天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

12月16日: 遠征53クルーを運ぶソユーズ、カザフスタンに着陸する

2017年12月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

遠征53の3名を乗せたソユーズ MS-05 宇宙船が、2017年12月14日木曜日に、カザフスタンのジェズカズガンの町の近くに着陸するのが見られる。彼らは、国際宇宙ステーションで、遠征52・53メンバーとして、宇宙で138日を勤めた後地球に戻った。彼らのソユーズは、東部標準時午前3時37分(日本時間12月14日木曜日午後5時37分)に無事に着陸した。遠征54クルーは、ロシア連邦宇宙局のアレキサンダ・ミサーキンの指揮の下でステーションを管理し続けている。NASAのクルーメイト、マーク・ベンデ・ハイおよびジョー・アカバを含む3名のクルーは、12月19日火曜日の3名の新しいクルーメンバーの到着まで、ステーションを管理し続けるだろう。

<出典>: 「遠征53(Expedition 53)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 
1、右上のイメージは処理を加えています。12月17日日曜日に打上げられ12月19日火曜日にステーションに到着する予定の新しいクルーメンバーには、日本の金井宣茂(かないのりしげ)飛行士が含まれています。中継放送の時刻などは「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。
2、ケプラー宇宙望遠鏡の人工知能を使ったデータ解析で、一つの惑星が発見されたと発表されました。「ホームページ」の 「アストロサイエンス(12月16日) 」 から。

<お知らせ>: 国際宇宙ステーション補給船、「スペースX」/ドラゴン CRS-13 貨物船は打上げられ国際宇宙ステーションへ向かいました。宇宙ステーションとのランデブー・捕捉は日曜日夜の予定です。中継放送の時刻などは「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

コメント

12月14日: 地球と月(動画)/お知らせ

2017年12月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ときには地球は月と一緒に撮られる。25年前の今月、木星に向かうガリレオ宇宙船が我々のホーム惑星システムを通り過ぎたときにこの壮観な一つが起きた。ロボット・ガリレオは、地球と月の距離の約15倍から、我々の唯一の自然の衛星が浮くのを見た。このビデオは52の歴史的なカラーイメージを結合している。我々の月は地球の隣に小さく見えるが、我々の太陽系の、他のいかなる惑星も大きさでこれに相当する衛星を持ってはいない。右遠くにある太陽がそれぞれの球のほぼ半分を照らし、回転する地球の白い雲、青い海、黄褐色の大陸を見せている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: 動画はイメージをクリックして Youtube から。

<ひとこと>: 国際宇宙ステーションの先任の3名のクルーは、日本時間12月14日午後4時37分に、カザフスタンの草原に着地し、地球に帰りました。

<お知らせ>: 国際宇宙ステーション「スペースX」/ドラゴン CRS-13 貨物船の打上は、第二段燃料システム処理のため、今夜土曜日午前0時35分以降に延期になりました。再々の延期で今回の打上が不成功な場合は今月遅くまで更に延期されます。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

コメント

12月14日: アニメ化されたハリケーン・シーズン(動画)/お知らせ

2017年12月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハリケーンは何処に行く? 危険な嵐を理解するために、NASAは、いくつかの衛星からのデータを編集し、昨年のハリケーン・シーズンのスーパーコンピュータ・シミュレーションをつくった。具体的には、このビデオは、海塩(青)とダスト(褐色)が、2017年8月から10月を通して、地球の西半球の北半分をどのように横断したかを示している。これらのエアロゾルは、ある時は見えない風を追跡する。多くの魅了する流れの中で、ハリケーンが、右の大西洋の全域で渦巻いているのを見ることができる。今年の気象パターンの調査は来年の正確な嵐の予想を強めるかもしれない。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: イメージをクリック

<お知らせ>: NASAテレビでは、国際宇宙ステーション関連の集中する活動に加え、地理的に有利な米国でのふたご座流星群観測中継など、密度の濃い放送が予定されています。「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 からご確認ください。(下記注参照)

