今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「Woman」4話の感想

2013-07-25 15:48:18 | ドラマ

いよいよ本題の重要な部分に踏み込んできましたね。
だらだらとドキュメンタリータッチが続くので、いつ本題に入るのか待ちわびていましたら。
坂元さんの本領発揮です。
出ましたね、栞の独白が。
「母に褒められて育って、根拠のない自信ばかりが身につき自尊心の高い子に育った。
そのアンバランスから、いじめの対象にされた。それを言えず、居場所のない不安から悪い仲間に混じり、
痴漢行為されたと偽って乗客からお金を巻き上げていた」と。
そして満島の夫にも同じ行為をしてしまう。何だか分からないもやもやした嫉妬といらだちから。
その挙げ句、夫(小栗旬)は他の乗客から暴行を受けて線路に落ち亡くなってしまう。

身近な中で関わり合って、よくこんな重大な事件が起きるなと感心してしまいますが、それはドラマなので(笑)
よく出来たストーリーです。
意外とどこにもありそうな感じです。

気位が高いとか自信過剰でいじめられるって、でもあんまりないんじゃないでしょうかね。
むしろ自信がなくておどおどしたタイプの方がいじめられる気がするんですが。
それを母親のせいにしてしまったら、何でも母親のせいになってしまいますよね。
でも結果、凄い事件になってしまった。これは後々妻である満島さんにも分かってしまうんでしょうか?
まぁでもお膳立て上手かったですね。さすがです。カラオケ店で次々に料理頼む所なんか。
とても普通なら思いつきません。

満島さんという人の演技を見たことがなかったですけど、噂通り上手です。
それにちょっと気持ち悪い顔してるんですが、その所がいい。不細工な所がリアリティあります。
どこにでもいそうなタイプですね。しゃべりも自然で。

子育てをとうの昔に済ませた身としては、昔のことを色々思い出してつらくなってしまうんです。
うちの子は俗に言う障害、それもその頃はまだ医療の段階で明らかになっていなかったけど、今で言うと発達障害の一種に当たります。
ドラマの中で、保育所の人が「言葉に遅れがあるのでは?」と言いますよね。
ないない、絶対に言いません。そんなこと。越権行為です。
療育センターで調べて貰った、と満島さんがいいましたよね。なら大丈夫です。ウチも行きました。
1週間かけて徹底的に調べてくれるのです。多くの先生に分析して貰えます。
そこで異常なしなら大丈夫。
それに、あんないい子で普通の子が問題あるわけがない。ウチなんか見ただけで異常でしたから。
とにかく、二人ともいい子で、母親もいい子育てしていて、申し分ない家族です。

でも、何で夫が亡くなった原因について追及しないのでしょうか。悔しさとかないんでしょうか。
何であんなに淡々としていられるのか、不思議でした。
あと気になったのは田中裕子の演技の重さ。
周りを見渡しても、あんなオバサンいないですけどね。
鬱っぽい暗さです。普通の人って意外に明るいんですよ。
まぁそんな感じで、色々文句言いましたけど、等身大だったからつい言ってしまいました。
次回どんな風になるのか、見続けたいと思います。


「シンドラーのリスト」を見て

2013-07-23 15:42:24 | エンタメ

新聞に一行載っていたこの映画のDVD を借りてきたのは、どこかで心に引っかかっていたからでしょう。
もう20年前の作品になるのですね。
事実を元にしたこの手の物が苦手なのは、歴史に疎いのもありますが、重苦しそうでしんどいからでした。
でも今静かな生活を送っている身分としては、そういうのもいいかなと、やっと見る気になったのです。

まぁしかし予想に違わず、重いの何のって。しかも長い。DVD二枚に分けられています。
一枚目、2時間です。二枚目は1時間でしたが。いつになったら終わるんだと見つめることしばし。

ナチスの強制収容所の話です。
軍需工場を営むシンドラーがユダヤ人を故意に雇って1200人もの命を救ったという話。
日本にもそういう人がいましたね、「命のビザ」の杉原千畝さんです。

