今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「スーツ2」3話の感想

2020-07-30 11:22:15 | ドラマ

シーズン2が再開するので楽しみにしていました。が、見てもなんだか私の理解力がないせいか話が分からず…
見直してなんとか理解しました(笑)

前回と間が開きすぎてそれぞれの事情を忘れていました。見ていて思い出しました。
幸村と上杉二人が資金を出し合って作った弁護士事務所。しかし上杉が暫く休んでいて、奥さんが亡くなり復帰してきた。
そこで幸村と上杉の経営主導権争いが起きそうになっている。幸村は上杉が味方をつけて代表権の投票で勝とうとしていると思い、対策を考えている。

幸村の片腕が甲斐だが、何故か甲斐は鈴木という若手を採用してボストンに留学にも行かせ入れ込んでいる。
鈴木の秘密は弁護士資格が無いという事。なぜそういう人を育てているのか、甲斐は幸村に何も言わない。幸村はぶち切れそうなのを我慢している。
また恋の話もある。鈴木とパラリーガルの聖澤が付き合っていたが、聖澤が積極的なのに鈴木はそれに乗れない。弁護士資格がないのを秘密にしているためか。
そして今週はそんな鈴木に甲斐が指示して、彼女との付き合いをやめさせた。
鈴木も甲斐への不満が溜まり始めている。

今週はあるビル建設が途中で立ち行かなくなり追加融資がないと建設中止に追い込まれそうになっている案件。
担当は瀬川だが、彼は建設を中止させたい。
鈴木と甲斐が銀行の融資課に赴いてなんとか追加して欲しいと協力を頼む。が、ダメ。いよいよ建設中止になりそうだったが、鈴木がどうも裏がありそうだと調べに行く。

結局、これは銀行が仕組んだことで、銀行は融資を行わず建設中止にさせようとしていた。
担保として銀行が建設中のビルを受け取り、他の所に横流しする計画だった。
鈴木と甲斐によって無事このビルは建設を続行する事が出来た。裏で全部知っていて銀行とグルだった瀬川は、幸村に解雇されることになった。
事務所は他にも「仕事しにくい法律事務所ワースト2」に選ばれるという不名誉なことがあり、あちこちで小さなトラブルが起きている…。

ドラマはこのような複雑な内容をほぼ会話だけで進行させ、またジョークとアクションでニヤリとさせるという、日本のドラマじゃないような事をやってのけます。
つまりこれは「会話劇」ってことでいいのかな?
全てが説明台詞です。よく聞いていないと全体の話が見えません。

こういうタイプは慣れないので疲れました。年々ついて行けなくなる。
それでも目が離せないのは登場人物がみなカッコよく、魅力的だからです。
特に幸村さんのファッションと立ち振る舞いは最高ですね。衣装は高級だし動作もキビキビしています。
織田さんが…、何なんですか、あの癖の強さは。
演技がパターン化してますよね。
きっと米国版の役に似せてるんでしょうね…

しかし一体どんな理由で甲斐が鈴木を育てているのか、そこが謎です。実は親子なんじゃないかと思ってるんですが。
そして上杉さんもなかなか出て来ません。幸村さんとの経営権争いなんですが、見ている方は割とどうでもいい。
豪華なオフィス、美女ばかりの職場、こじゃれた会話、ファッションなどセレブな雰囲気を見たり感じたりして楽しんでいます。


「半沢直樹」2話の感想

2020-07-27 16:11:39 | ドラマ

先週の第1話を録画して見たのですが、途中で寝落ちしてしまい、更に巻き戻して見てもまた寝、結局最後まで見られませんでした。
これは私が舞台の銀行に拒否反応があるためかもしれません。
どうも複雑すぎるドラマが苦手です。今は気楽に見られるのがいい…
まぁしかし、2話目はけっこう面白く見られました。

ついでに、ここで1話目も見ました。
長かった~!けれどこれで全体が掴めました。

半沢直樹は元いた東京中央銀行から頭取に命じられて子会社の東京セントラル証券へ出向しました。
しかし小さい仕事ばかりで士気は下がるばかり。
さらに不良債権など冴えない仕事を押しつけられています。
1話では電脳雑技集団という、およそ日本と思えない名前の会社が買収を企てます。そのアドバイスをセントラル証券に求めました。
買収先はスパイラルという検索サイトの会社で電脳がこれを買収すればアジア3位内の大会社になれるだろうと期待を膨らませます。

買収資金は1500億というのですが(わりと少ない)これはチャンスと捕らえて半沢の推しで引き受けることになりました。
まぁしかし、東京中央銀行内部の醜い内部抗争が露わになります。
東京中央銀行の証券部長の伊佐山や役員の大和田が半沢を目の敵にしていて、仕事をするんじゃなくて仕事を方便にして半沢つぶしをしているという状況です。
伊佐山は半沢を子会社に降ろしただけでは満足せず、更に僻地のホテルへ飛ばそうと考えています。(やれやれ)

