今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

映画「マスカレード・ホテル」の感想

2019-02-16 09:58:09 | エンタメ

見に行きたいと思いながら都合がつかず先延ばしにしていましたが、今日が最終日と知って板書繰り合わせて行ってきました。
思いの外スクリーンも小さく劇場も小さい。最終日だけあって観客も数えるほどでした。
席がとにかくドンピシャで見やすく、席の位置のお陰で集中して見ることが出来ました。

さて粗筋です。
都内で予告連続殺人があり、3人が殺されました。桁数の多い数字を書き残したものが残っていました。
さて同じような犯罪予告がありました。数字が書かれていましたが、調査の結果、それは経度と緯度の数字でした。
同一犯の4番目の殺人があると思われる場所が、コルテシアホテル東京です。そこへ、潜入捜査をするために30人くらいの刑事達が送り込まれました。

キムタクの新田刑事が粗野な性格にも関わらずフロントに命じられたのは、帰国子女の英語の上手さのためでした。(でも一度も英語を話してるシーンなし)
フロント主任の山岸(長澤まさみ)と仕事をしながら捜査を開始します。が立場の違いから一々張り合い衝突します。

そして怪しい客を一人ずつマークして調べるのですが、いずれも肩すかしに終わります。
いつ起きるか分からない殺人事件を未然に食い止めるため、入念な仕事をして行きます。
ホテル側と客に知られぬように捜査するのは神経戦です。ベルボーイから客室清掃係など沢山の刑事達がホテル内に潜んでいるのです。

映画の視点を「フロントと客」に定めたせいで、事件を防ぎ犯人を捕まえるのが目的になってしまいました。
前半が冗長で飽きました。が後半からテンポが早くなって来ます。ちょいちょい伏線と思われるような会話が長澤とキムタクの間であります。
が、事件とまったく結びつきません。事件の解決のきっかけはひょんな事からです。(たいていそう決まっている)
バタバタと最後にかけ意外な真犯人が現れます。過去に怪しいと思われながらスルーされてた人物。
そしてなんと、犯人はあらぬ恨みを抱く危ない人間でした。
その動機が、今考えても「つけたしでしょ」と思う不自然さでした。うーん‥
女優さんの迫真の演技は感じましたが‥

最後は間一髪で長澤を救うキムタクでした。
「コルテシアホテル東京」なのに、題が「マスカレード・ホテル」なのは何故?と思っていたら、劇中で説明がありました。
ホテルに来る客は誰もが日常と違った仮面をつけてやってくる。その仮面をホテルマンが無理矢理引きはがすことはない。
仮面劇を楽しむ非日常、それがホテルである‥
というようなことを確か言ってました。ふーん、なかなかいいこと言うなぁ、と感心しました。

事件が解決して、刑事達が去って行く所で終わりかと思いきや、その後キムタクが後日やってきて、長澤と会います。
周りの風景が仮面舞踏会に変わり、長澤が赤いイブニングドレスで登場します‥
この辺りは「マスカレード・ホテル」の意味の説明なんだけど結構長かったです。
二人はいい感じになって終わるのですが、なんか蛇足の感じが抜けませんでした。

愉快犯みたいなものと戦うというテーマなんだろうけど、そこは私は興味がなくて、犯人の心理と動機をもっと深く知りたかったです。
いつも私はそこにたどり着くんだよなぁ‥
でもかなり分かりやすく、楽しめました。最終日で見れたという達成感が強いです。次からは余裕を持って見に行きたいです。



コメントを投稿