今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「小さな巨人」7話の感想

2017-05-29 13:31:20 | ドラマ
いやはやもうグチャグチャに絡まってますね。
森友学園を真似たようなドラマの中の事件です。早明学園の土地が不正に国から安くして貰ったとか経理が金を横領してたとか。
先週、その内偵(警察が中に入って調査)をやってた江口が殺害されます。そこへ駆けつけた山田が逮捕されてしまう。(何故刑事を逮捕?)
山田は実は秘密裏に行動していたのでした。余りに勝手にやってしまったので「所轄は動くな!」と上から命令され、やむなく所轄の刑事たちはじっとしています。
キリのない仕事をさせられて、皆イライラ。
そんな中、渡部の協力の下で香坂は実況見分に立ち会い、逃亡している横沢のロッカーから3本の毛髪、床からペンを発見します。

所で、江口を殺したのはどうも横沢がやったらしいのですが、それは富永専務が関わっているらしいと香坂は睨みます。
香坂の推理では、横沢が学園の裏帳簿を持っていてそれを手に入れようと内偵に入っていた江口でしたが、どうもそれは誤りで、実は富永専務がでっち上げたのではないかと言うのです。
富永の嘘に気づいた江口が邪魔になって、専務が自ら手を下したのではないかと言うのです。
とんでもない悪党ですなー。
しかも富永は元捜査一課長だと言うのですから…、何故そういう地位にいた人が、常識が無いのでしょうか。大義はないのでしょうか。がっかりですねー。
 
香坂によると、「ロッカーで発見された3本の毛髪も、いかにも出来すぎてる。富永の偽装工作では?」と言うのです。やはり彼の勘は鋭い!
指摘されても富永は知らぬ存ぜぬです。
「私が帰ったのが監視カメラにも写ってないと言うが、私は別の道を通った」と涼しい顔です。
 
「とにかく待機してろ!」と言い張られても、捜査したくてたまらぬ所轄刑事達でした。
渡部に交渉して大目に見てもらい、彼らはしらみつぶしに捜査をします。
学生達の携帯に、何か証拠になる物が写っていないかと探し回りました。(なるほど!)そうしたら、一枚だけあったのです。
ななんと学生の携帯に、そこに居るはずのない富永が写っていました。

小野田に直談判して、富永の任意同行の許可を取る香坂。
ですが…そんな簡単には行かない…。
任意同行で取り調べた結果、証拠不十分で釈放されました。
その後、江口に内偵させた人が分かります。それは捜査一課長の小野田でした。
小野田と富永は通じていたのでした…。今週はここで終わり。
 
はー…もうね、出てくる人が次々と警視庁の重要な地位にいた人だったり、政治家だったり。
そんなに偉い人って性悪なの?
また、捜査一課から移動になった人が何人もいたりして…こんがらがっちゃいます。
図式化でもしないと、ぼーっと見てるだけでは把握出来ません。
こういう刑事物って、もうやり尽くされてるんでしょうね。だからこんなに複雑なのか。
これらすべてを理解した上で、面白さが分かるのです‥。
 
単純な感想ですが、富永専務があの人では、どうしても悪い人に見えません。
彼は率直だし「何でも出来る人」のイメージですもんね。
それと、巨大な警察組織と戦う香坂だけど、内部の話だけに、どうもスカッとしない。
最後は「私の勘です」と勘を頼りにし、その場その場を上手くすり抜けてやりたいことをやってるだけのような…
ユースケさんは出て来てあっさり亡くなってしまったし、小野田さんはまだ少しも正体が明らかにされてない…。その辺がなぁ、もっと人物を掘り下げて貰いたいですね。
組織と対決する人間も大事だけど、それだけでもないのでは?という感じが少ししました…。