しかし半月ほど電脳雑技に連絡をしなかったと言うだけで、セントラルは一方的に切られました。
なんと、裏で電脳は東京中央銀行と繋がっていたのです。
またスパイラルの社長瀬名と森山は高校の同級生、しかも親友でした。

どうも東京中央銀行は子会社のセントラルの仕事を奪ったらしいのです。
1話目はいろんな憎しみと陰謀が東京中央銀行の中で渦巻きます。いったい何のために仕事してるんだか分かりません。
セントラルの半沢たちと東京中央銀行証券部の間で戦いが始まります。
時間外取引でスパイラルの30%の株を東京中央銀行が大株主から手に入れ900億で買い付けました。
個人的恨みと社員を潰したいという執念で900億使うんですね。

これは敵対的買収と言っていいんでしょうか。
しかしスパイラルは手も足も出ず、社長は自暴自棄になるばかりでした。

2話目は追いつめられたスパイラルに救世主が現れました。フォックスという会社です。
スパイラルが新株を発行して電脳に買い占められた比率を少なくする。
新株をその会社が買い取ってくれるというのです。資金は1000億です。
しかしななんと、フォックスの裏にはまたもや東京中央銀行がいました。
1000億をフォックスに融資して、スパイラルを完全に支配し、電脳に売り渡そうとしたのです。
いやー汚いですねー。

さてスパイラルとフォックスの契約が朝8時に迫る中、半沢の必死の画策が始まります。
誰もが動揺し感情的になる中、半沢の冷静さと人情味ある判断が一つ一つ解決へと導きます。
新株引き受け契約5分前に、半沢は同期の渡真利から真相を聞きます。
さらに出向からバンクに戻った三木が部長のデスクから証拠書類を盗みました。

最後に電脳、太洋証券、東京中央、フォックスすべてがグルでスパイラルは身ぐるみ剥がされようとしていた事が皆の前で明るみにされます。

いやー怖いですね~!
(おまけにこの陰に伊佐山という黒幕がいたのでした)

私も身内から時々、親会社と子会社の関係や双方の社員たちの意識というものがどんなものか、聞かされていました。
親会社と子会社は格があったりプライドがあったり、私たちの想像に及ばないビミョーな関係のようです。
男は外に出たら7人の敵がいると言われますね。半沢は7人どころじゃないですね。

何か高嶋弟さんの築いた怪演がここでも受け継がれていて歌舞伎出身者たちが頑張っています。
半ば歌舞伎の型のよう。
かなり疲れましたが、お陰で筋が把握出来ました。来週はもっと楽に見れるでしょう。

 

 

 


三浦春馬さんの出たドラマ

2020-07-23 10:03:35 | ドラマ

三浦春馬さんの訃報に接してから5日経ちます。もうすっかり故人という存在になってしまったかのようです。
私はそれほどファンではなかったですが、しかし最近の「世界は欲しいモノにあふれてる」深夜のNHK番組を時々見ていました。

しばらく振りで見る三浦さんは何年か前の彼ではなく、キラキラしていました。
それでいてキリリと引き締まり、別人のようです。男前が上がったもんだなぁと感心していました。
海外にロケに行っても、宝石や時計を手に取ってもそれら全てが似合うんですよね。この番組に叶った人だなと思っていました。

しかし先週末の午後に、「音楽の日」を見ている時に誰かが「三浦春馬が亡くなったらしい」と呟き、そこからネットの中で衝撃が走りました。
少しして速報が出たのが3時でした。亡くなったのは2時らしいので、かなり早く報道が流れたんですね。

ファンでなかった私もショックでした…。順風満帆な筈の彼が一人クロゼットの中で自殺したとは。どうしても考えられません。

どんな心境だったのか、私たちには知る由もありませんが、彼の生前の出演作を振り返ってみようと思います。
ドラマ好きの私が彼の代表作だと思うのは、4年前のTBSドラマ「私を離さないで」です。
原作はノーベル文学賞を取った石黒和男さん。

これほど悲惨な物語(創作として)を私は他にあまり思い浮かびません。
一般の人間の為に臓器を提供すべく作られたクローン人間たち。彼らは山奥の学園でひっそりと育てられます。
そして成長するにつれて自分たちの運命を悟っていくのです。成長した彼らは町の中で集団生活をしながら臓器提供の日を待つ日々です。

ある人はその運命に耐えきれず人権運動を起こし、やがて自殺します。
しかし抵抗もそれまで。仲間同士で臓器提供した人の介護をし、やがてクローンたちは一人一人といなくなります。

