今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「dele」1話の感想

2018-07-31 08:17:28 | ドラマ
録ったのに忘れていたドラマを、録画で見てみました。
いやーなかなか分かりやすく面白いドラマでした。

弁護士の麻生さんが、何でも屋で罪を犯してしまった祐太朗(菅田)のキャラクターを見こみ、保釈金を払って自分が引き受けます。
麻生さんには弟がいます。同じビルの地下の事務所でなにやら個人事業をしています。
どんな訳があるのか車いすに乗っていて、アプリを作っているプログラマーです。
依頼主に何かあった場合その個人のファイルを全部消す仕事をしています。
この設定、なかなかです。あまり考えつかない設定で上手いと思いました。姉弟は仲が悪く、弟の圭司は偏屈のようです。
姉は弟の相棒に祐太朗を選んでサポート役に押しつけたのでした。(今まで何人も連れてきては上手く行かなかった)
ところが、この祐太朗という男、なかなか使えるのでした。使い走りとは言え機転は利くしフットワークも軽い。
たちまち圭司の仕事にぐいぐい入り込んできます。
 
今週は安岡という記者が亡くなり、契約通り圭司が全データを消そうとしましたが、何かあると祐太郎はにらみます。
周辺を探っていくと安岡が重大な事件を取材していたのが分かります。
警察の関係者の裏金工作です。ここには安岡のゼミの同級生、片山薫が絡んでいました。(この片山の存在が意味ないような気がしました)
データが安岡のファイルの中に保存されていたのでした。
そして、警察の悪い奴らと祐太郎、圭司の逃げる追うのハラハラシーンが続きます。こりゃアクションドラマですね~
間一髪で逃げ切りますが、車いすの圭司が意外な強さを披露します。
一体何者なんだろう?
 
そして、めでたく警察の事件は明るみに出ました。亡くなったけれど、安岡の取材は日の目を見たのです。
ところがこの安岡にはまだ裏がありました。正義感の強い孤独な記者はいつの間にかゴシップを扱う三文記事の記者に成り下がっていたのです。
なんと、スクープを取るためにサクラをでっちあげ、フェイク記事を書き続けていたのでした。
息子にはそのことを伏せて、お父さんは素晴らしい仕事をした人だと祐太朗は教えるのでした。
 
最後の方で、圭司が祐太郎の過去を暴きます。彼の過去を調べたと言って昔の祐太郎の記事だか写真を姉に見せます。
視聴者には見えないのですが、姉の舞はそれを見て「今の彼からは想像できない」と言います。
「人は何人もの自分を持っているものね」姉が呟くと、圭司は「その中から残したい自分を残す。それが俺の仕事だ」と語ります。
にしては、好奇心に駆られて、消去すべきものを覗き見ているではないか。それじゃ仕事になっとらんじゃん。
ここに矛盾がありますよね‥。
 
削除したいものがエロや不適切な人間関係だと思ったら、なんと、大きな事件ではありませんか。
番宣を見て興味を惹かれた男性諸君はちょっと期待外れだったのでは?
 
なかなかしゃれた作りです。登場人物がしゃべりすぎるのが玉に瑕ですが‥
祐太郎は昔、何者だったのでしょうか。これからあっと驚く展開が待ち受けてるのでしょうね。

「ハゲタカ」2話の感想

2018-07-27 13:19:31 | ドラマ

2話目にしてかなり濃い内容でした。
鷲津の仕事の話とエリカさんの日光の老舗ホテル、二つの話が同時進行で進み、これがどう繋がるのかわかりませんが、
来週はエリカさんが副支配人の実家の旅館を買収するようです。

どうも先週思ったことが「やっぱりそうか」と確信を持った回でした。
今回は太陽ベッドという老舗寝具会社が舞台でしたが、なんだって?480億の負債を抱え、創業者一族の経営がズタボロ。
二代目の娘社長が、また性格悪く反省も何もなく一族をのさばらせています。
放漫経営を棚に上げ、ハゲタカと鷲津を罵り、書類を破って鷲頭の頭からまき散らしたり。鼻持ちならない。
息子は何もせず高額報酬をもらい、側近も甘い汁を吸っている。

