今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「家族の旅路」4話の感想

2018-02-27 11:01:45 | ドラマ
よくもまぁこんな複雑な物語りを作ったもんです。小説なら読み応えがあるのでしょうが、ドラマにすると短時間で話を進めなきゃないから、大急ぎで、しっかり見ていないと背景や全体が分からない。
なので勢い登場人物のセリフがすべて説明になっています。
 
今回は弁護士の祐介(滝沢)が過剰なほどの熱意をもってこの事件を調べ、真相に迫ります。
聞いてると、この弁護士、自分の推理に自信持ちすぎて怖いぐらい。
頑として「柳瀬はシロだ」「真犯人は他にいる」と信じています。
それは弁護士の勘なのか、それとも被害者の息子という特殊な立場だからか。
にしても、自分の両親と祖父を惨殺された犯人、それも死刑囚の再審を請求して弁護しようとは。変わってるわ~
 
今回わかりにくかったのですが、被害者一家の大富家と花木家はご近所だったんですね。
花木家が、礼菜の母親のあかねの実家です。
大富家と花木家は近所な上家族構成が似ていたので、犯人が大富家を花木家と間違えたのではないかとタッキー弁護士が推理します。
ここ、あくまで推理なんだよね。で、花木家はその後八王子市の引っ越しをします。ますます事件は闇の中へ。
 
どうも、光男のことが全く出て来てないのが不自然だと思っていたら、なんと、視聴者の意見では「被害者の子供は殺されている。柳瀬が子供をすり替えて、光男が実はタッキーなのではないか?」と多くの人が言っているのですね。
うーむ、それはドラマとしては興味深いけど‥。
ここでも私の素直な疑問があります。
赤ん坊でも、すり替えられたら幾ら何でも周りが気づくはずです。
近所の人や身内はすり替えられた赤ん坊が大富家の子ではないとすぐに気づくでしょう。
特に、育ての親のいしのようこは。彼女は被害者の姉です。ここがおかしい‥。

そして、余命幾ばくもない礼菜の母。
強気でこの期に及んで色々な人にへらず口を叩いています。
そんな彼女が娘の礼菜に、祐介のことを「あの人は止めときな」と言っています。
母親は祐介を「両親が殺されたのにその犯人を弁護しようとしているおかしいやつ」と言っていました。でも、それだけじゃないような‥
もし祐介が光男だとしたら、礼菜と彼は異父兄弟になります。それを言っているのか。
あと僅かの命なら、全部打ち明けてしまえばいいのに。
 
どうもスッキリしません。とにかく柳瀬がだんまりしているので、話が進まないのです。
今のところ一人で調べて熱くなっているタッキーですが、もし自分が光男だと知った時の衝撃はどれほどのものでしょう。
予告で育ての親たちがショックを受けて取り乱している様子が映りました。
こういうのを見ると、人間、知らなくていい真実もあるのだなーと思ってしまいます。
真実がそれまでの平穏をかき乱すなら‥。
 
しかし、柳瀬の真意は何なんでしょう。また、今や第一線で活躍している俳優にこの役をさせる理由は?
疲れますね~。でもやっぱり結末が気になります。

「きみが心に棲みついた」6話の感想

2018-02-23 11:51:50 | 読書感想
何だか今までと印象が変わってきましたね。
話は佳境に入ってきました。
登場人物が複雑な顔を見せ始めています。今回は今日子は端役でした。
新しいプロジェクト立ち上げのプレゼンに望み鶴の一声の池脇部長の判断で、首を切られたかのような八木でしたが、堀田の煽りでやる気を再び起こします。
時間が足りないながらも新しい製品作りを始めます。
そしてプレゼン当日、まったく予想もしてなかった事が起きます。
八木と堀田は、部長を試すためにお互いのプレゼンを交換して発表したのです(笑)。
まんまと引っかかった部長。部長は昔恋人を取られた八木を憎んでいて、彼女のプレゼンを無視して落としていました。

今回そんな八木の作った下着を堀田の製品だと思い込んでほめ、堀田の方をダメ出ししました。
皆の前で実はプレゼンが逆だったことを知らされ、唖然とする部長。
星名はそんな部長のこれまでの報復人事について、上司に報告していました。
おそらく、部長はこのプロジェクトから外されることになるでしょう。
 
