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11月10日:NGC 3314;銀河が重なるとき/お知らせ

2015年11月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

 NGC 3314 は、偶然、ほぼ正確に重なったときに起きる、二つの大きな渦巻銀河である。手前の渦巻銀河はほぼフェースオン(正面に向き)で見られ、若く明るい星の集団によってその風車の形が明確に示されている。しかしながら、背景の銀河の輝きに対して、星間ダストの暗く渦巻くレーンがフェースオンの渦巻の構造を支配しているように見える。このダストレーンは驚くほど広域であり、銀河自身の星の向こうからの光の吸収が、直接、ダストの分布を調べるのに使うことができる数少ないシステムの一つである。 NGC 3314 は、星座ヒドラの、1億 4000 万光年(背景の銀河)と1億 1700 万光年(手前の銀河)にある。背景の銀河は、推定される距離で幅約 70,000 光年である。このイメージはハッブル遺産目録のデータから創られた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 今日、11月10日午後9時から、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)主催の、国際宇宙ステーションの油井亀美也飛行士とのインタビューが予定されています。短時間ですので視聴にはご注意ください。中継をご覧になるには 「天文ニュース」 「トップニュース」から。

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