全トヨタ労働組合(ATU)

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AKK 吉田さん 第3回裁判行われました

2012年02月23日 21時57分57秒 | Weblog
 労災保険は誰のためにあるのか?
 
 2月21日(火)午後1時10分から名古屋地方裁判所にて、AKK(アイシン機工・社長角谷孝二)従業員で吉田さんの第3回労災認定裁判が行われました。
 大勢の傍聴者が詰めかけ関心の高さがうかがわれます。裁判長が原告側から出された陳述書等を確認し次回の日程を確認して10分程度で終わりました。
 この裁判は、岡崎労働基準監督署西尾支署が下した「不支給」決定を取り消すよう求める裁判です。仕事との因果関係が問われているわけですが、国は仕事の加重性は認めているものの同種作業者と比べて「特段作業量が多いわけではない」あるいは「他の人はけがをしていないのに、あなただけがけがをするのはおかしい」などと、平均基準説でとらえているのが特徴です。この説は、10人の選手が100M競争を競って全員一位でなければならない論理です。人には能力も体力も違いがあることを認めない考えが間違っていることは、これまでの裁判事例でも幾つとなく認められてきたことです。厚生労働省は基準の見直しをすべきです。

次回の第4回裁判は、4月17日(火)午前11時30分から 
 名古屋地裁1103号法廷で行われます。原告弁護団からは、医師の「意見書」を提出する予定です。 傍聴を宜しくお願いいたします。
 現在吉田さんは、産業医学の治療を続けており、両腕の機能回復に努めております。ATU吉田さんの裁判を支援する会を立ち上げました。皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。

コメント (28)
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