今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」3話の感想

2021-01-30 10:11:08 | ドラマ

もう3話目に入りました。1、2話は人物紹介の続きで3話になって話が動き出しました。
賑やかで明るくていいですが、見終えて感じたのは、どの人物にも感情移入が出来ない(出来なくても構わないにしろ)です。
人物設定がどこかおかしい…、のかなぁ?

「ウチの娘」とうたってる所を見ると、どうやら主役は作家である碧(菅野美穂)のようです。
しかしこの作家、軽いのです。
本当に作家か?と思うくらい。カラカラしすぎています。
いくら恋愛小説家ったって、ものを書く人ってねちっこかったり暗かったり独特のものがあるでしょうに。
菅野美穂がミスキャストなのか?
私はこの役は天海祐希がいいんじゃないかと思いました。でも以前別のドラマで沢村、天海のコンビがあったような気がします…。

碧は一発当てて流行作家になったようです。が、早くもアイディア枯れでもうネタがない。
娘は奥手のオタクだし、自分は恋愛から離れていて小説の参考にするものがない。
やっと書き上げたものを担当者から凡庸だとけなされている。
でもカラッとして明るい。みじんも書く苦しみがない。
そこが非現実的なんですよね。

浜辺さんは上手くオタクを演じています。
でも「かぁちゃん」と頻繁に使う言葉が耳障りです。
男の人なら使うけど今時の娘が使う言葉?私は母親を「かあちゃん」と呼ぶ娘を一人も知りません…。

批判ばかり書きましたが、実は私は岡田君が出ているから見ているのです。
彼は今回チャラ男の役です。1、2話はニヤニヤしてて気持ち悪かったですが、今回はちょっと違う面が見えました。内面です。
なんと、十歳くらい違う年上のセフレ(でいいのかな?)に一方的に別れを告げられました。ひどい扱いです。
彼女がキープしていた男の人の前で光を「前に家庭教師してたいとこ」と言われました。
彼女はその男性を選ぶことにしたそう。というわけで光は彼女にもうこれきりにしましょうと宣告されました。
更に実家から電話があり、なんと親類の集まりがあるけど帰って来るなと母親が言うのです。なんだこれ。
医学部に入らなかった光が親戚に恥ずかしいからだって。
そんなに医者というのは特権階級なの?え?なんかムカつきます。
まーいるんだろうなー、そういう考えの母親。光は咄嗟に拒否反応で電話を切りますが、またかけ直して取り繕います。
こういう家庭への反発から、光はチャラ男になったのかもしれません。屈折した役です。

デートで付け鼻毛をして相手に嫌われようとする整体師や、情緒不安定な女性が登場します。どの人もちょっとズレてて気持ち悪いのです。
いやいや、健全でない人を敢えて書こうとしてるのか?

半ばくらいから碧と幼なじみのゴン(沢村)が廃校になろうとしている小学校に忍び込んで昔を回想するシーンがありました。
でも、これも変です。
今は学校もセキュリティがしっかりしてて、侵入者があったら警備会社に通報されるようになってるんでしょ。それとも廃校だからいいわけ?
そのことが気になって会話が頭に入りません。

そこで碧が言った一言がきっかけになって突然ゴンが「ごめんなさい」と謝りました。彼には見合いの話があります。
若い女性から強烈にアピールされているのです。
ゴンは碧が嫁に行きたいと言ったと勘違いしたようです。碧は振られました。しかし腹の虫が治まりません。カンカンに怒り担当者に愚痴をぶちまけます。

どうやらここに来てわかりましたが、やはり主役は碧のようです。

空は頑固な性格です。登場人物は今のところ皆バラバラです。
これから空と光が紆余曲折の末付き合いしだしていい影響を受け、お互いに成長するのかもしれません…

これが「ロングバケーション」を書いた脚本家なんですよね。どうしても信じられません。が、そういう偏見は止めて素直に見ていきましょう。

 

 


「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど」1話の感想

2021-01-25 10:53:47 | ドラマ

新年度の新しいドラマが続々と出ていますが、今、事件ものやサスペンスものを見るのがとてもしんどくてなりません。
色々個人的な状況とコロナ禍の影響でしょうが、録画ばかりが溜まっていきます。
気分的に楽なこういうものを見る事にしました。

モコミは、名前も性格もちょっと変わった女の子です。物の気持ちが分かるというのです。幼児期、砂場で遊んでいた友達のおもちゃの気持ちを読み取りました。
子供なので取り繕うことをせず、正直に言ってその場の空気を壊しました。小五の時に登校拒否になり、それ以来家族は腫れ物を扱うようにもこみに接しています。
中でも母親が一人でくるくると家庭を仕切っています。
初回なので母親がこれまでの経緯を一人で説明したという役割ですが、どうもこの人はねちっこいと言うか、ちょっとウザい感じです。