「あなたのことはそれほど」6話の感想

2017-05-24 18:41:29 | ドラマ
昨日は一つの山場だったんではないでしょうか。
これはもう、ホラーですね。何度かの浮気をしてしまった結果としては、かなりきついものでは。
涼太は、浮気がばれた妻、美都を今までどおり愛し続けると宣言しました。笑顔も明るさも今まで通り。しかし行動が異常です。
全身イメージチェンジし、有島風の装いをしています。更に早引けして有島の妻に会いに行き、雑談をします。
勘のいい妻は何となく感じます。この人が自分の夫の同級生の夫ではないかと。
更に、普段通りを装っていても、妻への不信感で一杯になる涼太でした。
美都は耐えきれなくなって、家を飛び出します。
カプセルホテルに泊まっていたのですが、涼太の依頼で友人の香子が家に泊めてくれることになります。
「一体あなたは何をしているのか。有島とどうなりたいのか。家庭を壊して不幸の道まっしぐらって」と香子に詰られますが、それでも頭を下げながら反省の色なしの美都でした。
「知らないくせに!」とか「どうしてそれが悪いの?」と開き直ります。
自己中もいいとこ。彼女は根っからのすれっからしなんでしょうか‥?
 
美都は一貫して有島と別れたくないと言い張ります。
バーに有島を呼び出して「夫がこのままでいいと言ってるから別れない」とか、「お酒を飲んでした話はいつでもリセット出来るんだよ」と都合のいい理屈を並べます。
‥何なんですかね、この人は‥。申し訳ないけど、この人の遺伝子って、やっぱり母親と似てるんだなと思います。
母親は悪い人ではないけれど、自分を「禄でもない親だった」と言い、「だから娘は反動でいい子になろうとしてきた」と話します。
美都はそんないい子に見えないけどね‥。
でも水商売をやって多くの人を見て来た母親はこうもいいます。山崎さん演じる小田原に向かって「涼太さんより、あなたのような世慣れた人の方が良かったのかも」と。
意味深な一言を投げかけたりするのです。
 
涼太も変わってるけど、麗華もかなりです。大体、あの落ち着きぶりは何なの?
涼太が「頭も良さそうだ」と分析してる通り、冷静沈着です。
夜中にうなされて起きた光軌が「蟹の匂いがする」と言うと直ぐに「幻臭ね」と言って寝てしまいます。こういう細かい所にも頭の良さが現れてますね。

病んでいく夫、何かを嗅ぎつける妻、そしてなりふり構わず関係を続けようとする美都。引きずられる初恋の男…、もう歯車は狂いつづけます。
今週のラストでは、涼太の苛立ちが一気に噴出して、ワインを部屋の中にぶちまけ、瓶ごと壁に投げつけます。(就活家族の友和さんを思い出した)
しかし予告を見ると、次の回も彼は美都を取り戻そうと必死で頑張っているようです‥。
 
見事に夫婦関係が破綻してしまいました。が、こうなる事は想定内です。
余談になりますが、昨日テレビで見た林先生の「男VS女」の中で、驚いた所がありました。
脳、体、心理で男女がどう違うかというのを延々と3時間もやっていたのです。
その中で、「人の不幸を喜ぶのはどっち?」というのを見ていたら、予想を裏切って「実は男性です」という研究結果が出ていました。
ショックでした‥。
まぁそれだけ男の世界は生存競争が激しいということでしょう‥。
でもその事実があるから、暴力や犯罪やいじめが横行してるのだと思うと、やりきれないと言うより怖くなりました。
涼太の姿を見ていると、それと似たものを感じます。
自分のメンツをつぶされた怒りから発狂してるような‥。自分の不幸が許せないタイプですね。

怖いわぁ、このドラマ‥。
さぁどうなるのか。やっぱり美都は母親が歩んできた路線をそのまま突っ走る事になりそうですね。
 

「恋が下手でも生きてます」7話の感想

2017-05-23 14:39:17 | ドラマ
回が進むごとにどんどん「恋が下手」な二人があらぬ方向へ行っています。
前半は下らなさに笑いながら見ていましたが、後半はどうしてか真剣に見てしまいました。
美沙の親友の千尋は、婚約者を同僚の女に寝取られ、「男と言うものは、一人だけでは我慢出来ないもの」と認識を改め、婚約者と離れます。
婚約者からはもう一度付き合ってくれと迫られますが、断り‥。
こともあろうに、橋本と言う遊び人に「私をセフレにして下さい」と頼み込むのでした。
セフレって‥昔はなかった言葉です。セレブフレンド?と思いきや、肉体関係だけの割り切った関係だとか。
何が悲しくてそうなった?
さてさて、晴れて橋本のセフレになった千尋は、夜中に検索してセフレの心得なんてのを読んでいる。
そこには「朝まで一緒に過ごさない」とか「相手の世話をやかない」とか書いてある。
それに従って、橋本の服も放置して家へと帰る彼女でした。
マニュアル通りにするというのが今風ですが‥。何もそこまでしなくても‥。
しかし相手がなぁ。橋本という役の人は、見るからに「誰?」という俳優さんで、ガテン系の遊び人とは思えない風貌です。
調べてみると、元プロサッカーにいて俳優に転向した人なんですね。
でもこの人、見かけはあれだけど、目がとっても純粋です。遊び人ってもっと濁った瞳をしてるのでは?

