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決定!オールタイム・SF映画ベスト50~『SFが読みたい!2011年版』より

2011年02月18日 00時12分20秒 | 日記・エッセイ・コラム
■1位 ブレードランナー
監督:リドリー・スコット/1982年
ブレードランナー ファイナル・カット 製作25周年記念エディション [Blu-ray]ブレードランナー ファイナル・カット 製作25周年記念エディション [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-04-21


■2位 キング・コング
監督:メリアン・C・クーパー,アーネスト・B・シュードサック/1933年
キングコング [DVD] FRT-032キングコング [DVD] FRT-032
価格:¥ 500(税込)
発売日:2006-12-14


■3位 メトロポリス
監督:フリッツ・ラング/1927年
メトロポリス 完全復元版  (Blu-ray Disc)メトロポリス 完全復元版  (Blu-ray Disc)
価格:¥ 7,140(税込)
発売日:2010-11-27


■4位 スター・ウォーズ 帝国の逆襲
監督:アーヴィン・カーシュナー/1980年
スター・ウォーズ 帝国の逆襲(エピソードV) (リミテッド・エディション2枚組) [DVD]スター・ウォーズ 帝国の逆襲(エピソードV) (リミテッド・エディション2枚組) [DVD]
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2009-11-18


■5位 2001年宇宙の旅
監督:スタンリー・キューブリック/1968年
2001年宇宙の旅 [Blu-ray]2001年宇宙の旅 [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-04-21


■6位 エイリアン
監督:リドリー・スコット/1979年
エイリアン [DVD]エイリアン [DVD]
価格:¥ 1,490(税込)
発売日:2010-10-08


■7位 ヴィデオドローム
監督:デヴィッド・クローネンバーグ/1983年
ビデオドローム (初回限定生産) [DVD]ビデオドローム (初回限定生産) [DVD]
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2006-07-28


■8位 ターミネーター
監督:ジェームズ・キャメロン/1984年
ターミネーター [DVD]ターミネーター [DVD]
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2010-04-23


■9位 ゴジラ
監督:本多猪四郎/1954年
【東宝特撮Blu-rayセレクション】 ゴジラ(昭和29年度作品)【東宝特撮Blu-rayセレクション】 ゴジラ(昭和29年度作品)
価格:¥ 5,985(税込)
発売日:2009-09-18


■10位 未来世紀ブラジル
監督:テリー・ギリアム/1985年
未来世紀ブラジル [DVD]未来世紀ブラジル [DVD]
価格:¥ 1,800(税込)
発売日:2009-07-08


■11位 ダーク・スター
監督:ジョン・カーペンター/1974年
ダーク・スター [DVD]ダーク・スター [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2003-11-14


■12位 遊星からの物体X
監督:ジョン・カーペンター/1982年
遊星からの物体X 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]遊星からの物体X 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-11-26


■13位 バットマン・リターンズ
監督:ティム・バートン/1992年
バットマン リターンズ [Blu-ray]バットマン リターンズ [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-04-21


■14位 マトリックス
監督:ウォシャウスキー兄弟/1999年
マトリックス [Blu-ray]マトリックス [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-04-21


■15位 マッドマックス2
監督:ジョージ・ミラー/1981年
マッドマックス2 [Blu-ray]マッドマックス2 [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-04-21


■16位 バーバレラ
監督:ロジェ・ヴァディム/1968年
バーバレラ [DVD]バーバレラ [DVD]
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2006-04-21


■17位 博士の異常な愛情
監督:スタンリー・キューブリック/1964年
博士の異常な愛情 [Blu-ray]博士の異常な愛情 [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-04-16


■18位 時計じかけのオレンジ
監督:スタンリー・キューブリック/1971年
時計じかけのオレンジ [Blu-ray]時計じかけのオレンジ [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-04-21


■19位 アンブレイカブル
監督:M・ナイト・シャマラン/2000年
アンブレイカブル [Blu-ray]アンブレイカブル [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-12-22


■20位 ロード・オブ・ザ・リング
監督:ピーター・ジャクソン/2001年
ロード・オブ・ザ・リング ― コレクターズ・エディション [DVD]ロード・オブ・ザ・リング ― コレクターズ・エディション [DVD]
価格:¥ 4,935(税込)
発売日:2002-10-02


■21位 アイアン・ジャイアント
監督:ブラッド・バード/1999年
アイアン・ジャイアント 特別版 [DVD]アイアン・ジャイアント 特別版 [DVD]
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2000-07-20


■22位 ボディ・スナッチャー 恐怖の街
監督:ドン・シーゲル/1956年
ボディ・スナッチャー/恐怖の街 [DVD]ボディ・スナッチャー/恐怖の街 [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2001-10-17


■23位 原子怪獣現わる
監督:ユージン・ローリー/1953年
原子怪獣現わる [DVD]原子怪獣現わる [DVD]
価格:¥ 3,980(税込)
発売日:2006-07-12


■24位 スキャナー・ダークリー
監督:リチャード・リンクレイター/2006年
スキャナー・ダークリー [Blu-ray]スキャナー・ダークリー [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-04-21


■25位 禁断の惑星
監督:フレッド・マクロード・ウィルコックス/1956年
禁断の惑星 [DVD]禁断の惑星 [DVD]
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2000-04-21


■26位 ゾンビ
監督:ジョージ・A・ロメロ/1978年
ゾンビ ディレクターズカット版 HDリマスター・バージョン [DVD]ゾンビ ディレクターズカット版 HDリマスター・バージョン [DVD]
価格:¥ 4,935(税込)
発売日:2010-10-02


■27位 宇宙戦争
監督:スティーヴン・スピルバーグ/2005年
宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
価格:¥ 2,980(税込)
発売日:2010-09-16


■28位 ロボコップ
監督:ポール・ヴァーホーヴェン/1987年
ロボコップ/ディレクターズ・カット [Blu-ray]ロボコップ/ディレクターズ・カット [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-07-02


■29位 猿の惑星
監督:フランクリン・J・シャフナー/1968年
猿の惑星 [Blu-ray]猿の惑星 [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-07-23


■30位 遊星よりの物体X
監督:クリスチャン・ナイビー/1951年
遊星よりの物体X [DVD]遊星よりの物体X [DVD]
価格:¥ 3,675(税込)
発売日:2003-08-25


■31位 ダーククリスタル
監督:ジム・ヘンソン,フランク・オズ/1982年
ダーククリスタル [Blu-ray]ダーククリスタル [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-04-16


■32位 ガメラ2 レギオン襲来
監督:金子修介/1996年
ガメラ2 レギオン襲来 デジタル・リマスター版 [DVD]ガメラ2 レギオン襲来 デジタル・リマスター版 [DVD]
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2010-07-23


■33位 宇宙水爆戦
監督:ジョセフ・M・ニューマン/1955年
宇宙水爆戦 [VHS]
価格:¥ 9,660(税込)
発売日:1986-09-05


■34位 フランケンシュタインの花嫁
監督:ジェームズ・ホエール/1935年
フランケンシュタインの花嫁 [DVD] FRT-151フランケンシュタインの花嫁 [DVD] FRT-151
価格:¥ 500(税込)
発売日:2006-12-14


■35位 地球最後の男
監督:シドニー・サルコウ,ウバルド・ラゴーナ/1964年
地球最後の男 [DVD]地球最後の男 [DVD]
価格:¥ 780(税込)
発売日:2007-05-11


■36位 原子人間
監督:ヴァル・ゲスト/1955年
原子人間 [DVD]原子人間 [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2008-11-28


■37位 機動警察パトレイバー THE MOVIE
監督:押井守/1989年
機動警察パトレイバー 劇場版 [Blu-ray]機動警察パトレイバー 劇場版 [Blu-ray]
価格:¥ 8,190(税込)
発売日:2008-07-25


■38位 惑星ソラリス
監督:アンドレイ・タルコフスキー/1972年
惑星ソラリス [DVD]惑星ソラリス [DVD]
価格:¥ 6,090(税込)
発売日:2002-12-16