この太陽ベッドの多額の債権を持っているのが三葉銀行でした。そこから鷲津は債権400億分を30億で買い取ります。
そして買収を試みます。
(30代ですごい仕事だわ)
しかし、この買収劇には裏がありました。そのまた裏と、色んな事情が調べて行くにつれ分かります。
鷲津はこの会社を安く買って売り抜けようとしたのではなく(見るからにその価値もない)、実はその製品にほれ込んだのでした。
着実な物づくり、寝心地のいいベッドが本物だとにらみ、先代の「モノづくり」の意志を守ろうとしたのでした。

その気持ちも知らず、したい放題の娘。親の心子知らずとはこのこと。
「社長という地位に拘る」とか、放漫経営を反省もせず贅沢三昧。しかも自社製品の太陽ベッドをまったく愛していない。
鷲津は着々と勝つための方策を練り、実行に移します。
一方、社長と組んだ三葉銀行は対抗策を案じます。アトムファンドというファンドでホライズンに立ち向かいます。

400億もの債権を放棄する代わりに条件をつけ、太陽ベッドから経営権を奪おうとする鷲津。
ところが、太陽ベッドは突然民事再生法を申請します。たちまちホライズンは債権をチャラにされてしまいます。
何というすばしこさ。
ここでよく鷲津は真っ青にならなかったもんだと思います。すぐに次の手を考えます。
ゴールデンパラシュートとか、本の中でしかお目にかかったことのないことを提案。ふーん、そういう手もあるんだと見ていました。

で最後はオークションのような競争入札になります。
限界まで入札額を釣り上げて行くのです。ここで最後のアトムの資金が一部ジャンク債だと分かり、保証が建てられなくなりました。
とうとうホライズンの勝ちとなりました。すごい戦いです。

実は鷲津は工場に何度か足を運び、先代の物づくり精神が生きていることを確認し、従業員の信頼を得ました。
心強い味方が出来て、債権は反故にさせられたけど178億出してこの会社を買ったのです。
うーん、それだけの価値あるものなのか?計208億ですよー

戦いに負けた三葉銀行の常務、これが食わせ者なのでした。
実はこの常務が何とも腹黒い。裏で糸を引いています。
関西弁使って黒さをごまかしてますが、今回常務が太陽銀行の買収を成功させようとしたのは、太陽ベッドをカモにして儲けたかったからのようです。
つまり、ハゲタカは外資ではなく、日本の銀行。日本の職人の魂を重んじる鷲津と、「アホな経営者をカモにしたい」だけの銀行常務。
構図が見えて来ました。さぁー、ハゲタカは一体どっちなんでしようね~?

フワフワ優しい役の多かった綾野さんが、だんだん険しい苦み走った男に変わってきました。
次週はどんな方法で戦うのでしょうか?あー楽しみだなぁ。


「ゼロ-一攫千金ゲーム」2話の感想

2018-07-24 16:07:48 | ドラマ
一話でかなりのアレルギーが出たドラマでした。
先週、鉄球が落ちてくる場面で気分が悪くなり、脱落。余りにも残酷で救いがない。
気を取り直し、録画は見ましたが一つも面白くなかった。また共感出来る部分がなかったです。
1000億円を一人の人に譲るというサバイバルゲーム。それを仕組んだのが在全という大富豪で、場所はテーマパークです。
その20の遊興施設で行われる命がけのゲームがこの舞台です。
 
過酷なゲームで生き残ればリングが一個か二個貰える。それを貯めて4つになれば勝者のゲームに参加出来、1000億への挑戦が出来るというものらしいです。
今回は、挑戦者の中でいざこざが起こり、リングを手っ取り早く奪い取ろうとするグループや、それと真っ向から戦う義賊、ゼロたちのグループ、そして突然ゼロを救ってくれた旧友、カズヤなどが現れます。
 
そして新たなゲームが、始まります。クウォータージャンプというものです。
頭巾を被せられて地上50mの所に連れていかれ、そこからジャンプしろと言うのです。生存確率は25パーセント。
ほぼ殺人ゲーム。
ただし、4方向から敵か味方か分からぬ声が聞こえてゼロをその方向に誘います。
それが偽りの話か本人の声かまったく予想がつきません。
ゼロと声の、心理戦が始まります。
 
見ながら、こういうのって若い子がいじめに応用しないのかなと思いました。
目隠しして屋上から飛ばせるとか…、聞いたことがあります。やっていいことと悪い事の区別がつかない子なんて沢山いるからね。
大人がこんな虐待みたいなゲームを面白がってるって、何か腑に落ちないです。
不健全だし、とにかく気持ち悪い。
 
