奇想庵@goo

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「風の少女エミリー」「精霊の守り人」「おおきく振りかぶって」「地球へ…」「電脳コイル」

2007年07月15日 23時07分19秒 | 2007春アニメ
○風の少女エミリー 第15話「幽霊屋敷」

夏。ナンシー大伯母さんの家に招かれそこでエミリーが暮らす話。Aパートではイルゼに「幽霊屋敷」だと吹き込まれ、また屋敷の住人キャロラインからもおどかされてオバケの夢を見てしまうエミリー。オバケ(白い子供)の描写がかなり怖くて、子供が見たらトラウマになりそうな感じ。Bパートでは暖炉から聞こえる不思議な音の謎が解け、ナンシー大伯母さんとも打ち解けていったエミリー。しかし、大事な花瓶を割ってしまい……という話。ナンシー大伯母さんがなかなかユニークな存在で、エリザベスとはまた違った意味で興味深いキャラクターだ。次回もここでの話が続く。

○精霊の守り人 第15話「夭折」

第一皇子の死。原作ではあまり書かれていないキャラクターらしいが、アニメでは印象深い存在に描かれていた。己の長所と限界を知り、弟の才能を高く評価する。皇子として生まれ、父からの期待や弟の才気、為すべき役目、そして弟の死と、多くは語られてないが彼の短い生涯の軌跡が伝わってきた。いまいち入り込めないキャラクターが多い中で彼の存在は死を迎えてひどく目立つものとなった。一方、星読のシュガはチャグムの生存を確信した。王宮側ではシュガの動きが大きく話の流れを変えていきそうだ。チャグムはバルサらと共に旅に出ることに。

○おおきく振りかぶって 第14話「挑め!」

いよいよ初戦。しかし、試合が始まるまでが長い。ようやく試合が始まり1回表西浦の攻撃は先頭打者がヒットで出塁。バント二つで2死3塁で期待の田島。ところがシンカーの前に空振り三振。そして三橋がマウンドに立つ。そこで今回は終わり。30分かけてそれだけかよ!って感じだが、物語の主軸以外のところに非常に力を掛けているのが伝わってくる。選手の父兄たち、応援団やブラスバンド、これらの高校野球を実は形作っている部分にこれほど焦点を当てた作品も珍しいだろう。特に対戦相手の学校の応援で「狙い撃ち」を演奏するシーンは絵や動きに関しても無駄なくらいに力が入っていて感心した。スポーツはもちろん選手たちが主役ではあるが、同時に周りの観衆や選手たちを支える様々な存在があって成り立つのだということを如実に描いていて、そんな雰囲気がこの作品のいい空気を生み出していると思う。

○地球へ… 第15話「変動の予兆」

ジョニーの甘さが悲劇を生み、それが更なる悲劇の引き金になろうとしている。ジョニーだけの責任ではないけれど。原作を知らないので今後の展開は分からないが、復讐の物語ではなく和解の物語になって欲しいと思う。ここまで積み上げてきたものはそのためにあると思うから。

○電脳コイル 第10話「カンナの日記」

ストーリーの面白さ、先の読めなさでは現在群を抜いているアニメだろう。今回は死んだカンナの残したデータの鍵を捜し求める話。ヤサコが4423と名乗る少年と出逢った過去の記憶を思い出したり、イサコが行方不明(?)の兄を求めて行動していることなどが明らかになり、物語は大きく進展した。感じとしては、4423=イサコの兄っぽいが果たしてどうだろう。比較的シリアスな回となったが、次回はまたはっちゃけた感じになりそうだ。しかし、話が複雑な分、最初からちゃんと見ないと話についていけそうにない作品だろうね。


「風のスティグマ」「瀬戸の花嫁」「School Days」

2007年07月15日 22時25分33秒 | 2007夏アニメ
○風のスティグマ 第14話「綾乃ちゃんの更なる災難」

基本的にライトな展開の方がいいアニメなだけに、今回の話も楽しめた。綾乃のツンデレっぷりは相変わらず面白い。オシャレしてドレスを着て高級ホテルのレストランで和麻と食事。和麻の余裕っぷりと綾乃の一喜一憂っぷりが対照的で良く描かれている。テロリスト(?)はともかく、現れたのはアメリカの炎術師キャサリン。精霊獣を呼び出して綾乃に挑む。せっかくのドレスをボロボロにして戦う綾乃。和麻は当然助けてくれない。それでも彼の助言で精霊獣を倒すことに成功、その後もホテル崩壊の危機をなんとか乗り越えとりあえず一段落。まああれだけ周りに迷惑掛けていいのか?って気もするが。次回はキャサリンとの再戦だそうな。軽いノリで楽しめそうだ。

○瀬戸の花嫁 第14話「子猫物語」

これまで虐げられに虐げられてきた永澄が反撃のチャンス。人魚たちの弱点である猫の子を拾い、その仔猫を使って反撃に出た。相変わらずのテンポの良さに加え、窮地に陥った燦の父が親衛隊を呼び寄せるなどドンドンと話をスケールアップさせて笑いを取る展開がハマった回と言えるだろう。今回の永澄は最後までおいしいところをキープしたあたりもちょっと意外で面白かった。