主人公が誰かに似てるなぁと首を傾げながら見ていましたが、どうやらあの三浦和義、ロス殺人事件の方です。
あの人にどことなく似ています。
善人一辺倒ではなくて、どこか抜け目ない、何を考えているかわからない感じの人です。
この人の雰囲気が役にぴったりだなぁと思いました。
様々なシーンでユダヤ人をかばい、雇用したり取り繕ってあげたり、人情味ある人間に描かれています。
それに比べ軍人のとてつもない間さと言ったら。
気の向くままに労働者を射殺したり、気に入らないと撃ち殺したり目を覆いたくなる残虐さです。
見ていて涙が流れ、背中がゾッとしたり、思わず怒りの声を上げたり、じっとしていられませんでした。
「もう勘弁してよ」と思わず言ってしまったほど、見続けるのが苦痛でたまりませんでした。

でも後半になると、人が死ぬ映像にも慣れてきたのです。怖いものです。
しかし自分が生まれる十数年前にこんな事が行われていたなんて。
殺されたユダヤ人は600万人だそうです。
その中の1200人が助かったとはいえ、全体からしたら小さな数です。
祖先は今は6000人になるそうです。
ラストいつの間にか白黒からカラーに変わっていました。
そしてシンドラーによって助かった人々が、シンドラーの墓に花を手向ける場面で終わります。
本物の人たちか?やけにリアリティがありました。

アメリカ人がこのような映画を作ることにドイツ人は抵抗がないのでしょうか?
何度となくそれを考えていました。
でもそんな事より、この理不尽さ、悲惨さを描いたことに大きな意味があると思いました。
独裁者を決して許してはならないと強く思いますものね。
民主主義も色んな道を経て、それは様々な闘争をしながら築かれてきました。
その結果、今の穏やかな平和があります。
こういう間違った道は断固としてあってはならないものです。若い人たちにも是非見て欲しい映画です。


「ぴんとこな」初回の感想

2013-07-21 10:39:08 | ドラマ

伝統芸能、歌舞伎には全く興味がなかったのですが、このドラマは毛色が変わっていて面白そうだと思い、見てみました。
舞台、役者、稽古場などに半分くらいの時間を割いています。
なかなか絵的にも綺麗で、演目の説明を詳しくやってくれるので、分かりやすいです。
歌舞伎アレルギーの私でもすんなり入り込むことが出来ました。

それにしても主役の玉森って人、どうもぴんと来ない。別にドラマの題にかけた訳ではありませんが。
どこにでもいるタイプですよね。
何か物足りないです。
多くの人の目を引きつけて離さない美男子にやって貰いたかったです。勝手な望みですけどね。

つかみは充分面白く、どんどん先へ進んで行きます。
途中で「これは海老蔵がモデル?」と一瞬疑いました。でも、どこにでもある世襲の問題なんですね。
こういう名門の格式ある家に生まれたらさぞかし大変だろうなと、想像に剰りあります。

相手役の川島海荷さんの元気はつらつさが気持ちいいです。
初恋相手の中山優馬の位置も独特で分かりやすい。
脇を固めるベテラン勢もそれぞれ個性的です。
期待してなかったのが意外な好印象でした。

玉森くんは想像通りのやる気のないボンボンですが、海荷に焚きつけられたり、ライバルの中山くんに対抗心を抱き次第にプロ意識に目覚めて行きます。
ありきたりのストーリーで、初回で全編のほぼ大まかなあらすじとネタをばらしてしまったようにも見えます。
ですが、若者が与えられた環境の中で精一杯生きて、複雑な人間関係の中から恋も勝ち取って行こうとする。
その姿が爽やかで、清涼感さえ感じました。
どんな境遇の中でも普通に頑張る、という当たり前の事を描いています。
玉森君が海荷の恋心を思って、中山の名で毎日なでしこの花を送りつけるというエピソードには、感心しました。
そういう優しさが、御曹司の人の良さを表わしていますね。
来週も、楽に見れそうです。


「アンビリーバボー」7月11日放送の感想

2013-07-12 21:43:55 | エンタメ

とにかく怖かったです。1970年のことですから、もう40年経つのですね。
北海道の日高に登山に来ていた福岡大学の学生が、ヒグマに遭遇して、逃げて逃げまくったにも関わらず3人が犠牲になってしまった事件です。
それぞれ別の他点で被害に遭いました。
一人は別のパーティのテントに駆け込み、何日かそこで熊と対峙し、メモを残していました。
しかし逃げ切れずやられてしまいました。
昔ですからヒグマに対する知識や情報も不足していました。