この絶望的な運命の役を三浦さんは淡々と演じていました。
彼の役は絵が好きで、サッカーも好きな素直な少年。サッカー選手になりたいと願ったけれどそれは叶わぬ夢だったのです。
回が進む毎に胸が苦しくなるような不条理に、見る側の心は暗くなります。

綾瀬はるかさんが演じる同級生の介護で、トモは提供者としての役目を終えます。
三浦さんの演技が割合あっけらかんとしていたので、私は少し不満でした。でも彼特有の透明感や目の輝きは印象的でした。
こういう役をやる気持ちってどんななんだろうと思います。
その前にも「僕のいた時間」で三浦さんはALSにかかった人の役をしていました。徐々に体が動かなくなる難病になって人生が変わって行く青年の話です。
役の彼は一人闘い、家で仕事したりできるだけ自分で生活していました。
この時の三浦さんの演技も、悲壮感はなかったです。

このように、常に難しい役を演じていたのですね。もし全身全霊で演技していたなら、身も心もボロボロになるのではないでしょうか。
これまでのドラマの出演が50本、映画も30本、舞台が8本、音楽活動も始めていた。8回の受賞歴。
そして現在9本の未収録の仕事があったそうです。
仕事が充実していたとしても、これでは疲れ果てるでしょう…。
逃げるという選択肢はなかったのか。昔、仕事に追いつめられて逃避行した女優やタレントがいました。
何年かやり過ごせば、突破口はあった筈です…

ユーチューブである動画を見ました。
一月前に、占い師が三浦さんをトランプで占っていました。
すると二度、ジョーカーが出たのです。
占い師はギョッとして言葉に詰まり「これは死に直結する何か」だと言うのです。そしてヒアリがその原因だと言っていました。
意味は分からないですが、占い師は私たちとは違う研ぎ澄まされた感性を持っています。

もしかすると、彼の死は運命だったのかもしれない、と思いました。
これから少しずつ、三浦さんの残した映画を見てみたいと思っています。ご冥福をお祈りします。

 

 


「アンサング・シンデレラ」1話の感想

2020-07-18 16:50:38 | ドラマ

まぁ良くまとまって感動あり疑問あり涙ありのたちまちの一話でした。

見ながらずーっと思っていたのは「薬剤師がこんなに治療に出しゃばっていいもんなの?」という思いでした。
自分が今まで見てきた薬剤師というのは、薬局の中で薬を調合する人でした。カウンターで薬の効き目や飲み方について話をする事はあっても、そこから外に出て来て
治療に加わるとか医師に助言するとか、まさかそんなことはあり得ないだろうという思いです。


戦場のような薬剤部。そこからみどりは抜け出て偏頭痛が治らずに苦しんでいる妊婦さんの様子を調べに行きます。
そこで主治医の誤診に気づきます。越権行為を知りながら患者を助けるために医師に猛然と主張します。
「医師免許がないくせに余計なことをするな」と怒鳴られても懸命に訴えます。そしてやはりみどりの言う通りの症状でした。
処置が正しく行われ、妊婦は快方に向かって無事出産をします。

このみどりの行き過ぎた行動に怒った医師は「医師安全委員会」にこの件を訴えます。
当然みどりが悪いのは百も承知です。だれも彼女を庇いきれません。
助産師や救命医からみどりを擁護する声が上がりますが、医師はみどりに厳しい処分を望みます。
どうなるかと思いきや(この医者は自分の診断が間違ってたことを棚に上げてるんですから)なんと、薬剤部長と副部長の連携プレイで医師の旗色が悪くなり、彼は処分の提案を引っ込めました。
なんだかんだ言ってもみどりは周りに信頼されているのでした。その後の同僚たちのリアクションでそれが分かります。

みどりは万事こんな調子です。女子中学生二人の病室で、一人の子の血糖値が改善されないのを周りでは不思議に思っていました。
が、みどりは見抜きます。
奈央と言うその子はわざとインシュリンを打っていなかったのです。
小学生の頃から注射を打たないと普通の生活が出来ない奈央は周りの同級生と距離が出来てしまい、病院の中の入院生活に安らぎと安心を感じるようになっていました。
退院して元の生活に戻るのが嫌で、わざと注射を打っていなかったのです。
それを見抜いたみどりは、もう薬剤師以上の存在です。
さらに、同室の優花も似たようなものでした。日常から逃げて嫌なことがあると入院し、ここに逃げ込んでいたのです。
みどりは「なんでそんな事が分かるのさ?」と思うくらいの洞察力です。

