今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「天皇の料理番」一話の感想

2015-04-29 20:47:52 | ドラマ

実際に見た時には始めの20分くらいが全然つまらなくて、脱落しました。
しかし昨日時間があったので録画したのを見直したら、つまらないのはそこだけでした。
後は好調、尻上がりに面白くなりました。
全般にゆったりとしていて分かりやすく、無理な設定もなかったのでリラックスして見れました。

とにかく主人公の結末は始めから題になってるわけで、どんな破天荒な主人公でも「結局大成するんじゃんか」と言う大らかな気持ちで見ていられます。
これは実在の人物で、大正・昭和の宮内省厨司長をしていた秋山という人の実話なんですね。
ドラマでは、主人公の篤蔵が「出来損ない」だとか「思い込みが激しい」とか寄ってたかって家族から言われ、厄介払いとして高浜家に婿に出されてしまいます。
が、そこでも持ち前の「何かに興味を持ちだしたらのめり込む」性分が頭をもたげ、洋食を作る事に興味を持ち、はまってしまいます。

そして家業をおろそかにし、婿養子の家から批判されたのに、懲りずに夜逃げしてしまいます。

主人公はしたい事を探してたから落ち着かなかったんで、一度打ち込む事を見つけたら一直線になる、そういう人なんじゃないでしょうか。
特別出来が悪いとも、仕事が長く続かない怠け者とも思えませんでしたけどね。でも粗野なことは粗野ですけど。
現代では、仕事の種類が豊富だから、転職なんか何回やっても別に何とも思われないでしょうね。昔ですから…。

セットも本格的でした。当時の町がそのまま再現されてるようでしたが、本当にセットなんでしょうか?すごいですね。
婿入りした家や料理を教えて貰う厨房、東京のレストランや新しい仕事場、全部が本格的でした。ロケも含まれてますが。
それだけ制作費をかけてるんでしょうね。公式ページで見たら、フランスロケもあるらしいですよ。

私は佐藤健さんの表情が硬いのが気になりました。この人は元々硬質な感じでいいと思うんだけど、もっと表情豊かに出来ないのかなぁと思います。
目が大きいからいつもカッと見開いてて、柔らかい感じがしません。この人は狂気や変人をやらせたら凄みがあって似合うと思うんだけど、あんまり普通っぽくないですよね。
でもまぁこの役も変人っぽくはあるんですけどね。

黒木華さんがふわっとした日本の女性を演じてて素敵です。芯が強そうですね。
家を飛び出した夫を眠ったふりをして見逃したり、出て行った後も離婚しなかったり、来週は東京に出て来そうです(予告でありました)
一方主人公は東京のレストランの裏口で連日粘り、凄い忍耐力と押しの強さでした。こういう所が違うんだわね。
結局兄の先生のコネで別の会館に就職出来ました!
来週から、この荒削りで世間知らずな主人公が職場でメチャクチャに揉まれながら鍛えられていくことになるのでしょう。

とりあえず今シーズンで、普通に安心して見られるドラマが見つかって良かったです。


「そこまで言って委員会NP」ワールぃドカップ・ヨーロッパ大会の感想

2015-04-27 18:06:32 | エンタメ

今週は目先が変わっていて面白かったですね。
普段あまり知らない欧州の先進国。ですが、一つ一つ取り上げてみるとまぁ~あるわあるわ。
決して一枚岩ではないお国事情が…。

英国は時々オンラインの記事で見て「何だかきつい事いう国だなぁ」と思ってました。とにかく歯に衣着せぬ、あんまり関係無いのにどこからかやってきて
辛辣なことを言って消える。世界のご意見番なんだな、と思ってたらそのまんまでした。イスラエルとパレスチナをあんなにしたのも英国が原因なんですね。
でもその二枚舌外交こそがしたたかですごい、見習うべきなんだとコメンテーターさんは言ってました。

フランスも、内情は大変なんですね。移民をどんどん受け入れてフランスの主義思想を受け入れる人には国籍を認める。
が国内的には差別が酷くて移民は仕事にもつけなかったり。
イスラム教徒が増えていて、衝突が起きている。将来的にはイスラム国家になるんではないかと竹田さんが言っています。
世界有数の武器輸出国でもあり、核実験の被爆者は15万人とか。聞いただけで大変ですね。おしゃれでスマートなイメージが強かっただけに。

しかしスイスはもっと厳しかったです。
永世中立国といいながら、大戦中はナチスドイツ軍だけを傷病手当したとか、IOC、WHO、WTOなどの本部がある国際都市であり、
またスイスの銀行は世界のマネーロンダリングに使われています。
その額は世界のGDPの7~8%らしいですが、それが世界の悪人の脱税幇助になっているとか。
小さくてのどかないい国ですが…
最後にすごい重要な議論になりました。

