今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「思い出のマーニー」の感想

2014-07-27 09:56:06 | エンタメ

昨日「思い出のマーニー」を観に行ってきたので感想を書いておきます。

とても不思議な作品でした。
メンタルのバランスを失っている女の子が夏休みを利用して、叔母さんの家へ行く。
そこで土地の人々との交流があるものの、なかなかうまくいきません。杏奈は散歩の途中、ふと目にしたお屋敷に懐かしさを感じます。
そして、入り江の向こう、湿地帯の先にある古いお屋敷へ誘われるように向かいます‥。

次々と起こることが現実なのか幻想なのか、はっきりと線引きされていません。
ある時お屋敷を杏奈かのぞき込むと、誰もいない廃屋だったり、ある時は大勢のお金持ち風の人々が集うパーティだったりします。
それら時間の整合性が全くないのですが、そんな事はお構いなしに、見る方はどんどん引き込まれていきます。

特に、マーニーの可愛らしいことといったら!
優しくほほえんで杏奈をのぞき込む仕草、一緒に踊る姿、どれも清純で可愛らしいです。
でも段々歯車が狂っていきます。
サイロのシーンがクライマックスでした。雷がとどろき雨が叩きつける。マーニーは誰か男の人の名を呼び続ける。
このシーンは見事だと思いました。本当にアニメの大御所でなければ描くことが出来ない描写、大迫力でした。

そしてある時、お屋敷は改装工事が進んでいました。
工事のさなかから別の家族が住むようになります。
新しい住人のさやかちゃんは杏奈にとても親切で、机にあった日記から色々過去を解き明かすヒントをくれるのです。
この子の性格が無邪気でのびのびしていて、暗い話に明るさを添えていました。

後半にかけてマーニーが誰なのか、その一生を知る人の話で、杏奈は全てを知ることになります。

謎が解けて理解した観客が「では今までの事は何だったの?」と、頭を整理する前に、映画は終わってしまいました。

北海道の田舎も、夏休みのお祭りも、叔母さん夫婦も、田舎の子供も、みんながどこかで見たことのある風景です。
一つ一つのエピソードがコンパクトにまとまってて、共感を呼び起こします。
描き方が細かくてきれいで、いつのまにかどっぷりと世界に浸ってしまいます。
湿地帯というのは、波が引いたり満ちたりする「現実と過去の境目」なんでしょうね。
原作が英国の児童文学というから、道具立てが文学的です。象徴的に作られているのだと思います。

とにかくグタグタ考えずに、映画の世界に身を任せてみるといいと思います。
これは賛否両論別れる作品でしょうが、私は嫌いではなかったです。
杏奈には感上移入出来なかったけど、マーニーの悲劇には共感しました。

エンドロールが流れてからも、観客が殆ど誰も席を立たなかったんですよね。
暫くぼーっとこの世界に浸っていたいと、皆そう思ってたんでしょうか。


「若者たち」3話の感想

2014-07-24 16:51:44 | ドラマ

前の回の感想がまだ保存してあるのですが、アップできずにいました。これはボツにします。

今回も波乱の一時間でした。
まず設定が、今の時代にあり得ないような気の毒な環境です。同情を禁じ得ません。
兄が一人で下の兄弟たちを育て上げるって‥

何十年前ならいざ知らず、(にあんちゃんを思い出します)社会保障が整ってる今の世の中に、もっと楽な方法があった筈なのに。
妻夫木一人が大奮闘して、兄弟たちを大学や看護婦学校まで出した。
一人育てるだけでも大変なのに‥。もうそれだけで涙が出そうです。
色んな思いがフツフツとわいてきます。どれだけ大変だったんだと。
でも兄弟達はそんな兄に対してまるで感謝していないように見えます。
どの兄弟たちも、自由すぎるのです。

次男は刑務所から出たばかりです。そして、働かないことに対してご立派な理屈を並べてみたりする。
話すことは一々ごもっともだが、それを何故あなたが言う?って話です。

また次男が10年前に家を出たのは、罪を被せられた父親の死に対して長男が何もしなかったから。
それを秘密にすることを条件に、その会社におとなしく雇われたから。

う~ん。
兄弟を養うためでもダメなんですかね?
気にくわないならお前が何とかしろよ、と言いたくなる。
何か兄には大義名分みたいなご立派な事言うくせに、自分には大甘なんだから。
やってることがタチの悪いことばかりじゃあ、説得力ありません。

