Aruiのスペース

自分の身の回りで起こったことの記録であったり、横浜での生活日記であったり・・・です。

天津131

2005-02-13 16:26:12 | Weblog
天津131                       5213

烏鎮・紹興・杭州4日游 -1-

          ●旅の全容
天津の日本人の旅行好きの集まりから誘って貰って春節の元日
(2/9)から4日間の旅に出ました。メンバーは女性1名、男性5名の
計6名。初日は2月9日早朝天津から飛行機で上海に飛び、そこ
から現地のガイドさんが迎えてくれて、運転手付きのマイクロバス
での大名旅行となりました。バスは上海から高速道路に乗り杭州湾
に沿って、西南西に下ります。桐郷(Tongxiang)で高速を降り、
地道を目的地烏鎮(Wuzhen)に向かいます。上海空港から2時間
ちょっとで到着。ここをゆっくり見学して烏鎮泊。2日目はなんと雪、
桐郷から高速に乗り、杭州を通り越して紹興(Shaoxing)へ。震え
ながら紹興を見学して、バスで雪に難渋しながら杭州(Hangzhou)
に戻り、杭州泊。3日目は杭州で最も有名な西湖巡り。4日目は
ゆっくりしながら、元来た道を戻って上海空港へ。飛行機で天津に
戻ると言う寒い旅でした。
          ●烏鎮
http://www.nicchu.com/feature/wuzhen.html
烏鎮は運河沿いの集落で、明清時代の水路・道路・建物を残し、
人々が今もそこに住んで居る。運河は隋の煬帝の時に建設され、
上海、蘇州、南京に通じ、驚くことに、北京までも通じてその距離
1600km余とか。今は水運と言う経済的使命を離れ、旅客を
手漕ぎの艪舟に乗せて遊覧に誘ってくれる。
街の名前は春秋時代に呉越の境にあり、呉国が防備兵「烏戌」を
駐留させたことから由来する。唐咸通十三年(西暦872年)建立の
碑に初めて烏鎮の名が出る。ここの名物は三白酒と言う50度の
白酒。あの芽台酒のような香りと味で、白酒ファンにお薦め。そして
藍染、だから木綿の手織り機。木彫、透かし彫り。これは家の柱、
梁、家具、寝台、その他装飾に及ぶ。従って、展示館土産物売り場
としては、三白酒の蔵元、藍染、木彫、寝台(男児、女児、夫婦、
阿片吸引用ベッドを含む)、そして貨幣・コイン(個人が収集した)が
ある。烏鎮の著名人としては作家の芽盾。彼の故居も見所の中心。
芽盾:革命文学家。本名は沈雁冰、1896年7月4日烏鎮で
生まれる。8歳の時には烏鎮立志小学に入学して学んだ。1910年に
故郷を離れるまでの13年間生活した。自ら1934年に設計した書斎を
もつ住宅が芽盾故居。
          ●紹興
http://www.panda-style.com/dest/2001c/shaoxing.html
2日目の朝、窓の外は雪。天津から1000kmも南へ来て雪に会う。
朝食後バスで紹興に向かう。紹興酒でその名を知られたこの街は、
今や立派な開発区を持つ工業都市へと変身しつつあるように見える。
街の中心部へ入ると農業銀行、建設銀行、工商銀行等が大きな
ビルを構え、この地方の豊かさを象徴している。紹興は古くは会稽、
古越、越州等と呼ばれ歴史上に現われている。浙江省の東北部に
位置し、人口435万。書の王義之を産んだ所。現在の観光の目玉は
作家の魯迅と紹興酒にとどめを刺す。  
   
魯迅:http://homepage1.nifty.com/luxun/luxun.htm
本名:周樹人(1881~1936)中国近代文学の創始者として
著名「阿Q正伝」「狂人日記」

私達が廻った所、魯迅紀念館:ここはそういう建物が一つあるのでは無く、
周一族本家の建物(非常に良く保存修復され、当時の生活用具なども
展示されている)、魯迅故居(本家から少し離れている)、三味書店
(本屋ではなく、魯迅が学んだ私塾)、陳列館からなる一群全体を指す。

ここでの絶対のお薦めは咸亨酒店。これは魯迅の文学作品の中では
居酒屋として描かれているが、現在は2階建てのレストラン。この店の
紹興酒(8年もの)は白磁のご飯茶碗のような器に入って、お汁粉の
ような色合いで、燗をされて出てくるが、これが絶品。紀念館を廻って
いるうちに、どんどん密度を増して降りしきる雪で冷え切った体に、すーっと
入って行く。今までに飲んだ、どの紹興酒とも違う味、度数は飲んだ感じで
10度有るか無しかの素朴な酒。この味を私は、当分忘れられない。
ここで供される江南料理は日本人によく合う。麺がまるで冷麦のようであり、
スープの味に高菜の漬物が滲み込んで、何故か懐かしい味となっている。

日記5213

2005-02-13 08:45:25 | Weblog
昨夜、烏鎮、紹興、杭州の旅から帰ってきました。
天津から南へ1000kmも来て、雪に降られました。
雪に煙る西湖を見られたなんて、とても幸せなのかも
知れません。

天津は曇りやや寒いです。正月5日だと言うのに、
朝から花火の音が聞こえてきます。春節休暇も
明日までとなりました。