また美沙の方はもっと単純です。
社長と相思相愛になり、鍵を渡してもらったりルンルン、有頂天です。
まぁいいけどさ…。
でもよくこんな初心でラブバトルとかいうオンラインゲームの企画してますよね。
千尋は会社を辞めてバー勤めへ。一体何を考えてるんだろ。お嬢様っぽさを脱ぎ捨てて、恋に熟練した玄人っぽい女になりたいのか。
よせよせ、外から見たらただの転落劇ですよ。

美沙の相手の雄島は元カノみたいな人が現れます。
歩いてたらふいに呼び止められ、何と元カノ?その場でビンタされます。
そして何か知らんけど急に抱き合って二人で感激している…。
これって意味不明な、挙動不審者ですわ。

しかしですよ、何もかもそれぞれ迷走しているのに、段々面白くなっています。
千尋は彼を寝取った女に対して、ちゃんと話し合いをして決着つけないんでしょうかね。
私はずっとそこが引っかかっています。まぐろだろうと、そっちが先でしょうが。
そして寝取り女の受付嬢と、美沙の会社の開発部の女の人のキャラが被っています。
どっちも虎視眈々と獲物を狙っているのです…。いるのか?こんな女が‥(まぁいるわな)
 
美沙の単純さが心配です。でもそれ以上に千尋がもっと心配。
雄島はとっても女心をわきまえていますよね。セリフが繊細です。
このドラマは「恋が下手でもそのまま貫いてやる!」という決心なのか、それとも「性格を変えて幸せになってやる!」という決意なのか、どっちなのでしょうね。
二人はそのままで十分魅力的だと思うんですけどね。

「母になる」6話の感想

2017-05-19 14:01:08 | ドラマ
今週は門倉麻子の過去についての話が大半でした。
なんだろ…、落涙を禁じ得ないこの内容…。
「この人人殺し!」と女の子が麻子を呼んでいた予告でしたが、それは煽り過ぎでした。
二年前、麻子は交際しながらしつこくされてる男を断ち切れず、コウを守るために、コウを施設に預けて男への犯行に及んだのでした。
相手は全治一カ月。麻子は二年間も刑務所に入っていたのです。
でもそれまでの麻子の過去が悲惨でした。結婚したかった相手は政略結婚し、妊娠して一人で産もうとしたが、転んで流産。
次の職場では色々と陰口を叩かれます。
子供がいないからヒステリーなんだとか何とか…。あり得ないですよね‥。
病気の母は、娘が結婚して子供を産んでくれることだけを生きがいにしています。
(そんな親、反抗してしまえばいいのに)
何か周りがみな極端なんだよねー。
そんな中、アパートの隣室に泣いてる子供を発見します!可愛い子です‥(可愛くなかったら連れ出さない)
そして仕草や行動もとっても可愛い。可愛いって大切なんだなぁ~。
麻子の傷だらけの心を、この幼い子は癒してくれるのでした。
一度は交番へ広を置いて来るのでしたが、何故か舞い戻っていました。‥犬かい…

もぅ見る物の気持ちを掴んで離しません、あざといのに、悲しさに引き込まれてしまいます。
そうして麻子と広は面倒くさい親子の手続きを踏んで、普通の親子として暮らしていきます。
ですが、児童相談所の職員である木野さんが、この二人の関係をしつこく調べて、やっとその不自然さを突き止めたのです。
そこまで時間と手間をかけないと、分からないものなんですね。
偽装したらなかなか暴けないものなんですね。
 
