こうしてアニメの感想を書き始めると他のネタに触れる暇がなくなってしまう。いろいろと書きたいことがあっても時宜を逃すと書きにくくなっちゃうし。まあ新番組が一段落するくらいまで続けて、その後は様子見って感じかな。
○ゼロの使い魔~双月の騎士~ 第1話「女王陛下のゼロ」
「ゼロの使い魔」の続編。オープニングは才人がゼロ戦でこっちの世界=秋葉原に戻って来るという夢落ちから。前作ではその選択肢を選ばずに召喚された世界に留まることを決めたわけだが、この設定を分かりやすく説明するにはいい演出。まあそんなに複雑な設定でもないし、前作を見て無くてもあんまり関係ないかもって気がするが。
で、やはりこの作品はルイーズと才人の関係で成り立っていると実感した。ルイーズは典型的なツンデレキャラで、才人は基本的にボンクラだけど魔法の力で武器の扱いに長けているというお手軽な超人キャラ。ツンデレが売りと言えば「風のスティグマ」もそうだけど、あちらは和麻は過去の屈辱と努力の結果力を手に入れて、和麻>綾乃という力関係がはっきりと形成されている。よって綾乃の魅力だけで作品を際立たせているようにも感じる。「ゼロ魔」の才人は印象的には「うる星やつら」のあたるに近い。あそこまでのバイタリティはないが、女に弱く見境もない。そして、才人は受け手の投影者として形作られているキャラだ。一介のただのオタクが異世界に呼び出されて力をもらい、たくさんのかわいい女の子と知り合うという妄想を非常にうまく描くことに成功した。物語の質はお世辞にも高いと言えないが、ターゲットとする層に受ける仕掛けは素晴らしい出来だ。
この「双月の騎士」シリーズもその点はよく捉えている。ルイーズの感情の起伏の激しさは狙い通りだろう。作り手が自覚的に仕掛けている作品なので、その意味では外れることはない。そういった要素以外で楽しめる部分が出てくるかどうかはまた別の話だが。
○ぼくらの 第12話「生命のつながり」
孤児だとか養女だとかそんなのばっかだね。そういう設定が悪いわけではないが、食傷気味というか……。リアリティのなさはそんな設定が出てくる第1話からずっと感じたことだったので、おそらく作者の意図することなのだろう。物語の設定上リアリティを追及しても悲惨なものにしかならないのは事実だ。ただ「鬱アニメ」と評されることも多いが、リアリティに欠けるためどちらかといえばツッコミを入れまくるアニメという感じを受ける。物語への興味より作り手の意図が気になるアニメではある。最も狙っている部分はどこなのか。それを見届けたい。
○ゼロの使い魔~双月の騎士~ 第1話「女王陛下のゼロ」
「ゼロの使い魔」の続編。オープニングは才人がゼロ戦でこっちの世界=秋葉原に戻って来るという夢落ちから。前作ではその選択肢を選ばずに召喚された世界に留まることを決めたわけだが、この設定を分かりやすく説明するにはいい演出。まあそんなに複雑な設定でもないし、前作を見て無くてもあんまり関係ないかもって気がするが。
で、やはりこの作品はルイーズと才人の関係で成り立っていると実感した。ルイーズは典型的なツンデレキャラで、才人は基本的にボンクラだけど魔法の力で武器の扱いに長けているというお手軽な超人キャラ。ツンデレが売りと言えば「風のスティグマ」もそうだけど、あちらは和麻は過去の屈辱と努力の結果力を手に入れて、和麻>綾乃という力関係がはっきりと形成されている。よって綾乃の魅力だけで作品を際立たせているようにも感じる。「ゼロ魔」の才人は印象的には「うる星やつら」のあたるに近い。あそこまでのバイタリティはないが、女に弱く見境もない。そして、才人は受け手の投影者として形作られているキャラだ。一介のただのオタクが異世界に呼び出されて力をもらい、たくさんのかわいい女の子と知り合うという妄想を非常にうまく描くことに成功した。物語の質はお世辞にも高いと言えないが、ターゲットとする層に受ける仕掛けは素晴らしい出来だ。
この「双月の騎士」シリーズもその点はよく捉えている。ルイーズの感情の起伏の激しさは狙い通りだろう。作り手が自覚的に仕掛けている作品なので、その意味では外れることはない。そういった要素以外で楽しめる部分が出てくるかどうかはまた別の話だが。
○ぼくらの 第12話「生命のつながり」
孤児だとか養女だとかそんなのばっかだね。そういう設定が悪いわけではないが、食傷気味というか……。リアリティのなさはそんな設定が出てくる第1話からずっと感じたことだったので、おそらく作者の意図することなのだろう。物語の設定上リアリティを追及しても悲惨なものにしかならないのは事実だ。ただ「鬱アニメ」と評されることも多いが、リアリティに欠けるためどちらかといえばツッコミを入れまくるアニメという感じを受ける。物語への興味より作り手の意図が気になるアニメではある。最も狙っている部分はどこなのか。それを見届けたい。