他のドラマが短いのでこのドラマが長すぎるような気がしていますが、10話目くらいなんですね。
最近のドラマって短くなってきましたね。凝り過ぎもあるのだろうけど、息が続かない。
それと、視聴率が伸びないで早々と打ち切りを決めちゃうのもあるのかな。
篤蔵は厨司長について10年、仕事は板についてきましたが、相変わらずひらめいたことをやってみずにはいられない性分です。
大正皇后の前で天ぷらを揚げたり…。
篤蔵は思い切った事が裏目に出ないタイプで、真っ直ぐな性格の為かどんな人にも慕われています。
しかし長男の一太郎が幼いながら口達者なやつで、篤蔵に向かって勘に障ることを平気で言います。
子供心に、父親の仕事をちゃんと教えてもらえないのに疑いを持っていて、口に出来ない仕事なんだろうと怪しんでいるのです。
天皇の料理番ってそんなに大っぴらにしてはいけないことなんだろうか。
俊子の話では、それを利用する人が必ずいるとか、特別なことだと思って欲しくない、と言っていましたね。
まぁそういう高貴な身分になったことがないし、身の回りにもいないから、言われてみればそうなのかな~と思うだけです。
皇室関係っていうのはそれだけ神経を使う職場なんですね。
でもあれだけ大人びた息子なんだから、きちんと言い聞かせれば理解したでしょうにね。
篤蔵みたいに、行動が先で言い聞かせるのが下手な人間には難しいのかもしれないですけどね。
今週は関東大震災が起こって、町は大パニックになります。焼け出された多くの人々と消失した家屋。惨劇です。
篤蔵の家族は無事逃れる事が出来ました。被災した人々に食事を作り懸命に働く篤蔵の姿を見て、心を打たれる一太郎。
そして、やっと父親の大きさに気づくのでした。
お父さんの仕事を「特別だから偉いんじゃなくて、一生懸命やってるから偉いんだって、そう思って欲しかった」と言う俊子。
子供の教育上手いですね。自然だし…、私もこうなりたい。
そしてあのませた長男も、父親の職業人としての立派さを知るのでした。
毎回テーマも舞台も違い、話が飛んでる気がしないでもないのですが、いつも上手く丸め込まれ、今週もホロリときました。
考えるに、あのBGMが出来すぎなんじゃないでしょうか。あれが流れると自然に目頭が熱くなってしまいます。
これは完全に欺されていますわ。
少し難を言わせて貰うと、佐藤健さんの話し方がボソボソしてませんか?
せっかくいい台詞なんだから、もう少し気をつけて分かるように喋って欲しい。あれだけがやけに気になります。