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自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

ノーベル賞授賞式

2008-12-11 09:36:20 | Weblog
ノーベル賞授賞式           2008-12-11

今年のノーベル賞に、日本の4人の学者が輝きました。大変
誇らしくまた嬉しいものでした。しかも驚いたことに受賞の
案内が日本語でなされたことです。冒頭で益川教授がI can
not speak Englishと言ってのけたのが効いたのでしょうか。

一方、Swedenの人達は外国語に極めて堪能です。世界の標準
語である英語については、殆どの人が話せます。大学生で英
語を話せない人は居ません。と言うよりも、英語も話せない
位なら、なにも無理して大学になんか行くことはないじゃ
ないかと言う雰囲気なのです。人口800万のSwedenでは
大学で使うような専門書は、Sweden語で書いたのでは購読者
の数が少なすぎてペイしないと言うこともあります。だから
技術書専門書は殆ど外国語(今は英語、昔はドイツ語)の
ものです。街でお客さんに接する店員さんも英語ができない
人はまず居ません。

昔、ストックホルムの北100kmにある田舎のVik村に住む友人
の家を訪ねた時のこと、村で1軒の雑貨店で買い物をして、
店番の小母さんに英語で話し掛けたら、まるでイギリス人の
ような英語で返事が返ってきて驚きました。訳を聞いたら
若い頃ご主人がイギリスで仕事をしていて、一緒に住んで
居たからとのことでした。これは特殊な例でしたが、レンタ
カーで走っていて、道に迷って人に尋ねても、大概英語で
なんとかなりました。

彼等に言わせると、ヨーロッパの小国は、昔から外国語が
出来ないと生きて行けないからねと言います。彼等も小学生
の頃は出来ません。中学生になるとなんとか出来るように
なり、高校生になると立派な英語を喋ります。英語、Sweden
語ともゲルマン語族で文の構造も単語も近い、中学生にでも
なればフェリーでイギリスに渡って旅ができるなど、環境も
英語習得に有利ではあります。

Swedenで博士号を取るには、2つの外国語で論文を書き、
認められないといけないと聞きました。英語が話せない
博士が居る日本とはだいぶ違いますね。日本の若い人の、
これからの頑張りに期待してます。


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