがその差を埋めていくには若手の台頭が必須だ。RBリンチ共々今後の活躍に注目したい。

◎SD 24-31 GB

チャージャースにとって先週の敗戦は痛くはないが、今週の敗戦は非常に痛いものと言える。課題は3つ。RBトムリンソンのランをいかに出すか。反則やタックルミスなど特に守備陣の規律をどう立て直すか。そして、最大の課題はパスラッシュがQBに届かず、それがDB陣の負担になっている点をいかに改善するかだ。早急に対応しないと今後に不安を残すこととなる。
QBファーヴの記録ラッシュがチームのモメンタムとなっているパッカーズは開幕3連勝を飾った。ランが全く出なかった中でもファーヴの肩で試合を勝利に導いた。その豪腕ぶりは素晴らしいの一言。ここ数年限界が囁かれていたが、今シーズンは復調が目立つ。この勢いをどこまで持続できるかが非常に楽しみだ。

◎Ind 30-24 Hou

エースWRジョンソンを欠き、ランが全く機能しない中で、それでも食い下がったテキサンズ。負担が圧し掛かったQBシュアブの2INTは仕方ないところ。現時点での力の差はまだ歴然としているが、若いチームだけにこういう戦いを続けていけばその差は埋めていけるだろう。
コルツにとっては手堅い一勝。KORTDを許すなどスペシャルチームには課題が残った。それ以外はきっちりと仕事をこなした印象だ。特にRBアダイは安定している。ただバックアップRBには不安が残る。

◇Det 21-56 Phi

イーグルスが大量得点で今季初勝利を飾った。開始から5つのドライヴを全てTDに繋げリードを奪った。不振に喘いでいたQBマクナブは381ヤードで4つのTBパスを決めた。RBウエストブルックも110ヤードで2TDと活躍。これで即座に復活とは言えないだろうが、そのきっかけにはなりそうだ。
マクナブを上回る446ヤードを投げたQBキトナ。ライオンズはランを捨てて追い上げようとしたが届かなかった。守備がここまで崩壊しては試合にならない。開幕2連勝スタートを切ったものの、この守備の再建は緊急課題だ。

◎SF 16-37 Pit

開幕2連勝同士の対戦だったが地力の差がはっきりと出た結果となった。スティーラーズはRBパーカーのランが安定し、守備も試合をコントロールした。開幕からの好調さをキープする戦いぶりは今後が楽しみに感じられる。
49ナーズは守備は比較的安定していたがここ一番でのタックルの甘さが目に付いた。攻撃はまだ波に乗れていない状況。QBスミスは成功率5割を切り、RBゴアは39ヤードに押さえ込まれた。シーズンを戦い切るにはやはり攻撃力の安定が求められる。もうワンランク上への実力アップが必要だ。

◇StL 3-24 TB

ラムズは3INTに2つのFG失敗とミスが目立った。攻撃もRBジャクソンのラン以外は抑え込まれてしまった。得意のパスアタックが機能せずTDを奪えずに終わった。攻撃陣に怪我人が出たことも原因だが、主力の高齢化も気になるところだ。
前半はバッカニアーズも攻撃は機能しなかった。ルーキーRBグラハムが終盤に活躍した。QBガルシアは安定したスタッツを残した。チームにモメンタムを与える勝利になるかもしれない。

◇Min 10-13 KC

QBにホルコムを立てたヴァイキングスだが攻撃をコントロール出来たとは言いがたい内容。期待のルーキーRBピーターソンは102ヤードを走ったが、試合を支配することは出来なかった。QBジャクソンの復帰が待たれるが、それがチームにいいインパクトを与えることとなるかどうか注目だ。
チーフスは逆転勝利。QBヒュアードはいいスタッツを残したが、RBジョンソンの不振が気になるところだ。守備は5つのサックを上げる健闘を見せた。今季初勝利を上げたが、今後も厳しい戦いは続きそうだ。

◎Ten 31-14 NO

第3クォーター終了までは3点差の接戦だったが、第4クォーターに3つのINTを喫して大差での結末となった。セインツは5つのターンオーバーで自滅に近い内容。ランは全く機能せず、QBブリーズへの負担は著しかった。彼を支えるレシーバーもいず、攻撃のリズムは完全に狂ったままだった。
タイタンズは守備の健闘もさることながら、QBヤングが落ち着いたクォーターバッキングを見せたことが収穫だろう。スタッツはそれほどでもないが、スクランブルに頼らずに試合をコントロールした。ただし相手の守備の弱さに助けられた側面もある。ヤングの真価を問うにはまだ見続ける必要があるだろう。


感想:アニメ「School Days」を見て(ネタバレあり)

2007年09月29日 10時44分28秒 | 2007夏アニメ
録画したまま放置していた『School Days』。その8話から最終話までを一気に観賞した。ネタバレ込みでこの作品について感想を書き記しておきたい。

この作品について語るとき、作品自体の評価、主人公への評価、最終話自粛に関する見方、そして地上波で放送したことへの見方を述べる必要があるだろう。
この作品の原作は18禁PCアドベンチャーゲームだ。間もなくPS2にも移植される。ゲームは未プレイ。偏見かもしれないが、基本的に18禁PCゲーム(及びそのアニメ化作品)への私の評価は非常に低い。よって、当初このアニメへの関心は低く、とりあえず1話だけ見て終わりにするくらいの気持ちだった。

それが結果的に最後まで見ることとなったのは、簡単に言えば作り手がお約束を見事に外してくれたからだ。ハーレム系アニメは主人公の男が多数の女性からモテまくるというものだ。それが不快を感じさせないのは、その主人公が誠実だからというものが多い。女性から慕われるだけの魅力があったり、少なくとも視聴者が投影できる何かを持っていたりするものだ。或いは全く逆に、巧みに女性を口説き落としていくような主人公像も成り立っている。
今作の主人公はそれに当てはまらない。ゲームでも批判されていたようだが、アニメの放送が始まるとネット上で彼への非難の声が吹き上がった。それはもちろん作り手の狙い通りである。
主人公同様にヒロインたちもまたお約束通りの存在ではない。見掛けはいかにもなキャラクターたちだが、その愚かさが前面に出ている。端々に描かれている女たちのズルさやイタさは、かえって不思議なリアリティを形成している。
最終話の段階で、不誠実な主人公の誠と、彼と寝た女たちという構図が出来上がっていた。その中でも弱さの目立つ二人のヒロイン世界と言葉は、破滅に向けてあと一歩といったところだった。
結果的に世界が誠を殺し、言葉が世界を殺した。通常女性は恋愛対象よりその浮気相手に殺意を向けやすいことを考えると、現実なら世界と言葉のどちらかが相手を殺すという展開が、或いは更に起こりやすいのは世界の自殺だろう。ただそうした終焉は誠にとってはグッドエンドでも視聴者にとってはバッドエンドなのでさすがに選択できなかった。
細部のギスギス感など見ていて鬱に感じるアニメという評価はそう間違いではない。最終話でその開放が必要だったという意味では妥当なエンディングだ。ストーリー展開は予測の範囲内だったし、個々のシーンの描き方にはどうかと思うものも少なくなかったが、それでも演出を積み上げて物語を構成した点は非常に高く評価する。物語と呼べるレベルのアニメは非常に少ない。その中でとても健闘したと思う。

