3人の運命が激変していく回です。
妻たちは突拍子もない男たちの行動と言葉に翻弄され、嵐の中の小舟みたいに揺れ動いています。
気の毒なのが杏です。失踪し、記憶をなくし十数年行方不明だった元夫が現れました。
杏は動揺します。二度と自分の前に現れないでと言い、夫の実家の住所を教えました。するとまたハプニングが。
杏の家が雨漏りして部屋がずぶ濡れに。修理のために一時避難しようとしてものの元夫の母親が自宅に泊まりなさいと勧めました。
義母の家には元夫が泊まっています。断り切れずに渋々家へ行きます。
でもおかしいですよね。修理だけなら数日で入れるはず。その位なら何も会いたくない夫のいる家へ行くこともありません。
元夫と顔を合わせ、妙な雰囲気になる杏。息子は杏に反発していますが、母親の立場を理解しない息子でもありません。
斎木が杏に自分の所へおいでと誘います。何日かしてやっと彼の家へ行く気になりました。
なんか筋書きが強引です。女たちを翻弄する為に無理矢理トラブルの種を作っている感じです。
杏が素直なだけにかわいそうです。サバサバした憎めない性格です。
そしてまたまた新しいトラブルが起きます。
まりの息子のラップ動画が気に入った丸太郎は息子の才能を高く評価しました。なんとレコード会社の人に彼を紹介したのです。
こんな事あり得ますか?
丸太郎は何を考えてるんだろう。まりの気を引くために為に息子をレコード会社に紹介したのか。
まりに固執する理由は何なのか。丸太郎の本心が疑問です。
一方千葉の支店に飛ばされた優子は、慣れない営業の仕事に食らいつきます。
堅物の社長に土下座を命じられ、そのまま頭を上げずに帰ってくるまで土下座し続けました。(どう考えたって、これはパワハラでしょう)
これはかなり昔の作品なのか?赤坂のアドバイス「営業は昭和風にした方がいい。相手がみな昭和の親爺だから」があったとしても。
優子は一人もだえています。赤坂のことが忘れられないのです。
よき夫と、血の繋がらない息子は与論島にいていい感じにコミュニケーションが取れています。
この状況は赤坂とよりを戻す前振りですかね。
バーで何故か因縁のある三人が酒を飲んでいます。丸太郎と赤坂と斎木です。そんな偶然この世にあるかよと。
赤坂は初めて会った相手にもペラペラと優子への恋心を喋ってしまう。意外にこらえ性のない男です。ちょっとがっかり。
まぁ見ていて、もう優子の気持ちは止められないだろうと思いました。夫にも息子にもさほど愛情ないですもんね。
仕事にこんなに情熱を傾けるんなら、もう少し家族にも気持ちを向けてやればいいのに。
そしてこういうタイプだから、赤坂に対する歯止めは効かないでしょう。仕事する女、恋する女なんですね。
いやー危険だわ。しかし、どうしようもないですね。
後半で、まりの夫が、元浮気相手にすごい復讐を仕掛けられました。夫は弁護士のくせに、バーでヘラヘラとクライアントの秘密を喋ったのです。
録音され、週刊誌にバラされた夫は、刑事告訴されて仕事も信用も失いそうです。
身を守る術も、何も無い主婦のまりはただ狼狽えるばかり。杏の恋人の斎木に週刊誌に載せないで欲しいと言ってくれと杏に頼むのでした。
杏は一応頼んでみたのでしたが、そんな事言われたって仕事は仕事です。ましてスクープ。
引っ込めるわけがありません。斎木は断り、「もう別れよう」と言うのでした。早いっ。
なんか見ていて気の毒になるくらい妻たちが無力です。
作者は面白がっているんだろうけど、こういう運命と闘わせる気なら、もう少し彼女たちに何か力を与えて上げなさいよと思います。
ここからどこへ行くのか?
みんなそれなりにセレブだけれど、それらを失ってどん底から生きていく力を見せつけるのか。
どうもまりはそんな感じですね。打たれ強く、しぶとい感じです。
来週大きな変化がありそうです。楽しみに見ていきましょう。