■39位 アルゴ探検隊の大冒険
監督:ドン・チャフィ/1963年
アルゴ探検隊の大冒険 [DVD]アルゴ探検隊の大冒険 [DVD]
価格:¥ 1,980(税込)
発売日:2009-12-23


■40位 去年マリエンバートで
監督:アラン・レネ/1961年
去年マリエンバートで  HDニューマスター版 [DVD]去年マリエンバートで HDニューマスター版 [DVD]
価格:¥ 5,040(税込)
発売日:2009-06-27


■41位 放射能X
監督:ゴードン・ダグラス/1954年
放射能X [DVD]放射能X [DVD]
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2009-07-08


■42位 アイアンマン
監督:ジョン・ファヴロー/2008年
アイアンマン [Blu-ray]アイアンマン [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-05-26


■43位 地球の静止する日
監督:ロバート・ワイズ/1951年
地球が静止する日 [DVD]地球が静止する日 [DVD]
価格:¥ 1,490(税込)
発売日:2010-08-04


■44位 キング・コング
監督:ピーター・ジャクソン/2005年
キング・コング 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]キング・コング 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2010-11-26


■45位 ピクニック at ハンギング・ロック
監督:ピーター・ウェア/1975年
ピクニック at ハンギング・ロック ディレクターズ・カット版 [DVD]ピクニック at ハンギング・ロック ディレクターズ・カット版 [DVD]
価格:¥ 4,179(税込)
発売日:2005-01-28


■46位 地球爆破作戦
監督:ジョセフ・サージェント/1970年
地球爆破作戦 (リクエスト・ムービー 第1弾) [DVD]地球爆破作戦 (リクエスト・ムービー 第1弾) [DVD]
価格:¥ 3,129(税込)
発売日:2008-08-07


■47位 ゴジラ対ヘドラ
監督:坂野義光/1971年
ゴジラ対ヘドラ [DVD]ゴジラ対ヘドラ [DVD]
価格:¥ 4,725(税込)
発売日:2008-03-28


■48位 ダークマン
監督:サム・ライミ/1990年
ダークマン (ユニバーサル・セレクション2008年第6弾) 【初回生産限定】 [DVD]ダークマン (ユニバーサル・セレクション2008年第6弾) 【初回生産限定】 [DVD]
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2008-06-12


■49位 ギャラクシー・クエスト
監督:ディーン・パリソット/1999年
ギャラクシー★クエスト [DVD]ギャラクシー★クエスト [DVD]
価格:¥ 2,625(税込)
発売日:2009-04-10


■50位 恋はデジャ・ブ
監督:ハロルド・ライミス/1993年
恋はデジャ・ブ [DVD]恋はデジャ・ブ [DVD]
価格:¥ 1,480(税込)
発売日:2011-01-26





50本のうち確実に見たと言える作品は11~12本のみ。だが、ベスト10に限ると7本を見ている。

1970年代後半から80年代前半にかけてはハリウッドのSF映画がブレイクした時期だ。77年に『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』が公開され、その後次々とSFエンターテイメント作品が作られた。この時期、劇場で見たものも含めリアルタイムでその流行を体験した。

『ブレードランナー』は神格化されている作品だが、そこまでの思い入れはない。ないつもりだけれど、この作品以外が一位だったとしたら不満に思っただろう。リアルタイムではないが劇場で見た覚えがある。
『キング・コング』『メトロポリス』は古い作品なのでキチンとは見ていないと思うが、断片的には見ている。『キング・コング』は76年のリメイクはたぶん見ていると思う。
『スター・ウォーズ』は最初の三部作しか見ていない。劇場で見たのは「ジェダイの復讐」だったか。でも、「帝国の逆襲」も見たような記憶も。どうだっただろう。それにしても、『2001年宇宙の旅』より上というところに時代を感じる。
10年前なら1位かと思うのが『2001年宇宙の旅』。キューブリックの名作で、TVで見た覚えはあるのだが、前半はよく覚えているのに後半はさっぱり。寝てしまったかも(笑)。キューブリックは好きな監督だが、『博士の異常な愛情』『時計じかけのオレンジ』を見てなかったりする。見てガッカリしてしまうのが怖いのかも。
『エイリアン』『ターミネーター』といったところはTVで見た。それぞれ素晴らしい作品だが、続編になるとほとんど見た記憶がなくなる。
『ヴィデオドローム』は全く覚えていない。80年代前半だというのに作品名に心当たりがない。クローネンバーグの名は知っているが、見た覚えはない・・・。まあTVで堂々とやりそうな作品じゃないのでそれで知らないだけか。
『ゴジラ』はさすがに見ているし評価も高い。
『未来世紀ブラジル』はかなり印象深い作品。名画座でたまたま出会った形だがそれだけにインパクトが大きかった。

『マトリックス』『ロード・オブ・ザ・リング』あたりまでは見ているが、それ以降はほとんど映画を観なくなったのでさっぱり。古い作品はTVで観ている可能性も無きにしも非ず。よく覚えているのはラストの衝撃の強い『猿の惑星』あたり。
日本のアニメ映画が『機動警察パトレイバー THE MOVIE』1本のみというのはちょっと寂しい感じ。まあこの作品が入っていればOKではあるのだが。他に挙げるとすれば大友ラインで『AKIRA』か『幻魔大戦』あたりだけれど。

企画自体はなかなか面白かった。選者の年齢が高過ぎという不満は残ったけれど。SFアニメのオールタイムベストとか興味あるけどやってくれないかな。まあどんなランキングになっても不満たらたらになっちゃいそうだけど(笑)。


『SFが読みたい!2011年版』

2011年02月17日 21時51分53秒 | 本と雑誌
☆国内編

■1位 華竜の宮
著者:上田早夕里/ハヤカワSFシリーズ Jコレクション/431点
華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2010-10-22


■2位 どろんころんど
著者:北野勇作/福音館書店・ボクラノSF/177点
どろんころんど (ボクラノSFシリーズ)どろんころんど (ボクラノSFシリーズ)
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2010-08-04


■3位 クォンタム・ファミリーズ
著者:東浩紀/新潮社/173点
クォンタム・ファミリーズクォンタム・ファミリーズ
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2009-12-18


■4位 日本SF精神史
著者:長山靖生/河出ブックス/168点
日本SF精神史----幕末・明治から戦後まで (河出ブックス)日本SF精神史----幕末・明治から戦後まで (河出ブックス)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2009-12-11


■5位 去年はいい年になるだろう
著者:山本弘/PHP研究所/120点
去年はいい年になるだろう去年はいい年になるだろう
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2010-04-02


■6位 後藤さんのこと
著者:円城塔/早川書房・想像力の文学/96点
後藤さんのこと (想像力の文学)後藤さんのこと (想像力の文学)
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2010-01-07


■7位 歪み真珠
著者:山尾悠子/国書刊行会/90点
歪み真珠歪み真珠
価格:¥ 2,940(税込)
発売日:2010-02-25


■8位 《ゼロ年代日本SFベスト集成》
編者:大森望/創元SF文庫/86点
ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成<S> (創元SF文庫)ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成<S> (創元SF文庫)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2010-10-28
逃げゆく物語の話 ゼロ年代日本SFベスト集成<F> (創元SF文庫)逃げゆく物語の話 ゼロ年代日本SFベスト集成<F> (創元SF文庫)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2010-10-28


■9位 NOVA2
編者:大森望/河出文庫/83点
NOVA 2---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)NOVA 2---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
価格:¥ 998(税込)
発売日:2010-07-02


■10位 天冥の標II 救世群
著者:小川一水/ハヤカワ文庫JA/82点
天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 798(税込)
発売日:2010-03-05


■11位 ペンギン・ハイウェイ
著者:森見登美彦/角川書店/74点
ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2010-05-29


■12位 スワロウテイル人工少女販売処
著者:籐真千歳/ハヤカワ文庫JA/67点
スワロウテイル人工少女販売処 (ハヤカワ文庫JA)スワロウテイル人工少女販売処 (ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 945(税込)
発売日:2010-06-30


