とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

変人×4

2020-05-02 00:39:09 | 日記

祖父はわりと普通の人であったのかもしれない。
自分の歳よりだいぶ若くして亡くなっているので不明な点も多いが、祖父の軍隊手帳を見て具体的なイメージがわいてきた。
軍隊時代のことは前にも書いたので省略するが、小学校しか出ていない祖父が、下士官として特務曹長(後に召集され少尉)にまでなれたのは、当然だが本人の努力があったからだ。

祖父は独学で勉強を続けていたようだ。それがどういう内容のものだったのかはわからないが、家には、なにやら意味不明なことを書き付けたノートが何冊もあったらしい。私も祖父の書いた文字を見たことがあるが、悪筆であった。
何回も聞いているのが、(家族は変人扱いにしていたようだが)夜遅くまでよく勉強をしていたということだ。
中国語の勉強もしていたらしい。
第一次世界大戦で中国へ行き1年間むこうで生活したことと、姉が中国人と結婚したことが動機と思われる。
後に太平洋戦争で中国へ出征することになるが、伯母に言わせれば、本心では中国人に親しみを感じており、中国とは戦いたくなかったのではないかとのことだ。

こう書くと繊細な人のようだが、
そこは軍人なので、普通に「地震カミナリ火事おやじ」的人物であったようだ。

我が家では、当時では珍しく裕福な家でもないのに新聞を取っていた。
家族も読んでいたようで、祖父の戦死後、我が家と懇意にしていた軍人さんの戦死を知らせる新聞の小さな記事の切り抜きを仏壇に供えていたのも、細かい記事まで見落とさず誰かしら読んでいた証拠なのだろう。


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