スイスの国は集団的自衛権を捨てて、個別的自衛権だけで戦うと言っている。それは徴兵制ということで、国民皆兵だと言います。
つまり国土を焦土化しても戦うという覚悟なのだそうです。

中立国、平和主義とは、実は強烈な武装中立国なのです。厳しい!…でもこれが現実なのです。
日本も集団的自衛権を捨てるのなら、個別的自衛権で徴兵制を敷き、奈良京都が焦土化しても戦うのですか?ということですね。
スイスは小さくて可愛いだけの国じゃない。あの国の闇の裏の部分を、あの国の生き様を見てあげないといけないのです、とゲストの人が言っておられました。
はぁ~…納得しました。

確かスイスは一人当たりのGDPが世界一なんですよね。色んな顔があって、矛盾をそのまま生きてる凄い国だと思いました。

日本がいつもあんなに中韓に悪し様に言われてるのには腹が立ちますが、欧州も叩けばホコリの出る先進国ばかりなんですね。
少し安心しました。
コメンテーターが皆さん穏やかで話し上手で、とても聞きやすかったです。
高田さんもなかなか中身の濃い話ばかりでした。
しかしどこが一番悪い国かなんて…。お昼にしか出来ないですね、こんな話は。
是非続きを見てみたいです。次はオランダとかポーランド、トルコもいいですね。


「アイムホーム」2話の感想

2015-04-24 13:49:05 | ドラマ

2話では主人公・久の過去が、かなり分かってきました。
10個ある鍵のうち2個が、今週何であるか分かります。
1個は親友、山野辺(田中直樹)の借りている倉庫兼住まいの鍵でした。
友人は久とは生き方が違い、映画監督の夢を追って未だに貧乏暮らしをしている人です。
レンタルビデオ店から延滞料通知が来て、久は返していないDVDを見つけます。
DVDを見ている内に、その映画を作った友人、山野辺(田中直樹)のことを思い出したのでした。

しかしなんと言うことか、久は山野辺の部屋に勝手に入って料理をし、彼を待つ。
友人が帰ってきて普通を装いつつ、久は自分がどんな人間だったか、過去を探り出そうとする。
そして山野辺の表情が強ばるのを見て異変を感じ取る。
実は昔、山野辺は恋人を強引に久に奪われたのだった…。

何か一つ過去を知る度に、久は昔の自分があまりにも非人間的で周りを顧みない男だと分かってギョッとします。
もう一つの鍵は、倉庫の鍵でした。不要品保管のために倉庫を借りていて、その鍵だったと思い出します。

息子に対しても思いやりのない行動をとっていました。
ドリルのノルマをこなさなかったからとオモチャを全部捨ててしまっていたのです。
そのおもちゃも貸し倉庫の中にあり、過去の自分の仕事のファイルも整理されて中にありました。それを見て、自分のしてきた仕事も頭に甦ってきました。

終わり近くになって、久が仕事している様子が描かれます。
ある中小企業の再生に尽力する久、その甲斐あって嫌がっていた社長にも感謝され、信頼を得ます。
会社の中でも評価されます。段々以前の自分が戻ってきた様子です。

こみ入った話を、過不足無く描いていて、いいドラマです。
キムタクのテカテカ消耗した肌が肉体労働者的で、何だかなぁーと思うんだけど、そして色白の医者のミッチーと対照的なんですが、
木村さんは以前の軽さがなくなって、演技も落ち着いてきました。いい感じです。

それにしてもすごいセットです。住まい、豪華ですよね。ダイニングテーブルがガラス?インテリアが素敵で目を見張ります。
上戸さんも上品できれいだし、全体的に優雅です。
セレブの生活ってこんなものか~?見るだけならいいですよね。楽しめます。
子供に怪我をさせてしまって病院へ駆けつけた時の上戸さんのスカートが、バルーンスカートですからね(笑)
滅多にいないでしょう、こういうの着てる人。
キムタクだからここまでのセットの予算を組めたのか。それとも単純にセレブ夫婦の設定だから?
上戸さんはお金持ちの娘、という役なんですね。まだ家の方は出て来ていませんが。

特に何もケチをつけるところがありません。
でもあの仮面だけは、ちょっと…気持ち悪さが拭えないです。
あれが見えてるってのは、久の心の中に何かがあるからなんですね、医者役のミッチーが言ってましたものね。


「ようこそ、我が家へ」2話の感想

2015-04-22 16:58:28 | ドラマ

このドラマは嫌がらせをしてくる見えない敵を探すストーリーだと言うのがハッキリしてきました。
家族のそれぞれの立場と事情が説明され、一体どこに犯人がいるのか?視聴者は引きつけられていきます。
しかし、テンポが遅いのと家族それぞれが頼りなくて、緊張感がありません。

