今日の考え事〈applemint1104〉

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映画「空母いぶき」の感想

2019-06-09 11:01:09 | エンタメ

やっと昨日時間が取れたので見に行ってきました。 雨なのに激情はかなりの人。人気なんだ‥と思いました。

先入観ゼロで見に行きましたが、とにかく、これはゴリゴリの戦争映画とも言えなくない迫力です。
日本の空母「いぶき」が4つの護衛艦に守られてフィリピン海を航行していた時に、アジア諸島を拠点にした新しい国が、日本の海域に侵入し初島という島を占領し 日本の自衛隊員が人質に取られるという事件が発生しました。
相手は国際法も何もあったもんじゃない無法国家です。いぶきに向かってミサイルを発射してきます。
日本は専守防衛の国。こちらから攻撃をしてはいけない。しかしやり返さなければやられるだけ。どれだけその線を見極め、ぎりぎりの判断をして自衛し攻撃するか。 見ている私たちも一緒にその駆け引きと緊迫感に立ち会い、手に汗握る時間でした。

この国に空母は必要なのか?というジャーナリストの裕子がいぶきに乗船していました。
艦長の秋津に何度か質問していました。 秋津はもと航空隊のエリートでしたが、海自に転属させられた異色の人です。
彼は「自分が答える質問ではない」と拒否します。 このジャーナリストのパートが要るのか?と何度も思いました。
繰り返し現れるこのジャーナリストが中途半端な存在です。 「なに?これは反戦映画なの?」と邪推してしまいました。
最後の方のすべて解決した後の、裕子の記事を世界中が読んで感心する場面なんか、いらなかった。返ってこれを軟弱な映画にしてると思いました。 世界中で悲惨な紛争が起きてるのに…

にしても、普段このような自衛隊の内部を見たことも聞いたこともない私たちは、これは見ておくべき映画だと思いました。
どんなにきれいごとを言っても、このような、海や国土を守ってくれる存在がなければ、私たちの生活は成り立たないのです。 命をかけて日本の海と空を守り、憲法を守っている人たちに、私たちが守られているのだと認識しなければ、私たちもこれから生まれてくる日本人たちも生きていけないのです。 そういう意味で、シビアなものをひしひしと感じました。

この映画を見て、原作とあまりに違うので一部の人は激しく怒っているようです。
しかし、長い原作を2時間にまとめるという困難な作業。しかもこれは娯楽として作られている作品なのです。
世界中から見られるのを意識して、名指しするのを避けました。
原作は「中国が日本の尖閣諸島に侵攻する」でしたが、「名もない新興国が日本の実際にない島、初島を攻める」というところに落ち着かせたのは忖度なのでしょう。 もし原作通りにすれば、中国に失礼ですものね。
でもそんな野蛮な国(ISみたいな?)がどうしてこんなに強いのか、最先端の潜水艦や艦隊を持っているのかがそもそも不思議です。 どんな国なんだよ!と気になってしょうがありませんでした。
ミサイルの応酬がいつまで続くのか、どんな決着なのか後半イライラしましたけれど、最後は急転直下でした。
なーんだと言う感じです(笑)

興奮が若干冷めていませんが、もう少し時間をおいて今度は家族と見に行きたいです。



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