今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「セミオトコ」1話の感想

2019-07-28 15:57:20 | ドラマ

 気分転換に見始めたら恒例のごとく寝落ちしてしまいました。
録画を見直すもまた寝てしまい…なんと言うこと。 再度見てみましたら、1度目に感じたノイズのような苛々感はほぼなくて、楽しいほのぼのしたドラマでした。

しかし主人公の由香が、また凪を上回る天然な女の人です。
「いるのかいないのか分からないような」存在感のない子、 田舎なんてもんじゃない地の果てのような田舎に生まれ、ヤンキーの両親を持ち毎日大げんかの中で育ち、 兄は親を上回る伝説のヤンキーになります。
恥知らずで馬鹿まるだし、窃盗で逮捕されます。
そして由香は小学生の頃からあだ名をつけてももらえない空気のような子でした。 「何が楽しくて、何をしたくて生きているのか分からない」「生きていても仕方ないのかなー」 と未だに思っているのです。

そんな由香も今は東京の郊外で一人暮らしをしています。
アパートは個性的な住人ばかりです。 (凪の所より更に個性的)何をしているか誰も知らない小川さん、ロリータファッションを縫っている美奈子さん。 元お笑いコンビの夫婦。大家の姉妹はケンかばかりしてるけど仲の良い面白い人たち。 というアパートで、なごやかに暮らしています。

このアパートの地面の下で6年間、アパートの住人の声を聞いて生きてきたセミがいました。
それがとうとう羽化のため地面から這い出てきてセミとなりました。 地上で7日間だけの生を生き、旅立つのです。

セミオトコは由香と出会い、部屋へやってきました。 この部屋に7日間だけ置いて下さいと頼むセミオでした。 由香はこの男が何者なのか、尋ねます。が、何を聞いても意味が分からないのです。
長年空想や妄想と共に生きてきた彼女はこの変な男を想像力で受け入れようとします。
なぜか記憶喪失者ということで納得します。 そうして、言うことする事トンチンカンなセミオに「何でも僕に頼んで下さい」と言われ、「抱きしめて『生きていていいんだよ』と言って下さい」 と頼むのでした…。

由香の性格の極端さにうんざりします。
「もはやこれは自分の性格を言い訳にしているわがままな女」に見えてしょうがありません。
ですが、セミオのピュアさがそれを打ち消しています。
この二人に対する悪者がいるとしたら、小川さんと由香の先輩の桜木でしょう。
露骨に感じの悪い二人でした。でもどちらも本心はいい人です。
こういう本物の悪い人を書けないところが作者の欠点なんでしょうね。岡田さんだもんなぁ…

いつの間に深夜帯に移動してきたんでしょうね。この人はゴールデン枠だったのに。

みんな微妙にすれ違ってて、悪気がないので可笑しくて…やっぱり作者のカラーが出ています。
7日しか生きられないのにセミオは「なんて素晴らしい世界!」と一々感嘆しています。
何十年も生きながらありがたみを感じず、どんよりしてしまう自分は何なんだろ、とちょっぴり反省してしまいました。


日本の輸出規制について感じること

2019-07-24 10:50:23 | 政治経済
日韓の輸出規制の話ですが、これ本当は「輸出手続きの厳格化」が正確な名称らしいです。
韓国に今まで無制限に輸出手続きをスルーしてあげていたのは、韓国が信頼に値する「ホワイト国」だったから。
でも最近のあちらの言動を見て、とてもホワイト国に値する国ではないと実感した日本が韓国のホワイト国扱いをやめて通常の国として輸出手続きをちゃんと踏むようにしてくれと言ってるわけです。
それのどこがおかしいんでしょうか。
インドネシアや中国も日本はホワイト国にしてないそうですよ。
そしてEUも、韓国をホワイト国にはしていないのです。
それなのに韓国ではそれを撤回しろと国を挙げての大騒ぎ。政治目的だと騒いでいます。
日本の徴用工判決への報復だと。