■13位 機龍警察
著者:月村了衛/ハヤカワ文庫JA/65点
機龍警察(ハヤカワ文庫JA)機龍警察(ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 756(税込)
発売日:2010-03-19


■14位 エンドレス・ガーデン ロジカル・ミステリー・ツアーへ君と
著者:片理誠/ハヤカワSFシリーズ Jコレクション/63点
エンドレス・ガーデン ロジカル・ミステリー・ツアーへ君と (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)エンドレス・ガーデン ロジカル・ミステリー・ツアーへ君と (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2010-09-22


■15位 量子回廊 年刊日本SF傑作選
編者:大森望・日下三蔵/創元SF文庫/61点
量子回廊 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)量子回廊 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2010-07-27


■16位 烏有此譚
著者:円城塔/講談社/59点
烏有此譚烏有此譚
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-12-16


■17位 《天冥の標》II 救世群 III アウレーリア統一
著者:小川一水/ハヤカワ文庫JA/51点
天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 798(税込)
発売日:2010-03-05
天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)
価格:¥ 924(税込)
発売日:2010-07-10


■18位 伊藤計劃記録
著者:伊藤計劃/編者:早川書房編集部/早川書房/47点
伊藤計劃記録伊藤計劃記録
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2010-03-19


■19位 粘膜兄弟
著者:飴村行/角川ホラー文庫/40点
粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)
価格:¥ 780(税込)
発売日:2010-05-25


■20位 アリスへの決別
著者:山本弘/ハヤカワ文庫JA/39点
アリスへの決別 (ハヤカワ文庫JA)アリスへの決別 (ハヤカワ文庫JA)
価格:¥ 777(税込)
発売日:2010-08-10





☆海外編

■1位 異星人の郷 上下
著者:マイクル・フリン/創元SF文庫/443点
異星人の郷 上 (創元SF文庫)異星人の郷 上 (創元SF文庫)
価格:¥ 987(税込)
発売日:2010-10-28
異星人の郷 下 (創元SF文庫)異星人の郷 下 (創元SF文庫)
価格:¥ 987(税込)
発売日:2010-10-28


■2位 《ファージング》三部作
著者:ジョー・ウォルトン/創元推理文庫/302点
英雄たちの朝 (ファージングI) (創元推理文庫)英雄たちの朝 (ファージングI) (創元推理文庫)
価格:¥ 1,218(税込)
発売日:2010-06-10
暗殺のハムレット (ファージングⅡ) (創元推理文庫)暗殺のハムレット (ファージングⅡ) (創元推理文庫)
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2010-07-27
バッキンガムの光芒 (ファージングⅢ) (創元推理文庫)バッキンガムの光芒 (ファージングⅢ) (創元推理文庫)
価格:¥ 1,302(税込)
発売日:2010-08-28


■3位 時の地図 上下
著者:フェリクス・J・パルマ/ハヤカワ文庫NV/265点
時の地図 上 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-1)時の地図 上 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-1)
価格:¥ 840(税込)
発売日:2010-10-08
時の地図 下 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-2)時の地図 下 (ハヤカワ文庫 NV ハ 30-2)
価格:¥ 840(税込)
発売日:2010-10-08


■4位 WORLD WAR Z
著者:マックス・ブルックス/文藝春秋/193点
WORLD WAR ZWORLD WAR Z
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2010-04-10


■5位 時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ
編者:大森望/ハヤカワ文庫SF/183点
ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)
価格:¥ 987(税込)
発売日:2010-09-22


■6位 ジェイクをさがして
著者:チャイナ・ミエヴィル/ハヤカワ文庫SF/171点
ジェイクをさがして (ハヤカワ文庫SF)ジェイクをさがして (ハヤカワ文庫SF)
価格:¥ 1,029(税込)
発売日:2010-06-30


■6位 宇宙開発SF傑作選 ワイオミング生まれの宇宙飛行士
編者:中村融/ハヤカワ文庫SF/171点
ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選 (SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー)
価格:¥ 987(税込)
発売日:2010-07-30


■8位 宇宙飛行士オモン・ラー
著者:ヴィクトル・ペレーヴィン/群像社ライブラリー/149点
宇宙飛行士オモン・ラー (群像社ライブラリー)宇宙飛行士オモン・ラー (群像社ライブラリー)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2010-06


■9位 跳躍者の時空
著者:フリッツ・ライバー/河出書房新社・奇想コレクション/144点
跳躍者の時空 (奇想コレクション)跳躍者の時空 (奇想コレクション)
価格:¥ 2,205(税込)
発売日:2010-01-21


■10位 平ら山を越えて
著者:テリー・ビッスン/河出書房新社・奇想コレクション/140点
平ら山を越えて (奇想コレクション)平ら山を越えて (奇想コレクション)
価格:¥ 2,310(税込)
発売日:2010-07-10


■11位 人生の奇跡 J・G・バラード自伝
著者:J・G・バラード/東京創元社・KEY LIBRARY/81点
人生の奇跡 J・G・バラード自伝 (キイ・ライブラリー)人生の奇跡 J・G・バラード自伝 (キイ・ライブラリー)
価格:¥ 2,310(税込)
発売日:2010-10-28


■12位 逆光 上下
著者:トマス・ピンチョン/新潮社 トマス・ピンチョン全小説/79点
逆光〈上〉 (トマス・ピンチョン全小説)逆光〈上〉 (トマス・ピンチョン全小説)
価格:¥ 4,620(税込)
発売日:2010-09
逆光〈下〉 (トマス・ピンチョン全小説)逆光〈下〉 (トマス・ピンチョン全小説)
価格:¥ 4,620(税込)
発売日:2010-09


■13位 ハンターズ・ラン
著者:ジョージ・R・R・マーティン,ガードナー・ドゾワ,ダニエル・エイブラハム/ハヤカワ文庫SF/69点
ハンターズ・ラン (ハヤカワ文庫SF)ハンターズ・ラン (ハヤカワ文庫SF)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2010-06-30


■14位 創世の島
著者:バーナード・ベケット/早川書房/61点
創世の島創世の島
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2010-06


■15位 アードマン連結体
著者:ナンシー・クレス/ハヤカワ文庫SF/57点
アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF)アードマン連結体 (ハヤカワ文庫SF)
価格:¥ 987(税込)
発売日:2010-04-30


■16位 アンランダン 上下
著者:チャイナ・ミエヴィル/河出書房新社/53点
アンランダン 上 ザナと傘飛び男の大冒険アンランダン 上 ザナと傘飛び男の大冒険
価格:¥ 2,310(税込)
発売日:2010-08-17
アンランダン 下 ディーバとさかさま銃の大逆襲アンランダン 下 ディーバとさかさま銃の大逆襲
価格:¥ 2,310(税込)
発売日:2010-08-17


■17位 機械探偵クリク・ロボット
著者:カミ/ハヤカワ・ミステリ/50点
機械探偵クリク・ロボット〔ハヤカワ・ミステリ1837〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)機械探偵クリク・ロボット〔ハヤカワ・ミステリ1837〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2010-06-10


■17位 高慢と偏見のゾンビ
著者:ジェイン・オースティン,セス・グレアム・スミス/二見文庫/50点
高慢と偏見とゾンビ(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)高慢と偏見とゾンビ(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
価格:¥ 1,000(税込)
発売日:2010-01-20


■19位 墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活
著者:ニール・ゲイマン/角川書店/41点
墓場の少年  ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活墓場の少年 ノーボディ・オーエンズの奇妙な生活
価格:¥ 2,625(税込)
発売日:2010-09-25


■19位 ラウィーニア
著者:アーシュラ・K・ル=グウィン/河出書房新社/41点
ラウィーニアラウィーニア
価格:¥ 2,310(税込)
発売日:2009-11-13





国内編・海外編合わせて40作品のうち読んだのはわずか一冊(天冥の標II 救世群)のみなのでランキングについて特に語るべき言葉を持たない。せめて国内編は何冊か読みたいと思ってはいるのだが、なかなか敷居の高さがあって手に取れないでいる。

まだざっと読んだところだが、サブジャンル別ベスト10の文芸ノンフィクションにおいて、「オタク文化といえば、栗本薫はわれわれにとってはSF・ミステリの人なのだが、別の人々にとってはやおい、ボーイズラブの人であるらしい」って何言ってるの!って感じを受けた。栗本薫・中島梓と言えばまずはそれでしょ。ジャンルを切り拓いた人だから凄いという位置づけが私の中には明確にあるけれど、SF作家やミステリ作家という枠だけで括る作家じゃないのでは?