在全という富豪が、参加者をいくつかのタイプに分類していました。
例えば、金に目がくらみ力ずくで奪い取ろうとする身の丈知らずな者、とか王のような存在の人にくっついて身の安全を得ようとする者、など。
わりと普通な分析です。
しかし1000億とは言え、命の補償がないものに命をかけてまで挑む勇気が普通の人にあるでしょうか。
いくら絵空事とは言え。

「王」のオーラを持つのが高校生のシルベ。彼は何か知らないけど勝負強くて雰囲気のある子。
すでに2つのリングを持っています。
一方の正義の味方はゼロ。この二人にくっついている数人の支持者。
二人が試される「クウォータージャンプ」で、ゼロは一つ目の危機を知恵と推理でクリアしました。
二つ目の声は、昔のライバルであり友人だったカズヤの声。
必死でこっちだと呼びかけ、ゼロはその方向へ進みます。でもそこは何もないアウトの空間。
じりじりと死が迫ります。カズヤはジャニの増田くん。彼の見せる悪の表情が見ものです。

さて、次週ゼロはどんな方法でこの危機を乗り越えるのでしょうか。
予告ではもうすっかり地上に降りたゼロが別のものと戦ってました。このゲームは勝ったのでしょう。
 
こういうのを面白いと思うのって男の人の感覚なんでしょうね。私はダメだわ‥
とにかく、これが実際のいじめに応用されることのないように、それだけ願ってます。

「ハゲタカ」1話の感想

2018-07-20 11:52:37 | ドラマ
楽しみにしていたハゲタカがいよいよ始まりました。連日の綾野剛の番宣、すごかったですね~
さてまたまた見ている途中で寝てしまい(何故だ?)起きてからも家事でろくに見られなかったので、今日録画を見直しました。
そうしたら何と途中で切れているではありませんか。
しかししかし‥今、見逃し配信を流しているんですね。良かった~、それで残りを見ました。
尚、公式ホームページから26日までタダで見られますよ!
 
ところで、物語りは思ったより難解です。1997年というバブル崩壊の頃の出来事をほぼ1時間述べています。
そのころの大銀行の不良債権処理のことをずっと描いています。見るからに気が重くなります。
バブルが弾けて、至る所で過剰投資したものが莫大な負債になり焦げ付いた日本。
不良債権を抱え込んだ銀行の苦悩は語り尽くせないものだったでしょう。
そこまで、あっと言うまでしたよね。誰もそうなることを予測できていなかったです。
‥曽てないその危機を外資のファンドが助けたというのですが、買い叩いたにしても後始末をしてくれたんだから御の字だと思うのですが、日本の立場で彼らのことを「ハゲタカ」と呼んでいます。
そこに到るまで、お金に狂奔した日本がハゲタカだと思うんだけど‥
 
何か綾野さんがすっきりしすぎていて悪い人に見えず、一々言うことも理にかなっていて、確かにやり口は汚いだろうけど、それほどのものか?と感じました。
 
20年前の銀行の「バルクセール」と称する「不良債権をまとめてたたき売り」のことを描いています。
沢山の投資会社が入札をしてその値で銀行が決めるのです。がそれを一発ですると色々問題が出てくる。
なので小林薫演じる常務が提案するオークション形式で値段をつり上げようと、姑息な方式でやろうとしたら、ななんと、大蔵省から警告が出ました。
そして一発入札に切り替わらせられました。
こうした内部のことって、一般人からは分かりにくいしどうでもいいことのように思えます‥が、何しろ金融業界のことなので難しいのは仕方ない。
 
ところが、二度目のバルクセールで、最後の最後に入札してきた鷲津率いるホライズンジャパンが、最高額をつけます。
しかし、どうも他の社の入札価格を読み取っていたらしいのではないかと疑いを持たれます。
実は、三葉銀行の中にスパイがいたのでした。
いつの間にかぽっちゃりして鋭さを失った藤本さん演じる沼田。彼がホライズンジャパンの女子社員と内通してて、入札価格を漏らしていたのです。
‥ハゲタカと関係ないでしょ。笑うしかない‥

そしてその事がすっぱ抜かれ、沼田は退職します。
問い詰める渡部に対して「認知症の母親と介護疲れの妻を鷲津は救ってくれた」と言うのです。
更に「この国も彼のような人が救う」「あなたの家庭も気をつけなさい」と意味深なことを言います。
その通りでした‥過酷な仕事にかまける余り、渡部の家もおかしくなりかけています。妻がアルコール依存っぽいのです。
 