主人公の誠の造型がこの作品を作り上げている。ハーレム系アニメや18禁ゲームを堪能しているオタクたちへ不快感を与えるために生み出された存在とも言える。
彼の基本的な属性は無知だ。彼は二股を続け、その後はどんどん手を出していくがその全てがきっかけは女性からの誘いによるものだ。そして、その場の雰囲気だけで行動する。彼には悪意は全く無い。そこを徹底して描いている。究極の自己中で、他人の心は全く分からない。彼の優しさはその場のノリに過ぎない。
そんな彼に惹かれるヒロインたちは、必然的にどうしようもなく薄っぺらくなってしまう。世界や言葉が好きになった理由は作品内で描かれていない。唯一刹那に理由らしい理由が存在するが、それすら人間性が発露するような出来事ではない。外見や上辺の優しさで好きになり、その内面の幼稚さを知っても頑なに求め続ける愚かさがこの作品の女性たちの共通の属性だと言える。
誠の醜さは恋愛という場で描かれているが故に特殊だ。だが、恋愛以外の場で人は、特にオタクは、誠のような側面を持っている(もちろん恋愛の場だけ除くものではないが)。それを突きつけられた痛さが意図的になり無意識的になり誠への強い苛立ちへと繋がっている。その意味では11話までにそれは十分に描き切れた。誠をのうのうと生き続けさせる終わり方もあっただろうが、作品としてのけじめをつけるという観点からはこうした結末が妥当だった。

最終話は殺人によって結末を迎える。表現として特に過激だったとは思わないが、この内容であれば放送自粛も肯える。あの展開で誰も死なずに終わることは不可能だろう。ただ現実の事件は作品のような明快さはない。この作品が現実に与える影響力を鑑みた場合、格別に放送中止するという事態が必要だったかどうかは非常に疑問だ。

この作品が地上波で、深夜とはいえ誰もが目に出来る形での放映で良かったのかどうか。これは非常に難しい判断だと思う。少なくとも現在放映中の凡百のアニメより優れている作品だ。しかし、誰もが見るべき作品ではない。例えばCS放送であれば、作品ごとに年齢視聴制限を儲けることができる。地上波ではそれができない。一方で、善悪のあり方や人の心の動きなどキチンと描いていることを考えれば、特に勧めるわけではないが中高生が見ても構わないと思う。アニメに限らずオブラートに包まれた形でもっと酷い作品がいくらでも放送されている。猟奇的な部分を捉えて非難するのは簡単だが、もっと見えにくい形で質が悪いのみならず俗悪なものがあちこちで散見できる現状がある。

この作品とは直接関係無いが、某所で、女性差別について日本はアメリカよりマシと言った意見や更に日本には女性差別は現在ほとんど存在しないといった意見が書き込まれていた。そうした意見はごく一部の声に過ぎないとは思うのだが、ネット上ではこうした無知が拡大再生産されている印象を受ける。
誠は悪ではない。どれほど不快に感じようと彼に女性たちを騙そうという悪意はない。一方で彼の無知は多くの悲劇を生んだ。もちろんそれは彼だけの責任ではない。だが、無知であることの罪もまたそこに存在している。無邪気なら許されるというわけではないことに気付こう。

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「School Days」放送自粛余波

2007年09月26日 19時52分06秒 | 2007夏アニメ
先日起きた16歳の少女が父親を斧で殺すという事件を受けて、いくつかのアニメ番組が放送を自粛した。どのような状況であっても放映すべきとは思わないが、今回の件は明らかに過剰反応と言うべきだろう。

周囲の雰囲気に流されやすいのはこの国の悪い側面だが最近それが顕著に感じる。「KY」=空気が読めないと批判的に語られるが、それはとても日本的なものの見方だ。
某ブログで乗用車の写真が掲載され、そのナンバープレートが見えることから、コメント欄にそれを消した方がいいという意見が多数寄せられた。確かに、ナンバーを見えないように修正するというマナーは存在する。しかし、それを強制すべきものだとは思わない。
消した方がいいという意見の表明はいいが、消すかどうかは管理人の判断に委ねられるものだし、意見が取り入れられなくてもそれ以上どうこう言うべきものではない。現実は管理人を批判する意見の羅列となっている。
メディアで時々取り上げられることだが、個人情報保護法が施行されて以来、あちこちで過剰な反応が為されている。それはネット上でも例外ではないということだろう。

一方で、奈良の少年による放火殺人事件での調書流出のような明らかな違法に対して、マスコミが表現の自由の名の下に騒いでいる姿も情けなく思う。正義をかざして個人を攻撃するマスコミの姿が人々をこのような状況に追い込んでいるとも言えるだろう。マスメディアの自分勝手な様は多くの国民が身に染みているのではないか。

この放送自粛によって、今夏スタートした『School Days』というアニメの最終回が放映中止となった。地上波ではその最終回の放映の目処が立っていない。
そんな状況で、このアニメの原作である18禁アダルトゲームの発売元オーバーフローが最終話の試写会を行うと発表した。その際に、『School Days』或いは続編の『Summer Days』の未開封のソフトが必要としたことで、2ちゃんねるなどで騒ぎとなった。
すぐさまオーバーフローは開封済みでも可と修正したが、この混乱に乗じて金儲けをしようとしたのではと色眼鏡で見られることとなった。この作品を放送していたAT-Xが明日最終話を放映することが発表され、とりあえずこの騒ぎも落ち着きそうだ。

今回の件に限らず2ちゃんねるなどで騒ぐことで不正を糺そうという動きが見られる。マスメディアへの不信がそれを増長させている印象だ。海外でブログなどによってマスコミ以外にも社会を監視・批判する存在が生まれ、うまく機能している例もある。ただ日本の場合そのほとんどが匿名の存在であり、無責任な、ただ雰囲気に流されただけのものも少なくないように思われる。
ネット上では時に卓見に出会うこともできるが、大半は幼稚な意見ばかりで、そこを国家権力に衝かれる可能性も考えられる。今のままだと遠からず規制の声が上がるのではないか。時にそれも仕方ないと思う出来事も少なくないのが本当に残念だ。


アニメ・秋の新番組【関西編】

2007年09月25日 02時24分25秒 | アニメ・コミック・ゲーム
改変期。アニメスタイルによるとこの秋は32本と若干少なめ?
それでも今期は見る時間が取れそうにないので、かなり絞り込むことになりそう。感想を書く時間が全く取れていないしね。既に終了した作品の感想も書きたいのだけれど……。
なお、あくまで暫定のものであり、放送日時等は変更の可能性がある。逐次修正する予定。

D.C.II[サンテレビ]月24:00(10/1),[KBS京都]水25:00(10/3),[キッズステーション]水25:00(10/17)
※原作は18禁恋愛アドベンチャーゲーム。

BLUE DROP ~天使達の戯曲~[KBS京都]火26:00(10/2),[AT-X]金11:30(11/9)
※原作は吉富昭仁のコミック(チャンピオンRED連載)。SF学園もの?

