外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

山倉和博さん

2010-01-09 10:35:56 | 大学野球
東伏見の練習が、工事のために3月上旬まで見学できないということになり、淋しい週末を過ごしています。
(T_T)

さて、私が大学に入学した時、早稲田には二年生に天才捕手が一人いました。
山倉和博さん(東邦高校-南海ホークスのドラフト指名を拒否-早大-巨人ドラフト一位)です。

強肩・強打・俊足・巧守、そして甘いマスク。

安部球場で練習を見た瞬間に、俊敏かつ力強い、実に格好いい選手だなあと感心させられました。

その頃の大学球界は、同世代に袴田(法政)、堀場(慶応)、中尾(専修)、達川(東洋)、大宮(駒沢)と、その後プロでも活躍する捕手がズラリと揃っている時代だったのですが、天才肌のスターの雰囲気という点では、山倉選手が一番だったと思います。

そして、早稲田における正捕手の系譜を振り返ってみても、現在に至るまで、山倉選手を超える捕手、すなわちドラフト一位指名を受け、プロ一年目の開幕戦でスタメン・マスクを被り、打者としても開幕戦で本塁打を放つというような捕手は登場していません。

今年の早稲田が勝つためには、斎藤主将をはじめとする投手陣が頼みの綱。
彼らが実力を存分に発揮するためには、やはり捕手陣の成長が不可欠です。

山倉選手と、白川、市丸、杉山らの現役捕手を比較するのは、総合力ではレベルが違いすぎて酷な話です。
でも、確実な捕球とリードに的を絞れば、現役たちも、ある程度やれる可能性があると思います。

4月のリーグ戦でスタメン・マスクを誰がかぶるのか。
それが、早稲田の浮沈を左右する重要なカギとなるのは間違いありません。


Comments (5)
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