奇想庵@goo

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感想:スカイガールズ 第3話「飛翔」

2007年07月22日 23時53分03秒 | 2007夏アニメ
天真爛漫で適正が抜群の主人公音羽。非常に高いIQの可憐。努力家でプライドの高い瑛花。この3人がソニックダイバーのテストパイロット。キャラクター的には非常にお約束の組み合わせだ。
今回は初飛行とそれに向けた訓練の話。訓練では戦闘機のパイロットという実績のある瑛花が常にトップの成績。可憐は体力の無さをかろうじて頭脳でカバー。音羽は成績はよくないが、ソニックダイバーとの相性は抜群。夜間も一人で体力強化に励む瑛花の姿を見た可憐は、七恵から瑛花がここに志願して来て適性検査をギリギリでパスしたのだと聞く。
そして初飛行は瑛花が選ばれ成功させたかに見えたが、突如機体はコントロールを失う。この事態に開発担当補佐官の緋月はパイロットを切り離して機体を回収させることを指示した。瑛花を救うために音羽は零神専属整備士の遼平を口説き落として飛び立った。そして見事に瑛花を助け出す。

というもうお約束の展開。最近のアニメでは「アイドルマスター XENOGLOSSIA」などを髣髴とさせる。ロボットに搭乗するには持って生まれた相性などが必要というのは昔からあるロボットアニメのお約束。そして、努力してその座を得たものが努力なしに天性の才によってパイロットとなった者に座を奪われたり、助けられたりする展開も非常にありがちだ。その意味でも今回は何のひねりも無い王道の展開だった。演出的にも特に面白みも無くオーソドックスなものだった。
まあもっと違う形で表現して欲しかったとは思うが、これまで丁寧に作ってきたので今回は目を瞑ろう。OVA版ではヒロインの相手役としてはちょっとイマイチに感じた遼平が登場した。TVアニメ版でも第一印象は余りいいイメージではなかった。丁寧さは評価できるが、もう少しひねりを出してもらわないと、見続けるかどうかは微妙になるかもしれない。この作品ならではの面白さをそろそろ感じさせて欲しいところだ。


感想:大江戸ロケット 9発目「恋愛で勝負」

2007年07月22日 23時51分39秒 | 2007春アニメ
Puffyの主題歌は耳に残るし、独特の雰囲気は嫌いじゃないんだけど、インパクトに欠けるきらいがあるのも事実。全体に間延びした印象が強い。今回もロケットの試行錯誤を軸に、銀次郎とソラの逢引と勘違いしたり、お伊勢や赤井らが絡んですったもんだを繰り返すという内容。ラストに向けて毎回少しずつ進展していく感じだが、1話毎のメリハリに欠けるため強く惹きつけるものがない。何度も言うけれど全26話にしては話の膨らみが乏しく思えてしまう。


感想:ラブ★コン 第14話「マイティにキュン死にや!」

2007年07月22日 23時50分25秒 | 2007春アニメ
大谷の家にお見舞いに行き、ファーストキッスをしたにもかかわらず覚えていないと言われたリサ。乙女ゲーで美形キャラに癒されているリサとそれを見て引きまくる家族の様子は壮絶(笑。
そんなこんなで3年生に。1年の頃からスタートしているのでいかに早い展開か分かるというもの。そして、新キャラ登場。乙女ゲーの美形キャラそっくりの副担任マイティだ。キザな台詞と行動で女子からは人気の的、男子からは引かれっぱなしの存在だが、リサは「キュン死に」状態。とはいえ、ゲームキャラと同じで癒されるだけと発言するなど冷静に見ている面も。
そんなリサの態度にちょっとムカつく大谷。でも、リサはキスしたことを覚えていない大谷にとうとう切れてしまい、思いっ切り唇を奪うと、もう諦めると言って逃走する。

このところニブちん大谷に対しかなり積極的にアプローチしていたリサという構図だった。進展してないわけではないが、大谷の鈍さは神がかっていてリサが切れるのも仕方なし。ノリとテンポは相変わらずGood。次回も楽しみだが、来週は「コードギアス 反逆のルルーシュ」の特別放送(24話&25話)なのでお休みだ。


感想:電脳コイル 第11話「沈没!大黒市」

2007年07月22日 23時49分01秒 | 2007春アニメ
ここ最近のシリアスな話から一転して、ダイチ主役の破天荒な回となった。金策が必要なダイチはメタバグを手に入れるためイサコがやったと言われるイリーガルからメタバグを取り出すことに挑む。何故か古い空間の場所が分かる京子の道案内で、まんまと非常に小さなイリーガルを捉えることに成功した。この金魚型のイリーガルは自らの周囲に水のような擬似空間を作り出して生きていた。ダイチはこのイリーガルを育てるためにテクスチャーのかけらを集めてせっせと餌として与えた。空間と共に徐々に大きくなっていったイリーガルは、ある朝一気に巨大化し、街の上空にどんどんと空間を広げた。セキュリティシステムのキュウちゃんもこの空間に取り込まれイリーガルに食われてしまう。この事態を食い止めようとしたハラケンのおばちゃん(玉子)はサッチーで対抗しようとするが通用しない。
デンパからダイチを助けてと依頼されたフミエとヤサコはダイチを連れた玉子と出会う。そこへ現れたメガばあ。玉子と知り合いだった事実(そして過去に何かがあったらしいこと)も判明し、玉子が頭を下げることでメガばあが解決するためのメタタグを作る。そのメタタグを奪ったフミエは、ダイチの解放を要求してダイチを助け、次にダイチに土下座させて謝らせる。この辺りのフミエの黒さはかなり印象的。そのメタタグによって事件は解決するが、ダイチが懲りてないってところで今回は終了。

