今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「明日、ママがいない」3話の感想

2014-01-30 10:13:07 | ドラマ

このドラマは見ていませんでした。初回の初めの部分だけ見て余りに気分が悪いので見るのをやめたのです。
ところが内容が内容なのでスポンサーが降りたり、大変話題になっています。
友達が「面白そうだから見てる、施設に入ってる子がそんなに可哀想なの?世間には凄い貧困や両親の愛情が無い子もいるのに。3食食べられるだけで幸せだわ。それにどうせこれからどんどん幸せになるんでしょう?」と言ったのにも若干違和感を感じて、見てみようかなと思ったのです。

やっぱり見始めたらイライラしてむかついて、それは何でかと言うと、設定や舞台があざといからです。
こういう舞台や設定でドラマを作るべきじゃない、と無性に思うのです。
それは何でなのか上手く説明できないけど、こういうものを娯楽とするべきじゃ無いと思うのです。
一応良識もあるだろう大人たちが、娯楽の為に、決して恵まれていない境遇の子供たちを道具のように配して見世物のように芝居させて楽しむ。
何か違うんじゃ無いかって思うんですが。
ドキュメンタリーなら許せますけど‥。

役柄の子供たちもひねこびてて醒めてて、子供らしい明るさや伸びやかさが無い。
皆、営業の女の子みたいに建て前と本音を分けてる。
そんな感じがしました。
一体これを見て何を感じれば良いんでしょう?
強くなれって事ですかね?

子供たちは里子になるのを強く望んでるようです。一生懸命里親の家へ行って「お試し期間」を試そうとしているようです。
でも何故そんなに普通の家庭や親の愛を望んでいるのか、その所は描かれていない。
そういう物がなくても彼らは充足しているように見えるんですけどね。
これだけしたたかだったら世の中渡っていけるわ、と思います。

足が不自由になったお嬢様だって、何でそこまでして親の愛情を欲しがっているの?
むしろ成功した実業家の父と母を誇りに思った方がいいでしょう。
広い家で、財力に任せて別の事に集中した方が賢いのでは?
どこだって完全で円満な家庭なんかないんですから、無い物ねだりじゃないんですかね。

登場人物がね、皆暗いんですよ。
裏寂れた人、明るさの無い人、執念に駆られている人、何かを求めて止まないのにそれが手に入らなくて疲れ果ててしまった人。
そんな人たちばかりです。
そう言いながら段々見てる内に慣れてきました。
筋書きは大体出来てるし、言いたいことも分かります。
でも何か感じ悪い‥。
友達とは私は受け止め方が違います。

来週見るかなぁ、気分次第ですけど。怖い物見たさになるんだろうな。
こういうエグサと傷を傷で描くことしか出来ないのって野島さん特有ですよね、おっと今回は監修だけか‥。(独り言です)

ドラマは続行する意思だそうですので、ご健闘を祈っています。いや、嫌みではなくて‥。


朝日新聞「ニュースの扉」を読んで

2014-01-28 00:20:43 | ニュース

何か久々に背中がぞっとした記事でしたので書いておきます。
この北原みのりと言う人を全く知らなかったのですが、気鋭のライターと言うことです。

前半部分は靖国神社を取り上げ彼女が好きだった神社仏閣など宗教施設について語っています。それはいいのですが、後半、読んで憮然としました。
余りに独りよがりな理屈で、今の政治や安倍さんを揶揄しています。
「中韓と上手くいっていないから特定秘密保護法や基地移設に、米穀にすがりついている」「まるで支配されてる男の顔色を伺ってすがる女のようで痛々しい」とか。

政治を下世話な男女関係で説明してどうするんでしょう。そこまで引き下ろさなくていいでしょう。
一体どういう視点で見ればこうなるのか。
表面的で薄っぺらいです。
この人はやっぱりまだ人生経験が足りないんじゃないですか。
こういう記事に写真をつけて一ページの半分を割いています。
何かがっかりです。

最近はネットのふと目に止まった記事に、面白いのが多いです。
勿体ないので保存しファイルしておき、時々読み返します。
今まで全く知らなかった学者とか、一般人の考え方がとっても新鮮です。
例え表現が拙くても、文章が整っていなくても、そこには発見があるのです。

新聞は世の中の事件や出来事をまんべんなく拾って載せてありますから、それはそれで価値があるんでしょう。
でも、意見や思想を体裁良く編集して(自分の意図をそこに上手く混ぜて)見せるのにも、そろそろ騙されないようにしないといけないですね。

そうそう、何日か前の記事で「中国のGDPが980兆円になった」というのには衝撃を受けました。いずれ中国はアメリカを追い越すでしょう。
13億人の人口のパワーは凄いです。内需が徐々に拡大しているらしいです。
そのような強大な国が出来つつあるという認識の元で、日本は確固とした態度を取り、主張をし、いじけた自意識を捨てて強くなっていかねばならないんじゃないですか。
切実にそう思いますけどね‥。


