今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「ホンマでっか!?TV」1/27タイプ分け診断の感想

2016-01-30 15:06:11 | エンタメ

たまたま録画していたのを見たら面白かったので感想を書いてみます。

今回はタイプ別診断です。
植木先生と杉浦先生が男性俳優4人を「人間が分類される5つのタイプ」のどれに属するか分析します。
俳優とは映画「信長協奏曲」に共演した小栗旬、向井理、山田孝之、高嶋政宏の4人です。
ついでにレギュラー陣も分類します。
5つのタイプは「気配り上手なリーダーディレクタータイプ」「空気を変える破壊者ブラックリストタイプ」「カリスマ的な哲学者カームタイプ」
「自分大好き不思議ちゃん」あと一つは出て来なかったような…
これが見事に4人それぞれ別のタイプに当てはまりました。

植木先生の話ですと、まず気持ちが安定しているか不安定かで大ざっぱに二分されるそうです。
皆さんの会話からこれを探っていくのです。
向井理さんはウンチクを語りたがる。知識を取り入れようとするのは本人の不安の表れで、気持ちは不安定なのだそうです。
それに対して高嶋さんは独自の世界を持ち、揺るぎない自信を持っている。安定した気持ちの持ち主です。
また山田さんは安定、小栗さんは不安定とそれぞれの行動などから分析していましたが、なーるほどと思えました。
これを周りに当てはめていくと合点がいきます。
ちなみに私は不安定タイプです。

1時間かけて彼らの性格を紐解いていくという試みが良かったです。ただの流れっぱなしの話じゃなくて、ちゃんと性格の解説になっていました。
そして、この4人の話の面白かったこと。山田さんが最高に面白かったです。
独特の感性と臆しない話、肝が据わっているのか?ほ~こういう人だったのかと親近感を持ちました。
やっぱり向井さんは見たまんまスマートで卒がなく、高嶋さんは少し変態っぽい。小栗さんは少年みたいな自由さですね。

「信長協奏曲」の前宣伝のために出て来たらしいです。最近多いですね。
では信長はどのタイプだったかと言うと、「ブラックリストタイプ」なんだそうです。
空気を変える破壊者、という大仰なネーミングですが、このタイプはグループに一人いた方がいいタイプなんだそうです。

どのタイプか分かった上で、そういう人にどう接すればいいのかもアドバイスしていました。
ほとんどがほぼ同じで「お節介なことを言わない」「意見を受け入れる」「時々構ってやる」だの似たような接し方でした。

俳優の素顔が垣間見れましたが、あんまり素顔を晒してしまうのも、先入観をつけてしまうことになるのかなと思ったり。
さんまさんが時々「俺は…」と横やりを入れます。
さんまさんは現役で見た目も若いですが、還暦も超え、若い人と張り合うのもそろそろ見苦しくなってきたなとその度に感じました。
一人二人と大物司会者が去って行きます。そうそういつまでも現役ではいられないもの。
年寄りの冷や水なんて思われないようにしないと。
引き際って肝心ですよね。
いや、別にさんまさんに対して言ってるのではありません。飽くまで一般論です。


「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」2話の感想

2016-01-26 13:38:32 | ドラマ

恥ずかしくなるようなタイトルで気後れしてしまうのですが、見た後はズシリとした重みがありました。
恋の話なんて定番でもう見飽きてるのに、何故かこれは見入ってしまう。不思議な魅力があります。

今回は練と音のそれぞれの生活を描いています。
どっちもそれぞれ嫌なことあり苦労もあり、元々要領がいい方じゃないのでそれなりに大変さを味わっています。
練は引っ越しの損害賠償で20万払わなければなくなり、愕然とします。
音は忙しい仕事をこなすので精一杯、そして御曹司の朝陽に言い寄られたりしています。

そんな中段々と練の事情も分かって来ます。
祖父がしていた農業の農地を騙し取られてしまいました。練はそれを取り戻すために東京で頑張っているのでした。
ところで、登場する主要人物がみんないい人なのに、周りの友人などが碌でもないのです。よく付き合ってるなと思うくらいです。
そして小利口で聞いた風な事をズケズケ言う。当たってるので黙るしかない。
練は何が良くて付き合っているのだろうと不信感を覚えます。

