今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「家族ノカタチ」6話の感想

2016-02-26 16:16:16 | ドラマ
感想を書きたいほどのものがなかったので、先週放送分のこれを書いてみることにします。
 
まず、葉菜子が今まで誰にも語ったことのなかった自分の秘密を、大介に打ち明けました。
話の重さに動揺する大介。常に他人との距離を取り「傷つけられるのも傷つけるのも面倒くさい」という彼。
「俺のための」「俺だけの」と執拗に自分の世界にこだわります。
が、葉菜子の打ち明け話に内心揺さぶられていて、「一体どういうつもりで自分に話したのか」と悩んでいました。
葉菜子は「忘れて」というのですが、忘れられない。
 
そんな二人を大介の父、陽三は諭します。
「葉菜ちゃんは大介に迷惑なんてかけていない。迷惑なんて掛け合いながら生きていくもんでしょ。葉菜ちゃんは頑張りすぎてるんじゃないの」と言います。
大介には「ずっと人を避けて生きてきただろうけど、そういう態度が返って人を傷つけている」と話します。
大介も葉菜子も、感じるところがあってハッとします。
 
私は見ながら、打ち明け話をしただけで大の大人がどうしてこんなに振り回されるのか?と、不思議でなりませんでした。
ですが、そういう感情の機微みたいな事を丁寧に書いているんですね。
きっと二人の関係を進ませていく上で大事なことなのでしょう。
刺激的なことが次々に起きるドラマに慣れてるから、こういう所は少しうざい感じがしますが、きっと私が擦れすぎてるからでしょう。
 
しかし、脇役の莉奈の話が葉菜子の立場とダブっていたり、陽三は実は妻に騙されているのでは?と大介が気づくラストは、結婚詐欺にあった同僚の件があったから。
伏線というか、なかなか細かいところが上手だな~と思います。
 
ケンカしながらも、少しずつ二人の気持ちが歩み寄り、通い合います。
「もししんどくなったら俺に言え」「態勢は出来たから」という大介のなんと優しいこと。
普段憎たらしいことをほざき、ぶっきらぼうな態度をしている彼だから、この言葉が生きてきます。人間としての優しさが、にじみ出る言葉になってます。
その後すぐまたケンカしていますが、今度はすぐに「ごめんなさい」と素直な態度をとっています。
まぁ良かったじゃないですか。まだまだ一波乱あるんでしょうが。
 
しかし気になるので、これだけは言わせてもらいますが、香取君のセリフ。
ひどくないですか?
ナレーションが棒読みです。感情が出ていない。
何故?下手ですむこと?演出家はあれでいいと思ってるのでしょうか?
…思うんだけど、香取君ってスマップの中で最年少でしょう。もう20年以上そのポジションなんだよね。
だから自分の立ち位置として「元気で明るい」をずっと維持してきた人でしょ。求められてもいないのに自分でそれを守ってきた。
だから正の感情を出すのは得意でも、負の感情を出すのが下手なのかしらね。見ながらそう思いました。
怒る演技、悲しい演技、下手ですよねー。
 
まぁしかし肉体派だから、絵にはなりますよね。ガタイいいし。これで体が貧相だったら、主役は無理でしょうね。(暴言お許し下さい)

所で、春のスペシャルドラマ。萩尾望都の「ポーの一族」がドラマ化されるそうです。
何ですって!興奮します。
何とまた香取君が主役だそう。ちょっと不安ですが。
…もっと適役がいそうなのに…。でも好きな漫画なので、大いに期待したいです。
 
それと蛇足だけど、陽三の連れ子の男の子、浩太君ですか。
今まで気にしなかったけど、何だか妙に色っぽいですね。
一体何者なんでしょうか?

「わたしを離さないで」6話の感想

2016-02-21 11:01:58 | ドラマ
あらすじを書いてみます。
コロニーで他の人たちと共同生活を送る恭子、美和、友彦。
ウダウダとした生活の中でサッカーに夢中になるトモ。友彦は陽光学園の先生(伊藤歩)から手紙をもらう。
ある条件を満たせば3年の猶予がもらえるのだと書いてある。今からでも絵を描いて学園に持っていくのを進められる。
また学園では、あなたたちを救うためにある力が動いているとも書かれていた。
それを読んで、せっせと絵を描くことに集中するトモ。
 