スケッチブック ~full color's~[テレビ大阪]水26:25(10/3),[AT-X]木10:30(10/4)
※原作は小箱とたんの4コママンガ(コミックブレイド連載)。美術部学園もの。

ナイトウィザード The ANIMATION[テレビ大阪]水26:55(10/3),[キッズステーション]月24:00(11/5)
※原作はテーブルトークRPG。

灼眼のシャナII[毎日放送]木25:25(10/4),[アニマックス]木22:30(11/8)
※原作は高橋弥七郎のラノベ。第2期シリーズ。ツンデレ系ヒロイン学園ファンタジー。

ご愁傷さま二ノ宮くん[KBS京都]金26:00(10/5),[BS朝日]月26:00(10/29)
※原作は鈴木大輔のラノベ。学園ファンタジー。

Myself; Yourself[テレビ大阪]金28:05(10/5),[AT-X]木(11/22)
※原作は11/29発売予定のPS2用恋愛アドベンチャーゲーム。

天才? Dr.ハマックス[ファミリー劇場]土8:00(10/6)
※よゐこの二人をメインキャラクターとして子供向け学習アニメ。環境問題がテーマとなっている。

機動戦士ガンダム00[毎日放送]土18:00(10/6)
※ガンダムシリーズ最新作。

キミキス pure rouge[毎日放送]土26:55(10/6)
※原作はPS2用恋愛シミュレーションゲーム。

メイプルストーリー[テレビ大阪]日8:30(10/7)
※原作はネクソンジャパン運営のMMORPG。

ぷるるんっ!しずくちゃん あはっ☆[テレビ大阪]日9:00(10/7),[AT-X]日11:30(10/21)
※現在放送中の『ぷるるんっ!しずくちゃん』の第2期作品。児童向け絵本などに展開していたキャラクターを元にしている。

しゅごキャラ![テレビ大阪]日10:30(10/7),[AT-X]金11:00(10/19)
※原作はPEACH-PITのコミック(なかよし連載)。学園ファンタジー?

獣神演武[AT-X]月9:30(10/8),[テレビ大阪]金27:35(10/12)
※原作は黄金周原案/荒川弘作画のコミック(ガンガンパワード連載)。架空歴史群雄もの。

レンタルマギカ[KBS京都]月25:30(10/8),[サンテレビ]火24:00(10/9)
※原作は三田誠のラノベ。魔法戦闘ファンタジー。

DRAGONAUT ─THE RESONANCE─[テレビ大阪]火25:30(10/9),[AT-X]火9:30(11/6)
※NASとGONZO製作によるオリジナルアニメ。SFもの。

ef ─ a tale of memories[KBS京都]火25:30(10/9),[サンテレビ]火26:10(10/9),[AT-X]月10:00(10/22)
※原作は18禁インタラクティブ・ノベルゲーム。

素敵探偵ラビリンス[テレビ大阪]火26:05(10/9),[AT-X]木10:00(11/8)
※原作は万城めいと原作/若山晴司作画のコミック(マガジンSPECIAL連載)。旧都・東京で不思議な力によって事件を解決する少年探偵もの。

みなみけ[テレビ大阪]火27:10(10/9),[AT-X]木11:30(10/18)
※原作は桜場コハルのコミック(週刊ヤングマガジン連載)。日常生活描写もの。

BAMBOO BLADE[テレビ大阪]水25:55(10/10)
※原作は土塚理弘原作/五十嵐あぐり作画のコミック(ヤングガンガン連載)。剣道部の女子部員がメイン。

プリズム・アーク[サンテレビ]水26:10(10/10),[AT-X]月17:00(10/15)
※原作は18禁SRPG+ADV。ファンタジー。

もっけ[朝日放送]水26:51(10/10)
※原作は熊倉隆敏のコミック(月刊アフタヌーン連載)。妖怪・伝奇もの。

こどものじかん[KBS京都]木25:30(10/11)
※原作は私屋カヲルのコミック(コミックハイ!連載)。小学校を舞台にした作品。

げんしけん2[サンテレビ]木26:10(10/11),[キッズステーション]金24:00(10/12)
※原作は木尾士目のコミック(月刊アフタヌーン連載終了)。オタクを扱った作品。第2期。

CLANNAD[毎日放送]土25:55(10/13),[BS-i]木25:00(10/25)
※原作は恋愛アドベンチャーゲーム。ゲーム制作はKey。学園もの。アニメ制作は京都アニメーション。

神霊狩/GHOST HOUND[WOWOW]木23:30(10/18)
※Production I.G20周年記念作品。原作はProduction I.Gと士郎正宗が担当。和風ファンタジー。

もやしもん[関西テレビ]火25:55(10/23)
※原作は石川雅之のコミック(イブニング連載)。農大を舞台に菌やウイルスが登場する作品。

しおんの王[関西テレビ]火26:25(10/23)
※原作はかとりまさる原作/安藤慈朗作画のコミック(月刊アフタヌーン連載)。将棋もの。

逮捕しちゃうぞ フルスロットル[BS-i]木24:30(10/25)
※原作は藤島康介のコミック(週刊モーニング連載終了)。第3期シーズンとなる。婦警が主人公。

逆境無頼カイジ[読売テレビ]月パーク内(10/29)
※日本テレビ系列で放映。原作は福本伸行のコミック(週刊ヤングマガジン連載)。異色ギャンブルもの。

はたらキッズ マイハム組
※テレビ朝日で放映。

魔人探偵脳噛ネウロ
※日本テレビ系列で放映。原作は松井優征のコミック(週刊少年ジャンプ連載)。推理系ファンタジー?

▼CLAYMORE[日テレプラス&サイエンス]
※日本テレビ系列で今春から放送された作品。11月より放送開始。

▼ZOMBIE-LOAN[AT-X]水10:30(11/28)
※テレビ朝日で今夏スタートした作品。

[特撮]
魔法先生ネギま!Parallel[テレビ大阪]水1:50(10/3)

風魔の小次郎[サンテレビ]金2:05(10/5)

キューティハニーTHE LIVE[テレビ大阪]土2:05(10/6)

ウルトラセブンX[毎日放送]土3:25(10/6)


¶ 9/30 「しゅごキャラ!」放送日時修正。[特撮]追加。
¶ 10/21「もやしもん」「しおんの王」など修正。


移動速度

2007年09月24日 02時41分08秒 | FF11
ヴァナ・ディールの広大さに比べ、プレイヤーキャラの移動速度の遅さは致命的と言ってもいいかもしれない。何をするにしてもやたら時間の掛かるゲームではあるが、それを無駄と感じさせないように設計するのが腕の見せ所だと思うのだが、現実にはその点では大失敗と言える状況だ。倉庫キャラへの切り替えや宅配回りの遅さも大問題だが、やはりその象徴は移動速度の遅さだろう。

チョコボを利用した移動を別とすると、PCが使える移動速度の上昇方法はアビリティの「とんずら」、歌の「マズルカ」、そして移動速度上昇装備品となる。とんずらはさすがに速すぎるが、俗に言う「夜忍(忍AF両足の夜間限定の移動速度アップ)」を経験してこのくらいの速度が常時得られれば過ごし易いと感じた。今更変更は難しいだろうが、移動速度は快適さを量る大きな目安となるだけにもう少し考えてもらいたいものだ。