モコミは2年前から工場でバイトをしています。それも母親が手配しました。
ネジの不良品とそうでないものを判別する仕事です。それが、モコミはちょっと見ただけで分かるのです。
彼女にはネジが生き生きと揺れ動いているように見えます。不良品は黒くて倒れています。一発で分かるのです。
モコミが気になっているのは工場の高い窓硝子です。それが涙を流しているように見えます。
気になってたまりません。脚立で窓硝子を拭こうとして落ちてしまいました。

母親がウザいとは言え、父親も兄も優しい家族です。母親はモコミに気を使っていますが、どうも若干方向性が違うようです。
モコミがバイトを休んだ日、誕生日のお祝いを始めようとしていると、15年間音信不通だった祖父が尋ねて来ました。
母親は父か大嫌いなようです。家に上がらせまいとしたのに、モコミが笑顔で家に入れてしまいます。
モコミは、幼い自分が言う事をそのまま受け入れてくれた祖父に安心感を抱いています。

祖父が話す「雨は何十年も前の人が流した涙かも知れない」に幼かったモコミは素直に聞き入ります。
人が死んだらどうなるのか聞くモコミに「人は生まれ変わるんだよ」と言う祖父。「どうやって?」
祖父はちょっと考えて「生きていても生まれ変わることは出来る」と言葉を濁します。モコミには雨が手のひらで色を変え楽しげに弾んでいるように見えます。

物の気持ちが分かるって言ったって、すべての物の気持ちが分かったら疲れてしょうがないですよね。
周りの人々に悪影響がある時だけ物の気持ちが分かるということなのか。サイコメトラーというのがありましたね。
亡くなった人の気持ちが遺品に残り、それを読み取れる刑事がいるということだったかな。
いくつかのドラマでそのような内容のものがありました。それとは違うもっとゆるやかに進んで行く感じです。

母親は娘を気遣いながら、実際は世間体と人の目を気にし必死でカバーしているようです。
モコミは本当の自分を理解して貰いたいんだろうか。日常の中で自分の特殊能力を高め、周りの人を助けて行くのでしょうか。
祖父がキーパーソンなんだろうね、あまりにこの話にそぐわないベテラン役者ですから。存在感がありすぎます。
一話だけで何も始まっていませんが、二話三話でどのように展開するのか、眺めることにしましょう。


「オーマイボス!恋は別冊で」2話の感想

2021-01-21 01:04:34 | ドラマ

面白かったですね。
今回はミヤビ創刊号の表紙の裏広告をどうするか、それと企画で漫画家とファッションのコラボをするというので奈未は荒染という人気作家に依頼する仕事を任されました。
奈未は麗子編集長にけん玉チャンピオンだったと口から出任せをいい、そのことで荒染の前で大恥をかきます。

麗子は自分の弟の彼女が奈未だと知り、呆れます。顔には出しませんが。
潤之介に「俺の彼女のふりをしてくれ」と頼まれて奈未は引き受けたのでした。決して本物の彼女ではありません。
でも、してる内に奈未はモヤモヤしています。

ここが曖昧なんですよね。
中盤で奈未は「もう彼女のふり、恋人のふりはやめませんか」と言っておきながら潤之介が同意すると「やっぱり私はそういう存在なんだ」とみじめな気持ちになります。
でも奈未っていつ潤之介を好きになったの?淳之介の頼みに乗ってただけでしょ?
どうせ私なんて…とすぐ結びつけるのは被害者意識のような気がします。
奈未はとにかく今は「仕事がしたい」ことに夢中で恋なんか眼中にないはずです。

宝来麗子のキャラが際立っていて、清々しいです
カルティエのシモンをパーティに呼び、そこでけん玉チャンピォンとうそぶいた奈未にパフォーマンスをさせ、シモンに興味を引かせる。
奈未は漫画家の荒染にウソをついたことを詫びに行き、正直な奈未に荒染は好感を抱いて、漫画の掲載を承諾しました。
シモンが荒染のファンだと知った麗子がパーティでこのことを話し、それにシモンが食いついた。
結果、カルティエと荒染の漫画のコラボが実現し、表紙の裏広告もカルティエに決まったというお話。
「6千万…、あなたのけん玉で得た広告料」と麗子は呟き「使えない道具も使い方次第。それでも使えないものは」
と、持っていたものをゴミ箱に捨てます。
使えないと分かったらさっさとポイするからね!という意味でしょう。