同級のまなみがやってきて、恭子に会う。
彼女は美和にまだ支配されている恭子を心配していた。美和は恭子への対抗意識から、好きでもないトモと付き合っているのだと言う。
そして人間は誰でも生きる自由と権利がある。一緒に戦おうと、恭子を説得する‥
 
コロニーの中でぎくしゃくする三人。
美和は「トモは猶予を貰うために絵を描いている。恭子と一緒にここを出ていくつもりだろう」と。
そして恭子が色んな男と付き合っているふしだらな女だと告げ口をする。
トモは動揺して、入ってきた恭子に本当にそうなのかと尋ねる。
恭子は問いかけに答える。「そうよ、寂しい者同士が慰めあうのは悪いことではないわ」
 
ところでここが疑問なんだけど、これは嘘ですよね。つまり恭子は美和をかばったのだと。
とすれば何で?もうずっと幼いころから恭子は美和の姉代わりあるいは母親代わりのようだった。
それとも、美和がホントは好きなの?
まさかねー。恭子と友彦は両思いですよね。
美和は恭子をライバル視している。それとも独占したいから意地悪してるの?
この関係が謎なんですよね。
それほどこの関係性が大事なのか?
 
30過ぎてるのに狭い世界に閉じ込められて貧しい暮らし。子供のころからの宝物がバスケット一つ。それを開けて時々頬ずりしている。
惨めな人たち。うんざりします。伝染病で隔離された人たちだってこんなに暗くなかったわ。むしろバカ明るかったし。
何が楽しくてこれを見てるか、自分にも理解できない。
 
そして、まなみは人権運動を活発にしています。ある日、街頭演説している政治家を脅してマイクを奪い、自分の身分や立場を語り始めます。
「私は提供者です」と。まず出だしがこれ。
手首を切り血が流れながら朗々と話し続けるまなみ。
警官が止めに入ってもなおも話し続け、最後は自分の首を切って自殺してしまう。
 
このあたりの描写を見ると、「提供者」というものが、この世界で公認されてるみたいなんだよね。
だからなのか刑事が恭子を訪ねていくんだけど、すごい高圧的なのです。まなみのことも「ショーをしやがって」
とか、人権を認めていない感じです。
うーん、どういう世界なんだろうね。
「提供者」が人間の家畜のような存在として位置付けられている世の中なのか。(ひどすぎる…)
 
また「彼らを救おうと裏で動いている力」の実態をもっと見せて欲しいです。
あの謎のオーナーももう出てこないですし、ちょっと頭のねじが吹き飛んでるような学園長もどうしてるのか見たい。
この二つ(提供者の位置づけと裏で動いてる力)をもっと描くべきですよね。
来週は最終章?なに、視聴率が悪いから打ち切りになるのだろうか…??

「フラジャイル」6話の感想

2016-02-20 12:54:43 | ドラマ
書いたまま更新してなかったのを思い出しました。
2月17日の放送の感想を上げておきます。
 
すごい話でした。
生で見て意味がよくわからなかったので見直しました。そしたら細部までよくわかりました。(暇ですね)
 
私の誤解は、奈良井先生が別の病院にいる医者だったことです。この奈良井先生が岸と同じ病院だと思っていたこと。
でも違った。梅木悠太くんが宮崎たちの病院へやって来たのはセカンドオピニオンだった。
しかもいつも病理診断科室にいる岸と宮崎が、「診療相談外来」で外来患者を診ていたことが後になって分かります。この辺説明が下手でしたね。
 
ざっくり言うと、「中央医療センター」に入院した乳児の悠太くん。その母親は、主治医の奈良井から次々に色んなことを言われます。
肺炎→人工呼吸器→人工肺の必要性 
で人工肺を勧められ、なんと移植が必要と宣告されます。
悠太くんの母は同意書を突き付けられるのですが、その説明が難しくてさっぱりわからない。
母親は丹念に医者の言葉をメモして、セカンドオピニオンで宮崎の所へ持って来ました。
悠太くんは感染症にかかり、日和見感染だというのです。SCIDという病気で移植が必要だという。奈良井はその専門なのです。
宮崎は母親持ってきたメモを丹念に読み、不信感を募らせます。SCIDにしてはそのデータがどこにもないのです。
 
悠太くんの母親の葛藤、不安、がきちんと描かれています。
医者と患者の立場、意見のすれ違い、そして宮崎と岸は何となく不穏なものを奈良井に感じます。
ここで視聴者もハッと気づきます。
奈良井は自分の研究をしたくてたまらず、悠太くんを利用しようとしているのではないかと。
研究のためによく調べもせずに悠太くんに移植をしたいのだと。
 