とんずらは移動に有用だがリキャストが長い。「ラプトルのマズルカ」は速度が実感しにくく、歌の詠唱時間まで考えるとあまり使う意味を見出しにくい。それに比べ「チョコボのマズルカ」は非常に有効だがもちろんメイン詩人でなければ使えない。
装備では先に挙げた夜忍こと「乱波脚絆」の存在が大きい。用語辞典によると、「とんずら」が+56.25%、「ラプマズ」が+12.5%、「チョコボのマズルカ」が+31.25%、「乱波脚絆(改)」が夜限定ながら+25%、これ以外の装備が+12.5%となっている。この+25%は速いと体感しやすい速度と言える。
装備品なので当然忍者のみだし、しかも夜限定となっている。打ち直すとヴァナ時間で2時間効果が伸びる。これをその価値に見合うと考えるかどうかだが、私は迷わず打ち直した。

これ以外で代表的な装備は「礼服」が挙げられる。ただし三国のみという条件で、しかも所属国でなければならないという制限まで付いている。倉庫に持たすにはいいがメインが着るには……と思わずにいられない。
この他、イベントアイテムだった「ピッチフォーク+1」はコスチューム時限定、アサルト鑑定品の「ストームクラッコー」はアサルト限定、デザートブーツは砂嵐限定となっていてどれも利便性は乏しい。
常時効果発動のものは、シ狩のみながら低レベルから使える「ストライダーブーツ(トロッターブーツ)」が有名だが非常に高価だ。「クリムゾンクウィス(ブラッドクウィス)」も入手難易度は低くはない。ティアマットが落とすヘラルドゲートルは最も入手難易度が高いだろう。サルベージで手に入るスカディジャンボーはジョブが限られているとはいえ手の届きやすいと思われる。

で。結局のところ何が言いたいかというと、キリン戦で真龍の免罪符が一度に2個ドロップするという奇跡が起き、その一つをゲットすることができた。赤メインとしては喉から手が出るほど欲しかったアイテムの一つ。空の三種の神器として、白虎佩楯、麒麟大袖とならんで挙げられるが、その入手の困難さは他の二つを大きく凌駕する。これまで数多くのキリン戦を経験しているが本当に落とさない。それだけにまだまだずっと先になるだろうと思っていた。最近はアイテムに拘らないようにしているが(まあそれでもいろいろと欲しいアイテムはあるけれど)、待ち望んだアイテムの獲得はやはりこのゲームの一つの楽しみであることに間違いないと改めて実感した。赤としてあと欲しいのはジュワだけどね……。


NFL2007week02

2007年09月23日 23時59分00秒 | アメリカンフットボール
◎SD 14-38 NE

今週最大の注目カードはワンサイドゲームとなった。これが実力差とは思わないが、現時点ではペイトリオッツの地力が勝っているのは事実だろう。WRモスの存在をどう封じるかは今後ペイトリオッツと戦うチームの大きな課題となる。チャージャースは序盤のミスが響いた。まだまだ若いチームなのでシーズンを通して成長していけるかどうかがプレイオフでの再戦の鍵になると思う。

◇Oak 20-23 Den OT

開幕戦にまずまずの数字を残したレイダースのQBマッカウンは3INTでわずか73ヤードと酷い結果となった。RBジョーダンが159ヤード走ってなんとか戦えたといったところか。2週続けて接戦を制したブロンコスだが、QBカトラーは2INTと決していい数字ではない。それでも勝てるという点は評価に値する。勝つことでチームに勢いを与えられるかどうかが注目だ。

◎NYJ 13-20 Bal

共にエースQBを故障で欠いた戦い。共に控えは控えでしかないというパフォーマンスだった。レイヴンズのQBボーラーは経験は豊富。しかし、強いとは言えないジェッツの守備に苦戦した。一方、初先発のQBクレメンツはレイヴンズの強力守備に散々の出来。NFLで通用するには苦しい印象だったが、終盤は慣れてきたのか少しいいパフォーマンスを見せた。結果は守備力の差が現れた形だが、早くQBが戻ってこないと厳しい戦いが続くのは必至だ。

◎KC 10-20 Chi

QBに課題の多い両チーム。ベアーズのQBグロスマンは成長が見えない。安定してパスを投げていても急に不安定になる。RB陣のボールセキュリティの低さと共に今シーズンの苦しい戦いが予感される内容だった。チーフスのQBヒュアードは能力的に物足りなさが目立つ。ベアーズの守備の強さもあるが、状況を打破する力を持っていないのも事実だ。最後に登場したQBクロイルを試合に使いつつ育てていくことが必要だろう。

◇Sea 20-23 Ari

接戦を制したのはカーディナルス。若いQBライナートがベテランQBハッセルベックに投げ勝ったと言うべきだろうか。課題だったOLの向上も勝利の要因となった。パスプロテクトだけでなく、RBジェームズのランにも大きく貢献した。シーホークスはスタッツだけでは敗因は分かりにくい。RBアレキサンダーのランがもう一つだったにしてもそれだけで負けるとは思えない。相対的に力の差が無くなって来たといった感じだろうか。

◇Min 17-20 Det OT

オーバータイムを制したのはホームのライオンズ。双方共に5つずつのターンオーバーを喫する荒れた試合となった。ライオンズの乱調の原因はQBキトナの負傷退場にあった。第2クォーター途中からQBはバックアップのオサリバンが務め、第4クォーター途中にキトナが復帰した。一方、ヴァイキングスのQBジャクソンも大乱調で4つのINTを喫した。オーバータイムではQBボリンジャーが登場したが彼のファンブルが敗因となってしまった。期待のRBピーターソンも66ヤード止まりと物足りない数字だった。

◎Dal 37-20 Mia

前半は接戦だったが最後は地力の差が出た形だ。カウボーイズのQBロモはそういい出来ではなかったが、きっちりと結果を残すプレイぶり。WRオーウェンスの存在が大きいのも事実だが、勝てるQBになった印象だ。対するドルフィンズのQBグリーンは4INTと散々だった。優れたパサーだがまだチームにフィットしていない感じだ。しかし、それ以上にランが確立していない点が負担となっている。早急な対策が必要だろう。

◎NO 14-31 TB

バッカニアーズが完勝。QBガルシアの獲得がチームにプラスに作用しているのは間違いない。ただWRギャロウェイへのロングパス主体では安定した攻撃には繋がらない。また守備陣は以前の輝きにはほど遠い出来だろう。セインツは危惧したとおり厳しい戦いが続いている。もともと守備には不安が多いので、攻撃の建て直しが急務だ。パスプロテクトの強化とWR陣の成長が欠かせないが果たして。

◎Cin 45-51 Cle

今週最大のアップセット。ベンガルズはいいドライヴからTDを奪い、楽勝ムードも漂ってきつつあったが、あにはからんや守備が崩壊しよもやの展開となってしまった。先週多くのTOを奪った守備は明らかに雑な印象を受けた。チーム全体に慢心があったのかもしれない。
ブラウンズのQBアンダーソンはずば抜けた能力は持たないが無能ではない。昨シーズンも後半先発の座を得たように試合の中で結果を見せるタイプのQBだろう。結果的にはRBルイスのランの数字が目立つが、試合を制したのは彼のパスだ。簡単にQBクィンに先発の座を明け渡さない意地を見せてもらいたいものだ。

◇SF 17-16 StL

2試合続けて接戦をものにした49ナーズに勢いを感じるが、果たして……。獲得ヤードはラムズの392ヤードに対して186ヤードと大差を付けられたが、タイムオブポゼッションには大差は無く、ターンオーバーを奪った数は1つ上回った。スタッツからでは窺い知れない勝負強さが身に付いてきたのか。ラムズはFGが多くTDは1本止まり。フィールドポジションが悪いことがその要因となっていそうだ。