麻子役の小池栄子さんですが、球体の顔に丸い目と高い鼻。そんな不幸な人には見えません。
この役を木村多江さんがやったら雰囲気がまるで違ってしまいます。
小池さんのようなあっけらかんとした人がやっていいのか?
今一つピンと来ないものがあるのですが、それが何なのか分かりません。
麻子と言う人が、逞しいのか弱いのか、はっきりしないんですよね。
周りの迷惑な人に踊らされてるだけな感じがします。そんな人でいいの?もっと実力のある人じゃないの?
そして今週なんと、麻子は広の新しい家族の仕事場へやってきて経理に採用されてしまうのです。
おい…、急に真実味がなくなったではないか。
あり得ない。もう少し何とか工夫してよ、脚本家さん。仕事で大成功した麻子が広を引き取りに来るとかさ…。
 
うーむ。今週は些細なエピソードが一々つまらなくてイライラした以外は、本当にのめりこみました。
このドラマの着地点はどこなんでしょう。
生みの親と育ての親が一緒に暮らして円満に行く、とそんな感じになるんでしょうかね…。

「小さな巨人」5話の感想

2017-05-16 12:51:36 | ドラマ
うーむ、じっくり見るとなかなかです。段々意味が解ってきました。今週は芝署の完結編です。
投身自殺かと思われた風見京子でしたが、実は殺したのは(過失致死のようにも見えました)中田隆一でした。
しかし元捜査一課長、今は署長の三笠が、ななんと大企業中田の親と親密でした。
息子の事件をないものにしようと、わいろを貰って事件の証拠を隠していました。特許の入ったUSBを三笠の机の引き出しに隠していたのです。その証拠を探し出そうと、行動を始める香坂。
所轄の皆で三笠所長の部屋を勝手に捜査します。
もう、凄いルール違反。
所が探してる間に、急に三笠が帰ってくるわ、で間一髪でした。まずいと思った三笠は、引き出しに隠していたUSBを証拠品保管室の中に隠したのです。
所轄は隆一が海外逃亡するまでの時間に、5千点もの証拠品の中からこのUSBを探し出さねばなりません。
なかなかはかどらず、絶望しかけていた時でした。わーっと捜査一課の連中が入って来たのです。
ななんと、捜査一課長の小野田が鶴の一声をかけたのでした。協力体制で探し続けましたが、見つからない。
ほぼアウトという時に、岡田君が見つけました!
はー良かった‥。
しかし見てると、大きな証拠品も照らし合わせてるんですね。USBだけを調べりゃいいのに。頭悪いのかしら…
そして、見事隆一を逮捕します。
彼を追い詰め、罪を認めさせる香坂。
取り調べ室で見ている三笠署長にも、香坂は王手をかけます。お見事!
 
今回は構図と悪役がはっきり分かって面白かったです。
にしても、警察の中でこんな対立があるなんて…。
元捜査一課長が大企業の経営者と手を組んで事件をもみ消すなんて、あっていいことなんでしょうか。
「こういうこともあり得る」のか、「時々ある事」なのか。にしても大問題ですよね。
それを暴くために、所轄刑事が掟破りをして、しかも処分まで覚悟してやっている。
凄いと言っちゃそうだけど、もう香坂みたいな人は組織人としては失格です。
将来はスタンドプレーで生きてくしかないんでしょうね。探偵とか…
でもそんな彼を周りは見事にフォローしています。最大の理解者は小野田です。
 
でも、話はこれで終わりじゃないのです。香坂は処分され、芝署から豊洲へ移動することになりました。
そして、何という事でしょう!黒幕の三笠は‥単なる横滑りにされただけでした。
彼はずっと天下りをあっせんしてて、処分されれば困る人が多数出てくるんだと。
元捜査一課長というのは警察の顔。だから不祥事があったとなれば警察組織そのものを疑われかねない。
組織の意地と誇りで、表ざたに出来ないと言うのです。何なんでしょうね~
更に勝ち誇ったように三笠は「もっと大きな敵は他にいる」とふざけた笑顔で言います。
…小野田しかいないではないか…。
警視庁には闇がある、と最後は締めくくりますが‥、香坂は「それでも戦うぞ!」と声高らかに誓うのです。
 
はー疲れました‥。
色々な刑事ものや探偵ものを見ますが、どれも「ルール違反をしないと真実は掴めない」と堂々と言ってますね。
私たち一般市民も、まんまと様々な罠に引っかからないように心がけて生きて行かねばならないのかもしれません。上手く言えませんが‥。