頼りなさを補佐する脇役がいますけれど…、ナカノ電子の摂子(山口)さんや、エリカさんです。
その人達が援軍となってドラマは進んでいきます。

今回も次々に妙な出来事が起きます。でもゼラニウムの鉢植えをばらまかれたり、タバコの吸い殻落ちてるくらいじゃ警察は相手にしてくれませんけどね。
前にも書いたけど、ウチではそういうレベルじゃなかったですから。
結局、ウチの場合何が原因かというと、私は色々文章を書いてましたので、名前が出るとそういう嫌がらせがどーっと起こるみたいなんですよ。
今のようなネットの無い時代でした。
私に限ったことじゃなくて、書いてる人たちは皆色々な事件や嫌がらせがあったと聞いています。変な世の中ですよね。
勿論今はもうないです。

でもこのドラマはもっと根が深いんですよね、きっと。
ベストセラー小説なんでしょう?
もっともっと何かありそうですね。そして回が進むにつれて後出しで大事なことが出て来ますからね。
まず、一番怪しくない人が犯人、というのが定番ですから、今あれこれ考えても無駄です。
何が起きるか注意して見ていきましょう。

摂子さんは伝票デカと言われながら、経費の不正を追及しようと必死です。いかにも怪しげな真瀬部長と平井課長。
しかし不正を突き止めたと思ったら、見事に社長から論破されてしまいました。(残念…)
思うに、中小企業の交際費って、こんなに追求されるべきものなんでしょうかね。
以前勤めていた会社では交際費の中身なんて全然問われませんでしたけどね。
みんな接待なんかせずに自分で飲みに行ってたし。今は交際費の上限も法で決められてるようですね。でもそれも厳しい物ではないんでしょ。
何かこの場面が違和感があって、変な感じでした。

七菜の元彼が外でじーっと見ていたり、今のところ不審でなりません。が、こういう初めからそれっぽい人は、おそらく白なんですよね。
私は、演技過剰ぎみの南果歩さんが訳ありなんではないかと思います…
家族の中では一番怪しくない人でしょう?複雑な過去がありそうです。それとも陶芸の先生、名前何でしたっけ…眞島さん、あの人に引きずられて行くのかな…?

防犯カメラは必要ですよね。うちはダミーつけただけでした。
ドラマの最後でカメラに何か不審な人物が映っているようでした。こういう所で切るのが卑怯ですよね。何が映っていたんでしょうか…?


「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」の感想

2015-04-19 23:39:50 | ドラマ

休みなのに午後には暇になり、退屈なのでこのドラマの録画を2回分見ました。
何でこれが深夜帯なのか?と始めは不思議でしたが、見終わって「なるほど」と思いました。

彩芽ちゃんは警視庁捜査一課から未解決捜査の係に異動になります。そこへ嘱託でやってきたのが元検事の茶島(渡部さん)です。
素直に言うと、1話2話共にどうも気分が悪いというか、スッキリしない内容なんですよね。
1話目は、女性政治家が自分の不倫を隠すために若い子にお金を渡して罪をかぶって貰います。
しかし不倫相手が有名な政治アナリスト。(って言いますか?政治評論家の間違いじゃあ)
彼の妻が恐ろしい性格でして、その結果前途多望な子が殺されてしまいます。
しかしとどめを刺しているのが女性政治家、という最悪な話。
自分の政治生命を絶たれたくなかったからと言うんですが、これで女性進出の政治をやろうとしてるんだから、シャレになりません。

二話目も似た感じです。病院の医師が手術の失敗を隠すために患者を殺してしまうという。
これは病院全体を救うという大義名分はありますけど。
どっちも自己保身の勝手な理由です。
結局弱い者が馬鹿を見るんじゃん…という、この構図がやるせないです。

画面が暗いし、渡部がモゾモゾしゃべりで聞き取りづらいです。彩芽ちゃんは頑張ってるけどやっぱり所々下手なのが目立ちます。
とにかく事件は渡部が全部解いてしまい、彩芽ちゃんは解説係のような役です。

それでも「う~ん」と唸ったのは、渡部が何か違うんです。
証拠のない犯人を追い詰めて、最後には脅し文句と「司法取引」を持ち出して自白を促すのです。
水戸黄門の印籠みたいに「司法取引であなたの罪を無罪にして差し上げましょう」と肝心なところで言うんです。
その一言で相手は落ちるのです。なんだろ、これは。

そして、「今の日本では司法取引は認められていません」というセリフを劇中でも特任検事長が言い、エンディングでもご丁寧に字幕が出ます。
これは空想だと念を押してるんですね。
やっちゃいけない箏をしてるから深夜粋なんだわね、きっと。
試みは面白いです。でも…、さて胸くそ悪いパターンがどこまで続くか、見て行きましょう。