多くの渦巻銀河はその中心を横切るバー(棒)を持っている。ミルキーウェイ銀河もまた控えめな中央のバーを持っていると考えられている。ここで取り上げられたバーのある渦巻銀河 NGC 6217 は、軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡の調査用高性能カメラ(掃天観測用高性能カメラ)によって、2009年に、壮大な詳細でこのイメージに捕えられた。見られるのは、暗いフィラメント状のダストレーン、明るく青い星達の若い集団、輝く水素ガスの赤い輝線星雲、中央を横断する星達の長いバー、恐らく超巨大ブラックホールを収容する明るい活動的な核である。こぐま座の方向に見ることができる差渡し約 30,000 光年に広がる NGC 6217 からの光は、我々に届くのに約 6,000 万年かかる。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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<火星探査>
今日のテーマ: 境界線の巨礫 (リコネッサンス)
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