Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

私への手紙

2006-09-21 10:31:55 | Weblog
私への手紙                2006-09-18

生徒に私宛の手紙を書いて貰いました。時間は30分。辞書
でも参考書でも何を見ても良いことにしてあります。日本
語が未熟な生徒と上手な生徒の手紙を1通ずつ載せます。
どういう間違いをするか知るためです。

最初に未熟な方:かなり無茶苦茶な部分も有りますが、
言いたいことは判ります。原文のままです。

『Arui先生、こんにちは。私は日本語が難しいです。しか
し、おもしろいです。私の会話が下手ですね。これから、
口語の練習を一生けんめいがんばりしています。

以前は、授業の中に私が聞きわからないので、最近はこち
らの勉強にもだいぶ慣れてきます。わたしは日本語を勉強
してよいだと思います。日本へ来ってきます。

私が日本語についてわからないことはとてもです。先生、
以前が、日本語を勉強や生活が困難などが丁寧に教えて
くれています。

私はやる気を持つのがいちばん大切です。がんばりとわか
りますよ。

深な秋がだんだん来てあります。先生お体を大切に。

先生へ                Rより』

最後の「深な秋」には、思わず唸りました。だいぶ手直し
したことは言うまでも有りません。

次に上手な方:

『Arui先生、お元気ですか。一人で中国にきましたから、
一人で寂しくないですか。もう中国の生活に慣れましたか。
 先生、中国の天気は寒かったり、暑かったりしますから、
気をつけてください。
 実はお願いがあります。私は日本語を勉強しているところ
ですが、まだ日本話が下手です。私が日本語についてわから
ないところを聞きに行くと、先生に教えてくださると思い
ます。先生の気を配っていただいてありがとうございます。
私はできるだけ日本人らしい日本語を話そうと思いたい
です。指導をしていただけるので心から感謝しております。
末筆ながら先生のご健康をお祈りいたします。』

最後の一行は、参考書のコピーだとしても、良い日本語を
書いています。私が直したところ:「中国に来ましたから、
一人で」を「中国に来て」にしました。一人では重複しま
すので。「日本話」を「会話」に「聞きに行くと」を
「聞きに行きますので」に「教えてくださると思います」
を「教えてください」に「話そうと思いたい」を「話したい
と思います」に、それぞれしました。

でも、この生徒の成長は将来楽しみです。両方とも、私の
健康を気遣ってくれてます。有り難いことです。


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