このようなことが現実に成立するのか私は知りませんが、ものを創る人はここまでやるのだという覚悟が見えます。

しかし麗子のS気質は分かりますが、実際彼女は奈未をどうしたいのか?
どうも奈未を見こんでいて、スパルタ式で育てようとしているのではないかと思いました。
姉の性格とおおよそちがう潤之介も謎です。
ホンワカしすぎて、物足りない。「自由だ!」と奈未は1話で彼をそう言いましたね。いや、それよりなんか幼いといった感じです。

奈未は奈未で「けん玉チャンピオン」などと大嘘をつきました。その一言で虚言癖あるのかよと思いました。
でもウソを反省しけん玉を練習し、漫画家に謝罪に行きました。それがいい方に転んで、漫画家に気に入られ掲載をゲットしました。
脚本家は上手く書くもんです。

奈未は窮地に陥ると開き直って麗子に言いたいこと言いますよね。
こんな新人がいるなんて驚きですがそれが持ち味なのでしょう。

しかし、今回小道具さんの細かい仕事には感心しました。
奈未の部屋。可愛くて乱雑で、なるほどいかにもこのドラマの主人公らしい部屋です。
それと奈未が潤之介に差し出した腕。コートの手首のところが毛羽立っていました。
私なら毛羽だったコートを仕事場には着ていかない。この人だからそういうコートなんだろうな。
けん玉で徹夜した翌日の奈未の髪型は乱れていたし、色々とスタッフさんの仕事が丁寧です。
 
どんどん物語りは進んで行くのでしょう。
与えられた仕事を順調にそつなくこなすのではない、体当たりの出たとこ勝負で生きて行くやり方を見せて行くのでしょう。
そういう生き方、いいなぁ。来週も楽しみにしましょう。

 


「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」1話の感想

2021-01-14 11:55:00 | ドラマ

新春から新しい連ドラが続々始まりました。一応目を通していますが、昨日の菅野美穂と浜辺美波のがひどくて、もうがっかりでした。
オーマイボスを録画し見返してみたところ、面白かったので感想を書いてみます。

就職試験に失敗続けている奈未は何故か音羽堂という出版社に採用されます。しかし何とかいう横文字の仕事は実は編集長付きの雑用でした。
とはいえ、これから創刊する雑誌「ミヤビ」は、鳴り物入りのファッションモード誌です。2ヶ月後に創刊する予定でチームが立ち上げられました。
なんと編集長は「マリ・クレール」の日本人編集長だった宝来麗子。業界では超有名らしいです。
彼女は計算高く何でも合理的に動くため「悪魔の微笑み」と呼ばれています。
宝来麗子に言わせると「ミヤビ」を二ヶ月後に立ち上げ、半年後には30万部を売りあげる雑誌にするというのです。

採用されたものの、奈未は雑用に振り回されててんてこ舞いです。麗子の移動の手配、言った事の記録を取ったり、言われた事の全てをやらなければなりません。
奈未には特別夢があるわけではありません。何となく好きな相手を追って東京に出て来たものの、目標や夢はないのです。
だから同僚が「必死で麗子についていく」と語ったり、どの同僚も必死で頑張っている姿に違和感を感じてしまいます。
奈未の夢は「温かい家庭を築くこと」です。それを語る姿はのほほんとして楽観的です。
しかし、好きな相手にこっぴどく恥をかかされてしまいました。
誕生日パーティに招かれた奈未は自分が婚約者として皆に紹介されると思っていたら、何と自分が彼の婚約者を紹介されました。
どこまでも甘い奈未です。

私は奈未の天真爛漫さがちょっと疑問です。
ここまで伸び伸びと振る舞ったり、上司にはっきりと、「雑用なんか嫌だ。私的な事までやりたくない。もっと人並みの仕事がしたい」と言うのも大胆だなぁ、すごいわ~と感心してしまいます。
私ならいじけてウジウジ周りに愚痴るくらいが関の山です。
彼女は普通というより、空気読めないというか、鈍い人なのかもしれません。でも、そこがいい。
こういう大胆さがあるから主人公なのです。
おなじくちょっと変わった青年と知り合うのですが…。それも路上で。不思議な縁です(笑)
彼も同じく無邪気で自由。そしていつのまにか仲良くなってしまっている。きっと波長が合うからなのでしょう。

見所は宝来と奈未の言い合いです。
「これじゃ召使いです。私は普通の仕事がしたい。人並みの仕事がしたい」と訴えた奈未に麗子は一拍おいて言います。
「あなたは普通や人並みがどれだけの物か分かっていない。雑用を軽んじるあなたにこの仕事はつとまらない」
もう仕事を辞めます、と言う奈未に麗子は「あなたは何の信念も衝動もない。人並みの根気すらないのね」と冷たく言い放ちます。
奈未は返す言葉もなく、じっとその言葉を噛みしめます。