「紙の月」第三回の感想

2014-01-23 14:44:10 | ドラマ

番宣の予告を見て何かいつもの暗い主婦向けドラマと感じ、初回は拒否したのですが、何となく深夜の再放送を見てしまいました。
思ったほどアザトくはなく、夫婦のすれ違いというか、軋みみたいなのが良く分かり、続きを見てしまいました。

どこにでもいるおとなしめの主婦が、夫への言葉に出来ない違和感や不快感にじっと耐えた挙げ句、一気に殻を破り横領や浮気へと突き進んでいきます。
気持ち分からなくもありません。夫があまりにもデリカシーがないのです。
妻のパートを「別にしなくても良い仕事」のように言ってみたり、妻が送った腕時計を「安物でちょうどいい実用向けの時計」みたいに言ったり。
もうちょっと気をつけようよ、と注意したくなります。
でも一々その通りなので、梨花は反論したりはしないのです。
子供のいる家族なら通り過ぎてしまうような事が、一つ一つ重大だったりするんですね。
子はカスガイと言いますが、子供の無い夫婦の絆って何なんだろう、とふと考えさせられます。

原田知世演じる梨花は、何かもう一つはっきりしません。
これと言った特徴も無く、他の二人の友人に比べるとひっそりとして影みたいです。
でも心の底には強い願望とか欲求が眠ってるんですね。行動が信じられないくらい大胆です。

結構いい家に住んでいるのに、ホテルのスィートルームの部屋を借りて「お金を出せば何でも望むサービスが受けられる。
お金ってフワフワしたはかない物だけど、それがいい」みたいな(記憶なので正確な言葉では無いです)事を言う。
そして何日も若い男とそこで生活する。
うーん、どこか麻痺してるのかなぁ。そういうのに抵抗はないのかしら。
その辺をドラマでは説明してないから「えっ?」となる。
まるで悪いのは「夫のがさつさ」と言いたいような描き方です。
でも公式ホームページを読んだら、夫は妻の境遇にコンプレックスを感じていて、必要以上に頑張りすぎているのだとか。
そこは描かれてないからちょっと同情します。
男の人も仕事でへとへとになるまで頑張っているんだし、大体日本の男の人って不器用ですよね。
言葉足りなかったり、自分を大きく見せようと無理してたり。
もう少し二人とも自然体でいられればいいのにって思います。

若い男の子だと素直になれるんでしようね。それはあるかもしれないなぁ。

また一方、預金証書を偽造してる姿が、何かプロみたいで、ぞっとします。
どういう所で偽造を学んだんでしょう。普通に暮らしてるならあり得ない。何かちょっと違うな、素性が、と思いました。
そしてどんどん深みにはまり込んでいく。
別の男と暮らしたいなら、離婚してからにすればいいのに。
夫も欺いてるし、顧客も、会社も騙してる。
いい所なしじゃないですか。
悪いことに猪突猛進になる人って、もともと弱いだけじゃなくて依存の気質があるんだろうな。
文学作品という文字の世界なら共感できただろうけど、映像にするとリアルで、いささか引いてしまいます。
梨花の二人の友人も、節約のやり過ぎで家族を縛ってたり、買い物依存症だったり。余り周りにいない感じのタイプです。
人間ってもっと大らかで明るいもんだと思うんですけどね~。

こういうのを見た人が悪い方向にそそのかされないといいけど。
まぁ普通の人はそこまで馬鹿じゃないでしょうが‥。
それでも、やった事の責任は自分で取らなければなりません。
罪は償わなければなりません。失った信用も信頼も受け入れなければなりません。

大人の世界はそんなに甘いもんじゃないのです。
さて、梨花はどんな風に責任を取って落とし前をつけるのか。
そこを、次からじっと見させて頂く事にします。


NHKスペシャル「アルツハイマー病をくいとめろ!」を見て

2014-01-20 10:46:24 | エンタメ

かなり専門的な話ではありましたが、なかなか分かりやすく解説してありました。
もっとも、私は二度見て理解したのですが。

要約すると、今世界的にアルツハイマー病が増えているそうです。
現在世界で4400万人ですが、2050年には三倍近い1億2500万人になると言います。(日本の人口とほぼ同じ、怖い)
特に日本は先進国の中で最も早く認知症患者が増える国だといいます。
日本の認知症の人は今推定426万人、そのうち7割がアルツハイマーだとか。それが30年後には1千万人を突破するだろうと。
こっちを見てもあっちを見ても認知症患者がウロウロしてる図は‥やばいです。

認知症患者を支えるのは社会的経費がかかります。
人件費も費用もかかります。これは大変な事態、経済的損失です。

世界的に今、認知症の研究が進んでいます。大分色んな事が分かってきました。

認知症は発症の25年前から静かに進むそうです。
脳の活動で自然に溜まるアミロイドβという老廃物がありますが、これが悪玉らしいです。
また神経細胞の中に溜まり蓄積し、とどめを刺すタウという物質、これも原因らしいです。
何でも活動があれば老廃物が出るんだなぁ‥。
これらを叩きのめす薬が、各国で研究開発されています。

