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感想:風のスティグマ 第15話「キャサリン・リターンズ」

2007年07月21日 23時59分00秒 | 2007春アニメ
前回登場したアメリカから来た炎術師キャサリン・マクドナルドが再登場。綾乃との再戦のために街中で術を使いまくり。術者ってこんなのばっかりだねって感じだが、和麻は橘霧香に彼女を押し付けられる。キャサリンと和麻の対決は力の差が歴然。しかし、なぜか和麻はキャサリンのコーチ役に雇われることに。
この二人が一緒にいることを知って綾乃はツンデレっぷり炸裂。しかも和麻からキャサリンの「はたしじょう」を手渡されてしまう。決闘前日にたまたま綾乃たちとキャサリンたちが出会い、決闘の目的が最強の炎術師の座を賭けたものから、和麻を巡った争いにすりかわっていく。
そして対決。和麻により攻略法を知ったキャサリンが綾乃を追い詰める。勝負あったかと思われたが、そこは高ピー娘のお約束、勝ち誇り高笑いしていると綾乃の怒りを呼んで逆転負け。でも、似た者同士の二人は友情が芽生え始めるのだったが……それ以上に恋のライバル化してしまってるし。キャサリンも日本に残り、和麻を巡る争いはまだまだ続きそうだ。

こういうベタな話こそこの作品の真骨頂。綾乃やキャサリンのキャラが生き生きと描かれている。綾乃は和麻に恋しているとはどうしても認められないタイプのツンデレ。王道って感じ(笑。一方、キャサリンは最初ツンツンしていたが、和麻に惹かれていくうちにかなり積極的な態度を取るようになった。賭けの対象に和麻をアメリカに連れて行くことを挙げたり、和麻のために日本に残ると言うなどかなり積極的。まあいかにもなキャラクターだけど、そんなキャラクターの魅力をうまく引き出している点は評価できる。
和麻はキャサリンを利用して綾乃の弱点を気付かせたという役回り。作品の中で最強の位置にいるため彼自身が軸となる話は作りにくい形だけど、次回は父との話になりそうでどういう切り口になるか興味を持って見てみたい。