今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「ビッグダディ」最終回の感想

2013-12-31 10:02:10 | エンタメ

あるとは思ってなかった最終話があってびっくりしました。
更に夕方ぶち抜き5時間。録画して、見切れるかどうか分かりませんでしたがどうにか見ました。

今回は特に波乱はなく、美奈子さんとの話題が済んだら元妻が現れました。
暫く見ていなかったので新鮮です。
三つ子も大きくなって、以前のぶっちゃけた面影がなくなり、大人になりました。
赤ちゃんだったつむみちゃんも大きくなりました。この子が一番しっかりしてる感じです。

盛岡に引っ越し整骨院をやっているビッグダディも仕事が落ち着き繁盛しているようです。
8人の子供達はそれぞれ進路に従って色々な地域で仕事や勉強にいそしんでいます。

それにしても、ダディがめっきり元気がなくなっています。
どうしたんだろう?と思いましたが、ごらんの通り子供達が一人一人巣立って、もう自分の手を借りる必要が無くなったことに一種の喪失感を感じているようです。

48歳という年回り、自分の役目は終わったという達成感。
子供達をみんな高校まで出すことが目標と言っていました。あと少しでそれも終わり。
空しさにもいずれ慣れ、その先は本当に自分がやりたいことを探す第二の人生が始まります。

それに比べて、今回現れた元祖妻の良美さんはまだ42歳。
4人の子を抱えてまたまた引っ越しと職探しです。
ラーメン店の正社員になり、やがて独立するのが目標です。
無我夢中で働いています。
ダディの娘で高校を中退してしまったよしみさんを引き取り、新しいスタートです。
この人の言動はいつも不安定で、危なっかしかったです。
衝動的でないと行動できないのでしょう。この先大丈夫なのかなと見ていて思いました。

ですが、今回ダディと酒を飲み交わす場面での和気相合ぶりを見ると、こういう性格でも何らかの相性は良かったんだろうなと思わざるを得ません。
一人で集団をまとめていくリーダーシップ傾向の強い男と生活を共にするには、奥さんは補助的な立場でないとダメなんでしょう。
ダディは元祖奥さんのことを「家事を放棄したダメ母親」呼ばわりしてましたね。
しかし、借金の保証人になって財産を失い苦労させたダディにも少しは責任があるのでしょうから、その辺はお互いさまなんでしょうね。

私なら幼い子が沢山いて、旦那が保証人になって財産取られたら鬱病になってしまいそうです。
でも逆に奮起して思わぬ力が出来て立ち向かって行きそうでもありますが。

二人の雰囲気は良かったですね。夫婦漫才みたいで。
こういえばああいうで、スコーンと抜けてましたね。
美奈子さんの場合は一々対立してしまっていた。
見ていて「なるほど」と私は美奈子さんの言うことを支持してましたけど、夫婦という点では合わなかったんでしようね。

傍観者として見ていたらよく分かりますが、男と女というのは結局相性が大事なんだなぁと。
相手次第で、いい物が引き出せたり、つぶされたりしてしまったり。
「性格の不一致」とはよく言った物です。

結局、幾らタフなダディでも年齢の衰えが見え始め、自分の子でもない幼子を5人も育てる気力が続かなかったのでしょう。
美奈子さんの娘達には大分厳しい言葉を浴びせかけてましたし。
だから最終的には自分の子の母親を受け入れたのでしょうね。

子供達も良く育って、小さい頃から家の中でカメラが回っているという異常な事態によく適応して来ました。
自分の子達を見ると、どうもひと味違うタイプの子たちです。
体育会系と言うんですか。
父親を頂点とした序列に従っていて、従順で礼儀正しいですね。
我が儘言ってる子がいない。
内面的にはどうなんでしょうか、何か抑圧してるのかな。
曲がって育った子がいないですね。
息子達は父親を尊敬していて、名前をさんづけて呼ぶ。
組織みたいです。不思議な家族ですね~。

一応波乱なく、穏やかな雰囲気で終了しました。
全編を見、子育てに奮闘したシングルファザーの記録というよりは、女たちに翻弄された男の記録という方がふさわしい気がするんだけど、一つの家族の7年間をありのままの波瀾万丈さで見せて貰いました。
家族、男女間の相性、子育て、子供の成長などなど、見応え十分な番組でした。
8人いても子育てはいつか終わる。
その後の人生もまた人生です。
ダディ、お疲れ様でした。


