今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「リスクの神様」7話の感想

2015-08-29 11:16:45 | ドラマ

今回も濃い内容でした。
あからさまに大塚家具を思い出させる創業家企業のお家騒動。
と言ってもホールディングになってるので、かなり大きいはず。
どんな会社なんだろうと見てましたが、もと呉服屋という以外の情報はありませんでした。
まぁとにかく凄いんですわ。
一年前に息子が創業者である父親を社長の座から追い出し失脚させた。
所が、社長になった息子はいろいろ上手くいかない。
買収して掴まされたホテルは粉飾決算で大赤字。
どうも監査役の一人の様子がおかしい。

と思っていたら、監査役の役員は辞表を出して行方をくらました。

そこに片山ファンドと言うのが現れ、株を買い取って烏丸屋に買収を仕掛けると言う。
これがそのまんま村上ファンドの村上氏みたい。
びびりまくる息子の太樹社長。

しかしここでも鶴の一声の西行寺が「そんな財力が片山ファンドにあるはずない。裏に何かある」と。
その通りでした。片山ファンドの裏には強力なハゲタカの「リバーファンド」の存在が。
ななんと、このファンドは敵対的買収を仕掛けて、太樹社長を追放し、父親を社長に祭り上げる構想だそう。
そして敵対的買収をしかけ、委任状合戦をすると言うのです。

この辺になると、話について来れる人がどれだけいるのでしょうか。1割くらいでは?
金融の知識がないとダメでしょうね。
何だかんだ危機対策室で画策し、新しい支援者を探し出し、この戦いを助けてくれる人を探します。

そこで現れたのがまぁ何と、胡散臭い役でお馴染みのあの役者。この人が「白馬の騎士」な訳がない。
調べると、やっぱりそうでした。
裏で見事にリバーファンドと繋がっていたのです。
彼らはこぞってこのお家騒動で弱体化した会社に狙いをつけて、ハゲタカのように買い叩き手に入れようとしたのです。

…世の中悪い奴らばかり。
しかしそこでも西行寺の(もはや天才)推理と判断が光ります。切れ味の良いナイフのよう。
大樹と父親が、手を組んで買収に立ち向かうのを薦めるのです。それだけはしたくない…葛藤する親子。

そして株主総会では、投票の結果思わぬ大逆転。大樹社長が勝つのです。
父親は片山らの提案に反対し、みごとファンドたちは退散します。
その後も、実際的な父親の思いを引き出してみせ、西行寺の実力をまざまざと見せつけます。

いや~素晴らしい!(拍手)
今回も、脚色すればゆうに映画一つくらいになりそうな話でした。
会話もキレてるし、西行寺のほとんど一人舞台でした。
でもこれがいいのです。
凄腕が一人いればドラマは成立するのだから。
…でも坂口憲二や米倉涼子みたいに、手術するわけじゃないから、見てる方は良く分からないんですけどね。

今回は中村さんがポーカーフェイスで、残念でした。もっと泣いたり動揺したり叫んだりすればいいのに。
感情があまり伝わって来ません。

これを見て思ったのは、お家騒動なんて、他人から見たらどうでもいいことだなと。
内輪でもめて、勝手にやっとれ~という感じです。
それだけ周りと本人に温度差があるということですね。


「エイジハラスメント」7話の感想

2015-08-28 13:58:58 | ドラマ

今まで中途半端に見たり見なかったりしていました。昨日は録画を取って見ました。
しかし、分かりやすくて面白く見入ってしまいました。
最後のどんでん返しが良かったですね。
「五寸釘ぶち込むぞ」で火がついて正論をぶちかます英美里。
まるで元ヤンキーみたいな威勢の良さです。
でもお局みたいな麻生さんに見事に秘密を暴かれて、息を呑む英美里です。
会社の中は一転して修羅場に。
はぁ~、最後は良かった。若輩者の英美里は、正論を述べる資格もまだないんですね。

稲森さんが、仕事を公私混同していたり、不倫してるくせに相手の浮気を嫉妬するという嫌~な女を演じています。
書店ガールでは理不尽なことに一人で立ち向かう役だったのに…
何だかがっかりです。

全体的に女性週刊誌みたいな、分かりやすい低俗さで書いています。
…これって「年齢ハラスメント」の論文をギャグ化したようなものですね。
会話も話もすべて「年齢嫌がらせ」ですもんね。
でも会話もエピソードも面白くて、ついクスッと笑ってしまいます。一方で、低俗だなぁと思ってしまうのも事実です。でもそれだから楽しめるんでしょう。
会話も罪のないものばかりなので、聞き流せますが…。

しかし、いとも簡単に上司とベッドインしてしまう新米社員のモラルのなさや、年下と不倫しながら家族には罪の意識がない中年女性は
「つまんない奴ら~」と思ってしまいます。
やっぱり主人公たるもの、何かに対して頑張ってる人でないと…応援したくないですよね。低きに流れる人じゃあ…。

