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自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

船で天津へー7-

2007-06-10 06:59:58 | Weblog
船で天津へ-7-                2007年6月7日

今日はちょっと遠出をして見たい所として選んだ都江堰へ出かけ
ます。要は堰(せき)なんですが、紀元前270年代からの工事で、
完成までに数百年を要した。その結果岷江と言う暴れ川が治水さ
れ、水は水路を通って成都の農地を潤し、天府と呼ばれる沃野が
生まれた。しかもそれが営営と現代に引き継がれ、今の農民も
その恩恵に浴しているとのこと。

判り易い写真の豊富なweb:
http://wing.zero.ad.jp/temasek/tokoen
都江堰建設のことに詳しいweb:
http://www.tf-travel.com/guanguang/dj-yan.html

都江堰へ行くにはガイドブックによれば、茶店子バスターミナル
から直行バスが出てると書かれている。ホテルの前からtaxiを
拾い、行き先を書いたメモを見せる。成都の地理は、東西と南北
の幹線道路が交わったところが市政府の建物でそこが中心となり
同心円の環状道路が3本有る。内側から環状1号線、2号線、3号線
となり、3号線の外側は、市の中心からは8~10km外側になる。
そしてこの茶店子ターミナルは3号線の西の外側なのだ。

私が乗ったtaxiの運転手君、走り出してすぐに、あのー、済みま
せんが他のtaxiに替わってもらえないですか?と言う。私そこへ
行くと不便なんです、とのこと。しょうがないので、良いよと言
うと、空車のtaxiの脇に着けて、運転手に茶店子に行くか?と
聞いている。先方が行くと答えたので、私は移動した。バスター
ミナルは公交站と呼ばれたり客運站と呼ばれたりする。道路標識
にも両方が出てくる。私が買った地図には公交站と書かれている。
公共交通自動車が略されて公交になる訳だ。初めてやってきた
旅人にとっては、両方の呼び名が有ると言うのは、実は、不安な
のだ。同じ所のことだろうとは思うが、行ってみて、もし違って
いたら?と言う不安が常に付き纏う。

茶店子公交站に着いて、都江堰の切符を買う。行き先を書いたメモ
を見せる。15元だ。都江堰・高と書いてあったが、それが高速道路
経由だと後で知った。バスは満席に近く、私が乗ると程なく出発
した。公交站を出ると間もなく高速道路に乗る。都江堰まで48km
の標識が見えた。途中も停車無しで、1時間かからずに到着した。

岷江の流れは、水量も多く、水流の激しさに驚かされる。これを
治めた紀元前の技術に敬服する。今のように鉄筋も無ければセメ
ントも無かった時に、たいしたもんだ。都江堰の先端(魚嘴)で
水を6:4に分け、4を灌漑に回すとのことだ。2000年の技術も凄いが
行く先々でお金はしっかり徴収された。

帰りは、成都駅行きのバスにした。12元で安いなと思ったらオンボロ
バスでおまけに各駅停車。各駅停車と言うことは高速に乗らずに下の
道をとことこ行く。2時間かかったが、田舎町を見れて、結構楽し
かった。着いた所は、火車北站公交站。つまり列車の成都北駅のバス
の駅と言うことになる。そこで降りて、周りを歩く。今朝、昨日まで
宿泊していたホテルをcheckoutしてきたので、今日のホテルを探す。
すぐ目の前に北斗星Top Starと言う名の真新しいホテルがある。開業
特別価格で97元と看板が出てる。

有没有空房?有と言うことで200元前払いして部屋に入る。何もかも
新しい。ADSLの線も来てる。この97元(1500円)は言う事無しである。
一休みしてから、空港行きのバス探し。さっき到着した火車北站公交
站には無いことは確かめてきた。ホテルの受付で聞いてみた。駅の
東側に別の公交站があり、そこから出てると言う。

こういう見知らぬ土地でのバスの出発場所は、絶対に、バスが客を乗
せて、動き出すところを確認しておくと言うのが私の鉄則だ。どうせ
時間はある。駅前探索を兼ねて出発。東広場公交站と言うのがあり、
そこから空港行きのバスが出ていた。

その近くを歩いて、本格的四川料理の店に入る。辛い辛い火鍋を汗を
流しながら食べる。90元。実を言うと、時間的にはもう一箇所くらい
見学できるのだが、もういいやと辞めてしまった。見学するとすれば、
青羊宮、杜甫草堂、永陵博物館、望江楼公園のどれかと言うことに
なろう。



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