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自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

楽しい1日

2013-05-21 14:12:19 | Weblog

楽しい1日     2013-05-21

医療通訳は患者さんの通訳です。
楽しい通訳は通常有りません。が
先日は違いました。男の乳幼児の
通訳でした。病院の相談室の前で
お母さんと合流しました。

最初に採尿採血です。ところが
元気の良いお兄ちゃんが尿のカッ
プを蹴っ飛ばしてしまいました。
両親はパニックですが、お兄ちゃ
んはニコニコ元気。仕方が無いの
でそのまま検査室へ。採血です。
針がささる前から大泣きです。

相手は泣きのプロ、大声でワーン
ワーンと泣きますが、泣きながら
周囲の状況を見ています。針が
抜けたらケロっとして元気です。

私がさっきの訳を話して採尿カッ
プを貰い、おしっこが貯まるの
を待つ。お父さんがジュースや
水を買ってきてお兄ちゃんに飲ん
で貰う。

でも、お金もおしっこも待ってて
も貯まりませんね。両親は必死で
採尿室へ入るのですが、首を横に
振りながら出てきます。その間
お兄ちゃんは元気に話掛け、私に
もジュースや水を飲めと瓶を出し
てくれます。

3度目の採尿で宝物のおしっこが
採れました。それを検査室に提出。
きっと病院の検査スタッフも超特
急で検査して、医師に報告して
くれたのだと思います。さほど
待つこともなく医師に呼ばれて
診察室へ。検査結果も良くて、診
察、治療方針の説明と順調に済み
お兄ちゃんはお父さんのスマホで
Youtubeの漫画を見ながら御機嫌
です。そして終了。

私は相談室に戻り、今日の結果の
報告をして次回の予定日を告げ、
通訳が必要であることも報告し、
病院を辞し、すぐ前のバス停に
並びました。暫くするとそこへ
病院の駐車場から出てきた一家と
遭遇、お父さんが運転室から私に
手を振ると、お母さんも、そして
尿カップを蹴ったお兄ちゃんも
窓から顔を出して元気に手を振っ
てくれます。まるでペドロ&カプ
リシャスのように私達は別れ、私
はほのぼのとした気持ちで帰宅し
ました。いつもの医療通訳とは
違い楽しい通訳でした。


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