特別企画はオールタイム・SF映画ベスト50。こちらは別記事で書きます。


電子書籍と小説の拡張

2011年02月16日 21時14分36秒 | デジタル・インターネット
9日の記事「縦書きは滅びるか?」に頂いたコメントのやり取りから電子書籍の話題となった。電子書籍をネタに記事を書くと公言したが、その切り口がなかなか思い浮かばなかった。

昨年あたりから電子書籍元年などと騒がれ、少しずつではあるがその流れは広がってきている。私自身は現時点であえて電子書籍で読みたいと思うことはない。いま電子書籍が注目されているのは、出版サイドの論理によってだと感じるからだ。

現在流通している電子書籍はあくまでも本をデジタル化したものに過ぎない。販売が本より先行したとしても、本の代替物以上のものとはなっていない。

PCの普及、特にインターネットが広まって十数年が経過している。その間、海外での事情は知らないが、日本において、日本語の創作物において、小説を拡張しようという試みはプロアマ問わず行われてはいるが、それは圧倒的に少なく期待はずれの状況である。

唯一の例外にして成功を収めたものは『ひぐらしのなく頃に』であり、全てのプロ小説家が成し遂げられなかったことをアマチュアだった竜騎士07だけがやってのけた。
もちろん、小説の拡張はプロの作家の誰もが目指すものではない。商業的な展望が開けないことも大きな理由だろう。しかし、私の目には怠惰に映る。電子書籍は本来、作家の側から提案されるべきものではなかったか。

井上夢人による『99人の最終電車』は1996年からWeb上で発表された作品であり、ハイパーリンクを利用した小説である。
林亮介の『迷宮街クロニクル』はWebで公開された小説の書籍化だが、Web版は「はてなダイアリー」を利用して群像劇を描くという試みを通じて書かれている。

1992年サウンドノベルとして『弟切草』が発売された。脚本・監修は作家の長坂秀佳を起用している。分岐の存在など小説よりもゲームとしての特質が強い作品だが、その後のアドベンチャーゲームのあり方に大きな影響を与えた。
アダルト向けPCアドベンチャーゲームも90年代躍進したが、ビジュアルノベルとして1996年『雫』が登場し、その後『痕』『To Heart』へと展開していく。

2002年から制作され始めた『ひぐらしのなく頃に』はビジュアルノベルの系譜に位置する。ただし、選択肢はなく、この作品をゲームたらしめているのは、その内容を巡ってネット上でプレイヤーが推理し合う点にある。
ビジュアルノベルとしてPCの存在が前提になっているだけでなく、ネットの存在もまたこの作品には必須だったと言える。こうしたプレイヤーの推理が作品へとフィードバックされることも作品の本質として想定されている。

電子書籍に小説を書くことが前提となれば、音、絵、写真、動画、リンク、選択肢など様々な「小説の拡張」の可能性が存在することになる。
忌み嫌われているがドリーム小説化することも可能だろう。

このような「拡張」は小説にとって外道な存在だろうか。小説はあくまでも手法に過ぎない。これまで本という制約に縛られてきたが、その制約が別のものに取って代わるならば「拡張」は必然ではないのか。

本を電子書籍に置き換えるだけというのは出版サイドの論理である。本ではなく電子書籍に書くとするならば何ができるかという視点は作家サイドの論理になる。拡張の可能性を考えた上でそれでも拡張せずに書くことがベストだと言い切るのであればそれはその作家の下した決断として尊重したいが、今のところそこまで踏み込んだ作家の存在を知らない。

ただもう一つ、ブックリーダーの製造・販売サイドの論理もある。
現在、キンドルやiPadなどのブックリーダーが存在するが、果たして5年後10年後も現役でそれらが使えるかどうかは未知数だ。電子機器は進化のスピードが速い。特に出始めの時期はそれが顕著だ。

一度読めば二度と読まない本も少なくはない。しかし、何度も読みたい本は存在する。ブックリーダーの世代交代だけならば読み続けられる可能性は残るが、一つのフォーマットが廃止などとなれば電子書籍では読めなくなる作品も出てくるだろう。

小説の「拡張」が意味あるものとなれば、本は電子書籍の代替とはならない。ブックリーダーの製造や販売が文化を担っているという意識が乏しそうなだけに心配ではある。


バージョンアップ@110215

2011年02月15日 19時23分01秒 | FF11
≪2011.2.15 バージョンアップ≫

[イベント関連]
サンドリア、バストゥーク、ウィンダスの以下のミッションに関連するバトルフィールドのレベル制限が撤廃されました。

○サンドリア:他国を回れ/廃墟フェ・イン
○バストゥーク:バストゥークを離れて/闇、再び
○ウィンダス:三大強国/最後の護符

フィールド・オブ・ヴァラーの「自主訓練」を完遂後、再び訓練を行えるようになるまでの待ち時間が撤廃されました。
訓練を完遂した際、経験値は毎回取得できますが、ギル・タブの取得は従前通り1日(ヴァナ・ディール時間)に1回のみとなります。あわせて、"Hunt Registry"より受注できる「討伐依頼」は、「自主訓練」と待ち時間を共有しないように変更されます。

ジュノ港(H-8)のNPC"Joachim"からトラバーサー石を受け取る際、所持可能な最大数をまとめて受け取るように変更されました。

アビセア-グロウベルグ(D-14)のNPC"Ehrhard"が、NPC"Tancredi"に変更されました。

[バトル関連]
アビセアエリア以外で、モンスターを倒した際に取得できる経験値の量が引き上げられました。
※竜騎士のワイバーンやフェローが取得できる経験値の量についても同様に引き上げられています。

戦闘スキル・魔法スキルの上昇条件が調整されました。
※オートマトンのスキル上昇条件についても同様に調整されています。

○「丁度よい相手」のモンスターとの戦闘でもスキルが上限までアップするようになります。
○スキルが上がりやすくなり、一度にアップするスキル値が増加する場合があります。

アビセア-ウルガランのノートリアスモンスター"Apademak"、およびアビセア-アルテパのノートリアスモンスター"Dragua"から得られる戦利品のドロップ率が調整されました。

[アイテム関連]
「アトルガンの秘宝」ミッションをクリアした際に入手できる以下のアイテムが再取得できるようになりました。
バルラーンリング/ウルタラムリング/ジャルザーンリング

上記のアイテムを所持していない状態で、アトルガン白門のワラーラ寺院(J-7)のNPC"Nadeey"に話しかけるとイベントが発生し、アイテムを再取得できます。
※再取得後にもう一度捨ててしまった場合、次のコンクェスト集計が終了すると取得権利が復活します。

「モグの預り帳」で預けることができる装備品に、以下のアイテムが追加されました。

モグの預り帳【04】:
レイザーアクス/バルバロイアクス/マローダーナイフ/ペーパーナイフ/レイヴンサイズ/フェンスデーゲン/ペレグリン/スナイプボウ/ブレスドハンマー/キャストワンド/ビートセスタス/ククルカンスタッフ/オナーソード/イモータルシミター/安寿/厨子王/孫六兼元/ターボストリンガー/トランプガン/ウォーフープ

モグの預り帳【11】:
皇国旗/王国旗/共和国旗/連邦旗/大公国旗/ゴールドモグベルト/シルバーモグベルト/ブロンズモグベルト/レッドサッシュ/ダッシュサッシュ/ハッピーエッグ/ラッキーエッグ/オルペウスの卵