○School Days 第2話「二人の距離」

最初のデートのシーンはかなり微妙。まああえて微妙に描いているわけだが。授業中の筆談シーンは前回ほどのテンポはなかったが、演出としてうまく利用している感じ。18禁PCゲームのアニメ化作品はそのほとんどが2話目を見ることもなく切り捨てているが、この作品はギリギリ見られるレベルを維持している。ただ一点気になるところがある。主人公の誠がヒロインを「桂」と呼ぶ時のイントネーションにとても違和感を覚えてしまう。


FFXIの攻略本@2007夏

2007年07月15日 21時57分23秒 | FF11
この夏発売予定のFFXIの攻略本は2冊。

「ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団編 ヴァナ・ディール公式ワールドガイド 世界編2007」

公式サイト

7月27日発売予定。前回の世界編は2005年9月の発売なのでおよそ2年ぶり。当時はアル・タユの情報は解禁されておらず、アトルガンも発売前。今回はそれらの情報も当然掲載している。
公式サイトによると、288ページの本編に加え、146ページの別冊が付く。前回の世界編は290ページだったので別冊分増量という感じだ。マップ系はやはり手元にあると便利なので、お勧めと言える。特に電撃の攻略本は読物としても面白いのでそれだけのために購読する価値もある。ただしページ増もあって価格も上昇している。

「ファイナルファンタジーXI マニアックス トレジャーズ・バイブルRareEX (仮)」

9月11日発売予定。ファミ通から発売されているFFXIマニアックスシリーズの新刊。ハンターズ・バイブルは労作として高い評価を受けているが、合成極之書のような駄作もあるのでなかなか手が出しづらいところ。内容が電撃の世界編と被るようだとあまり価値はなさそうだが、果たして……。


日本惜敗!

2007年07月15日 20時55分20秒 | アメリカンフットボール
すっかり忘れてた……_| ̄|○
たまたまテレビをつけたら第3クォーターだった。

その時点で10-7と日本リード。アメリカの実力が未知数だったとはいえ、リードしている状況に驚いた。
その後、同点に追いつかれた。日本は幸運な判定に助けられ再びリードを奪うも終了間際にまたも同点に追いつかれ、最後はアメリカが時間を流したために延長戦に突入した。
延長戦最初のシリーズは日本に勝つチャンスも訪れたが、結局同点どまりで次のシリーズへ。第2シリーズに日本はFGを外して絶体絶命。アメリカがFGを決めて勝負がついた。

勝敗だけなら勝つチャンスは十分あったと言えるだろう。その意味では互角に近い戦いだった。ただ地力の差も痛感せずにいられない試合でもあった。
アメリカチームは昨年カレッジを卒業しプロには進めなかった選手で構成されている。カレッジに詳しくないのでどの程度の実績かはよく分からないが、プロレベルに比べワンランク下といった感じだろうか。1対1の状況で確かに日本人選手は苦戦していたが全く歯が立たないという状況でもなかった。過去、アイビーボウルなどで日米の力の差を見せ付けられてきただけに想像以上に健闘していたと思える。
ただし、アメリカは即席チーム。日本は十分に準備をしたチーム。アメリカンフットボールは準備のスポーツと言われるように、準備が力となるスポーツだ。オールスター戦がいまいち盛り上がらないように、組織の戦いという側面抜きにはこのスポーツは語れない。その意味で個々の力の劣勢を組織性でカバーできたのは事実だ。もし同じ準備期間で戦えばもっと差を付けられていただろう。

それでも日本がよく戦ったのは事実だ。NFLヨーロッパ組も参加していないし、まだまだ日本代表のノウハウは十分に蓄積されていない中で、地元開催の今大会はいい経験に繋がっただろう。
攻守に関してはかなりいい勝負を見せていたが、一番力の差を感じたのはキッキングゲームだった。キッカーやパンターは基本的にコンタクトしないポジションで力の差を感じずに済みそうな気がするのだが、これまでの歴史を見てもここが一番遅れていたのは事実だ。最近改善されてきたが、この試合でもFGをブロックされたりと安定した内容とは言えない出来だった。

試合後の阿部監督のインタビューではこの「あと一歩」の差は伝統によるものとのこと。確かにここ一番での集中力や体で覚えている細かなプレイの集積は一日の長があるように感じた。日本がそれを乗り越えるには更なる組織性やプレイの精度を高めていくしかないだろう。そして、もうひとつ。この試合も「勇気」あふれるプレイが目立ったが、更なる「勇気」を見せて欲しい。特にエンドゾーンに投げ込むパスをもっと見たい。勝負を決する場面ではリスクを背負いながら決断する「勇気」が求められる。その「勇気」こそ阿部監督が語った「プライド」だろう。

追記:
United States edges Japan to win American football World Cup(SI.com)