いやいや、それよりも何も、韓国から北朝鮮やイランに不正な輸出が行われています。
それを韓国の議員がすっぱ抜きました。
150以上の不正輸出リストがあがりました。その中には日本から北朝鮮に渡った生物兵器の原材料になるものもあります。
単に輸出先を調べて身の潔白を証明すればいいのにそれもしないで日本が悪いと騒ぎまくる。
不買運動も起こり国対国の貿易戦争になっている様子です。
 
しかし、日本のマスコミを見ると「輸出手続きの厳格化」ではなく今も「輸出規制」と報道しています。
そして韓国側の意見や騒動ばかり伝え、日本側の言い分はチョロッとだけ。
何紙かの新聞は「日本は大人の対応を」「話し合いが大事」と書いて、日本側の立場を説明していません。
 
このようなことでは幾ら日本が正しい事を言ったって、外側から見たら解りやすい韓国の方が正しく見えるでしょう。
いったい全体、日本の主張を強く言える所ってないのでしょうか。
政府で広報新聞でも発行すればいいのに…。
 
こういう事態が続けば「おとなしいのは認めたからだ」と勝手に解釈されてしまいます。
大体、国を挙げて日本を悪者にして反日を叫んでる国に日本が勝てるわけありません。
日本は一つ一つ検証して何事も着実に誠実にやっていこうとするでしょ。でもそれが返って足下を見られる時もあるのです。
 
韓国は日本をゴミ箱扱いしてますよね。
何でもかんでも「日本が悪い」に放り込めば国民が一致団結できる。自分たちの足りないところも日本のせいにすればいい。
事実だって隠してねじ曲げる。反日なんだから当たり前。
70年経った昔の事を今も戦犯国と叫び、残滓を捨てようと国が政策している。
例えば同じ事を日本がやったらどうですか?
日本が「米国は戦犯国だ」「反省と謝罪しろ」「賠償金をくれ」と叫んでいる姿が想像できますか?
しかし韓国の国民がこれをやらなかったら非国民なのですよ。
 
何十年間も政府援助金などでお金を出し続けて来た日本。何を言われても耐え我慢している日本。
日本は卑屈で気持ち悪い国としか言いようがないです。
日本は誇りを持ったらいけないんでしょうか。国として尊厳はあるのでしょうか。
戦後日本に対抗してきた団体や集団、被害者を優遇しすぎて、自らを権利の外に追いやった哀れな国だと思います。
 
ここで踏ん張って悪いものは悪いと言い、国際機関なんてそんなに権威ある物じゃないかもしれないけど、あらゆる手段を使って自分たちの権利と正当性を主張して行かねばならない。
そういう時ではないでしょうか。
(言い方きついですかね…)

「凪のお暇」1話の感想

2019-07-21 11:45:03 | ドラマ

主役が黒木華さんということで、さわやかで楽しい話かとおもいきや、そこは定番の金10。
見る内に顔が強ばっていく、大人の女性の話でした。

原作がコミックスというのでちょっとネットで見ましたら、モノローグかエッセイに絵をつけた感じの生々しい漫画でした。
絵が雑ですよね…
でもドラマは別です。

一話目は波乱含み。主人公の凪は「空気読みすぎ」ていいたい事が言えず、その挙げ句仲間からも軽んじられている28歳のOLです。 要領のいい同僚からは仕事を押しつけられ、「天気予報の女子アナみたい」とからかわれてもそれがディスられているのか判断つかない。 弁当を持参してても仲間のランチに付き合い、残業してる間に同僚のSNSで凪の悪口を言い合っているのを読んでしまう。 散々なのです。「何だかなぁ」と思う毎日。
けれど凪にも切り札がありました。
なんと!社内でも注目されている慎二と実は付き合っていて、泊まりに来る間柄だったのです。

結婚したいと願いながら口に出せない凪。 しかし…偶然慎二の雑談を廊下で聞いてしまいます。
慎二は他の男性社員に「今付き合ってる子は単に体の相性がいいだけ」と話していました。 しかも節約の趣味を「貧乏くさい」と馬鹿にしていたのです。 凪はショックを受け、過呼吸を起こしてうずくまってしまいます。