メイジャンの試練が進行中のアイテムは「モグの預り帳」で預けることができなくなりました。

アイテム「ペットエータ」の合成レシピの一部が変更されました。
変更前:サンドリア小麦粉、アプカルの卵、ルスゾルの肉、蒸留水

変更後:サンドリア小麦粉、アプカルの卵、野牛の肉、蒸留水

アイテム「呪符リトレース」を入手するために必要な連合軍戦績が500 → 10に引き下げられました。

[システム関連]
"PlayStation 2"版、およびXbox 360版にてインストール方式が変更され、より少ない空き容量でもバージョンアップが行えるようになりました。

新たな代名詞<petmpp>が追加されました。
ペット、オートマトンの現在のMPを%表示で確認することができます。
※ペット、オートマトンがターゲット範囲内にいる場合のみ使用が可能です。

マクロに使用できる新たなコマンド<wait>が追加されました。
マクロを設定する際に、他のコマンドと同じ行の最後に「<wait 秒数>」という形式で記述することで、次のコマンド実行までに指定した秒数の待ち時間が発生します。秒数には1~60の整数を指定することができます。
※<wait>を行の先頭に記述すると、同じ行に記載された他のコマンドは実行されません。
※テキストコマンド「/wait」につきましても、従前通り使用することができます。

例)白魔法「プロテス」、「シェル」、「ヘイスト」を連続で使用するマクロの場合

/ma プロテス <t>
/wait 5
/ma シェル <t>
/wait 5
/ma ヘイスト <t>



/ma プロテス <t> <wait 5>
/ma シェル <t> <wait 5>
/ma ヘイスト <t>

テキストコマンドを用いてサーチを行った際、エリア「アビセア-天象の鎖」がサーチの対象にならないように変更されました。

[不具合修正]
以下の不具合が修正されました。

○ビジタントの効果時間切れによりアビセアから強制退出させられた際、一部のテンポラリアイテムが消えてしまう。
○アビセア-ウルガランのノートリアスモンスター"Ironclad Triturator"、およびアビセア-グロウベルグのノートリアスモンスター"Ironclad Sunderer"から得られる戦利品のドロップ率が正しくない。
○アイテム「土行の絵札」のドロップ率が本来よりも低くなっている。
○アイテム「シャドウサシェ」がモンスターから入手できない。
○テキストコマンドを用いてサーチを行った際、以下のエリアがサーチの対象にならない。
○アビセア-ウルガラン/アビセア-グロウベルグ
○「アビセアの覇者」で追加されたエリアで、メイジャンの眼鏡を使用しても"Trial log"が出現しない。
○メイジャンの試練で強化した装備可能レベル90の「ヤグルシュ」と「ORパンタロン+1」または「ORパンタロン+2」を同時に装備した場合に、白魔道士のジョブ特性「ディバインベニゾン」の効果自体が発揮されない。
○釣りに関して、アイテム「錆びたレギンス」を釣り上げた場合に生餌が消費される。

[既知の不具合]
ペットやオートマトンを呼び出した直後に代名詞<petmpp>を使用した際、表示されるMPの%表示が正しくない場合がある不具合が確認されています。




1月14日に公式Twitterアカウントが開設され、1月20日以降週に1回のペースで「ファイナルファンタジーXI開発/運営チームが皆さんの質問にお答えします!」というトピックスが立っている。これはTwitter上でのやり取りをまとめたもので、今回のバージョンアップの内容はほぼ全てそこで語られたものだ。

3ヶ月ごとのペースで行われている大型バージョンアップは過去三度にわたってレベルキャップの解放とアビセアの販売による新規エリアの創出が行われてきた。長くレベル75で頭打ちされていたレベルキャップは90へと到達した。予定では99を上限とすると言われているが、今回のバージョンアップではレベルキャップの解放は見送られた。

レベル75のキャップ解放と共に、ヴァナ・ディールはアビセア一色になった感がある。レベル上げ、アートマの獲得、エンピリアン装束などなど。アビセア内の無双プレイのような感じはFF11に開放感を与えたが、アビセア外との格差の広がりも目立つものとなった。
今回「小規模」と銘打たれたバージョンアップは格差の是正と積み残しとも言えるスキルの上昇効率化が図られている。またマクロの変更に見られるユーザビリティの向上もここ数回のバージョンアップで顕著な方向性だと言えるだろう。

多くのプレイヤーにとってはアビセア3部作はまだ遊び尽くせていない。今回、大規模バージョンアップが見送られてもそれを批難する意見が目立たないのもそれが理由だろう。しかし、次回のバージョンアップではレベルキャップの解放と共に新たな目玉コンテンツが登場しないとプレイヤーは満足しないはずだ。プレイヤーの声を汲み上げつつどんなものを作り出すのか、期待したい。


敬称略

2011年02月14日 20時15分42秒 | デジタル・インターネット
例えば、スポーツ選手について語るとき呼び捨てが基本である。
テレビの実況や解説でもたいていは敬称を省いており、使っても「監督」「選手」という言葉を敬称として利用している。まれに後輩にあたる解説者が先輩にあたる選手に対して「さん」付けなどすると違和感を覚える。

スポーツを語るという行為は第三者的な立場である観客側から語る行為であり、呼び捨てにするのは対象を非日常の存在として切り離すもので、一種の神格化にあたると言えるだろう。すごいと思うからこそあえて敬称を付けない。

以前、TV番組の中でイチローが彼に声を掛ける少年ファンに「さん」を付けろと言っていたが、呼び捨てにする関係は当然対象の選手と観客が離れているからこそ成り立つもので、対話する場面ではまた別の関係となる。
日本語の常識として、「さん」や「選手」などの敬称を付けることが一般的だ。

スポーツ選手に限らず、芸能人など公的な存在に対し敬称を付けないことは多い。ただ一般紙の場合は、基本敬称付きでスポーツ選手に限って略している印象。スポーツ紙の場合はスポーツ選手及び芸能人に敬称略といった感じか。

このブログは評論・批評のつもりで書いているので原則敬称略である。作家や漫画家などに対して呼び捨てにするのは、スポーツ選手を呼び捨てにするときの心情に似通うものもある。
「かきふらい」なんて敬称を略すととても語呂の悪い名前の漫画家もいたりするわけだが、原則を曲げちゃいけないかと思っている。
とはいえ、過去ログを見たらこの原則に反している例はいくつでも見つかりそうだけれど。




Twitterは敬称略の文化を現在もキープしている。文字数の制限が主たる理由であるが、敬称略であることをTwitterの魅力であると語る人もいる。
Twitterは著名人も一般人もフラットな関係であるという理念のようなものがあり、それもまた敬称を付けない理由だろう。

ワールドカップの時にTwitterを利用したSNSがあった。試合ごとに対戦する両チームの席があり、どちらかのチームのファンとなってTwitterを繰り広げる。Twitterの歴史が浅いこともあり、ローカルルールのような感じでそこでは「さん」付けが普及していたが、違和感を覚えたものだ。
先日も広告Tweetが送られてきたときに「さん」付けされていてうわぁと仰け反ってしまった。

敬称をあえて排除する方向で書いているこのブログで意図的に敬称を多様しているのが他人様のサイト名である。GoogleやAmazonなどは敬称を付ける発想もないが、一般のサイトの名を出すときは敬称を付けている。
別に「奇想庵」を「さん」付けして欲しいと思ったりはしないのだが、むしろ「さん」を付けさせてもらうことで同じウェブ上の同志感覚を味わっているのかもしれない。「読書メーター」さんあたりになるともう敬称付ける方が失礼かと思わなくもないけれど。

ちなみに、「さん」「様」論争は昔々に見たことがある。ウェブ上はできるだけフラットであって欲しいと願う派なので、私自身は「さん」派。基本的にそこの管理人の付ける敬称に合わせておけば良さそうにも思えるけれど、特に規定していない限りは好みの問題と言っていいかも。
私が「様」を付けるのは世界でただ一人シャントット様をおいて他におりませぬが(ぉぃ


縦書きは滅びるか?