奈央が退院していく時に、みどりと優花が話をします。「一生インシュリンを打ちながらあなたは生活して行かねばならない。
それを打ちさえすれば、普通の未来を生きていくことが出来る。だからこの薬を軽んじてはいけない。
きちんと向かい合って、生きていって欲しい」と話します。その言葉で全てを悟ったかのような優花でした。
みどりはまるで心理学の先生のようです。恐れ入ります。

エンディングでは、奈央と優花の未来が走馬灯のように流れます。(走馬灯がどういう物か知らないけど)
二人は受験、進学、仕事に就き、結婚して奈央は子供を宿しています。二人の輝くような笑顔がまぶしく、ここで私はどっと目頭が熱くなりました。

こんな薬剤師がいたらそれこそ職場の規律や調和を乱すけれど、もし一人どうしようもない医師がいて誤診や不適切な処置を繰り返していたとしたら?
即刻辞めてほしい。でもそういうわけにも行きません。
患者の立場なら、適切な治療のために薬剤師でも誰でもいい、越権行為でもさっさとして、失わなくていい命を救ってほしい。
と、乗せられた私は切実に思ったのでした。


「私の家政夫ナギサさん」2話の感想

2020-07-15 13:53:41 | ドラマ

2話目も順調です。
28歳の相原メイはMRという製薬会社の営業のような専門職(初めて知りました)。日々勉強と営業のことで一杯一杯です。
生活を顧みる余裕もなく、部屋は散らかり放題。そんな姉を見かねて妹の唯が誕生日プレゼントとしてスーパー家政婦のナギサさんを派遣してくれました。

今週メイは突然訪れた母に大慌てでナギサさんを隣室に押し込め、更にクロゼットに閉じ込めて這々の体で母と部屋を後にします。
実はメイはナギサさんを横に寝入ってしまい「行かないでー」と言いながらナギサさんの手を握っていたのです。
おじさんがいることに妙な温かさと安心感を抱いてしまうのでした。

仕事では上手く行かないメイでした。
リーダーになったのに皆を率いることも出来ない、売り込んでいた薬もライバル会社アーノルド製薬の薬に取られてしまう有様です。
そんな中で、教育を任された新人はちゃっかりアーノルドの田所になつき、色んな情報を仕入れてきます。
彼が「医師が講師になり自分たちが主催するネット講演会を開いてみてはどうか」という提案を出します。皆が賛成し、やってみることになりました。

何もかも思うように運ばないメイに焦りが生じます。
メイは上司の提案で昇進試験を受けることにしました。毎日の勉強が益々大変になりました。
勉強する傍らでボタン付けをするナギサさんにメイがふと仕事の悩みを漏らすと、彼は「地域の満たされていないニーズがあるはずです」とアドバイスをくれました。
その言葉を励みにメイはアプローチを変えてクリニックに新薬を売り込みました。

すると医師は耳を貸してくれました。
既に勝ち取っていた田所の薬と棲み分けをして受注してくれました。
田所が医師に了解してくれたのでした。彼の返答はこうです。
「全く問題ないです。患者さんに合う薬をこれからも探していきましょう」と言うのです。
なんと大人な…。メイは「情けを掛けられたような気がしないでもない」と思うのですが…

ドラマによくある話として、今回も色んな所が偶然です。
田所とメイの住まいが隣同士。つい最近も佐藤健さんの「恋はつづくよ」のドラマでありましたね。滅多にないというか、普通はあり得ないですけどね。
また部屋に入ってくる母親のタイミングが絶妙です。まぁこれは仕方ないですね。

メイ役の多部さんが実にこの役にはまっています。
可愛くておっちょこちょいで自分の駄目さにイラついている所などが。
こういう性格って割と一般的な、どこにでもいる女性の性格なんじゃないでしょうか。
でも、ナギサ役がイマイチどこか違う気がします。
メイの可愛いさと対照的にくたびれすぎてるんですよね。二人の落差がすごい。
どうもナギサさんは過去に何かあって家政婦になったらしいのです。「私は小さい頃お母さんになりたかったんです」と言っていました。
有能な家政婦にしてはテキパキした所がないのが…、役作りかも知れませんがミスキャストだった気がします。他に適役がいるはずです。

田所さんは苦労人の大人で余裕があるし、部下も抜け目がないし、同僚は手強い。
メイの環境はなかなか大変です。
周りがいい人と優れた人ばかりというのも何か嫌ですよね。

これからのメイは仕事上の知恵を田所に教わり、プライベートではナギサさんに癒やしと安心感を与えて貰い、部下や同僚に揉まれながら更に大人になって行くのでしょう。
私の気持ちを言っておくと、ナギサさんに心を許しても、恋愛感情は持たないで欲しい。
絶対にそれは違う気がします。