そんな凪は驚きの決断をします。 凪は誰にも言わず突然退社します。そして、おんぼろアパートに布団一つで越してきました。 何もない部屋には涼しい風が吹き込んできます。朝起きて「天国だ~」とつぶやく凪でした。
凪の隣室には、変わり者の男が住んでいました。ヒッピーのような不思議な存在感。
二階には町で傘を拾ったりパン屋でパンの耳を貰う老婆が暮らしています。
しかし、この老婆は見かけによらず優しい人で凪に親切にしてくれました。

凪も新しい環境の中少しずつ「いいたい事」が言えるようになって来ました。
…が最後、なんと言うことでしょう!
慎二が現れたのです。 凪が「もう関わらないで」と言ったのに、「また来るよ」と帰って行きました。

ほんわかした黒木さんの持ち味を脇ががっちり個性派で固めています。
なんと言っても、中村倫也さんのゴンがすばらしい。ぼやーっとして正体不明の人なのですが、ベランダに生ったゴーヤをくれたり、突然現れて抱きしめたり、意表をつく行動。 この人にしか出せない雰囲気を醸し出しています。
さらに、高橋一生演じる慎二の性格が独特です。 以前のドラマ(吉岡里穂の)の向井理役に似ています。
昔はこんなキャラいなかったんだけどなぁ、時代なのかしら?
慎二は本音を言わず、行動で示します。言う事もすることも奇抜です。私は気持ち悪くてなりません。
凪はよくこういう人と付き合ってきたもんだなぁと思います。
見る目がないのか?凪は結婚したいと思っていたんですよね。

さて、これから三人の男女の間で三角関係が始まり、凪も新しい生活に邁進していくのでしょうが「したいことがない」のに気づいた凪は、どんな進路を見つけていくのでしょうか。
金曜日の10時にふさわしい、苦み走った大人のドラマになりそうです。


「ヘブン」2話の感想

2019-07-19 09:43:54 | ドラマ
生で見ていた時、回りくどい運びに「これは考え過ぎじゃない?」と思いながら寝落ちしてしまいました。(いつもの癖です情けない)
録画を見直してみると、何だこれは…シェフの物語なのかと気がつきました。
 
毎週一人ずつ主役を変えて話を進めて行く方法なんだと分かりました。
今回は小澤シェフです。彼は今までに7度も店を変わってきました。
最後は三ツ星の店のシェフという有能なシェフでした。そして度重なる不運からどの店も長続きせず、自信の持てない料理人になってしまったといいます。
自信回復のために何をしたらいいのか?を考えるという話です。
 
まず出だしでオーナーの化名子が「味にパンチがない」と批判し、シェフは自信を失います。
小澤シェフはランチの予算内では思うような食材が買えないことに不満を持ち、もっと自由度が欲しいと思います。
社員一同でビラを配ってランチの客を増やしたリしますが、もっと思い切った策ということでオーナーが深夜帯のランチを考案します。
ミッドナイトランチというのですが、考えられないですよね。
漫画だからなぁ‥

たまに病院の待合室でコミックスを読むことがあります。そんな場面でしか漫画を読まないのです。
が、余りの現実離れした内容に呆れて5分と読んでいられません。
漫画ってホントに適当ですねー
まぁだからしょうがないと言っちゃしょうがないのですが。
 
何かやるたびに裏目に出てその都度自信を失うシェフでした。
しかし突然、1人5万円の予算で15人分(14人?)の予約が入ったのです。
ある成功した会社の30周年記念の会でした。
「シェフの采配で何でも自由に料理を決めて欲しい」と社長がいうのです。
5万円の予算に苦しむシェフ。いくら頑張っても原価が低くなってしまいます。
オーナーは最高級の材料をふんだんに使いなさいとアドバイスします。
シェフは何度も迷い悩みながら最高級の材料で料理を作るのでした。
そして会は大成功。社長は以前シェフの料理を食べたことのある人。
和やかなうちに終わりました。
社長は小澤さんに「制約の中で自由に自分に挑戦している姿は素晴らしい」的な事を言ってさかんに褒めたたえます。
主役は30周年記念の会社と社員と社長なのに…なぜかシェフが主役になっています。
この成功で小澤さんはすっかり自信を取り戻します。が、残念なことにこの仕事は原価70%になってしまったのです。
そして、オーナーの仮名子はちゃっかり、残った具材で調理し勝手に食べていました。ご満悦で…
 
