今日の考え事〈applemint1104〉

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「せいせいするほど、愛してる」最終話の感想

2016-09-21 14:37:53 | ドラマ
驚きました。なんと、一時間で今までの災難やトラブルが全部解決しました。
ざっと書いてみます。
海里は未亜への誠意を見せ社員の前でこれまでの経緯と自分の気持ちを話します。
見亜は実家に帰り、小さなブティックに就職。
 
そして次々に劇中で問題があった人たちが過ちを認めて謝罪するのでした。
優香の姉のはるかは未亜を歩道橋から突き落としたことを叔父に見抜かれ謝ります。
優香は失った記憶を思い出し、事故が無理心中だったことや自分が当てつけの浮気をしたのを思い出します。
編集者の友人は突然告白して作家とお互いの気持ちを確認するのでした。
 
ある日未亜がファッションショーで見たドレスに衝撃を受けます。その作り手を訪ねると、それは海里の妻の優香でした。
なじられる未亜。
しかし、それは優香が海里への思いを込めて作ったドレスだったのです。
同じ思いを抱いてこの服を好きになってくれたことに驚きを隠せない優香でした。
 
そして、優香は結婚式への招待状を未亜に出します。
(結婚している二人がどうして結婚式を挙げるのか?)しぶしぶそこへ出かけて行った式場には誰もいず、海里が待っていたのでした。
 
二人は結婚式を挙げ、友人一同が出て来て祝福します。
めでたしめでたし…
「あー愛しさが~深くなる~」という聖子ちゃんの歌が流れ、これがまた全てを包み込むような包容力のある歌なのです。
で、これまでの話が昇華される…のでした!
 
というあら筋…
これまでずっと半分笑いながら眺め、「あり得ない」とか「アホらしい」と面白がっていたのですが、この強引な結末と清々しさは立派なものでした。
 
未亜を、不思議と嫌いになれないんですよね。あまりに清純すぎて。
黒いところが全くないでしょう?
ストーカーさえ最後に味方にしてしまうんだから。
副社長が好き、ただそれだけの一途な思い。揺るぎない思い。突き抜けてますよね。
 
でも何でそこまで?この男のどこがいいというのか?
 
海里は、抑制は効いているけど、そんなに大した男でもなさそうです。
回りに流されてばかりで、自分で決断して何かを変えたことなんてないじゃないですか。
私はすごく優柔不断に見えました。
 
でも嫁の治療費を叔父から払って貰うために全てを我慢してた、っていうエピソードはもっと強調されても良かったですね。
海里の内面はそういえばあまり描かれてなかったです。
 
嫁の狂気がこのドラマの核心なんだけど、自分が無心に作ったドレスの良さを理解して貰ったことで心が氷解し、いい人になったのです。
人なんてどこで変わるかわからない、とでも言いたかったのでしょうか?
 
語りでそれぞれの気持ちや葛藤をキチンと表現していて、分かりやすかったです。
終わってみれば、清潔感のあるいいドラマでした。
 
タッキーは何か薄っぺらい感じなんだけど…人間修行が足りないのかしら。それともいい人過ぎるのか。
また続きがあったら見てみたいような気がしますが…、多分ないでしょう。


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