今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「続・最後から二番目の恋」最終回の感想

2014-06-27 21:52:21 | ドラマ

最終回の録画を見ました。
続編は千明がどんどん長倉家を巻き込んで行って、今回はドラマを千明の部屋で撮影するというおよそあり得ない都合のいい展開でした。
和平と千明の二人はプロポースしながら断ったり、それでもまんざらでも無く、後は見る者へのお任せ。
曖昧な幕引きとなりました。

典子が若手脚本家の子守りをする前回で、はぁ~何て安易なんだろうと見てましたら
更に夫までがドラマの世界へ転身するわ。周りの者を千明が自分の世界へ引き寄せてしまう、磁石のような台風の目のような存在になってしまっています。

それは和平も同様で、二回りくらい年の離れたハセキョーから「セフレになって」などと慕われたり、兼務の市長秘書になって(どれだけ人手不足なのか)
市長からも私的な感情を抱かれ‥と千明と全く同じパターンです。

そうしてこの長かった続編がいよいよ一つにまとまって行くのですが‥。
今回は無理に無理を重ねて、何とかまとめ上げた感じです。

しかし振り返れば、前編で材料を使い果たしたのにこの健闘。知恵を絞って書き上げた苦労が忍ばれます。
苦労様でした。

和平と千明のかけ合いも、回が進むと飽きてきて、うっとうしくなります。
最後はもう勘弁してくれと言いたくなりましたが、中井さんはますます乗っていられたようで、アドリブだろうと思われる部分が
随所に感じられました。
最終回のせいか、今回は皆さんハイテンションでしたね。


しかし、長倉家の兄弟は一人一人決して恵まれた環境ではないのに、楽しそうにワイワイと暮らしています。
うらやましいほどです。
それは今の私たちが失った所であるからなのでしょう。
恵まれているのにも関わらずいつも不機嫌で満たされない、私もそうですがそんな人が多いんではないでしょうか。


地位や名誉や財産など、現代の価値観が一つも表れてこなかったのが、このドラマの癒やされる所です。
心臓に爆弾を抱えながらあんなに朗らかに暮らしていけるか?
妻に先立たれた男があんなに皆に好かれながら生きていけるか?
夫が蒸発したのに明るくケ・セラセラと生きていけるか?
自分に問いかけてみたら、その答えは自ずと明白でしょう。

やっと見終わりました。
もうこれで最後にして貰いたいです。このまま記憶にとどめておきたいですね。


「ファースト・クラス」最終回の感想

2014-06-23 17:07:36 | ドラマ

ファーストクラス、最終回が終わりました。
深夜に漠然と見て「う~ん、あんまり面白くないなぁ」と思っていたんですが、録画を見直したら
「もしかして面白いかなぁ?」と気持ちが変わりました。深夜はどうしても一日の疲労の為にテンションが落ちています。

最終回は、粗筋よりまずエリカさんの奇抜な、そしてゴージャスな服装に目を奪われてしまいました。
ピンクのワンピース(二か所にブローチ留めのある服)は「可愛い~!欲しい」と思ってずーっと視線を奪われていましたし、
襟元に派手なスカーフを垂らしたスーツはあんまり場違いで邪魔そうで、失笑しました。
板谷さんのピンクと青の補色ファッションには度胆を抜かされ、と、一々反応してストーリーに集中出来ません。

また、あのレミ絵の心の中の悪態にはもう、面白さより異常さしか感じられなくて‥この人素なんじゃないかと思うくらい気持ち悪かったです。
色んな面で楽しませてもらったドラマでした。

録画で気付いたのはレミ絵がレイナに「あんたと話す度に頭の中でバカがニコ動状態だわ」という所。意味が解って吹き出しました。
これは若い人にしか分からないでしようね。
もっとゆっくり話せばいいのに、早すぎて理解できませんでした‥。