一時間強という時間にしては盛りだくさんでした。新しい仕事、その環境や潤之介との出会い、そして、創刊号の表紙の撮影に関わる同僚のミス。
それを仲間皆でカバーし、奈未の機転と麗子のあり得ない土下座で、無事表紙撮影が終わりました。

そこで一件落着かと思いきや、まだまだ出て来ます。麗子の嘘には理由があったこと。潤之介の姉が麗子だったというおまけ。更に副社長が競合他社の編集長と付き合っているらしいという。もうお腹いっぱいですわ。(笑)

ファッション業界のドラマは過去にいろいろあり、ふと頭によぎりますが、それらとはひと味違います。
これから宝来麗子の起死回生の雑誌作りが見れるようです。
このデジタル時代に、次からどんな手を使ってファッション誌を創り売り出していくのでしょうか。楽しみです。


「黒革の手帖~拐帯行~」スペシャルの感想

2021-01-08 19:58:54 | ドラマ

武井さんが番宣していたので見てみました。意外にも面白かったです。
筋が簡単で分かりやすかったですね。
今回は3年の刑期を終えて出所してきた原口元子のその後です。

27歳になった元子はまだ父親の復讐を胸に秘めています。
舞台は金沢です。元子は清掃員などをしている内に、被害者だった橋田に見つけられます。
金沢には有名な地場企業、神代グループがあります。IT、不動産、飲食店、ホテルなどを有する大会社です。
なんとCEOの神代は予備校の理事長橋田と組んで金沢のスマートシティを構想しています。
元子は神代が、裏金を持っているカモと読みます。元子は神代の持つ高級クラブにホステスとして採用されます。

一方神代の強引な地上げで家の店を奪われ、父親が自殺してしまった森村と言う男がいます。
彼は店を返して欲しいと神代に頭を下げますが一蹴され、それから神代の復讐に燃えます。

そんなこんなで元子と森村は手を組んで行動するようになります。
元子は店の中でママの虐めにも負けず、刑務所帰りをバラされたりしますが、逆に客の関心を買って人気者に。
トントン拍子でママに抜擢されます。

前半、神代が愛人に3億の家を買ってあげるのですが、元子と森村が家主と不動産屋に化けて詐欺を働きました。
まんまと3億を払った神代。しかしそれは真っ赤なウソ。まるでクロサギのよう。

神代が出したのは裏金でした。奪われたからと言って公に出来ない金です。そう、早速元子の罠にかかったのです。
元子が店に一人居るところに、橋田が来て、何だかんだ言いながら元子に襲いかかります。間一髪で頭を殴って救ってくれたのが森村でした。
そこから元子と森村の逃亡が始まります。

後半、突然ドラマに現れた同じ宿の老夫婦が、まったく思いがけない事件で逮捕されて、元子と森村は救われました。
後半のどんでん返しが意外すぎて笑ってしまうほどでした。にしても、森本が殴った橋田がその後どうなったのか。
意識回復した後に別の事件が起きたということなのでしょうが、そこの説明がなかったです。

最後は元子と森本はまったく別の人生を歩んでいます。

自分が橋田を殺してしまったと思い悲観して飛び降り自殺をしようとする森本が弱々しく、何の魅力もありません。
元子は「死にたいなら死んだらいい。でも私は死なない」「あんなくだらない男のために死ぬことはない」
「今初めてお金から自由になった(3億手許にある)一生懸命生きてきた結果が死ならしょうがないけれど、もう少し私と頑張ってみない?」と森村に手を差し伸べます。

不幸に負け、自信を失い生きる希望も見失った森村。
に対して、元子のなんと強いこと。毅然として、復讐を信念にしている。
ゴミのような意地悪さに負けず、自分の不運さも認めず、服役していた事も臆せず客に話す。
汚い金を貯め込んでいる人たちを「あり余るお金を持っている人たちからちょっとだけ都合して貰うだけです」
と平然と言うのだから、あっぱれと言うか、ここに悪女極まりでしょう。

まぁ汚い金でも横領するなんて、普通の人がやれるもんでもありませんし、マネして出来るものでもありません。
コソコソ隠して使うのがバレなくて済む方法なのに、元子は銀座に高級クラブを買う、ですからね。
犯罪者でもあり、見栄っ張りの派手好きなのでしょう。そしてまた新しいカモを見つけるわけです。

ですが、この舞台、いくら何でも古臭いです。
銀座のママが輝いていた頃の名残でしょうが。

武井さんは美しかったですね。若さと自信に満ちて、まぶしいくらいでした。
徹子の部屋で「貫禄のある人が着る着付けをして貰った」と言ってましたね。衿を後ろに下げて、帯が太いのだそうです。
相手役の森村、一体誰なんだ~?と思っていたら、「妖怪シェアハウス」の呑兵衛の人なんですね。
やる役でこうも印象が変わってしまうのかと驚きました。