◇Hou 34-21 Car

パンサーズが2本のTDを先制したがテキサンズもすぐに追い付き、更にFGで逆転。後半追加点のTDを奪った後のキックオフリターンでパンサーズKRファガンズがファンブルし、それを拾ってTDまで獲得して一気に流れを掴んだ。こうしたビッグプレイを生んだ背景にはQBシュワブの安定したプレイがある。パンサーズはランが出ないのが問題だろう。

◎GB 35-13 NYG

パッカーズQBファーヴが勝利数で歴代単独首位となった。ここ数年低迷が続くチームだが負け越しはわずかに1シーズンのみ。それを支えているのはもちろん彼の肩。この試合ではレシーバー陣の奮起が目立った。ここ最近イージーなドロップの多いパッカーズだが、この日は集中力が感じられた。これをキープできれば面白い存在になるかもしれない。
怪我をおして出場したジャイアンツのQBマニングは精彩を欠いた。プレッシャーが無ければ安定するが、プレッシャーを受けると不安定さが目立つ。RBバーバーはそれを常にフォローしていたが、彼が引退してマニングの真価が問われている。なお、DEストレイハンはまだ現役なのね。

◎Ind 22-20 Ten

一方的になるかと思われたが、後半タイタンズが追い上げあと一歩まで迫った。それはQBヤングの力に拠る所が大きいが、彼のランに頼る戦いはチームに安定した力をもたらさない。コルツはルーキーWRゴンザレスがいい働きを見せた。デプスに不安のあるチームだけに若手の台頭は頼もしい。

◎Atl 7-13 Jac

逆転でホームのジャガーズが勝利を飾った。しかし、スタッツはともかくQBギャラードは褒められた内容ではない。いつまで彼で戦うのかHCデル・リオの決断が注目だ。ファルコンズは初戦に比べれば攻撃は機能するようになった。しかし、Kプレイターがチームのモメンタムをぶち壊した。攻撃、守備、スペシャルチームの3つがかみ合って初めてチームは勝利を手に出来る。それぞれに課題を残す試合となってしまった。

◇Buf 3-26 Pit

前半スティーラーズは攻めあぐねて4本のFGでリードは奪うも物足りない内容だった。後半2本のTDで突き放し完勝。攻撃にはまだ不満も残るだろうが、守備は今シーズンは期待できそうだ。ビルズはQBロスマンのスタッツはそう悪いものでもないが、得点に結びつかなければ意味が無い。獲得ヤードやタイムオブポゼッションで大差を付けられ一方的な内容になってしまった。

◎Was 20-12 Phi

開幕戦同様プレイに精彩を欠くイーグルスQBマクナブ。ホームでTDを上げられずに敗北した。彼を守り立てるレシーバーもいない印象で攻撃の建て直しには時間が掛かりそうだ。レッドスキンズは若いQBキャンベルがまずまずの出来。目を見張るようなものはないが、経験を積めばそこそこのQBになるかもしれない。RBやWRがよく支えていてそれがチームにいい雰囲気を与えているようだ。


『アルタナの神兵』発売日決定

2007年09月22日 15時55分37秒 | FF11
「アルタナの神兵」特設サイト

上記特設サイトで、東京ゲームショーで公開されたムービーがアップされている。TGS初日に新規追加ディスク『アルタナの神兵』の発売日と新ジョブ「踊り子」が発表され俄然盛り上がってきた。また、これに合わせて「ウェルカムバックキャンペーン」も開始される。

発売日11月22日は多くのプレイヤーの予想を覆す早さだ。最近は3ヶ月ごとに大型バージョンアップがあり、8月下旬のものが直近では最後だった。まさに次のバージョンアップが拡張ディスクと重なるわけだ。
新ジョブ「踊り子」はこれまでにも希望する声は多かった。ただ吟遊詩人と重なるイメージの部分や女性キャラ向けという側面もあって、実際に実装されるかどうか微妙に思っていた。むしろ踊り子と並んで希望の声が多い風水士が今度こそ実装されるのではと予想していた。
踊り子の仕様や他の新ジョブについては、大阪でのアルタナ祭りや北米でのファンフェスタなどで追加情報が出ると期待される。続報がとても楽しみだ。

拡張ディスクについては、南方のミスラの母国や東方のひんがしの国などの実装が期待されていた。特にアトルガンではその東方の存在が語られていただけに、次期ディスクではそれがメインになると思われた。しかし、そうした横への広がりではなく過去という縦の広がりを提示してきたことに驚きを覚える。これまでのインタビューなどでは過去の行動の結果がある程度現在へも反映されるという。
FFXIが他のMMORPGと比して最も優れている点のひとつにシナリオや設定が挙げられる。これはオフラインRPGの多大な蓄積を生かした成果であり、特に初期の厚みのある世界設定は非常に素晴らしい。20年ほど前に起こったクリスタル戦争。人間と獣人が雌雄を決する壮大な戦争。人はこれに勝利するも多大な傷跡も残した。それはミッションやクエスト、またNPCの何気ない会話などを通して伝えられている。それまで対立していた国々が手を取り合って立ち向かう様、英雄の犠牲、決死の突撃、一国を滅ぼす策謀、そして闇の王と立ち向かう決戦。そうした胸躍らせるような物語の舞台に、プレイヤーが参加することとなる。

実際のプレイにはいろいろと問題も残ってはいるが、こうしたムービーを見て感じるワクワク感に関してはさすがだと思う。アトルガンミッションは最後ちょっと尻すぼみになった感が残ったが、アルタナでは最後まで楽しませて欲しいものだ。MMOとオフラインRPGの両立っぽい作り方は他に無いユニークな特徴なのだからもっとアピールしてもいいのにね。


大尉昇進!

2007年09月20日 20時02分24秒 | FF11
5度目の主催、9戦目にしてようやく中尉アサルト「キラーロード作戦」をクリアした。

中尉アサルトクリアを目指して以来、空などの活動日を除く日をアサルトに充て、レベル上げなどを封印していた。特にこの「キラーロード作戦」では、忍者で参加する機会が多かったが、2万近くあった経験値の保険を全て失った。リレ装備などクリアまでにかかったギルも相当なものとなった。
倒すための戦術などが変わったわけではない。中尉アサルト、特にここと「ヘラクレス作戦」は運の要素も絡むし、ギリギリの状況でのわずかな判断の差が結果に繋がるのも事実だ。今回、狩人と侍という遠隔可能ジョブ二人が加わったことがクリアの最大の理由だろう。

忍侍狩白赤詩。白で参加。前衛が全員初挑戦ということで不安もあったが、ボスのマラソンにミスがなかったこと、召喚された武器をスムースに倒せたこと、最後のボスとの戦いでは死者も出たが衰弱中でも遠隔は力を発揮できることが大きかった。
印象としてはガ系を使われる機会が少なかったように感じる。ブレイズスパイクをフィナーレで消していた成果だろうか。遠隔主体の攻撃は与TPの観点からもプラスだっただろう。魔法が強烈なので与TPにはあまり注意を払っていなかったが、中尉アサルトではかなり鍵を握る要素だ。