国際宇宙ステーション「スペースX」/ドラゴン CRS-13 貨物船ミッションの打上は延期になりました。

コメント

12月13日:ショーティ・クレータのアポロ17号/お知らせ

2017年12月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1972年12月、アポロ17号宇宙飛行士達ユージン・サーナンとハリソン・シュミットは月のトーラス・リトローの谷で約75時間を過ごし、一方、同僚ロナルド・エヴァンズは頭上を周回して待機した。この鋭いイメージは、彼とシュミットが谷のフロアを歩き回ったときにサーナンによってとられた。このイメージは、ショーティ・クレータの端の月面車とともに左にシュミットを示している。ここでは地質学者シュミットがオレンジの月の土を発見した。アポロ17号クルーは、他の何れの月面着陸サイトより多い、110キログラムの岩と土のサンプルを持ち帰った。45年後、サーナンとシュミットは、依然として月の上を歩いた最後の人である。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

 

<お知らせ>: 
➀ 国際宇宙ステーション補給船スペースX/ドラゴン CRS-13 の打上は更に延期され、日本時間14日午前1時24分になりました。中継放送は別途確認の上お知らせします。

② 2017年のふたご座流星群は、比較的良い条件で観察することができます。しかし、そのピークの時刻は日本が昼間のため、流星を観察することはできません。日本でいちばんの見頃となるのは、極大を迎える前の、14日の0時過ぎ(今日13日夜)を中心とした数時間だと考えられます。また、この前日の夜と翌日の夜も流星群の活動が活発で、多くの流星を楽しむことができるでしょう。空の暗い場所で観察すれば、最も多いときで1時間あたり40個程度の流星を見ることができると予想されます。国立天文台の 「ふたご座流星群が極大(2017年12月)」 から。

コメント

12月12日: 渦巻きの中で生まれる三つ子の赤ちゃん星/お知らせ

2017年12月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ペルセウス座の星形成領域で、今まさに生まれつつある三つ子の星をアルマ望遠鏡が詳細に写し出しました。L1448 IRS3Bと名づけられているこの天体の中心にはおよそ15万歳の2つの星があり、それを取り巻くガスの渦巻きの中に3つめの星が生まれつつあります。中心の二つの星の間隔は、太陽系では海王星の軌道直径くらいで、3つめの星までの距離はその約3倍です。この観測画像は、ガスの円盤が重力的に不安定になって渦巻き構造ができ、それが分裂することで連星系が生まれるという説を裏付けるものです。銀河では、半分以上の星が連星や3重星という多重星として形成されていることが知られていますが、その形成シナリオは確立していません。この観測は、多重星は星を取り巻くガス円盤が重力不安定で分裂して形成されうるという説を裏付けた意義深いものです。また、一番外側の星は約1万歳と予想されています。その年齢は渦巻きが数回転するのに必要な時間と同程度であり、生まれた環境が残されている例外的に若い星です。生まれた直後の星を研究する上で貴重な天体といえます。こんな三つ子星ですが、周囲のガスを食べ仲良く成長するのか、1人だけ早く成長するのか、外に飛び出してしまう星が現れるのかはわかっていません。

<出典>: 「国立天文台:今週の一枚」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 日本時間明日13日深夜国際宇宙ステーション補給船スペースX/ドラゴン CRS-13 が打上げられます。国際宇宙ステーションへの到着は、14日の先任クルーの帰還後の15日の予定です。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

コメント

12月11日: 太陽を観測する

2017年12月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年11月7~9日の太陽では、NASAのソーラーダイナミクス天文台からのこのイメージが示すようにコロナの広い穴が支配的であった。この穴は太陽の上面で暗く広がり、両側で下に伸び、容易に認識できた。コロナホールは、宇宙の中に噴き出す高速の太陽風を提供する、太陽の磁気によって開かれたエリアである。それらは常に極紫外線で暗く見える。これは、恐らくネブラスカでさえ見えた、多数の観測者のためにかすかに光る明るいオーロラの源であった。