私も高校時代に登山して、熊の現れる地点に宿泊していました。
夜キャンプファイヤーしていたら突然、草藪から物音がして、みんなで逃げ惑いました。
でもそれは遅れてきた先生だったのです。
そこはしょっちゅう熊が出る場所でした。
昔から熊が恐ろしくてしょうがありません。
何故可愛いキャラクターになっているのか不思議でなりません。まぁ、それはさておき‥

この回は「夏の危険なものたち」というテーマだったと思います。
福岡大生たちの「間違い」は、まず初めて熊と出会った時、リュックをマーキングされてしまったことです。
一度熊が自分の物としてマーキングすると、どこまでもそれを追い続ける習性があるそうです。
だから場所を変えてどこまでもリュックを追って歩き続けたのでしょう。
ストーカーみたいなもんです。
次に「大きい音を立てれば熊は逃げる」この知識は間違いです。
別に大きな音には反応しないようです。
それと、焦って背を向けて逃げると、熊は猛スピードで追ってきます。
時速にして70キロとか。
オリンピックの陸上選手の二倍です。とうてい逃げ切れません。
熊に会った時には、まず目を見すえて、逃げないこと。
目を合わせながら、ゆっくりと後ずさりして逃げることだそうです。
これが有効だそう。意外ですが。

熊はうちの地区にもたまに出没します。
市の広報車が警戒を呼びかけて走っています。
凶暴性ならライオンにも負けていません。
人を食った昔の凄惨な事件は「三毛別熊襲撃事件」があります。
人を食べた熊を撃ったとして、そのお腹の中がどうなっているかは想像を絶します。

危険なものは災害や事故に限りません。
恐ろしさを認識するために、ユーチューブなどの動画で見てみるのもいいと思います。


「半沢直樹」初回の感想

2013-07-09 07:37:14 | ドラマ

日曜劇場だからと高をくくっていたのですが、意外や意外、面白かったです。
しかしそれは私が金融関係の知識に詳しいのと興味があるから、というのも少し加わっています。
この半沢直樹という人は情に厚く、正義感もあり、銀行員としてはあまり向かないのでは?としばし思った繊細な人です。
なんせ銀行員って冷血なイメージじゃないですか。
私は「クロサギ」シリーズを読んでいますが、まぁ何と何と。
裏社会と金融業界のおどろおどろしい姿が、これでもかと描かれています。
一話終わるたびに気分が悪くなるほどです。
それに比べたらこのメガバンクの方がよっぽどまとも、まだ理解が出来る範囲内です。

それにしても、支店長が売り上げを目標額に達したいが為に、いい加減な融資をさせて危ない会社に貸し付け、行内で優良支店賞を獲得したのはいいけど、案の定貸し付けた会社が返済できなくなった。
その責任を直樹に押しつけてひたすら責任逃れするなんて。
何と言う汚い世界じゃありませんか。
でも、これってどこの会社でもやってる事なの?
金融ってのは特殊な世界です。
何億も簡単に融資してしまうんですから。それも決算書とか登記簿とか書類を審査しただけで。

直樹はそう簡単には圧力に屈しません。そういうキャラクターなのは「リーガル・ハイ」でおなじみです。
あれは良かったなぁ。録画したのを未だに消すことが出来ません。
今回も堺さんの不敵な目つきと笑み、歩き方などが反骨精神を物語っています。

しかし2時間は長かったです。疲れました。
後半国税局の査察が入り行内が騒然として新展開になります。
決してコミカルではない、シリアスだけど、どんな方向に行くのかがまだ分かりません。
直樹の父の「人と人とのつながりだけは大切にしなきゃいかん。ロボットみたいな仕事はしたらあかんぞ」という言葉はこれからの直樹の人生にどう役立ってくるのか?
銀行という冷酷無情な世界で直樹は生き残って行けるのか?
あと12回でゆっくり見届けさせて貰います。