今回もドキュメンタリーっぼくて、そして作者の考え方が至る所に台詞となってちりばめられていました。
練は訳ありな雰囲気の交際相手、木穂子(高畑充希)から、20万円を肩代わりしてもらえます。
頼んでもいないのに彼女が勝手に払ったのです。

練と音は偶然夜道に出会います。音が繋いである野良犬を抱えてうずくまっている所を練が見つけたのです。
この広い東京で偶然出会えました。あり得ない話ですが、これが運命でしょう…
純粋な若者たち、それを取り囲む大人と仲間達。
見ている内にじわじわ来ました。
御曹司も高畑さんも、練も音も、これからすれ違いや感情の深まりが始まるのでしょう。
さてどういう手で来るか。見所がありそうです。
私は単純なのか、早くもはまりかかっています。

これは純文学の感じです。坂元さんっていつからこんな作風になったんでしょう。
野島さんとはまた違った路線だけど同じ分野ですね。
何か欺されている気がしてしまいますが、認めないわけにはいかないです。
名作の予感…。警戒しながら見ていきます。


「スペシャリスト」2話の感想

2016-01-23 13:38:49 | ドラマ

今期のドラマがあまり奮わないので、何日か前に見たこの番組の感想を書いてみます。
私は今までこのスペシャリストというドラマを見た事はありませんでした。が、もうシリーズ化されてて、人気があるのですね。

何も知らずに見て主人公の性格にも違和感を感じました。40過ぎなのに妙に軽いし、ふざけてるの?というおちょくった行動。
ですが、主人公は冤罪で刑務所に10年入っていて、そこであらゆる犯罪者の犯罪や心理を調べて頭に入れたという変わった経歴の人です。

今回は殺人をいろはがるたの文になぞらえたという語呂合わせのような犯罪です。
しかしこの事件は深刻な問題がありました。
あるおもちゃの老舗会社の営業部長が殺されますが、どうも内部の犯行のようなのです。
この会社は、これまでのスタンダードなおもちゃや知育おもちゃが主力でしたが、急激に利益が落ち、携帯ゲームやソーシャルゲームに切り換えて内部も大きく変わったといいます。
外部から優秀な人材を呼び込み、携帯ゲームで業績はV字回復しました。
しかし陰では悲惨なことが行われていました。改革で切り捨てられた社員を集めて、追い出し部屋を作っていたのです。

地下に秘密の「キャリア強化室」があります。
大勢の中年社員が、地下の配管むき出しの部屋でエンピツを削ったり書類をホチキスで留めたりしています。
そしてお互いの悪いところを罵りあって、いたたまれなくし、退社へ追い込んでいるのです。
これがショムニにそっくりで笑うに笑えませんでした。

でも首切りしないんだから、社会保障や給料は貰っているんだから温情ではあるんですけどね。
私も若い頃、ある会社で最上階から地下へ会社の部屋が移動したことがありました。出社して地下の日の当たらない蛍光灯のついた部屋へ行くんですよ。
ものすごいテンションが下がりました。(この会社、後に倒産しました)

過去に多くのヒット作を出した布田は、この部屋に追いやられますが、再起をかけてかるたのオンラインゲームを企画します。
しかし歯牙にも掛けられなくて却下され、希望が見えなくなります。やがて屋上で自殺してしまうのです。

この布田に気持ちを寄せていた警備員の男が、布田の代わりに復讐をするのです。いろはがるたの文になぞらえて。(なんで~?)
しかし、実はいろはがるたではなくて京かるたの方の文だったのです。
なので微妙に復讐方法が違っていたのでした。
宅間は警備員が漏らした一言「たいがいにしろ」という言葉で警備員の出身地を推測し、怪しいと睨んだのでした。出来すぎ…

愉快犯みたいなパフォーマンスにはどうも拒否反応が起きます。
殺人を遊びにするなよ、と言いたいですが、宅間の話だと、そういうオタクっぽい趣味や自己顕示は一定の犯罪者にあるものだと言うのです。
そして、上司の南果歩が言うには、そういう人たちをどうも宅間は引き寄せてしまう傾向があるというのですね。
だから自分たちは宅間をそういう人たちに絡め取られないように監視しているといいます。
なるほど。構図がはっきりしました。