<出典>: 「ソーラーダイナミクス天文台(SDO)」

<大判>: イメージをクリック

コメント

12月10日: カリフォルニアの野火

2017年12月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの遠征53指揮官ランディ・ブレスニクは、2017年12月6日に、カリフォルニア州ロサンゼルスのこの野火の写真をとり、ソーシャルメディアで彼のフォロアーと共有した。
ランディ・ブレスニクら遠征52/53のトリオは、宇宙での139日後の12月14日に地球に戻るソユーズ MS-05 宇宙船を準備している。次の、日本宇宙航空研究開発機構のノリシゲ・カナイを含む遠征54・55トリオは、12月17日に、ソユーズ MS-07 宇宙船で打上げられ、二日間の旅の後ステーションに着くだろう。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: ロサンゼルスの野火は近郊の居住地にも大きな脅威をもたらしています。また、予定されていたスペースX社のドラゴン貨物船の13日への打上遅延と重なり、国際宇宙ステーションでの作業が非常に過密になっています。

コメント

12月9日: オホーツク海の雲の通り道/お知らせ1・2

2017年12月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年11月遅くに、ロシア東部から吹く非常に冷たい空気がオホーツク海に劇的な雲の構成をつくった。NASAのテラ衛星の中間解像度画像分光放射計は、11月25日に、この衝撃的な光景の真の色のイメージをとった。北西の陸地に横たわる雲の大きな塊とともに、このイメージの西では雪がロシア東部の陸地を覆っている。積雲の長い平行する列が、雪に覆われたエリアから、またオホーツク海の青い海の上を吹いている。「雲の道」として知られるこれらの雲の列では、陸地からの冷たい乾燥した空気が比較的暖かい湿った海の水に吹き付け、回転する空気のシリンダつくる。空気が上っている所では小さな雲ができる。空気が下っている所では空は晴れている。これらの雲の通り道は風の動く方向に沿って並んでいる。

<出典>: 「地球(Earth)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>:
1、国際宇宙ステーション補給船スペースX/ドラゴン CRS-13 の打上げが遅れています。現状では13日打上げ、14日先任クルー3名の帰還、14日または15日補給船捕捉、17日金井飛行士を含む補充クルーの打上という工程が続きます。現状では綱渡りのスケジュールです。スペースX/ドラゴンの打上予定は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

2、昨日の、ビッグバン6億9千年後のブラックホールの発見に続き、ALMA望遠鏡による、宇宙誕生から7億7千万年ごろの巨大銀河の発見が報じられました。宇宙が現在の年齢の僅か5%だったころに既に巨大銀河の形成が進んでいたことになります。この巨大銀河は更に巨大な暗黒物質の集まりの中にあることもわかりました。その質量は、太陽数兆個分にも及びます。
現在のビッグバンの考え方では、ブラックホールにしろ銀河にしろ、初めに小さなものができて、それらが互いの重力によって引き合い合体して大きくなったというのが主流の考え方です。初期宇宙でのこのような大きなブラックホールや銀河の発見は、現在の宇宙論の一部に疑問を投げかけています。ALMA望遠鏡による発見は「国立天文台の記事」からご覧ください。

コメント

12月8日: 切離し前に日の出を迎えるシグナス貨物船/お知らせ1・2

2017年12月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士ランディ・ブレスニクは、2017年12月6日午前8時11分(日本時間12月6日午後10時11分)の国際宇宙ステーションからの出発前に、日の出を迎えるオービタルATKのシグナス貨物船を撮った。NASAの遠征53フライト・エンジニア、マーク・バンデ・ハイとジョー・アカバが、ステーションの Canadarm2 ロボットアームに、シグナス解放の指令を送った。シグナスは、後に、ナノラック配備装置から14のキューブ衛星を放出するだろう。シグナスは、また、処分するための 2,800 キログラム以上のゴミその他を積んでいる。この貨物船は12月18日月曜日まで軌道上に残るだろう。その後エンジンが二回点火され、地球の大気に突入し、太平洋上で燃え尽きるだろう。

<出典>: 「商用補給船(Commercial Resupply)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ1>: 明日土曜日午前3時20分に、スペースX/ドラゴン CRS-13 貨物船が打上げられます。国際宇宙ステーションへの到着は日曜日夜の予定です。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