2011年02月09日 21時27分06秒 | デジタル・インターネット
Web上の日本語の文章の大半は横書きである。

一方、リアルの活字文化は今も縦書きが主流と言えるだろう。しかし、報告書などの文化と呼べない方面では横書きが当たり前になっている。新聞、雑誌、本が孤塁を守っている状況だ。

新聞や雑誌の記事が縦書きである必然性はない。実際、新聞社のニュースサイトも全て横書きだ。それで何も違和感はない。

問題は小説である。
小説だけは横書きに違和感を覚える。横書きで書かれた小説も少ないながらもあるし、それに抵抗を感じたりはしないのだけれど、モニター上で横書きに記された小説にはすんなりとは入っていけない。
これは単に慣れの問題なのだろうとは思う。

しかし、慣れだけに簡単には受け入れがたい。テキストファイルであれば縦書きで表示されるソフトもあり、それを使ってカバーは出来る。電子書籍でも縦書きで読めるものも少なくない。

日本語の書き言葉の歴史は縦書きだったからなんて大仰なことを言うつもりはない。ただ縦書きで書かれたものは縦書きで読むのが筋ではないかと思う。
特に小説の場合、著者は時に物語の内容だけでなくその見栄えにさえ気を使う。

印刷されたものであれば、縦書きも横書きも変わらないと思う人もいるだろう。すべての書き手がそうだと言うつもりはないが、書き手にとっては縦書きと横書きは大いに違うものだと思う。

文章という表現手段を取る者にとって、中身だけでなく外見も大切だ。現実には様々な制約があり、著者の思い通りになる部分は多くはない。そこまで気を使う作家ばかりでもない。

将来、小説を横書きで読むことにまったく抵抗のない世代が増えることは間違いない。機能として縦書きで読めても、その機能を使わずに電子書籍が読まれることになるだろう。
それでも、縦書きで書こうという書き手、縦書きで読んでもらいたいと思う書き手がいる限りは滅びないと信じたい。
そんな書き手が減っていくことも時代の流れなのだろうけれど。

過去に書かれたものは縦書きで読んでこそ書き手の想いが伝わると思うのはただの感傷に過ぎないのだろうか。


感想:『迷宮街クロニクル』

2011年02月08日 23時35分49秒 | デジタル・インターネット
『ソードアート・オンライン』と『迷宮街クロニクル』。共にWeb上で公開された小説であり、ライトノベルとして後に刊行された。
RPGがベースとなっている点も共通している。そして、何よりも「死」を正面から扱っている点が同じ匂いを感じさせる要因になっている。

『ソードアート・オンライン』はヒロイックな主人公の冒険譚としてエンターテイメントに仕上げた傑作だ。
体感MMORPG、その正式サービス開始に伴い仕掛けられた罠によって、ゲーム上の死が現実の死となる世界が築き上げられた。そこから脱するためには塔の攻略によるクリアが必要だったがそれは死と隣り合わせの厳しい戦いでもあった。
最前線で攻略を目指す者、安全な戦いを求める者、一切の危険を排除してひたすら安全な地に留まる者。突然投げ入れられた環境にそれぞれが適応していった結果でもあった。主人公はこのヒエラルキーの頂点に位置した。

『迷宮街クロニクル』は突然京都の地に現れた怪物たち、その巣穴である迷宮を探索し怪物を封じ込める役割を担う探索者を描いた群像劇である。パーティを組んで迷宮を探索する様はRPGの傑作「Wizardry」がベースになっている。
『ソードアート・オンライン』ではゲーム内ということでHPの明示などヴァーチャルな世界だったが、『迷宮街クロニクル』では生身の人間の戦いであり、迷宮内に漂う物質であるエーテルを利用した魔法は存在するがそれでも死はあっけないほど簡単に訪れる。
探索者たちの間では、最前線で探索する者とそれよりは安全なエリアで金を稼ごうとする者という区分はあるが、それ以前に探索者と非探索者という大きな分け隔てがある。探索者はあくまでも自分の意思でなるものだ。そして、いつ死ぬか分からない探索者とそうでない者たちとの関わりは非常に難しいものとなる。
探索者内のヒエラルキーは存在するが、それは探索者内部(或いは迷宮街内部)に限られる。探索者たちは決して英雄ではない。

『迷宮街クロニクル』はエンターテイメントとしては様々な欠点を抱えている。視点変更の多さはブロックごとに誰の視点なのか明記してあるので問題ないが、登場人物が非常に多いためその把握に手間取ってしまう。群像劇のためストーリー性が希薄なのはいいが、主人公の物語としては終盤の展開が物足りないものだった。
しかし、そうした欠点を擁していても世界観の構築という面では突出したものがあった。容赦ない死が身近にある中で生きる探索者たちや、探索者たちと関わらざるを得ない非探索者たちの葛藤など読み応えがあった。
全4巻だが1冊1冊の評価は高いものではないし、シリーズを通した評価も手放しに褒められるものではない。『ソードアート・オンライン』はエンターテイメントの完成度の高さを高く評価したが、『迷宮街クロニクル』はそんな分かりやすい評価ができない。それでも『ソードアート・オンライン』に比肩するものがあったと感じられた。

特に印象深かったのが主人公とその恋人のエピソードである(以下、ネタばれ含む)。
主人公の真壁啓一は大学卒業間近に退学して迷宮街に挑戦した。同じ大学の恋人を東京に残して、京都に単身乗り込んだ。恋人には相談せず一人で決めたことだった。
二人の友人である女性は真壁の行為を卑怯と断じた。それは真壁に向かって言ったものではなく、あくまで心情として語られたものではあるが、真壁を含むほとんどの登場人物である探索者全体にまで及びかねない言葉である。
京都に行く前に別れるべきという話ではない。恋人がいるのに行くべきでないという理屈で語られている。真壁の行動は本来非難されてしかるべきものである。だが、迷宮街に行くということは彼の命の心配を最優先させる。彼を非難することは許されない。真壁が意図したものではないが、そんな状況を生み出したことを卑怯と呼んだ。
真壁は決して周囲に気が配れない人物ではない。だが、周囲に気を配った上で自ら判断するタイプだ。一緒に寄り添っていくタイプではない。若いゆえに独りよがりになる面がないとは言えないが、聴く耳は持っている。
恋人の側が自分の気持ちを十分に伝えられなかったことが二人の仲を引き離す最大の要因だと言えるだろう。でも、恋人の性格とこの状況でそれが不十分になるのは仕方がないことだ。ただでさえ遠距離は困難なのに一方が非日常にいるとなれば尚更だ。
周囲との人間関係を断ち切ってでも自分の意志を通すことが卑怯なのか。それほどの罪なのか。確かに真壁の行為は周囲の平穏を乱し、心をざわめかす行為には違いない。
その後、作品内でより深化させることはなく終結してしまったので消化不良といった感は残る。ただ極限状態だからこそ描ける問題提起と言えるもので印象に強く残った。