伝統ある料亭を過剰投資させ200億の負債を作った金田が、逆上して鷲津の所にやってきます。
債権者となったホライズンは、5億用意すれば債権を放棄しますよと宣言していました。
しかし2週間で用意できるはずもなく、もたもたしてる内にホライズンは別の所に債権を譲ってしまいました。
逆ギレする金田に、「自分が食い荒らされるだけの腐った肉だということを自覚しろ!」「一番悔しいのはあなた自身に対してでしょう」と大正論をぶちかまします。はぁー‥格好良すぎ。
 
「ハゲタカ」というのは、悪辣なファンドに対して怒りをこめて言ってるのではなく、それらを産んでしまった、金儲けに踊ってしまった日本の姿を揶揄してるのでしょうか?
かなり難しい話でしたが、来週も楽しみです。

「健康で文化的な最低限度の生活」1話の感想

2018-07-18 17:01:38 | ドラマ
どうも題名と舞台から見る気持ちになれなかったのだけど(よほど重苦しい話だろうと)先月末、横浜の桜木町駅前で偶然ドラマのロケを見ました。(早朝でした)初めてロケを見たのでちょっと感激しました。
アラタさんは色白で背が高く上品、吉岡さんは顔が小さくて誰だか分かりませんでしたけれど、髪型と顔で分かりました。
あの場面がいつ出てくるのかと興味を引かれ、見てみました。
でも今回は出てきませんでしたね。
 
さて、安定を求めて区役所に就職した義経えみる(変な名前)でした。が、配属されたのは生活課でした。
生活保護の受給者110名のサポートです。
110名というと、3クラス分の人数ですね、こりゃー大変なんてもんじゃない、これが普通なのか?
えみるはさっそく先輩の半田さんと受給者の家庭訪問などに走り回ります。
それが、80歳の脳梗塞を患っている祖母と孫の家とか、また「今から死にます」と電話してくる、妻に先立たれた男の人とか、
そして50代の独身男性など難題の人物が出て来ます。
50代の求職中の男、阿久沢がエンケンなのだけど、(この人ドラマに出すぎていて、もはやキャラが混乱しています)
彼と話をしている内に、えみるは彼が一日一食だということに疑問を覚えます。追求していくと、なんと彼は借金を抱えていたのでした。
また、映画館の前で、別れた妻との間に出来た娘に似た人を探していたのでした‥

えみるは彼に債務処理に行くのを勧め、法テラスへ連れて行こうとしますが、頑なに拒否されます。
やっとのことで彼と法テラスへ同行したら、なんと、今まで支払ったお金は払いすぎていて、とっくに借金が完済していたのでした。
おまけに払いすぎていた分が戻ってくると言う。
なんだ~よくある話かよー。
 
ちなみに、法テラスは30分しか話を聞いて貰えないので、一度行っただけで全てが解決した今回の話は不自然でした。
はしょったのだろうけど、個人の弁護士事務所にお願いして書類を揃え数ヶ月かかると思われます。そこが「?」でした。
まぁドラマだからねー、そこまで忠実にならなくても。
 
しかし、新人ケースワーカーが上手く描かれていました。
初めての仕事で右も左も分からない、その仕事の重さと責任感に押しつぶされそうになっている主人公がよく表現出来ていました。
一話は紹介がメインだけど、初回にしては色んな人のケースを盛り込み、話が走ってました。
 
自殺してしまった平川さんがどうも気になるのと、阿久沢さんが探していた娘はどうなったのか。おばあちゃんの垂れ流しと脳梗塞は?
なんか問題はそのまま残っています。まだ続くんだろうか‥?
 
来週は不正受給の話のようです。というと、まだ記憶に新しい河野さんの件が思い浮かびます。
 
どうも、役所の人の気持ちは、受給者が死んでも「税金で食べさせられていたんだからね」とか「一人担当が減って良かったじゃない」とか、厳しい態度です。
こういう気持ちなんだ。淋しいもんですね。そういうのと、これからえみるは戦うんだろうね‥
 
見続けて重い気持ちになったら見るの止めようかなと思います。
でも、あのロケの場面を確かめたいから、しばらくは見るつもりです(笑)