一年間朝日新聞を読んで

2013-12-29 09:50:34 | 読書感想

毎日、朝日新聞を頑張ってほぼ全部読んでいましたが、あまりに時間がかかりすぎてへとへとになっていました。
何で新聞読むのに2時間も3時間もかかるの?煩わしいったらありゃしない。
不思議と義務感にかられていたのですが、それにしても今年は去年に比べて欧州の財政危機もなくなったし比較的平和な年でした。

最近は特定秘密保護法など、知る権利を脅かすような法案も出てきて、新聞は一斉に火を噴いたように反論に回りました。
これが決まった翌日の新聞の字の大きさは見たことのない、異常な大きさでした。
それから毎日、紙面のかなりの部分を色んな識者や一般の人の意見を借りて反論に割いていますね。
熟読していると本当に疲れます。
何でこう毎日、似たような意見を続けざまに読まなければならないのか。
ほとほと嫌になりました。

所で、日本は「特定秘密保護法」をやらざるを得ない、国際的な立場というのもあるはずですよね。
家の中が平和でも、地域での役割もあるように。
日本が国際的にどんな役割を担っていかねばならないのか、その説明を国はするべきでしょう。
先進国として、経済大国として、やっていかねばならない事があるはずです。
様々な国の形態の違う国とどうバランスを取って付き合っていかねばならないのか。
その辺をきちんと説明して欲しい。

日本は思考に走りがちですが、矛盾した事も国としてやっていかねばならない。
それが大国としての義務です。だから、秘密を守る事も必要なんじゃないですか。

でもそれが曖昧で極めてどうとでも取れる法案だったから皆さんが騒いだのでしょうけど。
何か新聞が煽りすぎてる気がします。
どんどん拡声器の声を大きくして、戦前に戻るとかブログに書いただけでも逮捕されるとか、怖いことを想定して一般大衆を扇動してる気がします。
まぁそれももしかするとあり得る事態かもしれないのですが、少なくとも今叫ぶことではないはず。

マスコミなんだからもっと冷静になるべきです。
そして、気づくと、新聞はいいことはあんまり書かないんですね。
安倍さんは今年かなり精力的にアジアを回って外交を展開してきました。
民主党時代にはなかったことです。
その成果なんか殆ど語ってませんよね。
また安倍さんは忙しいのに被災地をひんぱんに訪問しています。
これだけ前向きなのに、褒めてませんよね、新聞は。

真面目に新聞だけ読んでる人は「何て駄目な政府なんでしょう」と思います。そういう風に書いてるんですね。
ふと気づきましたが、この新聞は「朝日思想新聞」なんじゃないかと思いました。
そう思って、これからは適当に飛ばして読むことにします。
だからと言って、時たま地方新聞を読む事があるんですが、内容が少なくてスカスカ。
読み応えが全くないんです。
少なくとも購読料を払う価値があまりあるとは思えないです。

なので来年もぶーぶー言いながら朝日新聞を購読することにします。
私こそ洗脳されて「朝日脳」に私もなっているのかもしれませんね。(笑)




何を食べたのか、いきなり血が‥

2013-12-24 15:15:51 | 日記

昨夜、カレーを食べた時のことです。
鍋に残ったのを少し口に入れていたら、何か妙な感触がするではありませんか。
ゴリゴリしていて、良く噛むとツブツブの何かが‥。味はありません。
ブロッコリーみたいな感じです。でもカレーにブロッコリーは入れていません。
野菜は数種類入れましたが、どれも違うようです。

その後、片付けをしてる内に口の中に鉄の味が広がってきました。
変だと思って吐き出してみると、血がどんどん出てくるではありませんか。
焦りました。もしかしたらカレーの中に異物が入って、それが毒物だったので異変が起きてるのでは?と思いました。

が別にそれ以上異変は起こらず、ただずっと血が出ています。
うがいをしてもまだ出続けています。
どうも胃からの出血ではないようです。
鏡で見ても口の中が切れているようには見えません。
2,30分して、どうも舌から出ているようだと判断しました。
血が赤いし、舌の先がひりひりします。
舌先に小さな斑点があります。