妻夫木の奮闘振りは分かるし、感情移入出来るのですが、何かオーバーヒートして振り切れてる人みたいです。
演技がオーバーで、それはこの役の純粋さと一生懸命さを表現しようとしてるんでしょうが‥
明らかに、見た目が変です。
もっと抑えないといけないでしょ‥。
見ていて、いつからこの人はノビ太くんキャラになってしまったんだろうと思いました。まぁCMに出てるからそう思うんでしょうけど。

弟たち、もっと分かってあげてよ‥。

昔読んだ本の中に、(これは書いたかも)「幸福な家族の中には決まって一人、犠牲者がいる」という文がありました。
色々と思い当たる文章でしたので、長く記憶に残ってました。
それで言うと、妻夫木がこの家族の犠牲者なのかな‥。
養った方は教養をつける暇も無くて、養われた方はどんどん知恵がついて行く。すれ違いです。

家も思い切り古くさいし、一々議論して、お互いを傷つけている‥、泥臭い昔の家庭そのものです。
そういうのが今の家族が失ったものだとしても、直視出来ない恥ずかしさがあります。
妻夫木、ガンバレ、と言う気持ちと、弟たちへの失望感「だめだこりゃ」という思いがせめぎ合って、やるせないです。
悲しくなるほど報われない話です。

早い展開なので、これから変わって行くでしょうね。見守って行きたいです。


「HERO」一話の感想

2014-07-16 16:35:24 | ドラマ

「HERO」一話の感想です。
どうも新鮮味が感じられなくて、見る気がしなかったのですが、視聴率が20%超えたんですね~、凄い。
改めて録画を見直してみました。

13年ぶりの久利生公平は健在で安定しています。
何もかも昔と変わらず、相変わらず健康器具の通販買ってるし、田中さんのバーへ行って食事し、仕事ぶりもマイペースです。

新しい事務官の麻木(北川景子)は何やら威勢がよく頭も切れ仕事の出来るタイプ。
久利生とコンビを組むことになったのだが全然テンポが合わない。麻木はせっかちで前に前に急かすが、久利生はじっくり考えながら進める。

何かちょっとちぐはぐな感じでした。北川さんはバイクの知識など思わず漏らす元ヤンキーの設定らしいですが、そんな風にも見えません。
色白な美人ですが野性味が足りないので、熱演してるのは分かりますけどちょっと無理な感じがします。
それでも、以前の雨宮さんとは大違いです。
雨宮さんはウブで、何かにつけてプンプン怒っている可愛い人でしたが、今は「もう検事になって、久利生とも別れたようだ」との話です。
この辺りの話も、麻木は率直に聞き出します。

今回の話、本当に良く作ってあって、充分練られた面白い話でした。
でも1時間25分は長かったです。集中力が切れてしまいます。
人物紹介も入ってるし内部のコントみたいなのもあり、つい本題を忘れてしまいます。
50カラットのネックレスの盗難があまり切羽詰まって描かれなかったからでしようか?

いえいえ、それがただの話のネタだとしても、見ているだけでほのぼのとする城西支部。
事件が無くても日常の出来事だけで楽しめてしまいます。ここがくせ者ですね‥。

でも今回の配役は、何か華がないです。
阿部ちゃんや、大塚寧々さん、勝村さんがいなくなり、新しく警備員だった正名さんや若手の濱田さん、吉田さんなどが新たに加わりました。
警備員が事務官にって話、必要だったんでしょうかね?
ドラマって続編を作る時、年数が経ちすぎた時、前の出演者の出演料が高くなってしまって、予算オーバーになることがあるんですってね。
そりゃ~キャストって全部まとめて予算組むんでしょうから、誰か一人が高いと、他を節約しなければなりませんよね。
そういう事情なのかしら、今回のキャストがあれなのは‥。
と、穿った見方をしてしまいます。