<お知らせ2>: これまでで最も遠い、ビッグバン後6億9千年と思われるブラックホールが発見されました。この時代は宇宙がその暗闇の時代から抜け出したときに始まっているので特に重要です。「ホームページ」の「アストロサイエンス(12月8日)」から。

コメント

12月7日: 宇宙ステーション、月面を通過する

2017年12月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年12月2日土曜日に、ペンシルバニア上空を秒速約8キロメートルで月面を通過する国際宇宙ステーションが、シルエットで見られる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 右の写真は一部を切り出し大きく明度を上げています。12月2日はスーパームーンの前日でしたのでほぼ満月に見えています。大判から確認してください。

コメント

12月6日: 火星の不思議

2017年12月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

解説はありません。

<出典>: 「オリジナル」

<ビデオ>: イメージをクリックして Youtube から。

<ひとこと>: マーズ・ローバー・キュリオシティのデータから編集された、火星を紹介するビデオ(8.13分)です。イメージをクリックしてご覧下さい。

最初に左下の「ダスト・デビル(地表の旋風:竜巻より小型です)」が、その後右下など地表の模様が紹介されます。

 

コメント

12月5日: EcAMSat 衛星、宇宙ステーションから配備される

2017年12月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

日本宇宙航空研究開発機構の「きぼう」研究室モジュールの外に取り付けられたナノラック・キューブ衛星配備装置から放出された直後の EcAMSat (E. coli AntiMicrobial Satellite:大腸菌抗菌衛星)が見られる。この大腸菌抗菌衛星(EcAMSat)ミッションは、人間と動物の尿路感染症に関係する細菌の病原体、大腸菌の抗生抵抗に対する宇宙微重力状態の影響を調査する。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

コメント

12月4日: スーパームーン

2017年12月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

日本時間12月3日午後9時ごろに湘南地方の自宅から撮ったスーパームーンです。月面の地形が見えるように処理を加えてあります。

<出典>: オリジナル

<大判>: イメージをクリック(デスクトップ用壁紙サイズです)

<ひとこと>: 12月、1月のスーパームーンについては昨日の記事参照。

コメント

12月3日: ニューヨーク市の夜の灯/お知らせ

2017年12月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年11月23日に国際宇宙ステーションからとられたこの写真の中に、ニューヨーク市の明るいメトロポリタン・エリア、ブロンクス、マンハッタン、クィーンズ、ブルックリン、スタテン島の五つの自治区とニュージャージー州の一部が描かれている。

<出典>: 「国際宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ(再)>: 今夜2017年12月3日、2018年1月1日、2018年1月31日に、一連の皆既月食スーパームーンが見られます。「ホームページ」の「アストロトピックス(12月2日)」 から。また、2018年1月31日のスーパームーンは特に大きく見られます。国立天文台の記事をご覧ください。

コメント

12月2日: 遠征54・55記念署名/お知らせ

2017年12月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ロシア、スター市のガガーリン宇宙飛行士訓練センタで、伝統的な打上前の式典の一部として、11月30日に、遠征54・55クルー、ロシア連邦宇宙機関(Roscosmos)のアントン・シュカプレロフが署名する。手前左から、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)のノリシゲ・カナイ、スカプロフ、NASAのスコット・ティングル。後列は、バックアップクルー、NASAのジャネット・エプス、ロシア連邦宇宙局のセルゲイ・プロコフィエフ、ヨーロッパ宇宙機関のアレキサンダー・ガースト。
スカプロフ、ティングル、カナイは、12月17日に、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから、ソユーズ MS-07 宇宙船で、5ヵ月間のミッションのために国際宇宙ステーションに向けて打上げられるだろう。

<出典>: 「国際宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 明日2017年12月3日、2018年1月1日、2018年1月31日に、一連の皆既月食スーパームーンが見られます。「ホームページ」の「アストロトピックス(12月2日)」 から。また、2018年1月31日のスーパームーンは特に大きく見られます。国立天文台の記事をご覧ください。

コメント