おそらくこのアニメを見ていない人にはここに書いたあらすじは理解不能だろう。電脳世界にまつわる様々な設定に都市伝説といった噂話の面白さを加え、子供たちの日常に密着した存在と化している様子をうまく描いているだけに、病みつきになるほどの面白さだけど、ちゃんと毎回見ていないとついていきにくい欠点も持ち合わせている。
今回は本筋には絡んでいないが、それでもいくつかの謎が明らかにされ、また新たな謎が提示されたりしている。こうした見せ方も非常に上手い作品だ。


感想:地球へ… 第16話「赤い瞳 蒼い星」

2007年07月22日 23時46分48秒 | 2007春アニメ
「『日常』と『非日常』」の記事で書いたように、この作品は「日常」部分の積み重ねに欠けるため、そこで生きているはずのキャラクターへの思い入れが生じにくい。ナスカに残りたいという若いミュウたちの気持ちも伝わってこないし、ブルーのフィシスに対する感情も漠然としたものにしか見えない。一方、キースの意思も見えにくく何のために戦うのかという部分ははっきりしない。これまでキースを描いてきた意味が見出せない。
どのような結末が待ち受けていようと、その結末を見る者に納得させるにはそこまで積み上げてきたものがなければならない。16話まで見て、作り手のそうした意思が見えてこない。その場その場を描くだけで、何を見せたいのかという思いが届いていない現状がとても残念に感じてしまう。期待していたけれど、潮時に感じる。


感想:おおきく振りかぶって 第15話「先取点」

2007年07月22日 23時45分13秒 | 2007春アニメ
1回裏の三橋の登板と2回表の西浦の攻撃で30分終了。細かな演出の積み重ねで試合のリアリティを形成しているのは見事だが、進行の遅さがもどかしくなるのもこの作品の特徴だ。阿部のリードの巧さ、田島の野球センスの良さは実際のプレイで表現している。その中で花井のキャラクター性もなかなかユニークに見える。経験もあってそれなりに上手いし、自信も持っている。それだけに田島のセンスに驚くことで田島の凄みを演出する存在となっている。また、花井は常識を弁えているし、リーダーシップもあって、今時の高校野球部員の最もよくいそうな感じをかもし出している。つまり、花井というキャラがいることで他のメンバーの特異性が表出していると言えるだろう。


感想:精霊の守り人 第16話「ただひたすらに」

2007年07月22日 23時43分28秒 | 2007春アニメ
ようやくシュガはチャグム生存の確信を得る。しかし、報告すべき第一皇子は既にこの世を去った後だった。それは同時に王の後継者の喪失であり、皇子の死は隠されていた。チャグムは殺すべき存在から国の救い手と変わっていくが、それでもチャグム奪還に際してバルサは殺すべき存在だった。
バルサとチャグムが死んだと偽装して以来、物語は非常に緩やかに進行し、日常を丁寧に描いていた。徐々にバルサの側からシュガの側へと話の軸が移り、今回はほとんどシュガたちの視点から描かれている。ようやく物語が大きく展開していきそうな気配だが、まだ今回もそれに向かってぐっと凝縮しているような感じだ。これが弾けた時をどう描くかがこの作品の肝となる。これまで積み上げたものを上手く生かして楽しませて欲しいものだ。


感想:風の少女エミリー 第16話「夏の思い出」

2007年07月22日 23時41分24秒 | 2007春アニメ
前回に続いてナンシー大叔母さんの家で過ごす夏の物語。父の親友だったというディーン・プリーストが登場、エミリーの良き理解者となる。彼女に小説を書くことを薦め、結果エミリーは一夜にして一篇の小説を書き上げる。
作品としては前回に続いて散漫な内容だった。原作を追っているだけなのか、ストーリーに起伏がなく、ただ出来事を羅列した印象を受けた。彼のように受け入れてくれる人物は必要だが、30分の物語として見たときそれだけでは物足りなさが残る。もう少し「試練」とのバランスが必要だろう。


感想:School Days 第3話「すれ違う想い」

2007年07月22日 23時39分55秒 | 2007夏アニメ
クラスの中の女子同士の関係の描き方はなかなか興味深かった。誠と言葉(ことのは)とのやりとり、特に呼び方に関する部分は悪くない。ただ誠の性格と演技に難があるように感じる。性格については狙ったものだろう。恋愛に疎く、相手の気持ちが分からなかったり、空気が読めなかったりで、Wikiに書かれているヘタレキャラっぷりが前面に押し出ている。特に3話ラストの言葉と会っていると疲れるという台詞はその真骨頂だ。ヘタレというかガキっぽさ全開だけど、見た目はいいけど人間的魅力が全然無い男がそれでもモテる辺りに結構リアリティを感じてしまうのは私だけかな(笑。声優の演技の方はヘタレというよりただ下手に感じてしまって残念だ。


感想:瀬戸の花嫁 第15話「君の名は」

2007年07月22日 23時38分24秒 | 2007春アニメ
影が薄い、というか影の薄さが特徴の委員長(♀)がメインの回。普段かけている眼鏡を外すと絶世の美少女というお約束の展開に加え、眼鏡なしでは人の顔すら判別できないというオイシイキャラ。永澄ばかりがなぜもてるって感じだけど、彼女もまた彼に好意を寄せている。たまたまぶつかって眼鏡が壊れ、お互いがお互いに気付かぬままに展開するいかにもなノリ。普段のテンポの良さは感じなかったが、日常的な素の部分がうまく表現できていて、こういう話もあっていいとは感じた。全てが永澄を軸とするこの作品の中では珍しく、巡と海との接近もなかなか面白いものとなっていた。