着陸船フィラエが彗星への歴史的な着陸を行なってから一年、ミッションチームは着陸船との再開された接触に期待し、また、ロゼッタ軌道船の彗星とのコントロールされた衝突を行う来年の壮大なフィナーレに向かっている。ロゼッタは、2014年8月6日に、彗星67P/チュリュモフ-ゲラシメンコに到着し、着陸船フィラエは11月12日に地表に向かった。アギルキア(Agilkia)領域に着地した後、フィラエは、自身を彗星に固定できず、新しい場所アビュドス(Abydos)に弾んだ。フィラエの回転と姿勢を再構成するために、ロゼッタとフィラエによって集められたデータを使った新しいアニメーションが示されている。着陸から一年、フィラエが弾んだ徹底的な分析が行なわれてきた。
<参考>: 欧州宇宙機関のロゼッタ宇宙船は、彗星に到着後、昨年11月に着陸船フィラエを降下させた。しかし、フィラエは、自身を地面に固定させることができず、3回バウンドして半ば太陽光の影になる岩陰に着地した。このため太陽による電力が得られず、彗星の向きが変わる今年7月まで交信不能になった。このことで無重力の世界への軟着陸が如何に難しいかが強調された。
ロゼッタ、フィラエ、アギルキア、アビュドス等の名は全てエジプトの古史に由来している。
<出典>: Space in Video (ヨーロッパ宇宙機関;ドイツ宇宙局)
<動画>: アニメーションはイメージをクリック