Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

AGA Auto Chemist

2011-09-11 19:23:03 | Weblog
SWEDENの友の依頼           2011-09-11

先月終わりに、SWEDENの友から手書きのmailが届いた。
彼はパソコンをやらない。手書きの文を苦労しながら読む
と、    http://www.clinicon.se/english/pluggo.html#
を見てくれ、いろいろ聞きたいからとのことでした。

読んでみるとCLINICONと言う血清分析装置です。このカ
タログのhistoryをクリックしてみて驚きました。この機械の
前身は1960年代に開発されたAGA Auto Chemistである
と書かれている。私は1970年に駆け出しの営業マンとして
AGA Auto Chemistの営業に携わりました。

AGA Auto Chemistは健康診断などで血液の検査をしま
すがその中の生化学検査を行う装置で。検査項目で言えば
総タンパク、尿素窒素、尿酸、コレステロール、中性脂肪等
です。当時の謳い文句では、1時間に60項目の検査を135
検体処理するでした。

当時検査センターでは、血清を一定量吸い取り、それに検査
試薬を一定量加え、一定時間熱したり、冷やしたり、その結
果出てきた色を標準の色と比較したりの作業を殆ど人力で
手作業でやっていました。臨床検査技師さんの仕事です。

AGA Auto Chemistはそれを全行程自動で行い、その行程
を小型コンピューターで管理すると言う画期的な装置でした。
大変に高額で日本で3台しか売れなかったと記憶しています。
CLINICONはその大型装置の1unitのようで、他メーカー(例:
日本なら日立とかオリンパスなど)の検査装置に組み込むこと
が出来るようです。

手紙の最後に恐ろしいことが書いてありました。「Aruiよ、これ
を日本で売れるかどうか考えてくれ」「ちょっと待ってよ、この
仕事から離れて40年だよ」




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