そして一晩。
血はすっかり止まり、舌先は相変わらずヒリヒリしています。
昨夜、あらゆる推理をし、毒物が混入したとか病気の可能性を考えたのですが、的外れでした。
恐らく、カレーという刺激物でどこまでが料理か自分の舌か分からなくなり、自分の舌を噛んで少しだけ食べてしまったのでは
ないでしょうか?
ぞっとします。
舌先がつるつるしてますし、感覚はもうほぼ元に戻りましたが若干痺れています。
な、何と言うことでしょう!
今まで生きて来て、こんなの初めてです。
笑うべきか、怖がるべきか?迷ってしまいます。

しかし‥深刻に考えると、これってひょっとすると脳の異常かもしれません。
食べ物か自分の舌か判断できなくなるって、明らかにおかしいですよね。
皆さんも刺激の強い食べ物には気をつけて下さい。
噛み切らなくて良かったです。当分カレーは避けることにします。

 


「ハクバノ王子サマ」の感想

2013-12-15 15:03:13 | ドラマ

何故かこのドラマを一度見てから気になって録画撮りして見るようになってしまいました。
友人も同様で「恥ずかしいけど見てるのよ~。年甲斐も無く」と笑って言ってました。
毎回のグダグダ振りでスピード感も無く亀のようなのろさですが、それが不思議な心地良さになっています。
よーくドラマの会話を辿ると、なるほど丁寧に登場人物の気持ちと立場が表わされています。
今回のポイントは小津先生の母親の言葉。
小津先生は「つきあってる女性は絶対に泣かせない」と皆の前で宣言しそれを信念にしてましたが、母親は「泣かせなくても笑わせなきゃ意味が無いのよ」と言います。
その言葉に小津先生はハッとします。自分に何が足りなかったか気づくんですね。
また、お堅い多賀子と江川の飲み屋での会話もなかなかです。

おもしろ展開を見慣れた頭には物足りないのですが、これはこれで深夜の時間帯に合ったドラマになっています。
何か今回も、婚約者がいながらちゃんと断れずダラダラと婚約者カオリの口車に乗って結婚の準備をしたり自分の好きな箇所を手紙に書かされたり。優しいのか優柔不断なのか断り切れず従ってしまう小津先生‥。

なのに25歳の新任教師が大胆にも7つ先輩の女教師に告白する。いや~なかなかのもんです。
どこからその自信が来るのでしょうか。

多賀子先生(優香)も一度はちゃんと断るものの、好きだという思いが拭いきれない。
見た所どこがいいのか分からないぬーぼーとした風采の新任教師に。
いやはや、もうこれは恋でしょう。

年が幾つだとか婚約者がいるからだとか理由を数え上げてる場合では無い。
さっさと行動すればいいのです。
小津先生は後半部分で賭けに出ます。
多賀子先生の誕生日当日に二人で宮崎へ旅行しましょうと誘うのです。
飛行機のチケットを渡す小津先生。その日は誕生パーティをする予定の多賀子の家。
最近つきあい始めた江川(むさ苦しい風貌でエリート商社員には見えない人)も招いています。
小津は婚約者と両家の食事会を予定しています。
さぁどうする、多賀子。
ここが大きな山場です。
恐らく多賀子は行かず、でも宮崎に飛んで二人はどこかで出会い、気持ちを確かめ合うのではないでしょうか。

前にもどこかで書きましたが、恋愛なんて熱病なのです。
お互いの立場や格差なんてどうでも良くなる。
一度火がついたら二人だけの世界で、それを成就させなければどうにもならなくなる自分勝手なものなのです。
よく言うじゃありませんか。二人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ、と。
他人がとやかく口出す筋合いじゃないんです。

だから行くところまで行ったらいい。大人なんだから、後は野となれ山となれ。
その責任もちゃんと取ったらいいんです。
後は色んな困難を二人で乗り越えていけるかどうか。
そういう苦労は「好きだから」こそ出来る物。一生懸命やっていけばいいんです。
お互いの学歴や収入がどうの将来性がどうの家系がどうの、計算ばかりしてる人には分からないでしょうが。
昔から色んな恋の話が腐るほど語られてきました。
7歳差が何?婚約者がいるから何?
不倫の過去があるから何?
自分で自分を縛り前に進まない人は臆病なだけです。
現実って、案外こんなグタグダな進展なんじゃないですか。
学園物でありながら教育の話が一個も出てこない不思議なドラマですがそれも良しとしましょう。