2011年1月に読んだ本

2011年02月02日 02時24分42秒 | 本と雑誌
1月の読書メーター
読んだ本の数:37冊
読んだページ数:10924ページ

同情できない四面楚歌?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)同情できない四面楚歌?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
前後編の「追憶のイノセント」は正直もうひとつ。このシリーズでやる意味のない話。他は楽しく読める中短編で良かった。(☆☆☆☆)
読了日:01月01日 著者:賀東 招二
終わるデイ・バイ・デイ〈上〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)終わるデイ・バイ・デイ〈上〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
下巻に向けてタメの状態。嵐の前の静けさか。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月02日 著者:賀東 招二
終わるデイ・バイ・デイ〈下〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)終わるデイ・バイ・デイ〈下〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
あとがきに書かれているように、宗介が枠を壊したことに衝撃を受けた。エンターテイメントとして、主人公とそれに感情移入する読者にピンチ(ストレス)を与えてそれをクリアすることでカタルシスを与える典型的なストーリーではあるのだけれど、予定調和的に元の鞘に収まるのではなく新たな一歩を踏み出した実感を味わえる稀有な作品となっている。ただ、かなめまで成長させるとラブコメが終わってしまうのでそこは寸止めなのが惜しい。仕方ないけれどね。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:01月03日 著者:賀東 招二
ブレイズメス1990ブレイズメス1990
わずか20年前とはいえ未来の視点から過去を裁くのは酷な様にも感じられる。しかし、過去を検証することなしに未来を想像することなどできない。フィクションの力をもってしてそれを可能にしたという意味では興味深い内容だった。とはいえ、ここまでは理想の話。このあとの現実をどう描くのかがとても気になる。それでもちゃんとエンターテイメントとして描き切ってもらえるかどうか。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月04日 著者:海堂 尊
どうにもならない五里霧中?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)どうにもならない五里霧中?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
中尉殿の話はこれまでのフルメタ短編の中でも屈指と思わせるものだった。この作品と書き下ろし分を除くとややイージーな感じの作品が多かったけれど、相変わらず安定感はあるので十分楽しめるレベルではある。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月04日 著者:賀東 招二
あてにならない六法全書?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)あてにならない六法全書?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
学校内が舞台で手堅い作り。宗介らしさはあまり感じられなかったが、お約束な展開など健全なライトノベルらしい出来。もう少しハメを外して欲しい気もするが、仕方ないか。(☆☆☆☆)
読了日:01月05日 著者:賀東 招二
踊るベリー・メリー・クリスマス―フルメタル・パニック! 6 (富士見ファンタジア文庫)踊るベリー・メリー・クリスマス―フルメタル・パニック! 6 (富士見ファンタジア文庫)
複数の事件の同時進行、シリアスとギャグの混在、ディスコミュニケーションネタと洋物っぽい作りだが、それが成功しているとまでは感じられない。かなめやテッサがあまりにもだし、アーバレストも万能すぎ。要所要所には見せ場があって良かったけれど。(☆☆☆)
読了日:01月06日 著者:賀東 招二
はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ) (HJ文庫)はぐれ勇者の鬼畜美学(エステティカ) (HJ文庫)
強くてニューゲームっていう着想はグッド。テンポも良い。設定も悪くない。ただ伏線の張り方がありがちな展開を予期させるものなので、それを裏切れるかどうかが今後の鍵になりそう。あと、鬼畜と言うほどではないね。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月07日 著者:上栖 綴人
安心できない七つ道具?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)安心できない七つ道具?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
宴会編。普通の学校生活からはみ出たところの方が生き生きと描かれている。「老兵たちのフーガ」は各人に見せ場が欲しかったかも。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月07日 著者:賀東 招二
音程は哀しく、射程は遠く―フルメタル・パニック!サイドアームズ (富士見ファンタジア文庫)音程は哀しく、射程は遠く―フルメタル・パニック!サイドアームズ (富士見ファンタジア文庫)
クルツ主役の回。でも、バカやってるクルツが一番、「らしい」。整備の話は、ガンダムやパトやガンパレなんかで色々あるけど、フルメタでももう少し描かれてもいいかなと思った。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月08日 著者:賀東 招二
つづくオン・マイ・オウン―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)つづくオン・マイ・オウン―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
いよいよ急展開。怒涛の展開は凄まじいが、まだ一方的に殴られているだけ。この重さに見合った反撃に期待。ただちょっと敵が強すぎるような気も。反撃モードに入ったら敵が弱くなってるってのはシャレになんないしね。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月09日 著者:賀東 招二
神様のカルテ 2神様のカルテ 2
前作は毒のないファンタジーって感じだったけれど、現実寄りになった分、楽しむことができた。日本では医療に限らず現場の情熱に寄りかかって成り立っていたりする。その努力に見合う見返りが少なかったり、選択肢が乏しかったりで、その歪みは必ずあちこちへと跳ね返る。それを改善しようという思いも見えてこないのが日本の不幸の源なんだろう。一止たちに子供ができてもハルが仕事を辞めずにいられるような社会であること、子供の教育に両親が十分に関与できる時間と余裕があること、それが遠い理想だなんて寂しいね。(☆☆☆☆☆☆)
読了日:01月11日 著者:夏川 草介
アバターアバター
初山田悠介。設定がユニークでテンポも良いが、それだけ。ミチコがSNSにのめり込む序盤の描写は素晴らしかったが、その後は出来の悪いラノベでも読むような感じに。キャラクターが薄っぺらだし、展開も強引、ラストはつまらない終わり方でがっかりした。アバターへののめり込みとリアルでの支配欲をリンクさせたのが間違いだったような・・・。(☆☆☆)
読了日:01月11日 著者:山田 悠介
ライトノベルの神さま (集英社スーパーダッシュ文庫)ライトノベルの神さま (集英社スーパーダッシュ文庫)
デビュー作だから文章や構成にかなり難がある点は仕方ないのかもしれないが、折角の三人称を生かしきれていないのが残念。メタフィクションっぽいところは良かったが、全体的に地味すぎて盛り上がりに欠けた。ヒロインたちが「いい子」すぎたしね。(☆☆)
読了日:01月11日 著者:佐々之 青々
フルメタル・パニック! 悩んでられない八方塞がり? (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック! 悩んでられない八方塞がり? (富士見ファンタジア文庫)
刊行順に読んでいるので、OMOの後に短編のノリについていけるか心配したが杞憂だった。MMOネタは定番だがキャラクターの魅力によって楽しむことができた。ただ文化祭ネタはどちらも切れ味が欠けているように感じられた。(☆☆☆☆)
読了日:01月12日 著者:賀東 招二
追想五断章追想五断章
小説の行方を追うという面白い設定に比べて、ストーリーは淡々と進み、盛り上がることなく着地した。「謎」は想定の範囲内で驚きはなし。平成4年という舞台設定は時代の雰囲気というよりも、携帯やネットの普及前という必然性ゆえかなあと。著者の作品の中では嫌いな方ではないけれど、物語として面白かったとは言えないといった評価。著者の苦労は伝わるけどそれが成功してるとは全く思わないし。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月13日 著者:米澤 穂信
フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース (富士見ファンタジア文庫)
OMOの壊滅的展開から反撃開始までのタメの時期ではあるけれど、安直な展開を許さないのは著者の力量だろう。ライトノベルに限らないけども、「甘えている」と感じる作家が多いし。ただこの一作だけを取ると爽快感に欠けていて盛り上がり不足は否めなかったりするのだが。(☆☆☆☆)
読了日:01月13日 著者:賀東 招二
ゴーストハント2  (人形の檻)ゴーストハント2  (人形の檻)
何度も読んだのに結構忘れているなあと。曾根の存在と真砂子の登場の遅れが大きな違いだけど、それが効果的だったかは微妙な気もする。今後の構成上必要なのかもだけど。あと、借り暮らしの妖精ってw(☆☆☆☆☆)
読了日:01月14日 著者:小野不由美
極北からの声―フルメタル・パニック!サイドアームズ〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)極北からの声―フルメタル・パニック!サイドアームズ〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)