でもね、バカな友達とどうして今までつるんでた?レミ絵。そのしたたかさなら他に一杯大きなことが出来ただろうに‥。

このレミ絵で劇場版が一つ作れそうです。(悪い女が主役って、共感を得られるんだろうか‥?)
最後「悪役モードが枯れて行く」みたいな事言ってましたね‥思い出すだけで笑えます。

エリカさんって様々な美女の面々の中でも、平凡で中間的なきれいさなんだなと見ていて思いました。
板谷さんほど現代的じゃないし、三浦さんほど可愛すぎない。菜ゝ緒さんみたいに浮世絵的な美女でもなく‥。
どんな役でもこなせる平均的な美女なんだと思いました。役に合ってました。

全部を見終えて感じたのは、ちなみが色々なトラブルや局面を経て、努力して強さを獲得したのではなく
初めから元々強い人だったんじゃないのかな?という事です。
色んな決断を編集長になってからもしますけど、とにかく迷いがない。
即決しますよね。普通なら考えられません。散々迷って悩んだ挙句決断します。
彼女は元々醜いアヒルの子だっただけ。時期が来たら見事に白鳥になった‥。
そんな気がします。そんな彼女だから、一旦白紙に戻ってもまた新しい場所へ飛び込んでいけるのです。
最後の場面は次へ繋がる予感で、彼女の強さを物語っていました。

カメラマン中丸くんはウクライナへ報道カメラマンへの転身です。
なんでウクライナ?イラクかシリアの方がインパクトあるでしょ。
ウクライナは報道意義あんまりない筈だよ、と言いながら見てました。
ニュースには結構うるさい私です。

エリカさんに、耳元で中丸君は何を囁いたんでしょうね。
それによってエリカさんも新しい道を歩むことに決めたみたいです。

ネットのニュースで読みましたが、沢尻さんはすっかり大人になられて、「別に」騒動の時とは
別人のようになられたそうです。そりゃそうでしょうね、あれからもう七年も経つのです。
私も少し成長しないとなぁ‥、と思う今日この頃です。

 


福岡リサイクルショップ事件について

2014-06-19 15:15:52 | ニュース

悲惨なニュースで目も当てられない、ああまたかと鬱な気分になる事件が毎日報道されています。
ワールドカップのニュース以外大きなニュースがないのかこの事件がワイドショーのトップに来ています。
この手の事件を見る度思うのですが、ああまたあのタイプの人かなと思うのです。
何か上手く言えないので語弊があるかもしれませんが
それは「人を支配したがる人間」です。
表向きは穏やかそうなのに、付き合いだすと別の面が現れだす。
それも長い間してから急に変わり始める。

突然、上から目線になる。
一々こっちの私生活や服装、考え方に口出ししてくる。
それも巧妙に。
そしてある時突然、態度が豹変する。
信じられない激しさで攻撃して来たり、自分の意に反したことをされると猛然と怒り出す。
そして感情的な方法でこちらを追い詰める。

要するにあの手この手で人を操作し、支配しようとする。そんな人です。
思い当りませんか。

私はペットを飼ったことがないのですが、犬とか猫に初めにしつけをする時に大事なのは、
人間が目上の者だということを教え込む事だそうですね。
犬や猫は家族の中で誰が一番偉いのか自然に覚え、家族の順位を知るのだそうです。

他人に対して異常に支配欲が強い、拘束に執着し、支配下に置こうとする人種がどうも世の中にはいるようです。
こう書いてる間にも何人かの顔が浮かびます。結構いるのです‥。

この事件の犯人夫婦がそうだったかどうかは分かりません。
ただ普通に悪質な人間だっただけかもしれませんが‥。
でも報道されてる様子では、従業員にささいな事で罰金を課したり、消費者金融からお金を借りさせて巻き上げたり、従業員同士で暴力を振るわせたりしたそうです。
あの尼崎事件に似てますね。
昔、あさま山荘で赤軍派が内部抗争をさせて、何人もの若者がリンチで亡くなった事件がありました。
狭い所に監禁して自由を奪い、追い詰めてどんどん洗脳して行く、みたいな。
構図が決まっていますね。