もし私が多賀子だったら?
勿論江川さんと結婚して、小津先生のことは思い出にしますね。
良識ある臆病な一般人なので。
だからこそ多賀子にはぶっ飛んだ行動を取って欲しい。ドラマの中の人は願望なんですね。



「安堂ロイド」を読み解く

2013-12-05 11:35:17 | ドラマ

実はずっとこのドラマを見ていながら、意味が殆ど分からなかったのです。
何と言っても慣れていないアクションと、サイボーグにしてはチャラすぎる女の子たちのキャラクター。
本当の人間か未来から来たアンドロイドか判別つかない奇妙さ。
そして、この安堂ロイドが麻陽を守っている意味、何を軸にこの物語が回ってるかチンプンカンプンでした。
所が、先週の回を見てからヒントが掴めました。
そして、録画を残ってるだけ3回分見直してみたのです。
そうしたら、全体像が分かって来ました。

これって壮大なドラマだったんですね。
あちこちの作中人物のセリフから次のようなことが分かりました。
沫嶋零次(合ってる?)は天才物理学者。
不運にも殺されたが、その脳データは未来の100年後に渡って保存されている。
何でも光の進む道には二通りあって、光よりも早い最短の道を進む素粒子がある。
それは人の思いを運び時空を超えるものである。
時空を超えてデータの交換が出来ると言う。
これを活用すれば生命は正しい道を進むことが出来、これからの未来を変えられると沫嶋零士は語っています。
しかし2113年から2013年への素粒子の道を、零士の脳はあるゲートで閉ざしてしまっているのだそう。
そこで2113年からクラウドポリスなる者が次々にやってきて、麻陽を殺害しに来るのです。
麻陽が亡くなれば沫嶋零士が築いたゲートが解かれる、らしいのです。

しかし沫嶋零士から指令を受けたアンドロイド、ARXⅡ13がそれを阻む為に麻陽の前に現れる。
決めぜりふは「安堂麻陽が死ぬことは禁じられている!」ですね。
そして様々な未来から来たポリスクラウドのアンドロイドと戦うのです。

が、この安堂ロイド、実は凄い経歴を持つのであります。
2066年、アシュラシステムと呼ばれる攻撃性の高いアンドロイドが一斉に世界上の人々を大量虐殺した。
その数10億人。日本国民の8倍くらい?空恐ろしい。
当然ロイドたちは一斉に破棄されたが、実はこれは世界国家的な陰謀であって、人口爆発を嘆く各国首脳が申し合わせてロイドたちに民衆を殺させたらしいのです。
な、何ということ‥。

それを知った安堂ロイド(ただ一人生き延びた)が各国首脳を次々と暗殺したと言う。
もの凄い話です。
そのアシュラシステムをOSにしている安堂ロイドはだからいつも表情が険しいし、行動も過激なのです。
アシュラシステムとは、インドの科学者が作ったもので、下品をベースにプログラムされている。
哲学的コマンドが多く演算能力は高いがコントロールが効かなくなる。それで時々暴走して、安堂ロイドは壊れかけたりするのです。そうすると湯川OSに変わるんですよね。

回が進むにつれて、意志や感情を持たなかった安堂ロイドが少しずつ持つようになってくる。
鉄腕アトムのコンセプトか?と思いましたが良くあるテーマです。
いやーここまで理解するのに苦労しました。(単に私が馬鹿なだけ?)
でもやっと理解できて嬉しいです!

大島演じる七瀬も不気味なキャラクターですね。
小さい頃に鉄道事故で両親を亡くし、また天才的な兄と比べられコンプレックスを抱き、兄を亡くし、色々と変な行動を取る。
どうやら二重人格になっている様子。七瀬じゃなくても変になるでしょう、きっと。
この辺りも展開がありそうです。
とにかく、色んな登場人物のトラウマや家庭環境も含めて、濃い内容のドラマになっています。
時間があったら前の回を続けて見て観察すると、伏線が見えて来ます。
こんな珍しいSFドラマ見たの久しぶり。たまにはこういうのも新鮮ですね。