最後の最後でどんでん返しです。
折角上手く行きそうだったのに、依子がプロポーズの指輪が指に入らなかったことから依子の本当の気持ちに気づく鷲尾と佳織。
二人の周辺の人たちの熱弁で、周りの人たちは依子と巧が本当に好き合ってると確信し、依子と鷲尾、巧と佳織のカップルはご破算になってしまいました。
二人がお互いを好きでないと言い張ってるのに、この強引な展開。
私は良く分からないですけどね、こういうしょっちゅうケンカばっかりしてる二人ってホントは相性がいいのか、惹かれ合ってるんでしょうか?
もしそうだとしても、夫婦になるって事は生活を円滑にやって行くことだから、この二人はまずいんじゃなかろうか。
鷲尾は何故急に諦めたんでしょうね。今まで渾身の力で愛情を捧げてきた人が。最後の最後でがっくり折れるなんて。
依子の気持ち無視してますよね。
結婚すればこれからの膨大な新しい時間があるんだから、楽観的になるべきですよね。
どんどん未来を作っていけばいいんですよ。
でもこの方がドラマとして面白いからそうしたんでしょうけど。
昔依子が子供だった時に、切符に打たれた数字が特別な意味があって依子がそれを欲しがった。
その前に立って依子に自分の切符をあげたのが巧だというおまけのエピソードもありました。
子供時代の巧と依子がとっても可愛かったです。巧は昔から大人ぶってたんですね。
最後の方で二人で交わす会話が
「例え苦痛でも不幸でも、相手がいなくなると生きている意味がない、それが恋なのかもしれません」
「よくそんな大変な事を皆は普通にやっていられるもんだ」「恋愛は元々妄想。暇な奴に任せておけばいい」
「お互いかけがえのない相手にこれから会うかもしれない」
と、自分たちの関係に懐疑的なままです。
「結局恋とは何なんでしょう」と問いかける依子。
「私は恋をすれば幸せになれる物だと思っていました。でもどうやら違ったようです」と呟きます。
それでも春に向けて装って桜を見つめる二人は、少しは大人になり、気持ちを認め合ったのかもしれません。
普通ではない二人がそれなりに進み、契約結婚に向かって行くようです。
拒否反応を覚えながら最終回まで見ました。
最後まで出口のない展開に振り回されて、結局これかよと‥。
後味も悪かったですが、まぁたまにはこういうのもいいかもしれません。
特殊な人の視点で世の中を見ることってあまりないですもんね。二人には幸せになって貰いたいです。
暫くはお腹いっぱいですが‥。