シェフの物語にしては一貫してなくて「何が言いたいんだろ」という感想しか出なかったです。
ですが、それを上回る魅力があるとしたら、石原さんのキャラクターでした。
バッチリ化粧し、ファッションも隙のない派手さ。背筋を伸ばしてスタスタ歩き、勝ち気で抜け目ない言葉を連発する。それでいて可愛げがある。
いやーカッコイイなぁ~と思いました。
今はナチュラルさや素朴さが女性の主流かもしれませんが、これだけ自分を作っていながら可愛くてクールってなかなかないです。
石原さんの校閲のドラマ、生け花のドラマに引き継いだキャラですね。
主人公がおおいに気に入ったので応援したいです。見る楽しみってあるんだなーと思います。

「監察医朝顔」2話の感想

2019-07-16 16:14:25 | ドラマ
どうも法医学というものは一般人には遠くて、人間が物体化してるのを見ると何か異常に緊張してしまいます。
とか言っても、今シーズンのドラマは不作気味なのでここは見る所だろうと決めました。

主人公の万木朝顔は法医学の医者です。迷いがあるらしく、今回「法医学を選んだのに自分自身まだ疑問がある」と言っていました。
法医学に進んだのは母親のことがあったからです。実は朝顔は8年前母親と共に母親の実家に帰った際に東日本大震災に遭ってしまい、母親はその時から行方不明です。
津波にさらわれたと思われます。それ以後朝顔の家はガラリと変わってしまいました。

父親は8年前まで県警でしたが所轄に異動を希望し、今は野毛山署勤務です。横浜ですね。
度々父親は母の実家に帰り、行方不明の妻を探しています。
今回も震災の様子が出て来ました。避難所、亡くなった人の遺体の検死など‥。
私も東日本大震災を経験しましたので、このようなシーンを見るのはつらいです。当時の記憶が次々と甦り何とも言えない気持ちになります。

父親の部下が桑原こと風間君です。彼が朝顔の彼です。今回朝顔にプロポーズをしていました。
監察医のもとにやってきた遺体は、背広を着て道路に横たわり亡くなった男性でした。解剖してみると、なんとこの暑い夜に凍死していたというのです。
ですが、この謎はたちまち解決されます。
偶然が次々と起き、何をしていた人か導き出されます。通りかかった人が知っていたという偶然で、本人がホームレスだと分かります。
ホームレス達の聞き込みから、河川敷に埋まった鍋を発見します‥
朝顔たちが解剖した結果、胃の中の食べ物はふぐだと分かりました。フグ毒で死亡したのです。フグの種類の適合を調べて行くと、あるフグだと分かります。彼は川で釣ったフグを鍋にして食べていました。
朝顔が推理し、これは自殺の可能性が高いと判断します。
彼は元大企業のサラリーマンでしたが、母親が亡くなって会社を辞めホームレスになったと言うのです。

なんでそうなったのか?わざわざ大企業のサラリーマンがホームレスになって自殺した本当の理由は何なのか?
という部分に興味をかき立てられるのに、ハイそこでお終い。
一件落着となりました。なんじゃこりゃ。
後の時間は万木家の親子の会話とか、母親の話、風間君との恋の話になっていました。
監察医の仕事と事件の話だけではなく、家庭の親子の関係や恋バナを半々に混ぜたドラマらしいです。

…私みたいな複雑さが苦手な人には分かりやすくていいのですが、今まで錯綜した事件や入り組んだ人間関係のドラマを見て来ているので、やや物足りなさを感じました。
でもまぁこれからですね。

上野さんは久しぶりです。何か老けたかなぁ…大人になったのか?
最近よく出るようになった時任さんと、ドラマ二つ掛け持ちの風間さんには正直既視感が否めません。風間さんは後輩に役譲ればいいのにと思ってしまいました。余計なお世話か。
昼ドラ「安らぎの刻」の主役ですもんね。そっちの方がどはまり役のせいか、こっちは何か少し違う気がしてしまいました。