最後の方で宅間が犯人に「布田さんの為に復讐したなんて違うだろう。あなたはただ自分の殺人という欲望のために人を殺したんだ」と断言していましたね。
どっちなんだよ。動機を知りたいのが視聴者なのに、初めから「お前は生まれつきの犯罪者の願望を実行しただけ」だと決めつけたら、このドラマは成立しなくなると思うのですが…。
やはりそうせざるを得なかった理由と気持ちをちゃんと説明して欲しい。
甘いですかね?

それにしても、警備員の立場で何故布田に異常なほどに同情するのか。
単に彼の作ったおもちゃが好きだったというだけで?
うーん。あり得ないでしょうね、普通。
子供の頃は好きでもそれを引きずる大人なんていないんだから。
流行廃りは世の常。人間なんて心変わりが激しいんだから。
でもこういう改革の嵐やリストラはどこの業界でも起こっているだろうから、人ごとではないなぁと思いました。
今流行っているものも5年後どうなるか全く見えませんからね。翻弄されないで済む人間なんていないでしょう。

こういうオタクみたいな犯罪を描くドラマが実際にそういう犯罪を生んでしまうのか、それとも元々そういう人間の仕業なのか。
難しいところですね。

 


「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」1話の感想

2016-01-19 23:34:51 | ドラマ

題からしてチャラチャラしたラブストーリーかと思いましたが、見てみると雰囲気が違っていました。
まず画面が茶色っぽくて映画風です。
舞台は北海道の苫小牧付近、地味ですがここからのスタート。
ストーリーですが、次から次へと出てくる話が何だかとっても暗いのです。

音はシングルマザーの片親で育ちました。しかし母親が病気で亡くなり、叔父さん夫婦に引き取られたのです。
そして十数年経ち、音は21歳になりました。
ここまで育ててくれた養父は、底意地が悪いのでした。しかも金持ちの25歳上の男との縁談を進めています。
音は好きでもない男とは結婚したくないのですが、育ててくれた恩もありはっきり断る事が出来ないでいます。
養母は病気で寝たきりで、家の中はどんよりしています。
音はクリーニング店で働いています。

ところで、もう1人の主人公、練の方は都会で引っ越しの仕事をしています。彼女もいて時々泊まりに来る間柄。
ある時友人が持ち込んだ誰かのバッグの中身を見てしまいます。本人に届けなければと思い、トラックで東京から北海道へ向かうのです。
練と音の2人は運良く出会え、お互いに身の上話をして相手のことを知るのでした。

音は心を決めて年上の男と結婚しようとしますが、相手の男が練のことを誤解して破談にしてしまいます。
養父は怒って音の母親の遺骨をトイレに流してしまう。
音は身一つで逃げ出す。練のトラックに飛び乗って一緒に東京へ向かうのでした…。

とまぁこんなところですが、一話で3~4回分の内容を費やしたような濃さです。
音の境遇の深刻さに、ただじっと眺めていました。
このドラマはちゃんと真剣に見ないといけない気がします。「若者たち」みたいな作りかな?と思いましたが、違います。

脚本は坂元裕二さんです。
見ながら「はーそういえば」と坂元さんのドラマが頭に浮かびました。
「最高の離婚」に大学講師の独白がありましたよね。この話が今回とダブります。
寝台特急のカシオペアに乗って高校の同級生と駆け落ちした話でした。
逃避行が好きですよね、この作者。逃げるというのはロマンチックなものですけど。
それと長文の手紙、これでウルウルさせるのが手です。

今回も最後に亡くなった母親の手紙が出て来ました。
母親の娘への思いが切なく、健気に語られます。分かっていてもやっぱり涙が出てしまいます。
見事に作者の手の内にはまる私でした。

配役なんですが、柄本さん。この人がどうしてもダメです。偏屈で変態ぽくて、気持ち悪くてなりませんでした。
演技なのか素なのか?それに、この養父の欲の深さと言ったら…。
でも生活が苦しい過疎の町というのは、当然このような発想になるんでしょうね。
養女をどれだけいいところへ嫁に出すかで、自分たちの未来も決まってくる。政略結婚ですか。
あながちあり得ない話でもないです。だからってこの親を責められるかと言えばそうでもないでしょうね。
一応成人まで育てたんだし、貧しさはこの人たちのせいではないです。