深みを感じさせる場面もありました。
久利生が居酒屋の仕込みを手伝っている時に麻木と話す場面。
「よっぽどの確信がない限り、起訴っていうのはしちゃいけないことなんだ。その人が受ける負担が大きいからさ。仕事を奪うかもしれない。本人に対して限りないダメージになる。例え時効が迫っていようとも、基本的に軽い気持ちで起訴してはいけないんだ」と。(私の意訳です)
それを聞いた麻木は「皆さんそう思ってるんですかぁ?」と聞く。久利生は「ああ、皆そう思ってるよ」と返す。
麻木は「私だけが、知らなかったのね‥」と反省する。(何でも吸収する所がこの人の良さです)

このようなしっかりした考えが久利生の基本なんですね。ただのマイペースではないぞ。
今回は初回なので色んな物が詰め込みすぎでしたが、来週からは軽くなると思われます。
2度見るのもありです。
気がつかなかった所を発見できて楽しめます。


「同窓会」初回の感想

2014-07-14 16:49:03 | ドラマ

「同窓会」初回の感想を書いておきます。
日にちが経ってしまいましたが‥。

どこにでもありそうな舞台とどこにでもありそうな設定で、ほぼ前半が滞りなく進みます。
誰でも同窓会の体験があるでしょうから、それに重ねて見てしまいそうな始まりでした。

しかし役者さんがほぼドラマ常連者です。
稲森さんも板谷さんもこの間まで見ていた役のイメージが拭えません。
松岡君はトキオの松岡くんにしか見えないし、アラタさんは日曜美術館の司会者でお馴染みだし‥。

この4人で最後までどうやって回していくのか‥、それぞれ役柄に厚みが足りないだけに大丈夫かな~と思います。
群像物たと、せめて6人はいた方が話に変化が出るんですけどね。
タレントさんだと、どうしても余計なイメージがついてしまうんですよね。
散々使われてるから。もっと手垢のついてない人はいなかったのかなぁ。

柴門さんのこの漫画って相当昔ですよね。20年くらい前?
柴門さんの漫画は絵柄が汚くて読む気がしないんだけど、そう言いながらけっこう読んでいます(笑)
作中人物が率直に本音を語るので悪い感じではありませんでした。
それに大石静さんみたいな権力とか名誉とか見栄とか恋愛のドロドロではないし、飽くまで庶民的なんです。

今回もアラタさんが実家のクリーニング業を手伝っているとか、恵まれてるけど幸せではなさそうな稲森さんの環境とか、リアルに近い感じです。
しかし、稲森さんの夫がエグザイルの人とは‥。もっと気品のある人はいなかったんでしょうか。
男性の美容師さんって、割とおしゃれですよね。
何か残念な配役です‥。
更にその態度の横柄なこと。
でも、接客業って疲れ果てるものだから、家ではこんなに不機嫌なんだろうな~、と同情したりして。
一方の松岡くんの家はハイソな家庭です。こういう方達って、夜遅くまでしゃれたワンピースにイヤリングしたりしてるの?
‥漫画原作だから、誇張なのかもしれません。

登場人物の中で一番不安定なのがアラタさん、です。
離婚も心の底では納得してないし、こんな状態が自分の人生だなんて思いたくもない。涼しい顔してるけど葛藤が一番ある人だと思います。

40代だと、ちょうど人生の半ばごろ、ふと過去を振り返ったり自分の今の生き方に疑問を投げかけたりする時期なんでしょうね。
幾ら過去が懐かしくても、一晩だけの再会でそれをきっかけにしょっちゅう会うようになるなんて、普通ならないです。
ドラマだから、ありえない話に想像の羽をはやしてしまうんですよね。

来週、稲森さんは衣服の血のシミから夫のDVが明らかになって行くみたいですし、薬剤師の方は松岡君と付き合い始めるのかな?
柴門さんは常識人なだけに、目の覚めるような展開はないでしょうね。
優等生らしい発想ですもんね。誘惑する場面にしても‥
波瀾万丈のドロドロはないでしょう。それだけ安心して見ていられるかもしれません。

 


「池上彰緊急スペシャル2014何を狙う?北朝鮮」を見て

2014-07-13 09:37:04 | エンタメ

昨日たまたま「池上彰緊急スペシャル2014何を狙う?北朝鮮」を見ました。
所々生中継だったせいかタラタラした所もありましたが、最近あまり報道されてなかった北朝鮮が今改めて見ると
別の視点から見れて興味深かったです。