とんでもない医者です。でも往々にしてこういう医者がいるのを聞きます。
「細胞を見るのに没頭して他のことには興味がない」とか「人間は完全に無視」とか。人間に一切関心のない医者もいるらしいのです。
この奈良井を見てゾーッとしました。
 
そこでまた大変な事を、岸がそそのかします。悠太くんは別の病院に入院している。そこへ宮崎が忍び込んで勝手に血液検査をして、連れ出してCTを撮るというのです。
これはあり得ない。もし見つかったら医師免許はく奪になるのでは?
それがドラマなんでしょうけど、しかし岸のこの態度。大胆すぎてハラハラします。
想像の中にしかいない人間でしょうね。そして宮崎は見つかりかけながら、なんとか悠太君を連れ出し検査を受けさせます。
 
だいたい、岸は周りのあらゆる人と対立してけんかをふっかけます。憎まれ口を叩き、誰の言葉にも耳を貸さない。
そして「俺の言葉は絶対だ」と抜かす。
実際いたら頭がおかしい人です。
でも結果全部オーライ。周りを上手く巻き込んでそそのかしたり手伝ってもらったりして成功します。
独り舞台とみせかけで、頭脳犯。参謀者でもある。
これは新しいパターンですね。
天才外科医みたいに手術で全てを解決するのではない。
飽くまで頭脳派。カッコイイったらないですね。
 
今回も無事成功。検査の結果は悠太くんは栄養失調でした。母親と思っていた彼女は実は悠太くんのおばでした。
本当の母親は育児放棄して失踪したのです。何という複雑な事情か。
 
宮崎は、岸の不遜な態度や言葉が実は患者を思う心から来ていることに気付きます。
それを白々しく否定する岸でしたが…。
周りがみな優しくて、伸び伸びとやりたい仕事をし、自分なりのやり方で患者に向き合っていく宮崎。
構成、内容、全てが整ったドラマです。いやお見事。
 
私たちはこれを見て奈良井のような医者に騙されないように、くれぐれも気をつけましょう。
ホントに奈良井にはむかつきましたわ。
ドラマって疑似体験であり、警告でもあるんですよね。

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」5話の感想

2016-02-17 10:13:54 | ドラマ
地方出身者の純朴な恋物語と言う話なのでしょうが、昨夜は見ているうちに何かその路線が微妙にずれだして、可笑しさがにじみ出ていました。
 
いつの間にか集まった複雑な関係の4人が、八千草さんの家で芋鍋を囲み、いい雰囲気です。
そこへ同郷の練の後輩がやってきて、急に、その場の雰囲気を壊すことをズケズケと言い出しました。
再現してみます。
 
本当は練と音が好き合っていて、練は木穂子のことなんか好きじゃない。なのに心を隠して偽りながら体裁を保っている。
バレバレなのに、表面だけの下はドロドロなのに、何でこんなことしてるの?と。激しい言葉を投げつけます。
凍り付く場。みな固まったままです。
最後に「好きよ、好きよ…」と音の心を代弁する言葉を繰り返すのです。もうやめて~(私の気持ち)
いきなり泣き出す木穂子。
はぁー…しょうもない人。
まぁドラマだからだろうけど、こんなのありえない場面です。
でもこの間にいろいろな事を考えました。
音の顔を見て、「そうか。葛藤した時の気持ちが顔に現れないタイプなんだ」とか「なんでこんなに練ばかりもてるんだろ」
「この後輩は結局練が好きでこんな事言ってるの?」とか‥。どうやらそのようです。
 

地方出身者の気持ちに共感できるという人も多いこのドラマですが、一体いつの時代の若者なんでしょう。
純粋というより世間知らずではないかと思いました。
今回のナレーションで分かりましたが、6年後になった音が27才とのことです。ということは21歳ですか、この時。
 
音は「いつかこの恋を思い出したらきっと泣いてしまう」そんな温かい、純粋な恋でいいんだ、というようなことを八千草さんに言ってましたね。
強引に練にキスをしたあの積極性はどこへ行ったのか。
しかし、なんでなんで練はもてる?
見たところ、平凡な青年。それだけですけどね。何か際立ったことしたっけ?
音にしたら、忘れ物を届けにトラックで北海道まで来てくれた、その優しさが忘れられないのかもしれない。
でも彼は取り立てて普通。何かに向かって猛然と生きてるのでもないし。木穂子ともはっきり切れられない。流されて生きてるような感じです。
もてる理由が見当たりません。
 