「問題のあるレストラン」のレストラン幹部二人組がまた似たキャラで出ています。
大変ですね、女性を敵に回すセリフを言わなきゃないんですから。吹越さんなんか、これでもかこれでもかとハラスメント責め。
もう、アホか~と呟いてしまいます。

「グレーテルの竈」の男の人が出て、よだれの出そうなセリフを言っています。若いくせに如才ない。
こんなキャラ今までいなかったから、おかしいです。
また武井さんが、若年寄りみたいなんですよね。
行動も話の中身も、しっかりしすぎています。
まぁどうなるのやら、稲森さんがいよいよ徹底的に追い込まれて家族を失うのか。
内舘さんは美人や主婦に容赦ないから、この登場人物をどうするのか、ちゃんと見届けたいですね。


「恋仲」6話の感想

2015-08-26 13:58:38 | ドラマ

見ていて変に筋が飛ぶところもなし、何となくダラダラと見てしまう。そんな平凡なドラマになりました。
全体にふんわかしていて、突っ込む所もないですが、その緩さがいいんでしょう。

学生時代の三角関に戻ってしまった三人です。
それぞれの仕事や目標を持ちながら、微妙なバランス関係が成り立っています。
あかりは父に会い、父親の今を知ることで現実と向き合わなければならなくなる、その心のモヤモヤを受け止めてくれる葵。
なかなかよく出来た男です…。それもあかりが初恋の相手、という特別な存在ゆえか。

今回はあかりの教員試験とその周辺に起こる話がメインです。
努力の甲斐あって、あかりは教員採用試験に合格します。

…所で、よく考えると、たった一枚のメモを挟んだままコミックスを葵に渡さなかった翔太。
メモにはあかりの字で「好きでした」と書いてある。
つまり葵への恋文です。
前にも書いたけど、何でそんな大事な事をメモに託したのか。
自分で直接本人に言うか、あるいは書留速達くらいの厳重さで送れば良かったのに。(私もしつこいなぁ)
挟んだだけじゃ誰の目に触れるか分からない。落ちるかもしれない。それを予想してのメモなら、何かがあっても仕方ない。
その覚悟くらいしなさいよ、と言いたい。せめてメールしたらいいのに。それならちゃんと相手の携帯の中に残るでしょう?
このミスを5年間引きずるんですよ。何という時間の無駄遣い。

このドラマ、全体に古くさいですよね。昭和50年台くらいの感じかな。
一人の女性を取り合ってイジイジ…。
そういう小説を、昔読みました。定番なんですね。
せめてもう一人くらい女性を挟めば良かったのに~
今はもっとドライでしょう。男女が出会うチャンスなんて数知れずあるだろうから。
青年が一人に拘るって、女々しくないですかね。
でも逆に今の世の中、それがいいのかなぁ…

あかりは本当は誰が好きなんだろう?
翔太とは5年も付き合ったと思えない淡泊さです。そして不自然に距離がある。
翔太が医学生だから付き合ってた?将来性があるから?それとも葵の面影を見ていた、とか?
あかりの気持ちが伝わってきません。
(この俳優、何とイケメンなのでしょう。見とれてしまいました…)

方や葵はまだ仕事が一人前じゃないから、頼りないのと、ひょうひょうしすぎています。
仕事場でも軽く扱われている。
優しいけど、その他には?うーん、あかりは一体葵のどこが好きなんでしょう。

葵の会社は女性上位というか、実力が女性の方が上なんですよね…。(このドラマでは吉田羊さんが優秀な建築家です)
まぁしかし葵は仕事に一生懸命取り組んでいるから、今にきっと成果を上げるのでしょう。

今回、葵の部屋に招かれながら、電話の一本もなく、病院の待合室で患者の経過を待つあかり。
心配なのは分かるけど、待っていてくれる葵になぜ携帯がなくても別の方法で連絡を取らない?

こういうズレで心が離れてしまう二人。
あかりの詰めの甘さを見ると、所詮、同郷の安心感と軽口をたたき合える関係が心地いいだけなのか。
そんな風に考えてしまいます。

少しのズレが誤解を生んで、それが溝となって決定的な不仲となる。
それも運命だと言ってしまえば、そうだろうと思いますけどね。
些細な事に拘る私でした、すみません。


「リスクの神様」6話の感想

2015-08-21 10:47:54 | ドラマ

昨日感想を書くつもりが、つい高校野球の決勝戦に見入りすぎて、育英が敗れてしまったので滅入ってしまいました。
野球を見るのは疲れますね、長時間ですから。でも記念すべき100回大会で、大接戦の良い試合でした。

ところで、リスクの神様、先週も見て感想を書きました。が、読み返すと粗筋だけの平凡な文だったのでボツ。
今週は本一冊分くらいの中身の濃さです。
その難しさには脱帽です、セリフを聞き逃すとたちまち置いて行かれます。
私も生で見た時には半分くらい意味が分かりませんでした。
録画を見返しまして8割分かりました。…なんでこんなに難解なんだろう?