被害者の方は普段おとなしい性格でとても横領したりする人ではなかったのに、母親は容疑者から損害賠償しろと脅されて数百万円単位のお金を奪われています。
テレビで母親の手紙を読んでいましたが、悲痛な文面でした。
察するに余りあります。どんなにか悔しくつらい思いでしょう。

さて、一般の人がこういう毒牙にかからないようにするのはどうしたらいいのか。対策ってあるのでしょうか。
やはりこういう人種がいるのだということを常々から知っておくことですね。
こういう知性も理性もない、人間の皮を被ったとんでもない鬼みたいな奴がこの世にいるのだと。

対策があるとしたら、相手がそういう顔をちょっとでも覗かせたら、脱兎のごとく逃げることでしょう。
とにかく、ライオンか熊だと思って、後ろを振り返らず死に物狂いで逃げるのです。そうしないと生き延びられません。
だって相手は人間じゃないんだから。
こういう「逃げる」ことの大切さってあまり語られていないですよね。

災害、犯罪、事故、この世は危険で一杯です。
危険を感じたら一目散にその場から離れる。奇声を発してでも変な人のふりをしてでも、逃げ去る。大事です。


危険本能を日ごろから磨いておきましょう。
こういうことを一人ひとりもっと真剣に考えてもいいのではないかと思います。
何か当たり前の事を書いちゃいましたね‥。


「アリスの棘」最終話の感想

2014-06-14 13:02:55 | ドラマ

余韻が残ってる内に感想書いておきます。
‥何と申しますか、黒幕黒幕と煽られ、てっきり西門(オダギリ)だと思っていたら
まさかの超展開。いくら何でも義父は無いでしょ‥。いやいやそれがまだかつて出た事の無い因果関係が明らかに。
有馬教授の実の娘だと思ってた鈴が実は、水野の実の娘で、それには深いわけがある。
火事で実の娘を失った有馬に、水野が難病の娘を助けてくれる事を条件として養子に出したと言うのです。
しかもここに来て初めて明らかになったのが、水野は元医者で(麻酔医)
同じ聖林病院で働いていた。
急に太い関係が表れてきたのです。
後出しじゃんけん?
こんなの卑怯だわ‥。
鈴の腎移植の為に患者を殺していて、それを知った明日美の父は口封じのために手術の失敗を装って殺された‥。

人の命を支配できる病院の中でこんな残忍な事が行われていたのです。
患者は医師を信頼し、命を預けますが、一つ間違うとこのようなドロドロした闇の世界へ転落してしまうのですね。
これがドラマの中だけの話だと信じたいです‥。
それにしても無理矢理帳尻を合わせた感が拭えません。
あのお人好しそうな中村さんのキャラにこういう悪役を演じさせるのは何だかなぁ、という感じです。
でもよく考えると、この人が先導してやった事ではないし、磐台を殺し最後に有馬も殺してしまうんだけど、それも幾らかは情状酌量があるのかなと思います。
水野は止める時に筋弛緩剤を持ち出したと言うけど、12年前の筋弛緩剤がそのまま効くんですかね。
薬物って生ものじゃないんですか?
あんないい人が黒幕だったなんて‥にわかに信じがたいですが、こういう所がドラマなんだから仕方ない。
少ない人数でストーリーを回してるのですから。
サスペンスやミステリーって、犯人は一番そうらしくない人にするってのを聞いたことがあります。
そういう意味ではまさしく、一番それらしくない人でした。

ラスト5分の緊迫感。いつまでも西門がライターで火をつけたまま、投げるのを猶予している。
その間に明日美に心の変化が起きます。
ここら辺りは、伸ばして溜めにためてました。
そして明日美は態度を変える。「お父さん、もうお終いにするね」的な事を言って、火を放つのを止めさせる。
「もう誰も傷つけたくない、失いたくない」と言って。
これじゃないと。
脚本の書き方でこういう原則があると言います。
「主人公はドラマの初めと終わりでは、何かしらの成長をしていなければならない」
明日美は最終回ラスト5分前で見事に成長したのです。(遅すぎる?)
水野のセリフが泣かせます。「手のひもをほどいてくれ。縛られていたら自殺だとは思われなくなる。明日美に余計な迷惑をかけたくない」と言うのです。
こういう人情のある人を許さなかったらダメでしょう。
最後のシーンで西門が最後の締め、のような事をいいます。
「復讐は別の復讐しか産まない。どう転んでも不幸しか生まない」
ご尤もですわ。

