外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

早稲田が連勝し、勝ち点3

2012-05-13 21:44:59 | 大学野球
早法二回戦は、早稲田が猛打で大量14得点。
連勝で今季三つ目の勝ち点を獲得し、いよいよ、賜杯争いで頭一つ抜け出しました。

一方、法政は勝ち点4に到達する可能性が無くなり、賜杯争いから大きく後退しました。
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今日は、新人・吉永くんがリーグ三強の一角と初めて対戦する日。
法政相手に、彼の持てる力を伸び伸びと発揮してもらうためには、何としても打線の援護射撃が欲しいところでした。

その意味で、初回に飛び出した四番・杉山くんの先制二点本塁打は効いたと思います。
打った瞬間にそれと判る見事な杉山くんの打球が左翼席に弾んでから、早稲田の投打の歯車が力強く回転を始めました。

杉山くんは四番打者としての責任をきっちり果たしました。
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法政先発の本格左腕・石田投手は、今日も素晴らしい球を投げ込んできました。
しかし、これまでの試合を観る限り、走者を背負うと球威が落ちるという傾向が石田くんには見られました。

そんな石田くんの弱みを引きずり出したのは、早稲田の二番打者・大野くんでした。
リーグ戦の途中から左翼・二番打者で定着した大野くんですが、今日は4打数3安打と大暴れ。
走塁にも長ける彼が塁に出ることで、石田投手の投球テンポが悪くなり、杉山くんと地引くんのバットにも火が着きました。
ですから、今日の最高殊勲選手は大野くんでしょう。
ちなみに、今日の活躍で大野くんは打率でリーグ二位に踊り出ました。

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今日は、代打・代走陣の活躍も特筆すべきです。

二点タイムリーを放った代打・高橋直樹くん、
死球で渋くチャンスを広げた足立くん、
際どいタイミングで本塁に突入して得点した代走・白澤くん、
そして満塁本塁打を放った代打・吉澤くん、

みんな、良く役割を果たしてくれました。
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石田投手の攻略の裏には、早稲田の先乗りスコアラー舘による綿密なデータ分析もあったはずです。

石田投手が左腕であるにも関わらず、今日の早稲田は二盗を立て続けに成功させました。
野球素人の私ですが、「これは、石田投手のクセを早稲田が完全に把握しているぞ」と確信いたしました。

かたや法政も、相手チームの主力投手のクセを調べあげることが得意です。
そんな法政に、高梨・吉永・有原のクセを突くことを許さなかったのは、小堀くんらの学生投手コーチ陣のお手柄でしょう。

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さて、以前も触れましたが、岡村監督と金光監督は、大学では同期の二塁手として優勝を争った仲です。

しかし、大学3年、4年の二年間(1976-1977)は、法政が4連覇、それも全て勝ち点5の完全優勝での4連覇でした。

あれから35年。
岡村さんは、あの時の悔しさを、この二日間で少しだけ晴らすことができたのではないかと思います。

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これで、昨秋(二位)と同じ勝ち点3を確保をしました。

次の早明戦も頑張って応援しましょう。
そして、勝ち点3に少しでも上乗せしましょう。
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