で今回は、新陽薬品という会社の話。
花粉症製剤、新薬のプロジェクトチームですが、何と機密漏洩にあって情報を他社に盗まれてしまいます。
全く同じ薬を他社から2日早く特許出願されてしまいます。
それまでの苦労が水の泡。開発費用400億もパーに…数千億の利益も、「とらぬ狸の皮算用」になってしまう。

そこで、どこから秘密が漏れたかを危機対策室が調査します。
見ていると、案外ルーズな開発室のしくみ。
パスワードのメモなんか写真立ての後ろに貼ってあるし。
機密データがダウンロードされているのに気づき調べると、それは女性取締役の大鷹という人物がしたらしい。
この人は苦労人のやり手で、女性社員を引き抜いて育ててくれる人でした。
中山忍演じるプロジェクト責任者・望月は大鷹を心から信頼していたのです。
所がところが、実際は全くそんなことはなくて、大鷹はタヌキでした。望月を何とも思っていなかったようなのであります。
激しく失望する望月…

そんな中、新陽製薬の社長は怒りにまかせて、こともあろうに記者会見を開いてしまいます。
新薬開発していたのに情報を盗まれて他社に特許を取られてしまったと。更に、陰謀者の名前まで明かし世間に公表してしまうのです。
何というおバカな社長。
取締役を一切無視してるし、第一機密を盗まれた証拠もないのです。いくら大鷹と上手くいってなかったとは言え…。
これは会社に対する背信行為ではないのか?もうメチャクチャですわ~

しかしここで西行寺の推理が光ります。
「おかしい、これはひっかけではないのか?証拠が揃いすぎてる」と。
そういえば…
あとは各人のセリフが小説のようにダラダラと続き、説明セリフのオンパレードで事実が明かされていきます。
実は、望月が大鷹に失望したために、彼女を陥れようとしたのです。
ちょっと待ってよ、新薬開発が夢の人が何ということを…。
裏切られた失望感と夢を秤にかけて、前者を選んだのですね。
そして復讐した…怖い。(大鷹じゃなくて大こわ)

でも、そんな望月も空港で西行寺と神狩に問い詰められると、あっさりと考えを翻し、反省します。
こういう素直さが中山忍らしさ、根っからのワルじゃないのです。

とにかく、この濃縮された物語りを35分で解決し、残りは西行寺のいつもの親父との対話です。
もう会話できなくなった親へグチグチと語りかけるのですが、これはラストへの伏線なんだろうけど、大して意味のない数分間です。
大急ぎの35分に対して失礼なような…

誰が考えたか知りませんが、3、4回続けられるような内容でホントに勿体ないです。
折角の大鷹さんのキャラクターが、数回だけの出番で惜しかったです。
この人、もっと他の回でも使えそうなんだよね…。


「ホテルコンシェルジュ」7話の感想

2015-08-19 11:03:19 | ドラマ

毎回、この世界が好きでじっと見てしまうのですが、今週も後半から急に非現実的になりました。
いきなり客の破水とお産が始まって、皆でバタバタしつつ、客が無事男児を出産します。
スタッフと居合わせた客の協力でした、皆で誕生を喜ぶという体育会系のノリで、見事ないつもの定番となりました。

しかし、塔子はコンシェルジュですよね。いつかNHKの番組でドキュメンタリーを見たのですが、コンシェルジュってフロントに待機してなきゃないんでしょ?
次々に客の対応がありますもんね。
なのに塔子は持ち場を離れたまま、一部の客の求めに頭を悩ませたり走り回っています。そんなのあるかいな‥
本来、別の部署がやる仕事ではないの?
また上司が塔子を注意しないで、外部の調査機関に任せた報告書を見て、塔子が「過剰サービスで資質がない」などと言っています。
これは、直接本人に注意するだけで済むでしょうに。
何かおかしいなぁ~

上司は塔子を別の部署に異動させて、トラブル対応の専門にすればいいだけでしょ。塔子もホテルの好感度に貢献してるのですから。
それと、従業員たちのムードメーカーでもあるし。

そろそろドラマ後半なのでこの辺で話をひっくり返すんですね。
一話ごとに全く話が変わりますので、これからどうなることやら。
塔子は理不尽な理由で一度辞めさせられて、その後また再雇用されるんでしょうか。
高橋さんと若村さんが何か関係がありそうです。写真の女の子は若村さんの娘?
二人は結婚していたの?
今まで一つもエピソードが出てきませんでしたね。

劇中歌の「デスパレード」、なぜか好きでたまりません。
ドラマの山場でこれがかかると、感情が高まってつい涙が出そうになります。
歌声はあれだけど、すごくいい歌詞とメロディーじゃないですか。残念なんですよね、なんであの歌声かと‥
怒られてしまうかなぁ。
‥調べてみましたら、40年以上前のイーグルスの名曲でした。
ハーそうだったのか。なるほどね~