水野は出頭して行きますが、いずれ全容を知る警察に明日美も呼ばれて、ある程度の罪を受けなければらなくなると思われます。
これで済むとは思えない。

悪とやりたい放題の病院の内幕でした、終わってみれば「なーんだ」でしたが、
上手く描けてたし、内容は胸くそ悪いけど、それらを浄化する上野さんの演技と存在感がステキでした。
オダギリさんも良かった。渋くてクールで‥今まで見た中で一番でした。
悪は一掃されたし、明日美と西門は復讐出来たし。
納得いくドラマになっていました。

 


「ルーズヴェルト・ゲーム」7話の感想

2014-06-10 15:31:21 | ドラマ

遅ればせながら「ルーズヴェルト‥」の感想書いてみます。
全体の流れが見渡せるようになってきたら、このドラマって実は面白いんだ、と思えるようになってきました。(前の感想とは大違いです)
今回は倒産危機に追い込まれながら、崖っぷちで経営統合か、リストラか、野球部廃部か、の決断を迫られています。いよいよ正念場。

これがいっぺんに話が進むので、忙しくてしょうがない。
殆ど筋書きを語るドラマになっています。
特に野球の試合の下りが長くて、これだけを描くドラマだったらさぞかし面白いだろうけど、劇中劇みたいになってて、
もう忙しいったらありゃしません。

野球の試合、初めはコントみたいでしたが、監督の采配は素晴らしくて、心理戦か?だったらもっと早くやればいいのに、と思わされます。
そしてまた一転して会社の苦労話に変わります。
頭の切り替えが大変です。

何とイメージセンサーの技術は盗まれる、株主は動きだすわ、そして幹部の内部が極めて不安定です。
大株主が統合の話を聞きつけて、経営陣に迫ります。
そして臨時株主総会が開かれることになります。

疑問ですが、細川社長は何でこんなにイツワとの統合を拒むのでしょう?
社長が信頼できないから、と話してましたね。
統合したら青島は切り捨てられる、事実上の子会社化だと。
このあたりが良く分かりません。
そう思う根拠がこれまで出てきましたか?覚えてません‥

さて専務の笹井は何やら不穏な動きが‥。自信満々に何か行動しています。
そして細川にこう宣言するのです。「イツワこそ青島の窮状を救う救世主だ」と。
経営陣でこんなに意見が違うって、どういうことでしょう。
「おまえまさか‥」と細川社長がいいかけてました。さて、その後に続く言葉は?
「グルだったのか?」とかそんな言葉しか思いつきません。(想像力が貧困です‥)

経営統合に大株主が口を出してくるというのが、ホントにあるのかどうか?
そしてもともと青島製作所は非上場会社なのか?
そんな事を考えていました。
株主比率に出てましたが、会長が30%の株を持ってるんだから何とかならないのかしら。
山崎努さん、いつ出てくるんでしょうね?
のんびりしてる場合じゃない。

色んな面で切迫した回でしたが、細川社長の男らしさが際立っていました。
それもこれも、企業の持っている技術と社員を一番大事に考えてるからなのでしょうね。
清々しいほど男らしい。
残りあと2回ですか?「セミファイナル」とありましたからね。
予告によると、臨時株主総会で波乱が起きるような感じです。
きっと野球の試合はイツワとの決勝戦で接戦で勝つのでしょう‥。なんせ題が「ルーズヴェルト・ゲーム」ですからね。
あと一踏ん張り、社長には頑張って欲しいです。