音はいい子に育ちましたよね。
恋愛も経験していて、町の事情も冷静に把握しています。
それに、初めて会った男に、何故か知りませんが意外なくらいあけすけに話しています。
伸び伸びしたいい子のようです。
義母が陰の理解者だったんですね。音に「ここを出なさい、自由に生きなさい」と後押ししてくれた。
それで音はこの暗い環境から逃げ出すことが出来ました。

一年経って、音は仕事を転転としてるようです。時折「引っ越し屋さんどこにいるの」と呟いています。
広い東京の中、一度見失ったらどこまでも会えることはないんだろうなぁ…。

7,8年前にもフェイスブックかミクシーはあったはず。
練がトラックで一目散に北海道へ行くなんて、どう考えても非現実的ですよね。
不器用な若者だと強調したかったのでしょう。でもそういうのもそろそろ野暮だと受け取られるんでしょうね。

来週からはお互いを探す旅が始まるようです。

 


「家族ノカタチ」初回の感想

2016-01-18 11:49:06 | ドラマ

昨日は裏番組を見ていて今日録画を見ました。
主役が香取くんだということであまり期待してなかったのですが、意外に面白かったです。
何より、主人公の大介が39歳、独身、独り身を楽しむ趣味多き男ということで、分かりやすい設定です。
そして念願の洒落たマンションを買い、全て自分好みにして満足しています。
彼はとにかく几帳面です。一日の計画をきちんとこなしジムで体を鍛えるとか、全てぬかりない生活を送っています。
しかしそう上手くいかないのが世の常。
長い間音信不通だった父親が、再婚相手の子を連れて乗り込んで来ます。勝手に居候を決め込んでしまいます。
当然起こる不協和音。親子でも何から何まで価値観が違うし、連れ子は黙り込んでいる…。

方やマンションの上の部屋に住む葉菜子は、ちょっとだらしないが商社のキャリアウーマンです。
彼女もこだわりが強い。文房具会社へクレームを入れまくっている。
仕事では、わがままな部下に振り回されて悩んでいます。
そんな二人が出会うのですが、どっちもどっちで似たような性格なのです。
これは絶対に合わないわ…と思う、どちらも肩肘張った性格なのです。

一話の間に沢山の登場人物が出て来て、主人公と相手役の性格も説明し、大介の元カノの今とか、最後の方は親子の生き方の衝突が出て来ました。
大忙しでしたが、充分な滑り出しです。

香取君も独身貴族の雰囲気を醸しだしていたし、ドラマ役のキャラクターと余り違わないのではないですか。
そして、こういうのが今の日本の、平均的で憧れの生活パターンなのではないかと思いました。
30代って、社会の中では中間管理職みたいなもんでしょう。バカな部下とアホな上司に挟まれて大変ですよね。
苦労している分だけ、好きなことをしていい年代だと思うのです。
知的にも体力的にも充分余裕あるし。
だから、見ていて主役二人の境遇が安心出来ました。

まぁでも親との意見の相違は埋めようがないですよね…。
気になったのは、ずっと連絡がなかった親子が急に一緒に暮らしたり、こんなに激しく言い争うなんてあるのかしらと思いました。
父親の「コップ一つで怒るな」なんて暴言です。もし骨董品だったらどうするのよ、父親の世間知らずったら。もっと言い返したらいいのに。
まだ大介は優しいですよね。部屋に父親と連れ子を置いてあげているんだから。

それにしても香取君のセリフのだるさは何なんでしょう。…嫌そうにダラダラ喋るクセが抜けていませんね。
聞き苦しいのでもっとはっきり話して欲しい。折角のセリフが台なし。

来週は父親の再婚相手がやって来ます。
それがなんと、水野美紀だとは。年齢が30歳も下ですよ…。おかしい…。
10話ものだとして、展開が予想もつきません。
香取君の生活スタイルは変わるのでしょうか?楽しんで見て行きたいです。