クリアを目指すだけならジョブ縛りをする必要がないアサルトが多い中、中尉アサルトはジョブをある程度絞らなければかなりクリアが難しいものとなっている。普段戦えないHNMを相手にできる面白さ、高難易度のBFを攻略する楽しみは強く感じた。ジョブの自由度とギリギリの戦いとの両立は困難だが、パーティの構成によって敵の挙動が変わるなどの方向性も期待したいところだ。

これでナイズル島を除く全てのアサルトをクリアした。これまで全てのアサルトをクリアしてから昇進していたので、積み残しが無かった。そのお陰で中尉アサルトクリアによって皇国軍認識票のストック枚数がアップし、大尉昇進クエストが発生した。大尉昇進により、移送の幻灯の使用とアルザダール海底遺跡群への拝観料が無料となった。アトルガンエリアでの移動に戦績が必要なくなったのはかなり嬉しい特典だ。

最近大尉目的で普段見かけないアサルトのシャウトを目にすることが増えた。アサルトは10階級分あるので、全部で50のアサルトが実装している。戦績を稼ぎたい場合は、少人数で稼ぎやすいいくつかのアサルトに集中してしまっている。また、鑑定品の中には相当価値あるものもあるが、なかなか狙うのは難しい状況だ。気軽に行え、戦績も稼ぎやすいコンテンツで、アトルガンディスクの目玉の一つだが、これで完結だからと放置するのではなく、過疎アサルトの改善などもっと手を加えて欲しいものだ。


『ファイナルファンタジーXI マニアックス トレジャーズ・バイブルRareEX Ver.20070613』インプレッション

2007年09月18日 21時34分05秒 | FF11
ファイナルファンタジーXI マニアックス トレジャーズ・バイブルRareEX Ver.20070613ファイナルファンタジーXI マニアックス トレジャーズ・バイブルRareEX Ver.20070613
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2007-09-18


エンターブレインのFFXI攻略本「マニアックス」シリーズの最新刊。版型はハンターズバイブルと同じ。あれほどの厚さはないが、336ページとそれなりの厚みはある。表紙イラストはいい感じ。エクレアアイテムに絞ったコンセプトは面白そうだが、実際には”中途半端”さが目立つ内容だった。

○アイテムの基礎知識(4P)

ExやRareといったアイテムの属性、スタックやエンチャントといったアイテムに関する用語、かばん拡張など所持できるアイテム数を増やす方法、アイテム保管NPCについて書かれている。基礎知識と言うとおり、基本的な事柄ばかりだ。

○本書について(1P)

この攻略本のコンセプトが書いてある。各章の内容などの説明もある。そこにこんな記述が。「狩り場の情報を網羅した『ハンターズ・バイブル』につづいて、当編集部が自信を持ってお届けする本書『トレジャーズ・バイブル』」……なんか超不評だった『合成極之書』のことをスルーしている気が……。まあ確かに、『ハンターズ・バイブル』→『合成極之書』→『ハンターズ・バイブル2』→『トレジャーズ・バイブル』の順で出ているのだけどさ。

○第1章トレジャーズリスト(88P)

ExかRareが付いている、または競売に出せない装備品やアイテムのリスト。装備は性能、装備可能レベル、装備可能ジョブ、競売・バザー・宅配の可否などが記載されている。入手方法については該当するページ数のみ書かれている。
FFXIには膨大なアイテムが存在している。上記の条件に合うものだけでもこれだけのページ数を要すこととなる。しかし、このリストを使う立場からすれば使い勝手は決して良くない。やはり装備品リストを掲載するのであれば、エクレアに限らないリストが欲しい。エクレアだから手に入れたいのではなく、他の装備と比べて有用だからこそ欲しくなるのだから、通常装備との比較抜きにリストアップされても役に立たない。バージョンアップで新たな装備品が追加されるのは当然だし、その価値もまた時と共に変化する。それでも基本的な入手手段込みの装備品リストはかなり役立つと思う。今回のリストは物足りなさばかりが際立つものとなってしまっている。

○第2章ノートリアスモンスターズ(132P)

エリアマップをベースとしたNMリスト。対NMに限れば、電撃の世界編2007の別冊トレジャーマップ集を洗練し、見応えあるものとなっている(ただし、トレジャーマップ集は宝箱の位置や釣り、チョコボ掘りなど多岐に渡る要素がうまくまとまっている)。強さの目安が書かれていること、出現条件なども詳しく書かれていることなど利便性は悪くはない。
しかし、致命的な欠点がある。それはドロップアイテムに性能が書かれていないことだ。第1章のトレジャーリストを参考にしろということなのだろうが、その掲載ページすら書かれていない。装備品の写真掲載に拘っているが、それよりもまず性能表示が欲しかった。

○第3章バトルフィールド(58P)

印章BF、皇国軍戦績BF、ENMクエスト、デュナミス、リンバス、サルベージ、アシュタリフ号、応龍来来・帝龍降臨、アサルト、ガリスン、エインへリヤルでの入手アイテムをまとめている。ひとつひとつのコンテンツの説明はごくわずかとなっている。しかも、戦利品の説明ではエクレアに限定されているので、高価格のアイテムが記載されていない有様だ。本末転倒と言わざるをえない。アサルトの鑑定当たりアイテムくらいが目新しい記述だろう。

○第4章クエスト・その他(49P)

エクレアアイテムが入手可能なクエスト、ミッション、AFクエスト、EVWSクエスト、戦績交換、合成・指定生産、免罪符、宝箱、その他のコンテンツ、公式イベントについて書かれている。ここでも性能表記がないため、あまり利用しやすいとは言えない。また個々のコンテンツについての記述が非常に簡素なので、読み応えという点からも物足りなさが残る。


以上が本書の内容だ。コンセプトは悪くなかったが、全体に中途半端になってしまった。どこに力点を起きたいのかが分かりにくい。
第1章のトレジャーズリストの方向性を強化するなら、前述したように全装備品リストを掲載し、そこからエクレア品の入手方法へと導いていって欲しかった。本書に掲載されたリストではエクレア品の価値が分かりにくすぎる。
第2章のNMの方向性では、HNMの攻略法や強めのNMのソロでの倒し方など、読物として楽しませる工夫もあってよかっただろう。
第3章を強化する方向性もあったはずだ。印章BFなどについては『リーダーズ・バイブル』が詳しいが、これらのコンテンツの攻略に徹しても良かったと思う。特にデュナミス、リンバス、サルベージ、ナイズルアサルトなどに力を入れて欲しかった。
第4章はその他付け足しといった印象だ。こうしたコンテンツの説明は基本的事項を並べるだけだと味気ない。電撃の攻略本の強みはそこに旅団員の個人的エピソードが挿話として語られる点にある。あれほどでなくても、もう少しエピソード的なものを加えて読物としての楽しさを出しても良かっただろう。

情報量と速報性では攻略本はネットには勝てない。『ハンターズ・バイブル』はネットにはない切り口を打ち出して成功した。この『トレジャーズバイブル』もコンセプトとしては面白そうだったのに、それを生かしきれなかった。ネットにはない何かはここにはない。

なお、Ver.20070613とはなっているが、8月末のバージョンアップについても何ヶ所かで触れられている。一方、明らかな誤植もあった。また、マニアックスシリーズでお馴染みだった検証は今回は無かった。
FFXIの攻略本としては、今のところ電撃の冒険編と世界編2007の2冊があれば十分だと思う。それに付け加えるなら『ハンターズ・バイブル2』だろう。いくらでも切り口はありそうな作品なのだから、もう少し攻略本の作り手には頑張ってもらいたいものだ。