国の体制としては大いに問題ありの国です。
収容所内の待遇や警察の尋問の時のリンチなど映りましたけど、今に始まったことではないですし、
テレビで放映される物には限度があるからあんなもんでしょう。
人権侵害や人権蹂躙と言ったら中国に勝る物はなく、陰ですさまじい事が普通に行われています。だから別に驚きません。

北朝鮮は麻薬密売や武器を売ったり偽札を出したり、無法者国家というイメージが強いですが、
昨日の話だと、世界中で140国くらいの国と国交があるらしいです。意外です。
そして割と普通に輸出をしたり観光産業があったり、どこの国か忘れましたが山の上に大きく立派な石像を作ったり(20億円で受注したようです)「物を作る」のに長けていて勤勉らしいです。
だから日本人の気質と似ている所があるみたいです。
要するに体制がいけないんですね。
三代続いた今の金政権の初代はロシアが整えて投入した物とか。
何か行き当たりばったりなんですね。

ここ1年ほどで日本では韓国の実態が露わにされ、色々な事実が知れ渡るにつれ、とても同じ人間とは思えない考え方と行動に、驚かされました。
本を読んだりネットの記事やユーチューブの動画で見て、本当にびっくりです。

反日というより日本人を差別迫害しろと。それを国の拠り所にしている不思議な民族なんですね。
「日本人は劣等民族だ。だから侮蔑し、憎み、国際的立場から引きずり下ろせ」これが普通の人の考え方なのです。

そして「韓国は世界で一番酷い目に遭った民族だ。植民地となっていた日本への恨みを忘れるな。千年憎め」と。
‥そう言われても、憎まれる理由が分からない。
植民地ではなくて併合だったし、その間に日本は道路や橋、鉄道を引き、学校、大学、病院も作った。インフラで国は発展した。
なのに何故‥?
戦後補償をしろと韓国はまだ言い続けているけど、1965年の日韓基本条約でそれまでの謝罪と補償金として2兆円を国に渡している。
それが今、無かったことになっている‥。
もうめちゃくちゃですね。

従軍慰安婦というのは韓国の民間が集めた高級売春婦だった。もの凄い高給取りだったそうです。
そういうのを隠して世界で散々ロビー活動を行って日本の批判を展開している。
もう何でもアリですね。

韓国は売春婦産業が盛んなのです。GDPの5%らしいです。
売春婦産業に携わる人が韓国では180万人いるといいます。
数字で考えると、韓国は2400万人の女性がいます。
20代から40代までの5人に一人が売春婦、ということになります。
女性の人権をそもそも軽んじてる国なんじゃないでしょうか。

これとは別に日本からの借金が韓国には数十兆円あるらしいですよ。日本は何というお人好し国家なんでしょう。
色々してやって、礼も言われず憎み倒せ、侮蔑しろとのかけ声。おまけにまだ請求され続けようとしている。
何で自衛隊がこんな世界一の反日国家の守りを手伝わなきゃならないのか、理解に苦しみます。

昨日見た限りでは、北朝鮮の国民の方が人間的にはまだいいような気がしました。
今こんな事になってるのも、それもこれも、日本が今まで色んな事を手抜きにして来たせいでしょうね。
他国に責められれば平身低頭、ごめんなさいと平謝り。
お金出します、とお金で解決して来た。だから、その姿を見て日本は見透かされているんでしょう‥。

新興国が今世界中で発展を遂げています。
インド、中国、ブラジル、南アフリカ、ナイジェリア、ロシア‥。
経済力をつけ、発言力も強くなっている。
だからもうお金では解決出来ないし、ある意味対等になってきたのだから、今までとは違うんだと思わないと。
ここは辛くてもしっかりと歴史を振り返って、譲れないこと真実のことをはっきりさせないと。
頑張る所は頑張らないと、このままだとたかられ、揺すり続けられる情けない国になってしまいます。
もっと誇りを持って、言うべき事ははっきりいいましょう(難しい‥)

大変な時代になってきましたよ。
そうそう、昨日の話だと、北朝鮮は拉致被害者を帰したら、戦後補償を日本に求めてくるのではないかと池上さんは言っていましたね。
2兆円だそうです。

でもまぁ餓えてる人たちを助けられると思えば‥、仕方ないんじゃないでしょうか。
1億2500万人を2兆円で割ると、一人16000円くらいになります。
その位ならねぇ‥。考えが甘いかなぁ。