渋い話だし、エンターテイメントとしての盛り上がりはないけれど、長編を補完する点では非常に興味深い内容だった。世界観における虚実のバランスは見事。表紙がおっさん二人じゃないのが残念(ぉぃ(☆☆☆☆)
読了日:01月14日 著者:賀東 招二
迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル? (GA文庫)迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル? (GA文庫)
ウィズ小説「隣り合わせの灰と青春」の日本舞台版って感じ。迷宮に挑む冒険者たちを群像劇に仕立てている。死や狂気の描き方は「ガンパレード・マーチ」を髣髴とさせる。文章に難があり、登場人物が多すぎて分かりにくいのが欠点。あと、一冊の本としては盛り上がりに欠けている。Webで発表されたものを切り分けただけってことだろうが、本として商品化するのであれば一冊ごとに見せ場は必要だろう。著者よりも編集の能力の低さなんだろうけど。(☆☆☆☆)
読了日:01月15日 著者:林 亮介
魚舟・獣舟 (光文社文庫)魚舟・獣舟 (光文社文庫)
正直、期待外れ。「華竜の宮」を読む前にと思って読んだが、不安を感じてしまう。SF短編臭に拒否反応を感じてしまうせいかもしれないが・・・。(☆☆)
読了日:01月16日 著者:上田 早夕里
GOSICKV-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- (角川文庫)GOSICKV-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- (角川文庫)
叙述ミステリはちょっと無理あるだろって感じだったけれど、設定上の展開が進んで今後が楽しみになってきた。コルデリア初登場はインパクトあり。ラストの引きも見事。(☆☆☆)
読了日:01月18日 著者:桜庭 一樹
“江戸”の人と身分〈1〉都市の身分願望 (〈江戸〉の人と身分 1)“江戸”の人と身分〈1〉都市の身分願望 (〈江戸〉の人と身分 1)
京・大坂を中心に都市における身分のあり様、意識を7本の論文で描いている。細部を詳細に書いている分、一冊全体としてのまとまりにはやや欠ける印象。武家や商家における家の存続と世襲の問題についてもう少し踏み込んだものを読んでみたかった。「商家の葬礼と人間関係」「掛屋と代官所役人」は読み応えあり。(☆☆☆☆)
読了日:01月19日 著者:
あの日にかえりたいあの日にかえりたい
感傷的過ぎる。いかにも感動を狙ったような物語ばかりという印象。それでも「翔る少年」は分かっていてもぐっとは来たけど。6篇とも過去・未来の幻想を扱った作品だけれど、ジャンルとしてはファンタジーになるのかなあ。(☆☆)
読了日:01月19日 著者:乾 ルカ
つどうメイク・マイ・デイ―フルメタル・パニック! 9 (富士見ファンタジア文庫)つどうメイク・マイ・デイ―フルメタル・パニック! 9 (富士見ファンタジア文庫)
ロボットアニメのお約束である新機体への乗り換えなど暗い流れを吹き飛ばすような一冊。その中でも、かなめが最後にらしさを出したことが一番気持ちが盛り上がった。さすがエンターテナー。最近の「おりこうぶって気取ったクソ」ラノベにうんざりしていたからw(☆☆☆☆☆)
読了日:01月20日 著者:賀東 招二
せまるニック・オブ・タイム―フルメタル・パニック! 10(富士見ファンタジア文庫)せまるニック・オブ・タイム―フルメタル・パニック! 10(富士見ファンタジア文庫)
さすがにシリーズも終盤に入ると重さが感じられるようになってきた。仕方ないこととはいえ、短編の能天気さが懐かしく感じられる(笑)。設定や展開が一昔から二昔くらい前のSFアクションものの雰囲気。悪いわけじゃないけれど、ありきたりさは否めない。残り2冊でいかにまとめてくれるのかに期待しよう。(☆☆☆☆)
読了日:01月21日 著者:賀東 招二
フルメタル・パニック!11  ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)
ラストに向けて駆けているところ。ボーイミーツガールから主人公の成長というまさに王道の物語の大団円まであとわずか。一気に下巻まで読んでしまわないと。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月22日 著者:賀東 招二
フルメタル・パニック!12  ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
エンターテイメントとしては「終わり良ければすべて良し」って感じでエピローグを楽しめた。いろいろあっても最後は「ああ面白かった」と言って本を閉じれたことが素晴らしい。ほぼ一ヶ月かけて22冊一気読みしたけど充実した時間だった。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:01月22日 著者:賀東 招二
迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの (GA文庫)迷宮街クロニクル2 散る花の残すもの (GA文庫)
人名事典が欲しいというのはともかく、女帝・真城雪が突出したキャラクターになってきたのでその点は魅力。一方、主人公は戦士としてはともかく女性扱いの上手さばかりが目立ってちょっとどうなのって気がしないでもない。それが個性なのは分かるけど。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月23日 著者:林 亮介
クドリャフカの順番 (角川文庫)クドリャフカの順番 (角川文庫)
高校生なのに自分のことや人生について悟ったような賢しらな態度には相変わらずイライラするし、視点を4人の主観それぞれにした構成は演出上効果的ではあると認めるがイライラを増幅させたのも確か。多くの伏線が綺麗に回収されていく様は良かった。(☆☆☆☆)
読了日:01月24日 著者:米澤 穂信
放課後、ゲームセンターで ~電子の精たちに捧ぐ~ (GAMESIDE BOOKS)放課後、ゲームセンターで ~電子の精たちに捧ぐ~ (GAMESIDE BOOKS)
著者とはほぼ同年代なので懐かしさは感じるものの、それでも数年の差は当時としてはかなり大きいようにも感じられた。まあゲーマーじゃなかったってのも大きいけど。私もゲーム談義よりプロレス談義の方が興味深かったけど、そこでも数年の差がwww(☆☆☆)
読了日:01月26日 著者:箭本 進一
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)
1、2巻とはベクトルが変わって面白く読めた。ただウケ狙いって感じの黒猫とか、必要?って感じの麻奈美とか、ハーレム路線的には仕方ないのだろうけど・・・。細かな点にはいろいろあるけど、エンターテイメントとしては十分楽しめたってところかな。(☆☆☆☆)
読了日:01月26日 著者:伏見 つかさ
シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)
1巻はストレートにストーリーでグイグイと引き込む作品だったが、この2巻は1巻では物足りなかった脇役たちの見せ場が満載で連作短編のような作り。今回もテアトルの話などでエンタメ論が出て来てニヤリとさせられた。楽しい会話のやりとりを描くことは重厚なテーマを語ることと同じくらい、あるいはそれ以上に価値あることなのにね。(☆☆☆☆☆☆☆)
読了日:01月27日 著者:有川 浩
ひかりの剣ひかりの剣
「武士道シックスティーン」シリーズに比べると、むさ苦しいけど(笑)、剣道ものって結構いいね。若者たちを手玉に取る阿修羅・高階がすべてを食っちゃった感じだけど。著者の説教臭さは、こうした青春ものの方が似合っているようにも感じる。テーマ性ばかりが強く押し出て、エンターテイメント性が犠牲にされている作品もあったけれど、本書はすんなりと楽しめる一冊だった。(☆☆☆☆☆)
読了日:01月29日 著者:海堂 尊
覆面作家は二人いる (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)覆面作家は二人いる (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)
『スキップ』や『ターン』でも感じたが、虚構性の高い描写に強い違和感を覚えてしまう。「円紫さん」シリーズで見せた緻密で流麗な筆致が本書では張りぼての玩具のように感じられてしまった。フィクションっぽさが狙いだと分かっていてもそれが成功しているとはとても思えない。発表された当時なら違った受け止め方になったのかもしれないが、今では読むに耐えない印象さえ受けた。(☆☆)
読了日:01月30日 著者:北村 薫
ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア)ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア)
作中にある「遊び心が欲しいな」という言葉が本書にぴったり合うように感じた。「日常の謎」系の連作短編としてはもっと華が欲しい。主人公は二十代の女性だというのに、「七番目のフェーヴ」では友人たちの愛憎を上から目線でばっさりと切って捨てる。何様だろうと思ってしまった。好奇心と称して首を突っ込むところも共感しにくいものが多く、キャラクターの造型に物足りなさを感じた。「約束」の回想部分の語尾が「ですます」調と「である」調で揺れていたのも気になった。(☆☆☆)
読了日:01月31日 著者:上田 早夕里
“江戸”の人と身分〈2〉村の身分と由緒 (〈江戸〉の人と身分 2)“江戸”の人と身分〈2〉村の身分と由緒 (〈江戸〉の人と身分 2)
いくつかの論文は専門用語が分かりづらく読みにくかった(私の勉強不足ではあるけれど)。「御百姓」意識や由緒についてはとても興味深かった。被差別民については近代のそれとは実態が異なると思うのでその辺りをもう少し注意深く示して欲しかった。(☆☆☆)
読了日:01月31日 著者:

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昨年は月当たりで日数を上回るペースで本を読むことはなかったので、1年以上振り。それでも37冊は一昨年の半年で250冊ペースよりは落ちる。あの頃本当にどんなペースで読んでいたのやら。
☆7つが3冊あるけれど、すべてシリーズもの。基本的にシリーズものは点が甘めなのは自覚している。『フルメタル・パニック!』は本編の方が評価が高めになっているが、ストーリー性があるためにどうしてもそうなってしまう。短編の方こそ私が求めているエンターテイメントの形に近いのだけれど。それを言葉でちゃんと評価できないでいるのが情けない限りだ。