例えば、テレビで紹介されてた紫の薬LMTXやガンテネルマブという薬。
かなりいい結果が出てはいますが、残念ながら副作用がどれくらいあるかや万人向けか結果が出ていないので、まだ臨床検査中とのこと。

それとは別に、海馬その物を鍛えようという研究もあります。
日本の国立長寿医療センターという所でなされています。
認知症発症直前の人に対しての運動プログラムです。
これは、軽い運動をしながらしりとりをしたり、引き算したりして脳と運動を一緒にやるエクササイズです、見たところ。
これを週一度、90分やることで、一年後、多くの人の認知機能が改善したのです。

「年が進めば認知症になるのは避けられない」と前のNスペでやってましたね。
あれを見て、仕方ない覚悟はしなけりゃ‥と思ったのですが、世界的に研究が進んでいるのであれば、いずれ効果的な方法が広まるんでしょうね。

認知症はその人の生きてきた人生も崩壊させますし、尊厳も失われ、家族も失意に陥ります。
そういう波乱を起こさないように、出来れば穏やかに老いて行きたいです。
でもどうなんだろ、文明が進みすぎて、楽して生きれるようになると、ますます認知症って進むのかな。
都市生活化や快適な生活に原因がある気がします。

昔みたいに、薪を拾ってきたり薪割りしたりとか、洗濯を手洗いしたりしてたら一日あっという間だし、ぐっすり眠れますよね。
昔ながらの生活の方が年取ったらいいんじゃないかと思いますね。
七輪でサンマ焼いてたりしてましたもんね、昔は。今やったら近所迷惑ですけど。
そうそう、タウという認知症の原因物質は、深い睡眠を取らないと脳の外に排泄できないとか。
深い睡眠って大事なんですね。
体を一生懸命動かして昼間働き、何でも一から自分でやって頭使えば予防になるんでしょうか。
楽な生活を一度見直さなきゃいけない気がしてきました。


今期のドラマの感想

2014-01-12 15:22:10 | ドラマ

新年になって新しいドラマが始まりました。
見れる物は大体見ましたが、どうも感想を書きたくなる物が見当たりません。
医療もの、刑事ものが多いんですね。
チームバチスタは厚労省から病院内に潜入して内部を捜査する白鳥先生の話です。
舞台の碧翠園は終末医療をやっていて患者たちを働かせたり、色々新しい試みもしているとか、伊藤淳史演じる心療内科の田口や、天才救命医の西島さんとか、まず紹介で一話が終わりました。

「医龍」は初めからボルテージ高くて、凄腕の外科医朝田が活躍しています。
色々困難が立ちはだかっても「どうせ解決するんだろう」と冷めた目で見てしまいます。
坂口さんが格好良すぎて、見てる方は全面降伏なんですね。私だけ‥?

それにしても、どのドラマも似たような役者が使い回しのように出ていて、例えば岸部一徳さんとか稲森いずみさん、阿部サダヲさんとか‥
役柄が前回のとダブって混乱してしまいます。
遠藤憲一さんなんて、一期に何本か出てたりしてましたもんね。

そういえばタッキーが最近何本か相次いで出ていますね。
「真夜中のパン屋さん」は妻を亡くして妻の意志を継ぐ寡黙なパン職人でした。
顔立ちがいいとあんまり生活感がないんですよね。でもその内慣れるでしょう。
同じ人ばかり出てるのは、何か事務所の差し金なんでしょうか。
「HUMU-公安警察の男」2時間物も見ました。
滝沢君主演です。刑事で捜査課だったのが公安警察へ移動になり、テロ事件を追うのです。
が、実は裏がありました。
主犯の男は中東で誘拐され身代金を払われないままテロ組織に留まった日本人でした。
日本に裏切られ、テロ諜報員となったのです。
その復讐の為に日本の秘匿情報を盗んで第三国に売ろうとした、と。

凄い話ですね。元CIAのスノーデンを連想させる‥。
その凄い話がたった数十秒の告白で終わってしまいます。もっと詳しくやったらいいのに。

滝沢君本人も婚約者を亡くしたり、おとりになってもらった戸田菜穂さんにも複雑な過去があったり、登場人物がそれぞれ訳ありで説明に大変でした。

今の日本って比較的平和で、社会問題もそれほどないし、題材があまりないんですね。
中東みたいな内戦もないし、金融不安も国際的に落ち着いたし。安定してる。なのでドラマが面白くないのかな。

「僕のいた時間」が就活の問題を少し取り上げてました。それと、天海祐希さんのドラマではえん罪を取り上げてましたね。
新聞最近薄いですよね。
落ち着いたいい時期なのかもしれません。
前期が面白いドラマが多かったので、今期は中休みかな。