そして、練は祖父が足を悪くして生活に不自由していることを知り、会津に戻ります。
でも意外に祖父は気丈に生活をしていました。そして練に気遣いを見せてくれるのでした。

 
その後、音と練は音信不通になりました。
…6年後に話は飛びます。練はガラッと姿を変えて生きていました。
額を上げて、スーツを着て、何だかガラが悪そうです。
(詐欺師?)(悪徳セールスマン?)など、碌な想像しか浮かびません。一体どうした、練。
一方、音は同じ老人介護施設で働いています。
部下もいるようになりました。てきぱきと業務をこなしています。
そして相変わらず心の中で「引っ越し屋さん…」とつぶやいています。
27才。もうそろそろ現実的になってもいいのに。
 
21歳のころ、三角関係で何もできずに佇んでいた繊細な世界。
それは作者の憧れなのか、おとぎ話のようなものなのか。
実際の21歳はもっと現実的です。おそらく。
途上国の娘は一夫多妻制で10代で第何夫人として嫁いで行ったり。
また先進国の日本でも、狭い世界の中で男女関係が乱れてるというのはどこにでもある話です。
ズルく賢く立ち回って、そこから誰かを捕まえる。と、私たちはそういう世界に生きているのです。
 
しかし今回の話が作者のおとぎ話だろうと何だろうと、心が和み、温かくなったのは事実です。
来週も予告では波乱の展開のよう。
楽しみにしましょう。

「火村英生の推理」5話の感想

2016-02-15 12:12:31 | ドラマ
今までのだらけた回が嘘のような面白い展開でした。
最後の最後で火村が別の顔を見せます。容疑者の夕狩が「私が彼女を殺した意味はあなたなら分かるでしょう」と意味深な言葉を吐きます。
そして火村は、彼の犯行について恐ろしいことを言います。
「彼女がカギを無くした時点で決行すれば良かったんだ」と。
「この犯罪は美しくない」とも言います。
つまり、彼は色々な犯罪を客観的に眺め、その欠点を見ているのです。
完全犯罪が彼の中で美しい犯罪なのです。怖っ。彼は犯罪者の立場でものを考えているのです。
そんな性格を容疑者の夕狩は見抜きます。
火村も自分と同類だと。
夕狩は心理テストでサイコパスだと出た人間です。
つまり火村もサイコパスだと‥
 
そんな火村と対照的なのがアリスです。彼は殺された輸良の無念さを力説します。腹を立てながら。
これこそ普通の感覚。
この怒りがないと、このドラマは歪んだドラマになってしまうのです。バランスですね。
 
性癖だと言い切ってしまうのは、独りよがりな理由で殺しをした凶悪犯を擁護するような気がします。
結局プロダクションが傾いて資金繰りがつかなくなった中年男が、育ててきたタレントを自分のものにしておきたかったという…
いやその辺は言葉を濁していましたよね。理由がつかないと。
なんと胸糞悪い事件でしょう。いい大人が。
こういうグレーなドラマはやはり深夜粋にするしかないんでしょうね。健全ではないですもんね。
 
しかしよく考え抜かれたドラマです。
輸良がカギを失くしてそれを見つけ、その後に起こった経緯と殺人の偽装を丁寧に解明しています。
火村とアリスが喫茶店で一芝居打つところが何とも可笑しい。
私は女なので、一つも悪くないのに経営者とねんごろになり奇妙な嗜好で殺されてしまった女の子のことを考えると何とも寂しいです。
 
そして次の事件が挟まれます。
あるアパート(マンション?)で起こった謎の事件。
謎の男から電話がかかってきて火村はそこの一室に呼び出されます。
生徒の朱美からも事件の解明の頼みが来ます。彼女が6年前に住んでいた家で火事があり、朱美は炎のオレンジ色に恐怖するようになったのです。
また2年前に起きた友人の謎の死もそこに絡んでいるのか?
段々火村が本性を現してきました。怖いよ~
 
私はこれを見た後、ネットで「サイコパス診断」をやってみました。
が結果はその気はなし。そうだろうな、普通ですもん。
ついでに他の精神的な診断もやってみました。
そうしたら何と、2つひっかかったものがありました。すごく気になっています。
やらなきゃよかった?
皆さんも良かったらやってみて下さい。自分を知る手かがりには、なります。