NFL2007シーズン展望

2007年09月17日 11時53分58秒 | アメリカンフットボール
フットボールの場合実際に見てみないと戦力分析できない傾向が顕著なので、Week1を見た上で今シーズンの予想などを簡単にしてみたい。とはいえ、見ていないチームも少なくないので、のちに第2弾を書いたりするかもしれないが。

●AFC EAST

NEの強さは本物。地区優勝は間違いないだろう。対抗馬不在の感が強いが、強いて言うなら今年もJets。

☆New England Patriots
Key Player: RBローレンス・マローニー
パス攻撃は飛躍的に上昇したが、それだけでは守備に負担がかかる。グラウンドアタックが有効に機能してこそ安定した勝利がもたらされるだろう。

☆New York Jets
Key Player: QBチャド・ペニントン
開幕戦でいきなり負傷したが、このチームは彼次第。彼がいなくなれば勝ち星は望めない。

☆Miami Dolphins
Key Player: RBロニー・ブラウン
ダン・マリーノの時代からラン攻撃が課題と言われ続けた。QBグリーンの加入でパスは計算できるがランが機能しなければ勝利は困難だ。

☆Buffalo Bills
Key Player: QB JP・ロスマン
ロスマンはNFLでは通用しないというのが私の評価。それを覆す活躍ができなければチームの浮上はないだろう。

●AFC NORTH

Cincinnatiを本命に推す。ただし3強にそれほどの差はない。長いシーズンを見据えて戦えたチームが地区を制するだろう。

☆Cincinnati Bengals
Key Player: CBデルサ・オニール
オニールに限らず守備で一昨年のようなターンオーバーをたくさん取れるかどうかが鍵だ。攻撃力は安定しているだけに、守備の浮沈が今シーズンの行方を左右する。

☆Baltimore Ravens
Key Player: RBウィリス・マゲイヒー
マゲイヒーのランが機能しないとQBマクネアへの負担が増え、怪我などのトラブルの要因になりかねない。守備はNFL屈指の力を持つだけに、ボールコントロールできるかどうかがポイントだ。

☆Pittsburgh Steelers
Key Player: WRサントニオ・ホームズ
攻守のバランスが取れているが、一方で他の2チームほどのストロングポイントも見当たらない。それだけに1戦1戦確実に勝利を積み上げていくことが肝心だが、不安材料はホームズのボールセキュリティ。昨シーズン彼のファンブルでいくつか試合を落とした。開幕戦でも大事には至らなかったがファンブルがあっただけに、昨シーズンの二の舞とならないか心配だ。

☆Cleveland Browns
Key Player: QBブイレディ・クウィン
QBフライが早々にトレードで放出され、当面はQBアンダーソンを起用するだろうが、ルーキーQBクウィンの登場も早まりそう。守備はそう悪くはないが、攻撃はQBが課題。ただし、ランが出ない上にレシーバー陣の落球も非常に目立つので、QBだけの責任ではないが。クウィンを育てるためのシーズンになりそうだ。

●AFC SOUTH

Indianapolisの優位は間違いない。そこに絡む存在としてHoustonに興味を持っている。うまく波に乗れればシンデレラチームとなるかもしれない。

☆Indianapolis Colts
Key Player: RBジョセフ・アダイ、Sボブ・サンダース
昨シーズンはRBローズとの併用だったが今年は一人でRBを担うアダイ。シーズンを戦い切るスタミナがあるかどうかがポイントとなる。一方守備はSサンダースがいるかどうかで全く別のチームに様変わりする。怪我がちな選手だけに彼がどれだけ試合に出られるかが鍵を握りそうだ。

☆Houston Texans
Key Player: RBアーマン・グリーン
QBシュアブはスターターとしては初のシーズンだが評価は高い。ただ彼を生かすためにもランが重要となる。大ベテランのRBグリーンの獲得は頼もしい。これでOLのパスプロテクトが安定すればかなりの勝ち星を期待できるだろう。

☆Tennessee Titans
Key Player: QBヴィンス・ヤング
勝ち運を持ったQBなのは事実。ただ安定した勝利には不向きだ。パサーとしてのスキルの向上が不可欠だが、今のところそれが成功しているとは言えない。レシーバー陣にも人材を欠き、苦しいシーズンとなるかもしれない。

☆Jacksonville Jaguars
Key Player: QBデイヴィッド・ギャラード、QBバイロン・レフトウィッチ
QBギャラードで開幕戦をスタートさせたが、彼では攻撃が機能しないだろう。QBレフトウィッチも決して一流とは言えないQBだがギャラードよりはマシ。レフトウィッチが危機感を持ってスターターを取り戻し、発奮して戦えればチームの浮上も可能だろうが、それができなければ低迷しそうな気配だ。

●AFC WEST

SDが大本命。Denverがどこまで追えるかが注目だろう。

☆San Diego Chargers
Key Player: QBフィリップ・リヴァース
攻守にタレントを擁し、見据えるのは昨シーズン逃したスーパーボウル出場。HCショッテンハイマー解任は妥当な判断だ。AFCを制するにはQBリヴァースの更なる成長が必要だ。これまでは周りのサポートで戦っていたが、よりリーダーシップを発揮し、自信を持ってパスを投げて欲しい。

☆Denver Broncos
Key Player: QBジェイ・カトラー
若手QBの中ではパスが安定している。ただ力強さに欠ける印象もあり、評価しづらい。チャージャースを追うには彼のリーダーシップが不可欠だが、果たしてそれが発揮できるかどうか。

☆Oakland Raiders
Key Player: Kセバスチャン・ジャニコウスキー
期待のルーキーQBラッセルは契約の遅れから今シーズンのデビューは早くてもシーズン後半か。開幕戦ではQBマッカウンが結果を残した。経験も豊富なQBなので、彼を中心に攻撃の形を作りたいところだ。最大の課題はキッカー。ジャニコウスキーの不調は様々なとろこにしわ寄せを与えている。再建途上のチームだけに確実に得点を積み上げることが必要だ。

☆Kansas City Chiefs
Key Player: RBラリー・ジョンソン
昨シーズンQBグリーンの負傷の穴を埋めたQBデイモン・ヒュアードだが正直スターターとしては力不足に感じる。2年目のQBクロイルの実力は未知数だが、彼を育てながら戦うシーズンとなりそうだ。QBの不安を埋めるためにはランが重要だが、契約問題が長引いたRBジョンソンが万全ではなさそうで気がかりだ。素晴らしいランナーだがやや波があって、そこに不満を感じていたが、今シーズンは厳しいシーズンになるかもしれない。

●NFC EAST

前評判の高かったPhiladelphiaは開幕戦精彩を欠き、むしろDallasの出来の良さが目立った。QBロモを軸とした派手さもある攻撃陣はこの地区の華となりそうな気配だ。あえてDallasを本命と見る。PhiladelphiaやWashintonが後を追うだろう。

☆Dallas Cowboys
Key Person: HCウェイド・フィリップス
QBロモはスターQBの座を掴みそうだ。RBも二枚看板を擁し、WRにはTOが健在。グレンの長期離脱は不安だがそれを補うだけの戦力はある。課題は守備。ただタレント的にはそう悲観したものでもないので、フィリップスの3-4ディフェンスが根付けばNFC屈指のものになる可能性は十分。彼の指導力がどれだけ発揮されるかが注目だ。