もう誰が普通で誰がおかしいか、ゴチャゴチャになっています。
今日子は挙動不審のちょっと変な子でしたが、今のところそんな様子もなくごく普通に仕事に励んでいます。
ただ、以前星名との間になにかがあったらしく、それをネタに星名から脅されています。
病んでいると思われる人は、他にも沢山います。
報復人事を繰り返す池脇部長。過去のことで仕事に支障をきたしている八木。そしてバーテンダー。
客の個人情報をもらし、星名と通じている。また、元恋人の家に押しかけて、新しい小説を見てもらうという成川。
みな、普通じゃない。

方や至って普通に見えるのが吉崎と今日子、飯田です。
しかし飯田も最後の方で冷酷な星名に振り回されておかしくなっています。
意外にタフなのが、堀田です。今回の八木に対する煽りなどはヤンキーっぽいですし‥雰囲気変わりました。
こういう人物のキャラづけって、作者の価値観なんだろうな~。私には作れそうもないキャラです。
 
新しい人物が加わりましたね。星名の元同僚で、星名に企画を盗まれ、おかしくなって病院通いをしていた人。
未だに他人の笑い声が聞こえるという‥(強くなれ!)
彼が飯田を待ち受けて、必死に訴えました。
それによると「星名は人の企画を盗んで陥れる悪魔」であり、彼の母親は父親を殺した殺人犯だというのです。
さぁ~また新しい事実が露わになりました。ここにきて、星名の家族の登場です。
 
星名の母親は岡江久美子さんみたいですね、予告で出てたから。悪い人なのかな?岡江さんが?
星名は実は闇を抱えていて、その為に他人を陥れないとどうにもならない狂気の人だとでもいうのでしょうか。
なんか完全に今日子から焦点が移ってしまいましたね。
どんどん人が増えて謎も増えていきます。
来週も目が離せません。

「アンナチュラル」6話の感想

2018-02-20 10:46:32 | ドラマ
いやーすごく斬新ですね。一話ごとに切り口が変わって舞台もまるきり違ってる。
今回は、スーフリみたいな学生時代の悪い友達が企んだお金の奪い合いがテーマでした。
何でもその悪い仲間は今は社会人となりそれぞれ分野も違って活躍しているのに、コインビットを投資として人々に売りつけて、4億円をプールしたと言います。
それを独り占めしようと、ベンチャー企業の経営者が他の仲間三人を次々に殺すという話。
殺しの手口ですが、手が込んでいます。体調管理のためのバイタル測定器を販売している社長。
仲間にそれを身につけて貰い、ある時に電流を流します。
そして窒息死させてしまうのです。
これに絡んできたのが、UDIラボの東海林さんでした。

彼女は合コンに行き、ジム仲間の男と一緒に飲んでいる間に酔っ払いホテルに連れ込まれ、朝気づいたら男は亡くなっていました。
さらにもう一人のジム仲間も急死し、ミコトと二人この事件に巻き込まれていきます。
東海林とミコトは解剖医と思えない刑事のような調査をします。
バイタルから亡くなった二人の不審な体調急変を見つけ、そこから死因を発見します。

一方、六郎は雑誌社に出入りしてけなされながら記事を書いていますが、それはUDIラボの同僚には内緒です。
彼は何をしたいんでしょうか?
 
面白いです。色んな材料を取り入れています。ミコトは調布に車を走らせて、ヘリコプターが飛び立つ前に間一髪で止めました。
パイロットが電流を流されて殺されそうになったのです。
 
ところで、言いたい事は少しあります。
東海林さんが人が殺されてるのにさしたるショックもなくサバサバしていること。
法医学医(でいいの?)ってそういうもんなんでしょうけど。
ジム仲間が二人も亡くなってるのに言動が軽すぎやしません?(中堂さんはその対極にいる)
ミコト役の石原さんは、自然な化粧とさっぱりした演技で、きれいだし上手いですね~。感心しました。
でももう少し全部をサバサバ流すのではなく、重い部分を入れた方がいいんではないかと思います。
セリフをもっと溜めたり、ゆっくり喋ったりした方がいいような‥。しかし、校閲ガールとえらい差ですね。
女優ってこういうもんなんですねぇ。
 
最後の方で、六郎がラボに潜入してるのは中堂さんとミコトの事を調べようとしてるから、みたいなフリがありましたね。
ここも気になりました。
 
また、ドラマの中でビットコインが仕手のように使われたと言ってましたが‥、そんなこと出来ません!
だってビットコインって、株とまったくちがう仕組みだから。
材料をお飾り的に使うとこうなるんでしょうね。
 
それぞれ視聴者はなにかの専門であるわけなんだから、きっとそれぞれの立場で変なことが沢山見えてるでしょうね。
見られてるっていう点では、脚本家ってのは本当に大変な仕事だと思います。

「anone」6話の感想

2018-02-17 12:43:24 | ドラマ
しかし、色んな事を小出しにしてくるもんですね。
中世古(瑛太)は林田家の秘密を握っていました。玲の息子が発達障害気味で、その頃幼稚園の先生から退園して下さいと手紙をもらっていた。(ないない‥)
問題児だから退園なんて、あり得ません。そこまで保母さん達はバカじゃない。
そういう子こそ先生達は熱心になるものです。
しかし息子は先生が母親に出した手紙を燃やそうとして、利き手じゃない右手でライターに火をつけ、ゴミ箱に捨ててしまいました。
そのせいで火事になりアパートが焼失、一人の男が焼死してしまったのです。
息子が火事の原因ということをネタに、瑛太は林田家をゆすりにかかります。
アノネを前に動画を見せてこの話をしている時の中世古の顔は完全に目が逝っちゃってました。
どうにかして、彼は林田家で偽札を刷りたいのです。
次第にその気になっていくアノネ。孫と娘に、アパート一件分と焼死した人の賠償請求をされるなんて恐ろしいことです。
 
どこを見ても救いのない話です。
そもそも、中世古は400億の売り上げのあった会社の経営者でした。それが今は破産して妻と小さなアパート住まい。
どういう種類の会社か知りませんが、年商400億なんてそうあるもんじゃない。
新興企業だってそれだけ稼いでる企業は数えるほどしかありません。
それなりに成功し、社会からフィードバックされていたはず。世の中に貢献してきた会社が、何らかの事情で葬り去られた。
後に残ったのは弁当屋で日銭を稼ぐ男。
彼の今の願いは、偽札を作る事です。

なんという哀れな、地に落ちた男‥
こんな人がもしいるとしたら、頭がおかしくなった取るに足らない人間としか思えない‥
ホームレスでももっと健康的な生活を送っているだろうと思います。
 
まるで吹きだまりのように、アノネの回りに人が集まってきます。ハリカや青羽、持本‥
そこはお互いを問い詰めたりしない温かさだけが拠り所の場所です。
 
さてさて、ここからのどんでん返しはあるのでしょうか。偽札を作って天地がひっくり返るようなことが起きるのでしょうか?
中世古は会社を失ったリベンジをしたいのか?
世の中に仕返しを?
ハリカは彦星君に手術を受けさせたくて、多分偽札作りを手伝うでしょう。
彦星君にそんなに入れ込む理由は何なのか。
暗い顔ばかりしているアノネの願いは何?
娘と仲良くなりたいのか?
(育ての親に感謝もせずにいきなりビンタするような、勝手に家出した娘なのに?)
アノネの境遇は絶望的ですね。娘は逃げだし、ずっと音信不通。その間に夫とは交流があったって‥
侮辱もいいとこでしょ。しかも自分の娘じゃなくて夫の浮気相手の子供ですよ。玲は。
人をバカにするのもいい加減にして欲しい。
何故耐えてるのか?
そして夫婦のようになってしまった青羽さんたち。
お金を返すといいながら林田家に居ついている。
 
退廃的で感傷的なこのドラマ、ここからどこへ行くのか。グタグダのまま、最後なんとなくどこかへ落ち着きそうですね。
今までもそうだったし。嫌々ながら最後まで見てしまうだろうな、やっぱり気になるから。
 
 

私の書いた小説

2018-02-14 16:28:13 | 日記
突然ですが、実は去年小説本を出版しました。
去年、これまで数十年間に自分が書いた小説や何かを読み返していたんですが、その中に「おおーっ、これって面白くない?」
と思うのがありまして、捨てるのは惜しいので出版社の編集者の意見を聞きつつ、本にしたわけです。
出版したもののまったく宣伝していないので、殆ど売れてないと思います‥

家に送ってもらった百冊の本も手つかず。これは私がお葬式の時に皆さんに配ってもらおうと思います。
でももう少し時間があるなぁ‥
 
いつもこのブログで生意気なことを偉そうに書いてる私ですが、もし興味がある人がいたら、この本を読んでぜひ批評して下さい。
家族からは今まで一切無視。
友達からは「‥」「あなたが純文学畑の人とは知らなかったわぁ」「本当は○○は○○だったんじゃないの?」と私にしたら見当外れのことを言われました。
あーやっぱりあれって駄作だったのか~?よく分かりません。
 
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やっぱり小説というのは難しい、数十年書いてきましたが(読み返したらかなり被ってた)‥長ければいいってもんじゃない。
以上、私からのお知らせでした。
 
鳥影社「チェリーヒルの夜明け」椎名羽津実