☆Philadelphia Eagles
Key Player: QBドノヴァン・マクナブ
開幕戦を見た限り彼の出来ははっきりと悪かった。個々の能力の高い選手は多いが、マクナブ以外にチームを引っ張る選手が見当たらないのも気になるところだ。マクナブ頼みからの脱却が図られないと、彼が抜けると今シーズンは下位低迷の危険も孕んでいる。

☆Washington Redskins
Key Player: QBジェイソン・キャンベル
昨シーズン後半からスターターに付いたQBキャンベルだが実際にプレイを見る機会が少なく未だその実力を測りかねている。RB・WRには人材がいるので、QB次第で攻撃力を発揮できそうだ。チームの浮沈を握るのは守備だが、攻撃で時間を使えれば守備の負担も軽減できる。

☆New York Giants
Key Player: QBイーライ・マニング
QBマニングに対する私の評価は非常に低い。これまで苦しい場面でRBティキ・バーバーの個人技に助けられてきた感が強いせいだ。そのバーバーが引退し、マニングの真価が問われるシーズンとなったが、彼の穴は埋められないという予想だ。OLが強く、レシーバー陣は屈指の力を備えているので、攻撃力が目に見えて下がることはないだろうが、ここ一番でマニングが勝負できるかどうか疑問視してしまう。

●NFC NORTH

スーパーボウル出場のChicagoがいる地区だが、QBグロスマンに拘るようなら地区優勝も危ういと見ている。QBファーヴの花道を飾りたいGBに期待したいところだが実力的にはやや落ちる。本命はMinnesotaだ。

☆Minnesota Vikings
Key Player: RBエイドリアン・ピーターソン
開幕戦は衝撃的だった。彼の走りが本物なら、ランアタックは対戦相手の脅威になるだろう。これにより若いQBジャクソンの負担も軽減するし、ボールコントロールができれば守備も楽になる。それだけのブレイクの期待ができるランナーだ。

☆Chicago Bears
Key Player: QBレックス・グロスマン
レイヴンスがQBボーラーに拘って勝利を逃し続けたように、ベアーズがQBグロスマンに拘るなら今シーズンは苦しいシーズンになる可能性がある。守備やスペシャルチームは今シーズンも健在だが、昨シーズンのような神がかった戦いは難しいだろう。

☆Green Bay Packers
Key Player: WRドナルド・ドライヴァー
実力通りに戦えば良くて5割といったとろこだろう。QBファーヴのターゲットとして、以前のWRフリーマンのように実力以上のパスキャッチのようなものがWRドライヴァーにも欲しいとろこだ。WRに人材を欠き、エースのドライヴァーさえもポロポロとパスを落とす現実では勝機は見出しにくい。

☆Detroit Lions
Key Player: WRカルヴィン・ジョンソン
過去5年で4人目のドラフト1巡WRであるジョンソン。彼がQBキトナのターゲットとして活躍できれば攻撃の幅は広がりそうだ。課題の守備は簡単に強化できるものではないが、改善できれば上位浮上の目も十分にあるだろう。

●NFC SOUTH

安定感という意味ではやはりCarolina。特に大きな上積みはないが、相対的にこの地区でトップの位置を占めそうな感じだ。昨シーズンのシンデレラチームNOは厳しいシーズンとなりそう。ヴィックを失ったAtlantaは再建の年だろう。

☆Carolina Panthers
Key Person: OCジェフ・デイヴィッドソン
怪我人の絶えない守備陣だがそれでも安定感は信頼できる。昨シーズン不調だった攻撃の建て直しがチームの躍進の鍵を握るだろう。エース級は怪我さえ無ければ信頼できるが、攻撃陣も怪我が多い。それをいかにカバーできるかがOCの腕だ。

☆New Orleans Saints
Key Person: HCショーン・ペイトン
昨シーズンはシーズンを通してモメンタムを得ていた。今季は実力が試されるシーズンだ。QBブリーズは一流だがWRに人材を欠く。RBは二枚看板だが、ずば抜けた走力があるとは言えない。守備は平均点で、キッキングゲームも可もなし不可もなし。特にRBブッシュを使った奇策は今シーズンは相手に研究されている。開幕戦を見た限り今シーズンは苦労するシーズンとなりそうだが。

☆Tampa Bay Buccaneers
Key Player: DEゲインズ・アダムス
このチームを支えてきた守備が高齢化などもあって危機に瀕している。ドラフト1巡DEアダムスの獲得はその再建の第一歩。攻撃の建て直しにはまだ時間が掛かりそうなだけに、守備にはまだまだ頑張ってもらわねばならないところ。攻撃ではQBガルシアの獲得はプラス材料。ただOLがしっかりしないと攻撃が機能しない可能性も高い。

☆Atlanta Falcons
Key Person: HCボビー・ペトリーノ
QBヴィックが抜け、今シーズンは再建のシーズンとなりそうだ。QBハリントンは悪いQBではないが、チームのシステムが機能するまでには時間が掛かりそう。これまでのヴィック頼みのオフェンスから抜け出すにはプレイヤーの意識改革が必要だ。攻撃の不振を支えられるほどの守備力はなく、早期の攻撃システムの構築が必要とされている。

●NFC WEST

地区全体のレベルが低く、どんぐりの背比べ状態だが、安定感で一歩上を行くのはSeattle。ただSFやArizonaは若手の成長次第でブレイクする可能性を孕む。

☆Seattle Seahawks
Key Player: RBショーン・アレキサンダー
昨シーズンは主力の怪我が響いたが、攻守にタレントが豊富な割には強さを感じないチームだ。それでも別格の雰囲気を持っていたのがRBアレキサンダーだったが、昨シーズンの故障で今シーズンの出来が非常に気になるところ。地区優勝だけならそう難しくはないだろうが、それより上を目指すには彼がリーディングラッシャーを取るくらいでなければ厳しいだろう。

☆San Francisco 49ers
Key Player: CBネイト・クレメンツ
QBスミスやRBゴアにWRジャクソンらが加わり、攻撃陣は安定してきた。課題は守備。CBクレメンツを始めLBバンタ=ケインやSルイスなどの補強に成功し、改善に期待できるようになった。守備次第では地区優勝の可能性も見えてくる。ようやく名門復活の機運も高まってきた。

☆St.Louis Rams
Key Player: TEランディ・マクマイケル
攻撃のタレントはここ数年同じ顔ぶれが続いた。ビッグネームが並ぶもののそれが成績に結びつかなかった。そんな攻撃に新たなケミストリーがあるとすればTEマクマイケルの加入だろう。守備は今シーズンも不安視されているだけに、ハイパワーオフェンスの復活が待たれている。

☆Arizona Cardinals
Key Player: OTリーヴァイ・ブラウン
シーズン前に毎年のように期待されながら、低迷を続けるカーディナルス。QBプラマーの時代からOLの弱さが攻撃を破綻させてきた。HCが代わってその伝統を打ち破れるかどうかが課題だ。守備も不安。8シーズン負け越し続きだけに、勝負弱さが身についてしまい、その脱却も求められている。


スーパーボウルの予想は、期待も込めてAFCはSD、NFCはCarolinaが実力的には来そうだが、あえてDallasを推す。